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2017年7月

2017年7月26日 (水)

東京新聞望月衣塑子記者へのインタビュー記事―③―

 

基本は9時から6時。表でどんどん聞いていく

BI時の政権を敵に回す、権力と真っ向から対峙する。怖くないですか。

 森友問題を取材している間に、母をがんで亡くした。今は亡き母が応援してくれているのかな、とも感じている。

 

望月:政権側に批判的な質問をする出る杭ですから、打ちたいという思いはあるでしょう。多くの人に今の状況を理解してもらって、万が一、自分が潰された時にも、そういうふうにメディアに圧力をかけるのかという動きが出てくればいいなと覚悟はしています。自分の質問がテレビで報道されたことで、会社に応援のメールや手紙、電話をたくさんいただきました。発言をしていくことが自分を守ることにもつながるのかなとも思っています。

 私以上に、詩織さんの声も伝え続けないといけません。胃がキリキリすることもありますが、疑惑がある限りは質問し続けます。

 

BI政治部、社会部を問わず、会見で闘わず、情報は朝や夜やオフレコ懇談などで取ろうという発想になりがちです。オープンな場でどんどん質問をする望月さんのような人はあまりいなかったのかもしれません。

 

望月:2人の子どもがいて、同業者の夫も単身赴任中ですから、時間に制約がある中では、時間をかけて裏に回ってという手法が取れません。

 一方で、武器輸出の取材を通じて、表でどんどん聞いて書いていくやり方もあるなということが分かってきました遅くなる日もありますが、午前9時に仕事を始めて午後6時ぐらいには切り上げ、子どもを迎えに行くというサイクルで働いています。

 

 一線を引いて言うべきことを言えないような関係が、政治記者と政治家の間にあるのではないかと思っています。(編集部注:政権への影響力が強いと言われる読売新聞グループ本社代表取締役主筆の)渡辺恒雄さんの本を読んでいても、かつての政治記者はもっと政治家に厳しかったのに、いまの政治記者にはそれを感じません。アメリカのホワイトハウスみたいに、もっと丁丁発止でやればいい。すこしでも政治、そして日本がいい方向に向かうといいと思っています。

 

 一線を引いて言うべきことを言えないような関係が、政治記者と政治家の間にあるのではないかと思っています。(編集部注:政権への影響力が強いと言われる読売新聞グループ本社代表取締役主筆の)渡辺恒雄さんの本を読んでいても、かつての政治記者はもっと政治家に厳しかったのに、いまの政治記者にはそれを感じません。アメリカのホワイトハウスみたいに、もっと丁丁発止でやればいい。すこしでも政治、そして日本がいい方向に向かうといいと思っています。

 

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2017年7月25日 (火)

東京新聞望月衣塑子記者へのインタビュー記事―②―

 BI68日には官房長官に対して、1人で20分間、質問を23回されました

望月知り合いのテレビのディレクターからも官房長官の会見は、追及が甘いんだよねということを聞いていました。それまで会見は、テレビを見るか新聞でコメントを読むぐらいでした。記者が一度質問をして、官房長官が「そんな事実はありません」と答えたらそれで終わりという感じで、なぜ畳み掛けないのかと思っていました

  社会部記者の感覚からすると、畳み掛ける質問はわりと当たり前ですが、政治部は一言聴くだけです。一方で、稲田朋美防衛相の失言などは、さまざまな角度から質問が出ますから、記者としてのアンテナの立ち方が政治部と社会部では違うのかなと思うことはあります。

 失言は辞任に直結するという意識もあるのでしょう。古い政治記者に聞くと、昔はもうちょっと緊張感があったとも聞きますが、いまは、そういうものとは、異質なものになっている。政治部も自分たちで疑惑を取材していれば、もっと違うのかもしれませんね。

 「空気を破っているよね」という雰囲気はあった

 BIなぜ、他の記者は“疑惑”について突っ込んだ質問をしないんでしょうか?

 望月:政治記者は日々、北朝鮮によるミサイルの発射や災害など幅広い出来事について日本政府のコメントを引き出すことを日常的にやっていて、自分とは立場が違う。であれば、自分で聞くしかないと思っています。政権を敵に回すだろうなとも思いましたが

  ただ、最近はジャパン・タイムズや朝日新聞の記者が続いて質問してくれることがあって、心強いです。

BI68日に望月さんが20分以上質問をしていた時の周囲の記者の雰囲気は

 

望月:空気を破っているよね、みたいな雰囲気はありました。こういう状況が続くようであれば、質問を短くされるとか、会見そのものが短くされるとかいった懸念があるという意見を、私に伝えようという動きが官邸の記者クラブ内にあったと聞いています。

 

 私は質問する際、状況を説明し始めると長くなりがちで、そこは反省をしています。68日以降、会見の司会役からは、「質問は手短にお願いします」と連発されるようにはなりました。

 それでも菅官房長官は、私が手を挙げていて、無視することは絶対にない。その点はさすがだなと思います。ほかの大臣は公務を理由に全ての質問に答えず、会見を打ち切ってしまうことありますが。菅官房長官は、きっちりやり取りはしてくれている。あの場での受け答えで政権がどう考えているかは分かりますから、非常に重要な場です。

 

 その後も、社内外の記者から「質問を短く」とか、「ルールを守れ」と言われることもありますが、疑惑があっても追及をしない姿勢に違和感があるから続けています。週刊誌で菅官房長官に関する疑惑が報道されても、政治部の記者はだれも追及しない状況は続いています。

 

 

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2017年7月24日 (月)

東京新聞望月衣塑子記者へのインタビュー記事―①―

 最近、菅官房長官への質問で食い下がって名を売った女性記者がいる。東京新聞の望月衣塑子さんである。望月記者へのインタビューを高原伸夫さんが起こしたのを友人が送ってくれた。読んでみて是非紹介したいと思った。

  子育てしながら権力と対峙する——菅官房長官に切り込む東京新聞・望月記者に聞く

 インタビュアー:浜田 敬子 BUSINESS INSIDER JAPAN and 小島寛明 [ライター] 17.7.16

 菅義偉官房長官の会見で、日々食い下がっている女性記者がいる。東京新聞社会部の望月衣塑子さん(42)だ。政権ナンバー2に向けられる長くてしつこい質問は、整然としていた首相官邸の記者会見場の“ルール“を破壊し、政権や官邸記者クラブから煙たがられる一方で、読者らの熱い支持も得ている。「権力の監視役」を自認してきた大手メディアが、その役割を見失いつつあるようにも見えるいま、メディアはどう権力と向き合うべきなのだろうか。霞が関で、望月さんの話を聞いた。

 東京新聞の望月記者。官房長官会見で1人食い下がる姿がテレビなどで広まった。彼女の質問が文科省内の加計学園に関する文書の所在を「再調査」するきっかけになったとも言われている。

 官房長官の記者会見は、原則として月曜から金曜日の午前と午後に開かれている。出席するのはおもに、首相官邸記者クラブに所属する新聞・テレビなど主要メディアの政治部の記者である「官房長官番」たちだが、加計学園問題など政権中枢に関わる疑惑について直接質問する目的で他部の記者が参加することがある。曜日によっては、フリーランスの記者も参加できる。

 Business Insider Japan(以下、BI):社会部の記者である望月さんがなぜ官房長官会見に出席することになったのですか?

 望月:現在の私の取材テーマは軍学共同と武器輸出で、あとは散発的に、事件などの発生ものをヘルプしています。2人目の子どもを産んで、復職したあとに 武器輸出を解禁する「防衛装備移転三原則」が決まり(編集部注:201441月閣議決定)、そのときに、子どもがいると取材先への朝回りと夜回り( 編集部注:記者が、職場以外で政治家や行政職員、検察官などに接触を試みる) ができないので、上司から「なにかテーマをもって取材をしたほうがいい」とアドバイスされ、比較的自由に取材をさせてもらっています。

 事件取材が長いので疑惑系のニュースには関心があって、森友学園問題や加計学園問題についても、自分から手を挙げて入っていきました。その流れで、官房長官会見に出席するようになりました。

「この問題を放っておいてはいけない」

BI初めての官房長官との“対決”は66日でしたね。

望月加計学園問題の取材を進めているうちに、「総理のご意向」と書かれた文書が出てきて、いつも淡々と返す菅さんが、「出所不明で調査にあたらない」と発言して、彼にしては、珍しく怒っているなとテレビの会見映像を見て思ったのです。

 その流れの中で、前川さん(編集部注:前川喜平・前文科省事務次官)の出会い系バー通いの報道が読売新聞に出たんですね。 読売がこの段階で出すということは、将来、これは事件にでもなるのかな?と一瞬思いましたが、現在でも何の動きもありません。正直、読売新聞の事件報道は、「固い」という印象があったので、記者としてショックを受けました。その後、実名で文書の存在を証言した前川さんにようやくアクセスでき、61日に3時間ほどインタビューをしました。

  一方で、安倍晋三首相と関係が深いと言われている元TBSのワシントン支局長で、フリージャーナリストの山口敬之氏から、性的な被害を受けたと訴えているフリージャーナリストの詩織さんにもインタビューをしました。山口氏の逮捕に至らなかったことについて、政権の関与や官邸と関係の深い警察幹部の配慮が働いた可能性があるではないかと考えて、この問題を放っておいてはいけないと思っています。

                  ―つづく―

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2017年7月23日 (日)

