大阪・奈良・京都旅行―⑧―
最後の日は、当初は神戸へ「神戸牛」を食べに行きたいということであったが、ランチでも3500円以上はするのでやめにして、難波周辺を見て歩くことになった。
この日も9時出発の予定が、前夜に夜遅くまで遊んで帰ったダニエルが起きられず、結局10時を過ぎてしまった。チェックアウトを済ませて荷物はホテルに預けて出た。
エマが黒門市場を見たいというので、日本橋まで行って千日前線に乗り換えた。たった1区なので日本橋から歩いてもよいのだが、地下鉄で行った。
外に出て歩いて行くと見覚えのあるところにでた。2日前に歩き回ったときここまで来ていたのだった。
黒門市場は長い通りになっていた。通りの両側に様々な店が並んでいた。売っている品と値札を見ながら歩いたが、誰もが値段が高いことに気付いた。大きなエビが1500円とか2000円で売っていたり、小さなホタテガイを600円で売っていたりした。
どの店も焼いたり煮たりして売っていて、買ってその場で食べたり、歩きながら食べたりしていた。私はいつも買い物に行くので値段は知っている。野菜でも果物でも魚介類でもすべてが30%ぐらいは高かった。普通「市場」というと小売より安いはずだが、黒門市場は逆であった。
私たちは何も買わずにただ見て歩いた。黒門市場の終わるところの角にカレー屋があった。値段は高くなかったのでその店に入った。真面目そうな主人と奥さんでやっている店であった。店の名は、「カレー ニューダルニー」と言った。
それぞれが好きなカレーを注文した。私は780円のビーフカレーにした。レトロな風味のカレーであった。店の主人と話をした。エマはfacebookに載せると言っていた。
主人に「黒門市場はどうして値段が高いの?」と尋ねると、「中国人が非常に多くて売れるので高くしてある」と言っていた。確かに中国人で溢れていて、彼らは珍しい物を買って食べるから高くても売れるのだ。
「日本人は困りますね。」と言うと、「表の店では買わない」と言った。裏で店の人と交渉して買うのだ。このカレー店の値段は正直に付けてあった。
カレー店から少し行って、黒門市場の終わりの辺りに、傘専門の店があったので中に入った。珍しので尋ねると、傘の卸問屋だと言った。小売りは面倒なのでやりたくないが要望があるのでやっていると話した。
前日NHKのアサイチだったか、最軽量の折り畳み傘のことをやっていた。一度実物を見て見たいと思っていた。尋ねると置いてあると言った。
黒の折り畳み傘で晴雨兼用で男女とも600円だと言った。卸だから安いので他だとうんと高いと言った。李さんもエマもダニエルも傘をたくさん買った。土産にするのだという。私も男女の折り畳み傘を1本ずつ買った。
その後キッチン用品などの問屋街、千日前道具屋筋に行った。エマは料理が得意なので喜んでいた。細かいものをいろいろ買って、さらにたこ焼き器を買った。重たいのに持って帰るのだ。
その通りには蝋で作った見本を売っている店があった。そこでエマはサンプルなどを買っていた。本物そっくりに上手に作ってあった。
そこから日本橋に出て難波まで歩いて行った。グランド花月劇場のあるところに出た。その隣に「千日前たこ焼き道楽わな」という店があったのでたこ焼きを買った。店の裏にちょっとした場所があってそこで食べられるようになっていた。値段が手頃でおいしかった。
帰りは歩いてホテルに戻った。荷物を貰って地下鉄で新大阪まで行った。自由席を買ったが新幹線は座ることができた。しかし、京都からは乗客が多く、新大阪で乗ってよかったと思った。
黒門市場入口
黒門市場中ほど
お勧めカレー店
千日前道具屋筋
たこ焼き店
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