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« 共謀罪法案18日に強行採決か!―④― | トップページ | 加計学園問題徹底究明せよ »

2017年5月17日 (水)

共謀罪法阻止集会のレポ

 共謀罪法は明日18日にも衆議院で自民・公明・維新によって強行採決されようとしている。5月12日に行われた共謀罪法成立阻止の集会の様子をまとめたものを友人が送ってくれた。例によって竹山という方の労作である。マスメディアでは報道されないが、東京ではこういう集会が開かれているのだ。

★★★17.5.12、共謀罪衆院強行採決阻止!連続国会行動★★★

 ★「つながる心に手錠はかけられない!」、”やっちまえ”で犯罪!~ライン「既読スルー」で犯罪! ~人と本音で話せなくなる!~これってホントにテロ対策?~現代版の治安維持法だ! (破防法・組対法に反対する共同行動のチラシから)

 ★「テロ等準備罪」=「共謀罪」、アカンやろ!名前を変えてもレッドカード!~一般の人には関係ないと政府から説明があって、それで法律ができたんやけど、できたら、結果的に色んな団体、色んな人が処罰されたんや、だから、自分には関係ない、なんて思ってたら、アカンねん。(大阪弁護士会の小冊子から)

 ★掲題の連続国会行動が12日(金)から始まり、12時~13時、衆院第二議員会館前に出かけた。盛夏のような陽光、400名(主催者発表)が参加した。

 ★①「戦争させない1000人委員会」の清水雅彦さん(日体大教授・憲法学)が最初に話した。

   共謀罪法案はその内容も審議のやり方も、三分の二をかざし強行成立を狙う、安倍政権は許せない。憲法21条表現の自由(自己実現、選挙・・・)の定めに拘わらず、市民団体、労組、町内会までも、もしかして、弾圧される。審議は、従来の全員一致原則を踏みにじり、三分の二で強行しようとしている。

  来週の18日(木)に強行採決の可能性があり。いくら三分の二といっても、自民の得票率は40%なのだ。違憲判決もあるからには、与党としてもっと慎重にやるべきだ。テロ対策だ、五輪だと、もういい加減にしてくれ!正確な事実を基に審議をしてくれ! 

  今度は、第9条に自衛隊を追加するという。安倍首相は、憲法研究者学の7~8割が自衛隊を違憲と述べているから議論をと・・・、実態は6割位で、主に東大系の論壇は自衛隊の存在を合憲とし、ただ、集団的自衛権はオカシイとの論調が多い。市民と野党と手をつないでたたかおう。

 

共謀罪法案反対署名は、55万3千筆を超え、今日この場で署名簿を、民進・共産・社民・沖縄の風の議員の方々に手交する。代表者が署名の入った山積みの段ボール箱を受け取り、握手、記念撮影をした)。

★②民進党幹事長代行、福山哲郎参院議員が話した・・・・国会審議は迷走を極め、SNSは調査する、調査しない、全く分からない。刑事局長が答弁に立ち、参考人を入れ、これで強行採決はありえない。審議をすれば、するほど、法案の矛盾が露呈する。二転三転して、・・・こんな状態で強行採決をやらせてはいけない。まだまだ、私も頑張って質疑を続ける。

 

★③共産党委員長、志位和夫衆院議員が話した・・・修正案(維新)を加えたというが、修正に値せず。18日に強行採決を企んでいる。可視化が大切であり、監視社会を許してはならない、これが問題の本質だ。法案はボロボロ、内心を処罰する、花見か(テロの)下見か・・・滑稽、荒唐無稽であることがはっきりした。テロ対策もウソであり、2000年のTOC条約批准も、今の国内法で充分対応できる。

 一般の人たちの監視について、大垣警察の風力発電勉強会・参加者への監視の先例があり。警察は監視内容を中部電力の子会社に提供している。共謀罪を与えたら、警察は、さらになにをやるか?

★④社民党、吉川元衆院議員が話した・・・・共謀罪が成立すると、私たち内心が侵されてしまう。国会審議は、ムチャクチャ、誰がやっても、ムチャクチャな内容だ。3月15日の法務委でストーカーについて質問、任意か?本人の同意がなく・・・ガイドラインを引用した答弁であった。そうなら、違法捜査が罷り通る。私も、地元大分で隠しカメラの被害を受けたが、共謀罪ができると、警察は何をやるか、わからない。市民の力と立憲野党とで、廃案に追い込もう。

 ★⑤沖縄の風、糸数慶子参院議員が話した・・・・なんとしても、共謀罪は衆院で廃案にと気を引き締め・・・答弁できない法務大臣、なんでも強行採決、私の怒りは収まらない。5月12日から三日間も沖縄では、本土復帰行事が行われる。平和憲法、平和三原則を願って、本土に復帰した筈だが、政府は次々と、なし崩し。5月15日が復帰45年にあたる。 山城博治さんを不当逮捕、長期拘留。憲法の21条、権力(政府)の横暴に抗議の声を挙げて行く。テロ対策なら、今の国内法で充分であるのに・・・・、

 筆者註、本土復帰45年、5月15日を前に、「基地のない平和な島を」目指す、40回目の行進が、5月12日から三日間行われる。5月14日には、辺野古のある大浦湾・海岸で、「県民大会」が開かれる。東京新聞は初日(12日)、800人が結集したと報道している。