安倍首相よ果たした役割に胸を張れ

 都議選での自民党の惨敗とその後のメディアの世論調査での安倍内閣支持率急降下を受けて、安倍首相は弱気になっていると報じられることが多くなった。

 本当は2020年のオリンピックが終わるまで首相を続けたいのであろう。そのために自民党内で対立候補がでないように地ならしをしてきた。ところが森友学園問題、加計学園問題と自らが蒔いた種によって、安倍内閣を国民は見限り始めたのだ。

 あの安保法制の時に一時内閣支持率は急落したが、その後簡単に回復をした。特別秘密保護法とか集団的自衛権行使容認閣議決定とか共謀罪法のような難しい問題では、なかなか理解が難しくて、反対の力は弱かったが、森友、加計問題は誰が見てもおかしい、ずるいと分かったのだ。それで内閣支持率が急落したのである。

 でも、安倍首相は十分にその役割を果たしたではないか。これまで誰も為し得なかった、次に列挙する数々のことをやり遂げたのだ。

 ●特別秘密保護法

 ●集団的自衛権容認閣議決定

 ●安保法制で海外派兵を可能に

 ●武器輸出3原則改悪

 ●共謀罪法

 ●道徳教育の教科化

 これらを通じて安倍首相の念願である戦前回帰への道筋をつけたのだ。あとは運用によってそのスピードを速めるだけだ。

 ここまでやってきて、安倍首相に残されたものは、改憲以外に何もない。その改憲も国会では改憲勢力が2/3を占め安倍首相でなくても改憲は可能である。

 安倍首相の名はきっと歴史に残るはずである。だから支持率が低下しても何も恐れることはない。上に上げたような人権を侵害し、自由を奪い、戦争への道を拓いたのは安倍首相と一致団結した自民党・公明党である。そして後に続く者は連綿と続いている。石破氏、岸田氏、小泉進二郎氏など・・・・。

 安倍首相を称える?次の唄が傑作である。

  https://www.youtube.com/watch?v=p1HoGVQjhbY

abe is over youtube.com

 

 

 

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2017年7月22日 (土)

梅雨開けて我が家の庭にも蝉の声

 我が家の小さな庭には7月の10日ごろから地面に穴が開き始めた。蝉の幼虫が土から出た跡である。そして花柚子の木などに蝉の抜け殻がくっついているのも見た。地面に落ちている抜け殻もあった。

 

 でも、蝉の声を聞くことはなかった。いったいどこへ行ってしまったのだろうと思った。一昨日妻が「裏でセミが鳴いているよ」と言ったので窓を開けたら裏の家の木でセミが鳴いていた。

 

 昨日東海地方も梅雨が明けたようだと天気予報で言っていた。今年は空梅雨というのか、名古屋ではほとんど雨が降らなかった。梅雨明けの2日前の19日に夜8時半ごろ雷が鳴って少し雨が降った。

 

 梅雨明けの前には雷が鳴るというのは昔からの民間の言い伝えである。そして20日に梅雨明け宣言があったのだ。

 

 21日の朝、庭に面した雨戸を開けると蝉がけたたましく鳴いていた。見ると金木犀の枝に蝉が止まって鳴いていた。クマゼミであった。我が家の庭の木で聞く初めての蝉の鳴き声であった。

 

 毎朝のウオーキングで山崎川に行くと、アブラゼミの死骸が道に落ちているのを見ることがあった。でも、近年はアブラゼミは少なくなって、クマゼミが増えていると聞いたことがある。

 

 子どもの頃は、クマゼミを見つけると嬉しかったことを思い出す。あの透明な羽を震わせてけたたましく鳴くのがよい。やかましいと言えば確かにそうだが、暑い夏の風物詩として蝉は欠かせない。

 

 蝉を取りに行ってよく小便をかけられたものだ。飛び立つときにピッと小便をするのだ。そんなこともはるかな昔の楽しい思い出である。

 

 蝉の声といえば、この20年以上右耳の中では年がら年中蝉がないている。中国の蘇州にある有名な寒山寺に行ったとき、鐘楼の中に入ったのだが、鐘を見ている時突然一人の中国人が鐘を鳴らしたのだ。それが右耳のすぐ近くであったのでしばらくは呆然とした。それが原因でそれ以後右耳に蝉が住みついたのだ。

 

 蝉は夏のしばらくの間だが、私の中の蝉は年中鳴きっぱなしである。

 

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2017年7月21日 (金)

日本語教室体験学習 AEDの使い方

 7月15日に愛知国際プラザで日本語ボランティアスキルアップ講座の一環として、体験型日本語教育があった。リソースルームの人たちが担当をしてワークショップを進めた。

  テーマは、「AEDの使い方」であったが、AEDの使い方の勉強を通して、日本語を学ぶというものであった。

  ボランティアは5つのグループに分かれて、日本語教室から名参加した学習者が2名ずつ配置された。

 初めに内臓の位置についてや、AEDがどんなときに必要かなどの学習をした。全体説明とグループごとの話し合いであった。

  次に日本赤十字の方から、AEDの使い方の説明があり、その後グループごとにAEDを実際に使って練習をした。

  学習者は中国、フィリピン、タイ、ベトナムなどからで、自分の国にはAEDはないと言っていた。学習者は興味深く実習に参加していた。

  AEDを使うときのポイントは、

  ①倒れている人を見つけたら傍に寄り「大丈夫ですか」と声を掛けることである。その時の姿勢や肩の叩き方なども勉強した。

  ②次は息をしているか確かめるのである。腹の辺りをななめから眺めるとわかりやすい。

 ③息をしていなかったら、誰か周囲の人に「誰か来てください」と手を振って叫んで、助けをよぶのだ。

  ④集まってきたら、ひとりに「119番をお願いします」と頼む。

  ⑤もう一人の人に「AEDを持って来て下さい」と頼む。

  そして他の人にも手伝ってもらって蘇生術を施すのだ。鳩尾の上ぐらい、肋骨のところに手を組んで手のひらを下にして置き、肘をまっすぐに伸ばして、5cmぐらい胸が沈むほど強く押すのだ。タッツ、タッツ、タッツと 速く30回押す。或る学習者が骨が折れたらどうするのかと聞いた。答えは「骨は後で治せるが、命を失ったらどうにもならない」であった。

  心臓圧迫の後、人工呼吸をする。練習なので人工呼吸用の口に当てるものを使ったが、実際の場合は持っていないのでやらなくても仕方がないということだ。顎に手を当てて上に上げ鼻をつまんで相手の口に大きく口を開いて当てて思い切り2回吹き込むのだ。

 救急車が来るまで心臓圧迫を続けるのである。これは大変労力がいる仕事なので他の人と交代でやることが大事だ。

実習の後、振り返りをして学習したことをグループで話し合って、それを発表した確認した。

 この学習を通じて、学習者はAEDの使い方と、必要な日本語を学習した。

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2017年7月20日 (木)

也留舞会狂言を観に行った

 7月16日に、知人の吉村さんが所属する狂言の也留舞会主催の狂言を名古屋能楽堂に観に行った。

 能楽堂は鶴舞線地下鉄丸の内駅でおりて歩かなければならない。暑い日なので汗をかくと思ったら案の定能楽堂に着くと汗でぬれていた。駅の改札口から丁度15分かかった。

 開演は11時からで、その2分ぐらい前に能楽堂に入った。観客は少なくよい席がたくさん空いていた。それで最前列の中央に座った。ちょっと見上げる感じだが、表情が見られて声もよく聞こえる。

 公演は2部に分かれていて、第一部は11時から1時45分までであった。第2部は2時30分から5時まで予定されていた。

 第一番の演目は、「禁野」であった。供を連れず、自分で弓矢を携えて禁漁区に狩りに出かけた大名は、たまたま通りかかった奉公人に声をかけ、強引に道連れにして弓矢を持たせ従者のように扱う。それで弓矢を持たされた奉公人は怒って弓矢で大名を嚇すという話であった。

 大名を演じたのは女性で、奉公人を演じたのは奥津健太郎という人であった。発声を聞いてすぐに大ベテランだと分かった。

 後で分かったのだが、第2部冒頭の「昆布売」は同工異曲のものであった。大名が太刀を持って出かけるという設定であった。ストーリーはほぼ同じであった。

 「舎弟」 「痺」 「二九十八」 「腰祈」 「盆山」 

 「杭か人か」 「魚説法」 「茶壺」 までが第一部であった。

 この中で「痺」の太郎冠者を奨学3年生が、主を初舞台の高校2年生が演じた。小学生の演技は立派なものであった。

 「盆山」も小学校5年生と6年生が演じた。「杭か人か」は太郎冠者を中2の子が演じた。「魚説法」は新発意を小学年生、檀家を高校2年生の野村信朗さんが演じたが野村さんの発声は訓練されたものであった。名前から見ると多分宗家の息子だろうと思った。

 知人は、「腰祈」の祖父を演じた。山伏を奥津健太郎さん、太郎冠者を指導者の野村又三郎さんが演じたから、第一部のメインであったと思われる。

 大日本百科全書によると、狂言「腰祈」をつぎのように解説している。

 「 狂言の曲名。山伏狂言。大峯(おおみね)・葛城(かつらぎ)での修行を終えた出羽(でわ)の羽黒山の山伏が祖父(おおじ)(シテ)を訪ね、その曲がった腰を法力で伸ばして差し上げようと祈祷(きとう)を始める。効果はすぐに現れるが、伸びすぎてあおむくほどになったので、祖父は日月が拝めると喜びながらも少しかがめてくれるように頼む。そこでふたたび祈ると、今度は前にかがみすぎて前に倒れ伏してしまう。困った山伏は、太郎冠者(かじゃ)にちょうどよいときに杖(つえ)を支(か)えと命じて祈るが、また伸びすぎ、怒った祖父に追い込まれる。大蔵流には、杖でささえたときにシャギリという笛の囃子(はやし)になりめでたく終わる演出もある。法力に操られるように上下に激しく動く祖父の演技が見どころ。」

 吉村さんは100歳の老人を演じたが、面を被って腰を曲げての演技であった。山伏の祈りで体が変わるのを上手に演じていた。

 休憩の時間にコーヒーでも飲もうと思ったが、日本レストラン「大森」の喫茶タイムは14時半からであった。

 第二部は途中で帰った。吉村さんのお蔭で狂言は毎年観させてもらっているが、今年感じたことは、狂言を観る前に演目についての予備知識を持っておいた方がよいということであった。昔の言葉が出て来るのでストーリーを知っておいた方がセリフを聞き取りやすいと思うのだ。

 

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2017年7月19日 (水)

酢タマネギ、黒酢黒大豆などは高血圧に効くって本当なの?