 ◎シュプレヒコール、元気な菱山南帆子さんがコーラー

 「共謀罪は絶対廃案、「テロ対策とウソつくな、「言論封じの共謀罪は要らない、「監視社会は許さない、「共謀罪は憲法違反」、「共謀罪の新設反対」、「戦争法と一体の共謀罪は絶対反対、金田法相、直ちに辞任」、「答弁不能な法相辞任」、「森友疑惑徹底追及」、「教育勅語復活絶対反対」、「政府の隠蔽許さない」、「辺野古新基地建設反対」、「安倍首相の責任重大」、「安倍首相は辞任せよ」、「戦争好きな総理はいらない」、「今こそ守れ憲法9条」、「テロをなくすのは憲法9条」、「民意を無視する総理はいらない、・・・一連のコールに続き、連帯の挨拶があった。

 ★⑥藤沢から参加の男性が話した・・・・地元で、秘密保護法反対運動を、また沖縄のたたかいを支援している。

  私たち、神奈川12区、「不戦の誓い」グループは、運動を地域に根付かせることが大事だと活動している。創価学会、公明党は、なぜ共謀罪法案に賛成をするのか?創価学会の初代会長、牧口常三郎は、治安維持法違反で獄死したのに・・・。私たちは、「共謀罪をハガキで止めよう!」運動を現在展開中で公明党、山口那津男・代表、漆原良夫・中央幹事会会長あての葉書を11万5千枚用意した。賛同され、投函を!

 ★⑦宗教家・81歳という僧侶が話した・・昼も夜も命を守るたたかい、すべての命を守るお祈りが隅々の人たちに行きわたるようにと・・

 ウソも百回、本当に聞こえる、安倍のこの手にのる人がいる。私の子ども時代は、田んぼでイナゴを、山の松の木に切り傷を付け、松ヤニ、燃料になるからと・・・小学校の2~3年生、天皇陛下、お巡りさん、特高・・・・インドのガンジーは、非暴力の闘いを続け、最後のひとりになり、それでも成功した。粘り強く頑張る。

 ★⑧法律家・7団体の代表が話した・・・・安倍政権を葬り去るまで運動を続ける。みんなで、集まり街宣、チラシ配り、・・・今夕は、池袋、有楽町、北千住で街宣を行う。5月18日(木)18時半から、イイノホールで日弁連の集会を開く。

  日弁連は52の弁護士会から構成され、49弁護士会が共謀罪反対であったが、5月8日、11日残りの弁護士会も反対を表明、日弁連を挙げて、このままではダメ、反対、廃案を求めて行く。

 ★⑨目白から参加の女性、宮里さんが話した・・・オール目白で、勉強会をしている。安倍政権を追いこむためにも、

  都議選に立憲野党10名の候補を決め応援している。いまも大切、同時に五年後、十年後、このままだと本当に恐ろしい日本になる。想像力を働かせて、孫子の代にまで誇れる安心、安全な暮らしがほしい。

 ★⑩国会審議を傍聴したという男性が話した・・・・22人の傍聴席に40名、30分毎交代、二回に分けて傍聴した。与党、公明党の質問は簡単で、たった一問、金田法相は質問の趣旨が分かっていないようで、官僚が作った文章を読み上げた。大臣、副大臣の違う答弁に、捜査対象に一般人もなりうる?林局長長はケースバイケースとごまかした。

  維新は提案した法案修正が終わったと、採決の方向へ、16日(火)9時から11時55分、二回目の参考人を呼ぶ、17日(水)の強行採決を視野に、若くて体の大きい議員に声をかけているという。

  筆者註、神奈川新聞は、5月9日の社説に、首相・法相が説明できない治安法をつくっていいのか!「共謀罪」を廃案にして出直すべきだ、と書いている。その中のポイント・・・・自民党は閣議決定後、所属国会議員に『テロ等準備罪について』という資料を送った。地元支持者への説明などに使う資料だが、都合の良い解釈や詭弁が目につく。(中略)。

  法文が曖昧で、恣意的に解釈できるため、反原発や反基地など政府の意に沿わない活動をする一般市民や団体に矛が向わないとは言い切れない。ところが、資料は、「一般の方々には処罰の対象になることはありません」と断言する。(中略)。自民資料は、ちぐはぐな法律の立て付けには目をつぶり、必要性のみ強調する。

  与党議員は良心に立ちかえり、法案に潜む危険性、落とし穴に目を凝らしてほしい。強行採決に持ち込むような事態などあってはならない。廃案にして出直すべきである。

 ★実行委、高田健さんが、行動提起をした。

 今日の参加者は400名、連続行動に参加いただき心強い。来週半ば強行採決の構え、ヤマ場を迎え、世論で包囲し、大きな運動にしたい。このあと、13時半~16時、座り込み行動(ミニ集会を二回)、18時半~19時半、仕事を終って来る人も入って集会。同じパターンで、18日(木)まで連続行動を続ける。

 16日(火)日比谷野外音楽堂で集会とデモ、19日(金)18時半から、国会正門前で行動する。

  5月10日、戦争させない・9条壊すな!総がかり実行委は、≪安倍首相の「2020年9条改憲施行」発言に抗議し、憲法の平和と立憲主義を守りぬくために全力で闘う≫声明を出した。市民連合も声明を出す。

  共謀罪法案に反対、改憲反対、長丁場になるが、みなさんいっしょにやりぬこう!

 ★一同、シュプレヒコールをして、共同行動は終わった。

 

 

 

 

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