 私は、50代の頃から職場での健診の度に血圧が少し高いと言われていた。退職前後には2年間ほど内科へ通い血圧降下剤を処方されて飲んだことがある。でも、クスリで下げるのはよくないと思い、自力で下げようと思って、思い切って薬の服用を止めた。

 ウオーキングはずっと続けていたが、退職後は食事を1日2食に減らした。サプリメントはビタミンC,E,B,などを摂った。それは活性酸素を除去するのによいと言われたからだ。

 60代の後半から北海道の日高産の血圧によいという昆布を買って昆布水を飲むようになった。効き目があったかどうかは定かではないが、値段が高騰したので昆布は止めた。

 煙草は受けつけないのでよかったが、酒は週に6日飲み続けている。体重は67kg余りあったのが、61Kg~62kgあたりに落ち着いた。

 血圧は血圧計を買って毎朝計るようにした。60代の間は血圧も比較的安定していたが、70代になると少し高くなった。メタボ検診やその後変わった成人健康診査では、血圧がやや高いと言われたが、家で測ると何とか範囲内に収まることが多かったし、かかりつけの医者も薬を飲めとは言わなかった。

 メタボもほぼなくなったが、年のせいか腹囲は少し大きい程度である。後期高齢者になると血圧が140台になる回数が増えて来た。それでテレビや雑誌などで「酢タマネギ」がよいと聞いたので、黒酢で酢タマネギを作って毎日食べるようにした。

 また「黒酢黒豆」がよいというので、それを作って毎日15粒ずつ食べた。しかしながら、酢タマネギも黒酢黒豆も効果のほどは疑わしかった。年齢のせいか血圧が140台のことが多くなったのだ。それで両方とも止めてしまった。

 2週間ほど前にスーパーでミツカンの「血圧が高めの方に 黒酢」というのを見つけたので、それを買って来てのみ始めた。トクホで一日100ml飲むとよいと書いてある。でも、これまでのところ効果が現れたようにはみえない。

 世間では納豆がよいとも言われ、週に5回ぐらい納豆を食べるとよいと雑誌に書いてあったが、まだ実践していない。

 血圧は気にすることはないという本も何冊か読んだ。年齢と共に血圧は上がるのは仕方がないことではある。昨年血圧の基準が変わって上が139以下、下が89以下に変わったと思うのだが、140を超す日は多少気になる。

 薬を飲まずに、食べ物と生活習慣で血圧をあげないようにしたいと頑張っているのだが、テレビや雑誌で喧伝される、酢タマネギ、黒酢黒豆、納豆などは本当に効果があるのかどうか疑問に思っている。

 

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2017年7月18日 (火)

国民健康保険と介護保険の納付額決定通知書がきて

 私と妻に後期高齢者医療保険と介護保険の29年度納入決定通知書が届いた。それによると両方を合わせて僅かな二人の年金収入の16%ほども納めなければならない。介護保険料が上げられたのは聞いていたが、実際に金額を示されるとガックっとする。

 年金は毎年減らされ、退職当時より40万円以上少なくなった。その一方で健康保険料や介護保険料は増えてきた。その他にも住民税などを納めなければならない。可処分所得は減る一方なのだ。

 私たちは、幸い、二人とも介護保険料は納めるだけで利用することはない。健康保険の方は、私は目の持病がある上に、脊椎管狭窄症とか逆流性食道炎が発症することがあり、歯科へ歯のクリーニングに年4回行くなど保険を使うことはあるが、それでも納めた料金を使うほどではない。

  妻の方は高齢者の無料検診にさえ行かない頑固な医者嫌いなので困っているが、そういうわけだから保険料は納めるだけである。いろいろ身体の不調はあるのだが、入院とかで強制的に医者に掛からなければならない状態にはなっていないので医者に行かずに済んでいるだけだ。

  先日も介護施設へマジックのボランティアで行ったが、さまざまな高齢者がいた。私の場合、慰問に行く側だから有難い話しである。年齢からいえば介護施設の世話になってもおかしくないのだが。

  これも毎日早朝にウオーキングを続けて40年近くになる効果かも知れないと思っている。前にも書いたことがあるが、この頃歩くスピードが落ちて、昨年よりも2分から3分長く掛かるようになった。5kmの道のりを1時間で歩けなくなったので残念である。

  朝出会う人の中にはよぼよぼと歩いたり、杖をついて歩いている人も見かけるが、私は今のところ遅いだけで普通に歩くことができるので有難いことである。

  税金と健康保険料と介護保険料は納められることが幸せというべきであろう。自分は使わなくても他の人に貢献しているのだから。

 

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2017年7月17日 (月)

安倍首相が閉会中審議を受け入れた。

 先日の前川喜平前文部科学省事務次官の閉会中審議の後野党が安倍首相を閉会中審議に呼ぶことを要求したが、自民党の竹下国対委員長は「首相の関与を示す事実は出てこなかった。予算委での閉会中審議を開く必要はない」と断り、公明党もそれに賛成していた。

  ところがここに来て安倍首相自身が予算委に出席すると自分から言い出して、近々予算委が開かれることが決定した。自民党・公明党の中にはそんな必要はないという意見もあるようだが、首相自らの決定である。

 東京都都議選で惨敗を喫し、自分の責任ではないと強気の首相であったが、その後のメディアの世論調査で、軒並に内閣支持率が急落したので、支持率をとても気にすると言われる首相は急遽態度を変更したのだ。

 衆議院と参議院で閉会中予算委審議が行われるが、ここは野党各党はしっかりと対応してあの安倍首相の親友の加計学園に便宜を図ったのかどうかを問い詰めてほしい。どうせ知らぬとか忘れたなどと常套の返事をすることは予想されるが、そこを工夫して突破してほしい。

 森友学園問題についてはどうなるのであろう。野党は稲田防衛相の「防衛省も自衛隊もお願いします」発言を取り上げるようだが、森友学園の土地払下げやそれにからむ昭恵夫人のことも問いただしてほしい。

 安倍首相は予算委出席で内閣支持率を回復したいという願望があるようだが、果たして希望通りにいくであろうか?「こんなひとたち・・・」という気持ちで国民をバカにしてはいけない。本当のことを真摯に語ってもらいたい。

 民進党・共産党・自由党・社民党よ、がんばれ!!

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2017年7月16日 (日)

面白い!大阪府議会参考人招致での籠池氏の発言

 森友学園問題で、7月10日の大阪府議会の参考人招致での発言をテープ起こししたものと、動画が下記のサイトで見ることができる。お勧めである。

 ただ、あの巨額の土地代値引きがどうして可能であったかについてははっきりしていないのが残念至極だ。

 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/388862

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2017年7月15日 (土)

酒を飲むと海馬を萎縮させる?!

 酒をたしなむ者には気がかりなニュースである。酒を飲み続けると脳の海馬を萎縮させるというのだ。海馬は認知症にも関係があると言われる器官で、加齢とともに萎縮が進むと言われるが、飲酒によってもそれが起こるというのだからショックである。

 酒(アルコール類)はほどほどに飲めば健康にもよいと言われ、厚生労働省は日本酒なら1日180mlまで、ビールなら350mlという目安を示してきた。

 ところが下記の英国での研究によると350ml缶ビールなら1週間に6缶までだというのである。私は週に6日、1回に350ml缶ビールなら2缶飲む。だから1週間では10缶飲むことになる。やはり厚労省のお勧めが正しいようだ。

 英国の場合、イギリスの保健医療省が発表した「新アルコールガイドライン」は男女両方に対して、毎週最高でも14ユニット以下の飲酒を提言している。この量は350ミリリットルのビール8缶に相当する。パブ文化が盛んなイギリスにおいてこの量は非現実的とも見えるかもしれないが、下記のBMJの発表した論文はこのガイドラインの妥当性を裏付けているだろう。

 酒好きにとってどうしたものか、イギリスのガイドラインにするか、日本の厚労省のガイドラインにするか、悩ましいことである。日本人は欧米人に比べ肝臓のアルコール処理能力が低いと言われる。厚労省はその辺も加味しているのかもしれない。

 以下、研究を載せる。

 英医師会誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)」の発表された論文において、アルコールの消費が脳の構造と機能に関してどのような影響をもつかが調査されている。調査では、550人の男女が対象となり、一週間のアルコールの摂取量が計られ、30年間(1985年〜2015年)に渡る脳の認識機能が継続的に計測された。

  お酒を多量に飲む人については予想通りの結果が観測された。計測された30年間に渡りアルコールの消費量が高かった者(一週間に30ユニット以上の飲酒量)には、海馬の萎縮が高い確率で起こったのである。なお、お酒の1ユニットは、純アルコールの10ミリリットルもしくは8グラムを意味するといい、標準的なアルコール度数5%のビールであれば、200ミリリットルに当たる。

 海馬とは脳の記憶や空間学習能力に関わる部位である。また、海馬の萎縮に加え、言葉の流暢さにも衰えが早く観測されたという。

 ◆ほどほどでも脳に悪影響をもたらす?

 ただ海馬の萎縮は、驚くべきことに適量を守って飲酒する人の場合でも同様に観測されたのである。この研究では適量を守って飲んだ人は一週間に14〜21ユニットの飲酒量とされているが、全く飲まない人と比較すると3倍もの確率で海馬の萎縮が起こったのだという。

 こうした研究結果によると、どうやらこれまで適量と思われていた量を飲んでいても、アルコールの脳への悪影響は避けられないようだ。

 一方で、イギリス紙のガーディアンの取材に答えた英のブリストル大学で認知症の神経学を教えるエリザベス・クルサード氏は、この研究はアルコールが脳に損害を与えるということを証明するものではないと警告している。

 

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2017年7月14日 (金)

共謀罪法が施行されたが負けていけない

 7月11日についに共謀罪法が施行された。その日東京の新宿を始め名古屋も含めて日本各地で抗議の集会が開かれた。

 フリージャーナリストの志葉玲氏が、次のタイトルで取りあげているのをYahooニュースで見つけた。

共謀罪に問われたらどうする?新宿を反対派がジャック、対策法を配布―法律施行日に

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2017年7月13日 (木)

「ブラジャーとパンツ姿で逮捕」という記事

 Yahooニュースを見ていたら、下の記事がネットで話題となっているというのを見つけた。

 〈JR静岡駅前の広場で衣服を脱ぎ、ブラジャーとパンツだけの姿になったとして、静岡中央署は8日、公然わいせつの疑いで、静岡県沼津市に住む無職の女(43)を現行犯逮捕した。「暑かったので服を脱いだ」と供述している。〉

 JR駅前でブラジャーとパンツ姿になれば、今の日本では好奇の耳目を集めるだろうし、警察に捕まって注意を受けることは必定であろう。

 これがビキニ姿であったらどうなのか。やはり駅前のような場所ではふさわしくないと逮捕されるのだろう。ビキニは海岸や河川やプールでは誰も咎めないが、それ以外の場所ではよくないと考えられる。

 この記事を見たとき、私の子どもの頃は、上半身が裸の女性はいくらでも見かけたことを思い出した。特に年寄りははずかしげもなく腰巻だけで道を歩いたり、夕涼みをしたりしていた。

 さすがに若い人は裸になることはなかったが、人前で授乳するのは普通に見られた。多分私も母親から人前で授乳されたことがあるだろう。記憶がないだけである。

 近所に高等女学校の校長の奥さんが住んでいて、その奥さんは戦時中シミーズを着用していた。近所でも我が家の母は家では上半身裸であったし、お向かいのおばあさんは裸で出歩いていた。シミーズ姿が子ども心に眩しかったのを覚えている。

 その頃は道路は舗装されていなくて、石ころや土の道路であった。道を通る年輩の女性は腰巻を上にあげて小便をしていたものだ。誰も咎めなかったし、変だとも思わなかった。

 水泳に行くと、おばさんたちは白い下着で泳いでいた。田舎のことだし水着などという洒落たものはなかったのだ。男たちは六尺という褌姿で水泳をしたり、道路を歩いていた。特に土方という肉体労働者は見事な肉体を晒していた。

 子どもの私は川に泳ぎに行った帰り、エッチという黒い小さなものを当てただけの姿で街の中を歩いて家まで帰ったこともあった。

 夏の夕涼みは毎晩のことであったが、男は大人も子供も下を隠しただけの裸であったし、女性は年配の人は上半身裸であった。

 いったいいつごろまでそういう習慣があったのか定かではないが、高校・大学の頃はまだそれが残っていた。多分高度成長あたりから徐々に消えて行ったのではないかと思う。

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2017年7月12日 (水)

内閣支持率また急落

 朝日新聞が8日、9日に実施した全国世論調査で、安倍内閣支持率は33%で、不支持率は47%であった.。政府広報紙の読売新聞の調査では不支持が52%、支持が36%であった。NNNの調査では支持が31.9%、不支持が49.2%であった。NHKはというと支持35%、不支持48%であった。

 これまで他社と比べてよい数字を出していた読売でさえ大きく支持率を下げたのだ。内閣支持率を非常に気にすると言われている安倍首相は「真摯に受け止めて」などと語っているが、心中穏やかではないであろう。

 ちなみに、朝日新聞の男女別の支持率は、男性が支持39%、不支持45%となった。女性は支持が27%で目を引いた。女性の不支持率が示されていないのが残念であるが、男性に比べると女性の方がシビアな目で見ていることがよくわかる。

  全体の半数を占める無党派層では支持率は14%で、不支持率は60%というから、無党派層は更に厳しく見ていることがわかる。

  都議会自民党幹事長が共産党に負けて議席をなくした。2人区の北多摩4区でも共産党に現職が蹴落とされた。現職の都議会議長も落選したし、都議会のドンと言われた内田氏の後継の女性も当選できなかった。あの稲田防衛相が自衛隊も応援していると言った選挙区もダメであった。結果、東京都議選では、自民党は23議席と歴史的な惨敗をし、事前の内閣支持率急落が示した数字が偽りでないことを証明した。

 そして今回の調査で更に内閣支持率が降下したのだ。もしここで衆議院選挙があれば面白い結果になるだろうと思われるが、総選挙はやれないであろう。

 ただ、都議選については都民ファーストの会が圧勝したとはいえ、喜ぶわけには行かない。前にも書いたように、都民ファーストの会は安倍首相と変わらないウルトラ右翼だからだ。小池知事も野田数代表も憲法を改悪することに大賛成である。野田氏にいたっては帝国憲法と入れ替えよとまで言っているのだ。

 名前を都民ファーストとしたのは、トランプ大統領が選挙で戦ったときの「アメリカ ファースト」を真似ただけだ。トランプ大統領は、アメリカファーストどころかその独善ぶりに国内からはブーイングが出ている。

 都議選では都民ファーストといういい響きに惑わされて投票した人も多いであろう。しかし、これからは自民党を助けて、維新の会とも手を組んで、国政に進出を目指すに違いない。自民党を離党した若狭衆議院議員はその可能性を示唆している。都議選は自民は議席を失ったが、ウルトラ保守全体としては議席を増やしているのだ。

 そのことをよく見て、大事なことは、自民離れの受け皿を作ることである。民進党は内輪もめは止めて野党共闘の中心部隊とならなければダメである。民進党・共産党・自由党・社民党と市民が肩を組んで受け皿を作るのだ。

 

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2017年7月11日 (火)

人生の最期をどう迎えるか

 人生は過ぎてみると速いものである。「朝に紅顔あって世路に誇れども、暮れ(夕べ)に白骨となって郊原に朽ちぬ」(和漢朗詠集下)と言われるように瞬きの間の感がする。

  人生の最期をどのように迎えるのかは誰にも分からない。地震や津波や風水害などの天災以外にも交通事故や病気などで最期を迎えるのかも知れない。釈迦ではないが、その心がけを普段からしておくことが大事だと思うようになった。

  7月8日の朝日新聞朝刊に「最後の時 どんな形で」という記事が載った。二人の有識者へのインタビューであった。

  その一人、会田薫子東京大学特任教授の話の中で次のことに注目した。病院に入院して延命治療を受け、さまざまな管につながれることを「スパゲッティ症候群」というのだそうだ。最後までできるだけの治療を尽くしてあげたいという家族の意識も背景にあるという。

  思えば私の妻の両親もそうであった。救急車で救急病院に運ばれ点滴等のチューブにつながれた。その病院はそういう患者を受け入れて金儲けをする病院だとすぐに分かったがどうしようもなかった。

  幸いというべきか二人とも入院後1週間以内に亡くなったから苦痛の時間は短かった。しかし当時は延命治療を当然と考えていたから、できるだけの手当てをして欲しいと思っていた。

  会田教授によると、点滴による水分や栄養分の補給は、最もよく行われる終末期医療だが、本人には苦痛を伴うという。

  針を何度も刺すのは痛いし、余分な輸液は気道内の分泌物を増やし、痰の吸引による苦痛や気道が閉塞するリスクを高め、心臓や肺への負担が大きいという。義父母の場合も痰の吸引をしたが見ていても苦しそうで、自分はして欲しくないと思った。

  会田教授は、「人は死期が近づくと、鎮痛作用がある脳内物質が増えます。水分や栄養分を補給せずに看取るのが、もっとも苦痛が少ないのです」と語っている。同じような考えは近藤誠医師やその他の医師によって言われている。

  知人のKさんのご主人が先だって亡くなられたが、主治医の岡田医師は食べたくないのなら食べなくてよいと言われ、自然な状態での最期を勧められた。1週間ほどで静かに息を引き取られたと聞く。

  昔は自宅で亡くなるのが普通であった。特に治療をする訳でもなく、布団の上に寝て静かに最期を迎えた。私は何度か立ち会ったが苦しむ様子は見なかった。

  会田教授は、「治療、救命が最上の価値と教育されてきた医師は、人工的な延命措置をやめることに心理的抵抗が極めて大きい。でも、命を縮めると捉えるのではなく、機械的な延命によって本人の尊厳を損なっている状態を止め、患者の価値観に照らし、本人らしい人生の終え方に貢献するのだと、意識を180度かえるべきです。点滴を望む家族の意識改革も必要です」と述べている。

  医療技術が進歩し、それに頼ってやれるだけのことはやり尽くすのが倫理的にもよいのだと、医師も家族も考えがちだが、そうではなく、死んでゆく本人が幸せになる方法を探ることが大切で、人工的な延命治療をしないというのも選択肢の一つだと指摘している。

  これに関連して、木澤義之神戸大学特命教授は、次のように述べている。

  「昔はいわゆる危篤の状態になれば。長生きはできませんでした。でも今は、医療技術の進歩によって、そこからも長く生きられる。選択肢が増えた分、どんなケアを受けて、どんな最期を迎えたいか、自分で考える時代になってきたと言えます。

 自分の考えや気持ちを、代理決定をするであろう家族などと十分話し合っておくことが大切です。」

 さらに緩和ケアの大切さを説いている。「緩和ケア医の重要な仕事は、患者に最期のときを充実して過ごしてもらうこと。その目的のために、患者が望む生活や受けたい治療を調整し、痛みやつらさを和らげる」だという。

 しかし、日本の緩和ケアはガンに偏りすぎていると指摘する。2015年に日本で亡くなった約129万人のうち、7割はガン以外だという。癌患者は人生の最終段階でも緩和ケア病棟や在宅で手厚いケアが受けられるが、癌以外の患者では難しい。この状況を改善するべきだと指摘している。

 癌以外の患者は緩和ケアが受けられないとは知らなかった。日本の医療は遅れているのだ。一日も早く改善してほしい。

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2017年7月10日 (月)

混声合唱団ホッとスルーズコンサート

 7月2日に、混声合唱団ホッとスルーズの創立20周年記念演奏会が昭和文化小劇場で開かれた。この合唱団は地域合唱団である。プログラムによると、平成7年に村雲婦人会コーラス部として誕生したそうだ。

  平成17年には男性も加わり、「混声合唱団 ホッとスルーズ」が結成された。指揮は当初から亀井澄子さんである。地元の中学校の文化祭、シニアコーラス交歓発表会、女性会の行事などで演奏をしてきたそうだ。

  私がホッとスルーズを知ったのは、我が昭和男爵コーラスも参加したシニアコーラス交歓発表会であった。団員のEさんがホッとスルーズにも属していたからだ。ユニークな名のこじんまりした合唱団であったが、その時もう10年経っていたのだっだ。

  そのうち我が合唱団に入ったKさんがホッとスルーズにも所属していることが分かった。Kさんは体調を壊して退団されたが、その後Mさんと知り合いホッとスルーズは身近な合唱団としてシニアコーラスでも注目してきた。

  それでホッとスルーズが昭和文化小劇場でコンサートをやると聞いたとき驚いた。あの小さな合唱団が小劇場を埋めるほどの聴衆を集められるのだろうかと思った。

  当日開場10分後ぐらいに行ったら場内はほぼ満席であった。私の杞憂は霧消した。入場のときもらったプログラムは立派なもので、他に小さなプレゼントもついていた。これだけの人数を集められたのは、地域に根差した合唱団だからだと思った。女性のパワーがそれを可能にしたのだろう。

 プログラムを見ると、指揮者の亀井澄子さんは知り合いの奥さんであることが分かった。またバイオリンを演奏した水野章子さんは娘さんで、司会をしたのは関西でアナウンサーをしているという息子さんだと分かった。ご主人も特別参加でテナーに入っておられた。

 第1部  「愛をこめて」

   LOVE AND PEACE-私たちは歌い続ける

   広い宇宙はお父さん

    この街で

   霜月の午後~奥様お手をどうぞ

   ああ人生に涙あり(水戸黄門より)

 どの歌も、選曲がよくいいメロディや歌詞の歌ばかりであった。合唱もハーモニーがよく、声もよく出ていて気持ちよく聴くことができた。最後まで聴きたかったのだが、私は、この日時間を間違えて「組曲 悪魔の飽食」のチケットを買ってあったので、ここまで聴くと残念であったが、会場を後にした。

 この後の曲は、聴衆と一緒に歌おうということで、

 上を向いて歩こう    たなばたさま

 第2部は、寺岡悦子合唱曲

 おたまじゃくしは、 ゴーヤのつるが、 白菜 ぎしぎし、 さくら, あくしゅ

 第3部 歌は生きる力

 一週間  灯  故郷の人々   アメイジンググレイス

 プログラムに、指揮者が書いておられる言葉を拾うと、次のようなのが目についた。[選曲]『何を歌うか』を決めるときには、

    むつかしいことを    やさしく

    やさしいことを      ふかく

    ふかいことを       おもしろく

    おもしろいことを     まじめに

    まじめなことを      ゆかいに

    あくまでも         ゆかいに

 この井上ひさしさんのことばを思います。

 私の求める良いウタ(詩・詞)は、こういう歌です。深い思索から生み出された平易なことばで書かれた、美しい日本語の響きと実感のある良いウタ。思わず口ずさみたくなる魅力的で美しいメロディー。ウタの感性とぴったり合ったよい曲。またはよい編曲の品の良い作品。 

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2017年7月 9日 (日)

海がプラスチックのゴミで汚染されていることは知っていたが

 地球の海洋がプラスチックごみで汚染されているということはかなり前から言われていた。海鳥が食べて死ぬとか魚が餌と一緒に食べてしまうというニュースを読んだことがある。またテレビで中国などから大量のプラスチックごみが日本の海岸に流れ着いた様子の映像を見たこともある。

  プラスチックは細かくなっても、水に溶けたり地中で分解されないので、堆積したり、浮遊したりして増え続けるのだ。

  名古屋ではプラスチックごみは分別して収集され、再生利用される仕組みになっている。おそらく他の自治体でも同じであろう。我が家で毎日出すプラスチックごみはゴミ袋1枚分以上だ。大変な量なので驚いている。

  アサヒビールの工場を見学したとき、ペットボトルから作ったTシャツが展示してあった。何でも4本程度のペットボトルで1枚のTシャツができるそうだ。

  集めたプラスチックゴミを再生利用しているのは大変よいことだ。日本ではいったいどのくらいの量が再生されているのだろうか。83%まで再生利用され、世界とプレベルだという。また、全世界では海洋投棄されるプラスチックごみの量は年間800万トン(2010年調査)と推定されているようだが、日本で海や川に捨てられるプラスチックごみはどのくらいの量なのであろうか。

  中国ではプラスチックの回収・再生をしているのかどうか。仮にしていても川や海などにポイ捨てしてしまう人が多いのであろう。テレビで池や川にプラスチックごみなどが山積しているのを見たこともある。世界ワーストNO.1は中国だそうだ。

  海洋がプラスチックごみで汚染されているという映像も見たことがある。細かい粒のプラスチックが浮遊していて水の透明度がかなり下がっていた。

  おそらく多くの発展途上国では、プラスチックごみ対策が進んでいなくて、海や川に投棄されているに違いない。

  莫大なプラスチックゴミが堆積した太平洋の北部の一部は「第七の大陸」と呼ばれるくらい、その量は膨れ上がり続けているというのだ。

  Yahooニュースを見ていたら、そうしたプラスチックごみが微粒子となって、海水から作る塩にも含まれていると書いてあった。

  〈プラスチックの破片は海洋生態系を狂わせ、すでに食物連鎖に入りこんでいるが、どのくらいの量が食料に潜んでいるかはわかっていない。毎年海に投棄される800万トンものプラスチックは、5mm以下の微小粒子マイクロプラスチックに分解され、魚介類を汚染するだけでなく食塩にも混じっていることが、最近の研究で明らかとなったという。

 マレーシアのプトラ大学の研究グループが科学誌Scientific Reportsに発表した研究によれば、オーストラリア、イラン、日本、ニュージーランド、ポルトガル、南アフリカ、マレーシア、フランスの8ヶ国で製造されている17種の食塩を分析したところ、1種をのぞきすべての商品から149μm(マイクロメートル)を超えるマイクロプラスチック粒子が検出された。検出されなかった1種はフランス製だが、いずれも商品名は明らかにされていない。〉(DIME6月30日)

 〈塩や魚介類からの摂取は僅かなので、さしあたって問題はないと、プラスチック汚染の専門家である英プリマス大学の生物学者Richard Thompson氏は、英国の環境専門誌Hakai Magazineで述べているそうだ。〉(同上)

 プラスチックごみの汚染は、プラスチックが使われるようになってからだから、戦後しばらくしてから始まったのだろう。塵も積もれば山となるの譬えの通り、海洋や湖沼や氷山にまでプラスチックがたまり、地球環境を破壊してきたのはほかならぬ人類である。今のうちに手を打たなければ近い将来大変な事態になるやも知れぬ。

 詳しくはhttps://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170630-00010001-dime-sci

 もう一つのデータ:https://www.pwmi.or.jp/pdf/panf1.pdf

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2017年7月 8日 (土)

混声合唱組曲「悪魔の飽食」愛知公演

 混声合唱組曲「悪魔の飽食」 第27回全国縦断コンサート愛知公演が7月2日に日本特殊陶業市民会館フォレストホールであった。同じ男声合唱団に属するKさんが出演するというので券を買ってあった。 

  当日は、もう一つのコンサートを一部聴いてから行ったので、オープニングの合唱「いま わたしたちは」は聴くことができなかった。会場に着くと挨拶をしていた。

  会場は3階席まで満席でおどろいた。幸い指定席なので8列目のいい席であった。第一部のティンティンさんの中国琵琶の演奏から聴くことができた。ティンティンさんは中国琵琶を幼少のころから学び、日本に来て中部大学の講師をしながら、演奏活動を続けているそうだ。

  自分が作曲した「春雨」「長安への道」「木蘭の涙」の3曲を演奏した。琵琶の図柄は正倉院にある中国琵琶のものを写したそうだ。指ではじいて演奏するのだが、とてもきれいな音色で、日本の琵琶と違って高音を使うように感じた。

  ティンティンさんは西安の出身だそうで、それで日本の遣唐使が長安に行ったことをモチーフに「長安への道」を作ったと言っていた。私も西安には5度も行ったことがあり懐かしく聴いた。

  次は、TAJIMI CHOIR JAPAN(多治見少年少女合唱団とシニアコア)

  童声(女声)合唱とオーケストラのための「響紋」 2台のピアノで「妨げ」になる音を弾き、合唱がきれいに歌うのであったが、初めて聴く演奏であった。

  もう一つは、唱歌四季より「夕焼け小焼け」

  どちらも合唱のレベルの高い演奏で大変よかった。

  第2部は 対談で、プログラムには森村誠一氏となっていたが、悪魔の飽食のための合奏団の委員長の田中氏と作曲者の池辺晋一郎氏の対談であった。池辺氏はダジャレをよくとばすそうで、対談でも何度も飛ばして笑いを取っていた。

  悪魔の飽食は、森村誠一氏の詩をもとにしているそうだが、最初16節あって、長すぎるのでそれをそのまま組曲にすると大変だから、田中氏や池辺氏らで「編詩」をして7節にしたのだそうだ。

  池辺氏の話の中で、戦争を扱った曲には、「加害」「被害」の他に「自害」があるというのが印象的であった。悪魔の飽食は加害の要素が強い曲だ。「自害」は日本が戦争で大変な被害を蒙ったが、その他に戦時体制に組み込まれることによって生活が破壊され、自由や権利が損なわれるなどの「自害」を受けたというのである。

  今また安倍政権によって、日本は戦前回帰へ引きずり込まれようとしている。特別秘密保護法、集団的自衛権容認、安保法制、共謀罪法などで戦争ができ、監視される社会になろうとしているのだ。これはまさに「自害」である。

 もう一つ、池辺氏は「音楽で戦争をやめさせるというようなことはできないが、人々の肩を組ませることはできる」と語ったことも心に残った。

  第3部の混声合唱組曲 「悪魔の飽食」は、この曲を歌うために合唱団が全国から応募した人たちで作られている。愛知県からは170名、その他の県からは250名もが参加したという。指揮は作曲者の池辺晋一郎氏であった。

  プログラムにすべての詩が載せてあったので、それを見ながら耳をそばだてて聴いた。コンサートに来て詩を見ながら聴いたのは初めてであった。重い内容を理解すべくそうしたのであった。

  森村誠一氏のメッセージ

  まずは、小説、原発を舞台にした「死の器」から始まった。その中に旧満州731部隊日本陸軍の細菌戦争部隊の存在があまり知られておらず、「死の器」執筆中、731部隊に触れた。「死の器」が完成し、書店に並べられ、読者の1人から「自分は戦時中、731部隊の少年隊員であったが、あなたが書いた731部隊の実体はちがう。もし実体を発表したければ、協力します」と申し出てきた。そして、まだ隠されていた恐るべき731部隊のの実体を知らされた。これをきっかけに、これまで口をつぐんでいたもっとも汚い実体を元下級隊員たちが次々に告発してきた。そいsて「悪魔の飽食」に成長し、神戸市役所センター合唱団団長・田中嘉治氏の目に触れ、「これを詩にして、合唱組曲として、全国、世界に知らせたい」と熱っぽく申し出て来た。

 731の恐るべき素顔を詩に変えるのは無理だと思ったが、田中氏の、このような手段を選ばぬ戦争の悪夢を二度と見ぬよう歴史の教訓として歌いたいと離れぬ田中氏の熱意に感動して、16節の原詩を書いた。(後半は省略)

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2017年7月 7日 (金)

都議選自民惨敗について、ジャーナリスト江川紹子氏の明快な評

 安倍首相が都議選の終盤の演説で「こんな人たちに」発言をしたことについて、東国原氏などかた痛烈な批判がだされた。それらの中でジャーナリスト江川紹子氏の評論は出色なのでそっくり載せることにした。タイトルは「『こんなひとたち』発言にみる安倍自民党の本当の敗因」である。(Yahooニュース)

 「こんな人たちに、私たちは負けるわけにはいかないんです」

 今回の都議選の最中に、閣僚や自民党幹部から出た様々な発言の中で、安倍首相が発したこの言葉が、私にとっては最もインパクトがあった。

 最終日、秋葉原で初めて街頭に立った安倍首相に対して、今回の政権を批判する人たちから発せられた「安部やめろ」コールに怒り、「憎悪や誹謗中傷からは、何も生まれない!」と語気を強め、声のするとおぼしき方向を指さして、冒頭の言葉を言い放ったのだった。

 それで思い出すのは、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏が、カリフォルニア州知事に立候補し、選挙運動中に、演説会場で反対派から生卵をぶつけられた一件。彼は、そうした行為も「表現の自由」の一環だと述べ、「ついでにベーコンもくれよ」と笑い飛ばした。

 そんな風にユーモアで切り返すのは無理でも、「批判を謙虚に受け止め」と大人の対応をするか、あえて知らん顔で主張を述べ続ける冷静さを見せて欲しかった、日本国の総理大臣なら。

 安倍シンパたちは、「やめろ」コールをしていたのは一部の過激な集団と決めつけているが、現場の状況を、客観的にレポートしていると思われる記事を読むと、こんな記述があった。

 〈中心となっていたのは一部の集団だったようだが、街宣が始まるとともにコールは広がりを見せ、通行用のスペースを隔てた場所で演説を見ていた人まで「安倍やめろ」と口ずさむ有様だった〉(東洋経済オンライン「都議選の『安倍やめろ!』は尋常ではなかった選挙戦最終日、安倍首相の目の前で大逆風」より)

 言い始めたのは一部の集団でも、それに多くの人がそれに呼応した、という現象に、本当は深刻さを感じなければならないところだったろう。ところが、安倍さんの対応は違った。

総理大臣という立場

 内閣総理大臣は、安倍さんの考えに共鳴する人たちだけでなく、反対する人々を含めた、すべての国民に責任を負う立場だろう。仲間や支持者だけではなく、批判勢力を含めた、あらゆる国民の命や生活を預かっている。なのに安倍さんは、自分を非難する人々を「こんな人たち」という言葉でくくってしまい、それに「私たち」という言葉を対抗させたのである。「こんな人たちに、私たちは負けるわけにはいかない」と。

 都議選の応援は、自民党総裁という立場で行ったものだろうが、安倍さんを紹介する垂れ幕には、しっかり「内閣総理大臣」と書かれ、司会の石原伸晃議員も「ただいま、安倍総理が到着しました」と紹介していた。

 小泉内閣の総理秘書官だった小野次郎・元参議院議員は、ツイッターで次のように書いている。

 〈この方は、自分に反対の考えを持つ人々は国民ではないと思ってる。総理になって何年も経つのに、この方は全国民のために選ばれた職にある自覚は持ち合わせない、遺憾ながら。〉

 同感である。

「みんなの大統領になる」

 2008年の米大統領選で、共和党のマケイン候補と激しい選挙戦を戦った民主党オバマ候補は、勝利が決まった後の演説で、マケイン氏を称え、こう語った。

 〈私がまだ支持を得られていない皆さんにも申し上げたい。今夜は皆さんの票を得られなかったかもしれませんが、私には、皆さんの声も聞こえています。私は、皆さんの助けが必要なのです。私はみなさんの大統領にも、なるつもりです〉(加藤祐子訳)

 韓国の文大統領も、5月の就任宣誓で「私を支持しなかった国民一人ひとりも国民」とし、その国民に奉仕することを約し、「皆の大統領になる」と強調した。

 国会で多数派の中から選ばれる議院内閣制の首相は、国民から直接選ばれる大統領とは選ばれ方や権限などに違いはあっても、政権を率いるリーダーであり、人々を代表する国の顔でもある。

「私たち」と「こんな人たち」を対決させる政治

 常日頃から安倍さんは、「敵」、すなわち「こんな人たち」認定した者に対しては、やたらと攻撃的だ。それは、首相でありながら、国会で民進党の議員の質問にヤジを飛ばして、委員長から注意をされる場面からも見て取れる。野党の議員の後ろにも、たくさんの国民がいるということを理解していたら、こういう態度はとれないだろう。安倍さんにとっては、野党議員に投票するような人たちは、自分が奉仕すべき国民というより、「こんな人たち」程度の存在なのではないか。

 その一方で、彼は「私たち」の中に入る身内や仲間をとても大切にする。第一次政権では、仲間を大事にしすぎて「お友だち内閣」との批判を浴びた。稲田防衛相への対応などを見ていると、その教訓は未だ生かされていないようだ。仲間を大事にするのは、1人の人として見れば美徳だが、特区制度を利用した獣医学部新設をめぐっては「腹心の友」とまで呼ぶ親友を特別扱いしたのではないかとの疑念を生む一因にもなっているように思う。

 敵を作り、それと「私たち」を対峙させることで、存在価値をアピールする。敵を批判し、嘲笑し、数の力で圧倒して、自らの強さと実行力を見せつける。そんな対決型の姿勢を、「決める政治」や「歯切れのよさ」「スピード感」として評価する人たちがいる一方、無視され、軽んじられてきたられた人々の不満はたまりにたまっていた。

 そして、対決型を推し進めることで、政治はますます粗雑になり、できるだけ広範な人たちの合意を得ていくという地道な努力をしなくなっていった。これには、長年自民党を支えてきた保守層の中にも違和感を覚えた人が少なくなかったろう。

 そこに森友・加計問題が持ち上がり、財務省の木で鼻をくくったような対応があり、文科省の前事務次官の証言があり、共謀罪審議での強引な採決があり、豊田議員の暴言があり、稲田防衛相の失言があり、二階幹事長の「落とすなら落としてみろ」発言が重なった。安倍首相の「こんな人たち」発言は、最後のだめ押しであると同時に、首相自身の個性に由来する、安倍政権の体質を、ものの見事に可視化してしまった。

 安倍首相は、今回の敗因を、「政権の緩みに対する有権者の厳しい批判」と述べた。長期政権ゆえの「緩み」は、確かにあるのだろう。だが、本当の敗因はもっと根が深く、安倍さん自身のことさらな対決姿勢や粗雑な政治もその1つではないだろうか

 また、菅官房長官は、記者会見でこの発言について問われ、「きわめて常識的な発言」と述べたという。官房長官の立場で、これが「問題がある」とは言えないだろうが、政権トップの発言として「常識的」だと言ってのけてしまうところに、「分かってないなあ」と思ってしまったのである。

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2017年7月 6日 (木)

トランプ米大統領と同じ自民の対メディアの手法

 都議選の終盤になって、自民党はメディアに対して八つ当たりを始めた。稲田防衛相の自衛隊も応援している発言などを筆頭に、所属国会議員らによる問題発言不祥事が自民党に火の粉となって降りかかるのを払うために、責任をメディアに転嫁しだしたのだ。

 自民党幹事長の6月30日夕、国分寺市での応援演説では「言葉一つ間違えたらすぐ話になる。私らを落とすなら落としてみろ。マスコミの人だけが選挙を左右するなんて思ったら大間違いだ」とすごんだ。

 されに「マスコミは偉いには違いないが、偉いと言っても限度がある。あんたらはどういうつもりで書いているのか知らんが、我々はお金を払って買ってんだよ。買ってもらっていることを忘れちゃダメじゃないか」

 読売や産経のような政府広報機関になれと言いたいのだろうか。安倍首相も「小金井市の演説で「いろいろな報道によって、政策がなかなか届かなくなっている」と不満をもらしたそうだ。しかし、これもお門違いも甚だしい。国会の質疑ではぐらかしの答弁を長々とやっていたづらに時間稼ぎをし、真剣に対応しなかったのを棚に上げている。

 問題のある発言をしても、あとで発言を取り消せばよいと考えて、言いたい放題という感がある。これも国会で過半数を制していることからくる驕りであろう。

 トランプ米大統領はメディアはウソばかりを伝えているとし、メディアとの会見を拒んだりりているが、それと似たようなメディア対応である。読売・産経・NHKのように籠絡できたメディアには快よく対応し、そうでないメディアに対しては恥ずかしげもなく、言葉汚くののしって威喝しようとする。自民党の質の低下は目に余る。

 メディアが権力に屈したら戦前に逆戻りは必至である。良心を失わずに敢然と権力に立ち向って欲しい。メディアは社会の公器なのだ。権力の過ちを正すことが大事な役目である。

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2017年7月 5日 (水)

グーグルサポートを騙る金の請求

 6月の終わりごろ、スマホのショートメールに次のようなメールが入った。

  「有料情報サイトの未納料金が発生しております。本日のご連絡無き場合、法的手続きに移行致します。グーグルサポートセンター 03-6635-7907」

  これまでにもこのような類のメールが来たことは何度かある。最初の時は警察に相談をしたが警察は放って置けばよいと言った。次からはクリックしないように気を付けて放置した。

  ところが今回は「グーグルサポート」と名乗っていた。グーグルの検索エンジンは何時も使っている。スマホでも同じである。しかし、怪しいと思った。

  ・「有料情報サイトの未納料金発生」というのが変である。おそらくAVのようなところを指すのであろうが心当たりがない。有料のサイトには近づかないように気をつけている。

  ・「本日のご連絡なき場合、法的手続きに移行致します。」有無を言わさない急ぎ方である。焦らせるためで常套手段である。もし電話をしたら向うの思うつぼである。

  まず、グーグルの電話を調べてこの詐欺を知らせようと思った。それでGoogleで検索をしたら、似たような事例がいくつも出てきた。これまでにも何度もこの手口でやっていることがわかった。電話番号を調べるとその都度違う電話番号になっていた。

次のサイトがこうした詐欺について丁寧に説明をしている。

 https://xn----qfu2b1b6mx34v8ywalhcvt6hltc97a.com/%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E7%95%AA%E5%8F%B7-0356568551%E8%A8%98%E8%BC%89%E3%81%AE%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AF%E8%A9%90/

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2017年7月 4日 (火)

都議選自民惨敗で溜飲が下がったが大事なことは・・・

 3日に投票のあった東京都都議会選挙で、小池知事が代表を務める都民ファーストの会が55議席となり、第1党に躍り出た。協力する公明党や維新の会を入れると79議席で安定多数を形成した。

  一方、57議席を持って第1党であった自民党は、23議席まで減らし、惨敗となった。都議会選挙という一地方自治体の選挙でありながら、これまでの国政における安倍政権の、数をたのんだ、やりたい放題の政治が多くの選挙民の批判を浴びたということだ。

  選挙中の大手メディアの世論調査では、数値に違いがあったものの、安倍内閣支持率は急落していた。都議選の結果予測では自民党大敗というものからほぼ互角というものまであったが、23議席という酷い結果までは誰も予測しなかった。

  これだけ惨敗しても、安部首相や麻生副総理や菅官房長官は国政とは関係がないという点で一致したという。いったいどこまで本気で強がっているのだろう?

  森友・加計問題や共謀罪法の強行採決、稲田防衛相のとんでもない失言、下村都連会長への加計学園献金疑惑、安倍首相が属する細田派2回生議員の重なる不祥事などで、国民は安部政権にうんざりしていたのだが、そのはけ口がなかった。だが、都議選という格好の機会が訪れたのだ。

  東京都民が自民党に鉄槌を食わせたということには拍手を送りたい。しかし、小池都政になって1年、まだこれといった都政改革があった訳ではなく、都民ファーストの会もにわか作りで、その政策が都民に理解されてのものとは言い難い。自民党惨敗はいわば連続オウンゴールともいうべきものであった。

  名古屋では河村市長の下で減税日本の会が結成され、最初の選挙では風によって大勝したが、その後新米議員らの不正が続いて、見放されてしまった。

  都民ファーストの会にも新人が多数いる。これからどう都政を担って行くのか見守らなければならない。

  私が一番心配するのは、小池知事と新しく都民ファーストの会代表に就いた野田数氏の政治思想である。安倍首相と同じ極右思想だと言われる。

  小池知事の特別秘書の野田数氏は、 小池氏が都知事選に出馬した際、選対本部の責任者に抜擢され、小池都知事が都民ファーストの代表に就任するまで、同会の代表を務めていた。その後幹事長になった。野田氏は小池氏の側近中の側近なのだ。

 今回の都議選の都民ファーストの公認候補の選定もほとんどこの野田氏が仕切っていたという。事実、5月頃には「オレが都議選候補者の公認権を持っている」と豪語していることを週刊誌に報じられている。

 都民ファーストの会を牛耳る野田氏の主張というのが、安倍周りの政治家ネトウヨと同じ、またはそれ以上のゴリゴリの極右だという。

 野田氏は都議時代から、都立高校の歴史教科書から南京虐殺を削除するよう圧力をかけるなど、一貫して歴史修正主義の押し付けを行っている。

 さらに、12年には、現行の日本国憲法を無効とし、戦前の「大日本帝国憲法」の復活を求める時代錯誤の請願を紹介議員として提出、「国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄すべき」と主張した。

 小池知事が野田氏を重用するのは、考え方が同じだからだと言える。小池都知事自身も、2010年にヘイト市民団体「在特会」(在日特権を許さない市民の会)の関連団体である「そよ風」が主催する集会で講演を行うなど、安倍首相と同根の歴史修正主義者であり、ヘイト政治家であり、極右思想の持ち主だというのだ。

 憲法についても「9条改正」を訴え、2003年の段階ですでに「集団的自衛権の解釈変更は国会の審議の場において、時の総理が『解釈を変えました』と叫べばよい」(「Voice」03年9月号/PHP)と主張していたほど。安倍首相が閣議決定で解釈変更をする10年前の話しだ。(LITERAを一部引用したところあり)

 小池知事は自民党員であり(現時点)リベラルではなく、保守右翼である。知事でなければ共謀罪法にも森友・加計問題にも同一歩調をしていたはずだ。自民党に対峙するかのような素振りで都議選を闘ったが、今後は自民党とも手をつないて行くであろう。公明党が都民ファーストの会についたのは、それを見越してのことである。つまり、都ファ、公明、自民が一緒にやるということである。東京都民はその辺りをよく監視して都政の行くヘを見守らなければならない。騙されまいぞ!!

 今回の都議選で大事な教訓は、都民ファーストの会のような受け皿があれば、選挙民の風はサッとそちらに吹くということである。次に来るであろう衆議院選挙に向けて、民進党、共産党、自由党、社民党などの野党は、一般市民や学生と共同して自民党・公明党からの政権奪取を目指すことが大事である。風を吹かせて受け皿になることの重要さを教えてくれたのだ。

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2017年7月 3日 (月)

電話が通じない100円ショップダイソー

 先日栄スカイルにある100円均一ショップ「ダイソー」でセラミック製の果物ナイフを買った。家に帰って、リンゴを二つに切ったら途中で折れてしまった。折れたものは元には戻らない。がっかりしたがどうしようもない。

  ダイソーにそのことを伝えようと思って、ネットで電話番号を探した。広島本社の082-420-0100が見つかった。それで電話をしたのだが、「おかけになった電話番号は現在使われていません。もう一度お確かめになっておかけ直しください」というメッセージが流れた。

 おかしいな・・・と思い、掛け直したがやはり同じメッセージが流れて、つながらなかった。それでダイソーのお問い合わせの電話番号にかけたが、こちらも同じメッセージが流れてつながらなかった。

 仕方がないので、ナイフを買ったダイソー栄店に電話をしたが、営業時間中なのに呼び出し音が聞こえるだけで誰も出なかった。

 ダイソーは電話は受け付けないようにしているのだろうか。ネットには「ダイソーの電話番号を教えてください」というのがあった。答えた人が教えた電話番号は本社の電話番号であった。つながるはずがないと思った。

 問い合わせ等にダイソーは電話がつながらないという苦情がネットにいくつか見られた。

 「株式会社大創産業(だいそうさんぎょう)は、100円ショップのザ・ダイソーを運営する企業である。2015年現在、国内に約2,900店舗・日本国外の26の国・ ..... に拡大した。併せて、問い合わせの電話繋がらない、質問内容に対する回答が曖昧、店頭での不遜な対応に客から叱りを受けるなど、返金の際に不適切な対応があったとして謝罪している。」

 やはり苦情等への対応を敬遠しているのだ。本当に親切な顧客第一の会社なら電話がつながるようにすべきであろう。「電話は出んわ」では困るのだ。私のダイソーに対する信頼はがったっと落ちた。

 

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2017年7月 2日 (日)

LINEユーザー以外にも無料通話ができるLINE Out Free

 LINEはLINE同士なら無料通話ができ、大変重宝なツールであるが、その他にも相手がLINEユーザーでなくても固定電話や携帯に無料で掛けられるLINE Out Freeというサービスがある。

  LINE Outは、日本国内の携帯電話なら1分、固定電話なら3分の無料通話が可能だ。制限時間を超えると強制的に通話が終了されるが、ちょっとした用事やお店への予約電話などであれば、十分に足りる時間だと言える。 

 ただ、こんな風に便利なLINE Outの無料利用だが、注意したい点がある。それは、無料で通話するためには発信前に15~30秒程度の広告を閲覧する必要があり、1日に通話できるのは5回までとなっていることである。また、無料で通話できる分数を超えると通話が強制終了されることや、相手に番号通知ができないこともあるので注意が必要だ。

  LINE Outの使い方は、とても簡単で、いつも使っているLINEの「その他」からアクセスできる「おすすめサービス」の一覧、もしくは「LINE apps」の一覧にある「LINE Out Free」のアイコンをクリックすると開くことができる。

  LINE Outの画面を開いたら、あとは連絡先から通話相手先を選ぶか、緑色の入力画面から番号を入力すればよいのだ。

  あらかじめコールクレジットを購入すれば、時間を気にすることなく固定電話へ3円/分、携帯電話へ14円/分の通話が可能。その他にも30日プランを利用すれば、もっとお得に通話できるし、android端末であればLINEコインを利用することもできるという。

  便利なことは、LINE Outは国内の提携店舗などへは、時間制限なしで無料通話が可能だということだ。例えば、市役所や図書館、学校、レストラン、ホテルなどは無料で通話できるところが多く、ちょっとした問い合わせや予約にとても重宝である。

  LINEアプリの友達リスト上部にある検索バーから、周辺のお店を探し、無料通話可能であれば「無料」と書かれた電話のアイコンが表示される。近辺の飲食店や公共施設へ電話をかけたいときに大変便利である。

  また、LINE Outは国内外問わず利用できるところがあるのだ。アメリカ、中国、韓国などの無料通話対象の国(一覧)であれば、それぞれ決められた時間内で無料通話が可能なのだ。詳しくはLINEのinnfoで見られる。

 

 

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2017年7月 1日 (土)

興味深かったNHKスペシャル「人工知能 天使か?悪魔か?」

 6月4日に放送されたNHKスペシャル「人工知能 天使か?悪魔か?」は大変興味深い番組であった。

  将棋の羽生氏が案内役を務めていたのは、最近人工知能が話題をさらったのが、人工知能に将棋の名人が挑んでも一度も勝てなかったからであろう。

  最もそれ以前に世界ではチェスで名人が勝てなかったし、その後囲碁でも韓国の名人が勝てなかった。AI人工知能が急速に進歩していることが分かるできごとであった。

  将棋の佐藤名人が電王戦で挑戦して負ける様子が映されたが、そのAIを作ったのは32歳の人だというから驚いた。作った人が言っていたが、AIは700回も自分で対戦しており、自ら学習して改良しているのだそうだ。

  普通人間なら絶対に打たない奇手をAIは打つ。そして勝っていくのだが、どうしてその手を選ぶのかということは、ブラックボックスで全く分からないのだという。

  でも、オーソドックスな将棋を指していた佐藤名人は、その後打ち方が変わったというし、今話題の藤井四段もAI相手に将棋を磨いてきたと言われる。

  私は将棋はおろか、コンピュータゲームは一切やらないので全く未知の世界であるが、話を聞くだけでAIの凄さに驚く。

  AIはいろんな分野に進出を始めたが、名古屋のつばめタクシーが、AIを導入する実験を始めた様子が放映された。NTTが持っているデータをAIに組み込んで、その情報を元にタクシーを走らせると、ベテラン運転手でなくてもお客を拾えるというのだ。いくいくは全車に導入すると言っていた。

 ベテラン運転手の経験知でなく、AIのデータが割り出す情報を頼りに客を拾う確率が高くなるのだ。やがては無人のタクシーがプログラムに従って走って客を拾うことも可能になりそうだ。

  今や株式取引はAIによって行われている。1000分の1秒の間に何回も取引が行われるのだ。他より優れたAIのソフトを持った者が多くの利益を得るようになっている。過去のデータを読み込ませたプログラムによってAI自身が売買をするのである。人間はただ画面を見ているだけである。

  アメリカでは人口の1/3が何らかの犯罪経験者だという。それでAIによって対象の人物がどんな再犯をするのかを予測させているのだという。それによって再犯率が10%減ったと言っていた。裁判の量刑にも利用されているのだとか。

  日本でもある会社は、社員を定着させるためにAIに判定させて、その人物が辞めるかどうかを知り、事前に対処しているのだそうだ。AIは人間の様に「情」が入らないのでよいのだという。

  非常に興味深かったのは、政策を決めたり政治を担ったりするのをAIにさせるという研究である。人間は利害や人間関係など様々なものがからんで政治をするので国民の利益にならないことが多い。

  安倍政権の政治のやり方を見ていれば完全に自己本位、お友だち本位の政治に堕してしまっている。そういうのがAIによって国民本位の政治にできるのなら大歓迎である。しかし、運用をするのが人間である限りそうはならないであろう。

  手塚治虫は私が中学生の頃「鉄腕アトム」を描いた。アトムは人間のために働く正義の味方であった。その頃はAI(人工知能)などという言葉もなく、ただ人間のようなロボットで人気を博したが、手塚の先見性が今になってよく分かる。

  大阪万博ではロボット館が造られ、私も見に行ったが、今のロボットとは雲泥の差であった。コンピュータの発達によりAIが進化し、日進月歩で改善されている。しかも、自己学習で進化していくのだから恐ろしことである。

  AI(人工知能)はどこまで進化するのであろうか。人類だけでなく、この地球全体のために、有用なものであってほしい。株取引のように利益追求のためだけの道具であってはならない。

 医療、教育、農業、工業など様々な分野でAIが導入され活躍する時代になり、日進月歩の進化をしている。今後10年で世の中はどうなっているのであろうか。楽しいような、恐ろしいような時代である。

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