ゴールデンウイーク後半は東京へ―③―
2日目は、最初に有栖川宮記念公園に行った。東京メトロ日比谷線で広尾まで行った。地上に出るとすぐ近くに公園の入り口があった。
公園に入ると池があってよい眺めであった。池の周りの道を歩いて散策するのだ。子どもの日なのに訪れる人は多くなく静かであった。池で鮒かなにかを釣っている人がいた。きっとリリースするのだろう。
五月晴れの穏やかな日で木々の若芽が薄緑に輝いていた。谷川のような小川があり都会の真ん中とは思えなかった。自然に溢れていた。歩いていて妻が赤い小さな実を見つけた。ヘビイチゴだった。子どもも頃ヘビイチゴはいくらでもあったが取って食べることはなかった。食べられないと言われていたからだった。
よく見るとその辺りにヘビイチゴがところどころに見られた。妻が取って食べたので私も試しに食べてみた。すこし甘みが感じられた。この年になって初めての体験であった。
この公園は麻布にあり近くには各国大使館が並ぶ一等地である。そんなところにこういう公園があって自由に利用できるのだ。
公園を出ると大使館のある通りを歩いて行った。ところどころに警官が立って警備をしていた。だれか要人でも来るのかと思うくらいの厳重さであった。韓国大使館があった。大変大きなビルであった。やはり厳重に警備されていた。
六本木の方に歩いて行ってレストランが通りの両側にあったので、一角の中国食堂に入った。テーブルが2つ。カウンターが4人という小さなものであった。奥さんは韓国人のようであった。春雨を鶏肉などと煮たランチを食べた。味は悪くなかった。
「こんな土地の高いところだとテナント料が高いでしょう」と尋ねたら、「母の遺産です」と言った。超高級地域に小さな食堂というアンバランスであった。
次は芝増上寺が近くにあるのでそこに行くことにした。麻布十番駅から大江戸線の大門駅まで行った。外にでると大門があった。
大門を通って行くと大通りの真ん前に増上寺があり、東京タワーの上部が見えていた。増上寺はタワーの足元にあるのだ。
中に入ると祭壇の前にグッズをたくさん並べて売っていた。商魂たくましいと思った。増上寺は徳川将軍家の菩提寺で浄土宗の寺である。裏手に徳川家墓地があったが500円要るので見なかった。
次に「亀戸天神」の藤を見に行くことになった。大門駅から地下鉄に乗った。駅で亀戸天神はどう行くのか尋ねたら、「真っすぐ行って大きい通りを左折」と言った。ネットでは4分としてあったが、遠い感じであった。
通りに洋品店が売り出しをしていたので、妻はそこで足を止めた。私も見ていたら気に入った色のシャツがあり4割引きぐらいになっていたので買うことにした。このシャツを帰ってから着て見せたら、なんと女物だった。ボタンが右前なのに気付かなかったのだ。でも、気にしなければよいので着ることにした。
通りには藤を見に行く人、帰ってくる人で賑わっていた。大通りに出て左折して歩いたがどこに天神があるか分からなかった。見ると反対の通りに鳥居があったので、戻ってそちらに行った。でも違う鳥居であった。
また店の人に聞いたら、信号3つ目の鳥居だと言った。かなり向うであった。やっとそこまで行くと「亀戸天神」と看板が出ていた。
亀戸天神は太鼓橋を上ると周りに池があって藤を見下ろすことが出来たが、その辺りの藤はもう終わっていた。がっかりしたが、歩いて行くとまだ咲いているのがあった。もう一つの太鼓橋を渡ると目の前に神社があった。
亀戸天神は藤で有名だそうで、4月20頃から5月7日までが藤まつりであった。行ったのは5日だったのでほぼ終わりかけでいたのだ。何とか咲いている藤を見られてよかった。
有栖川宮記念公園
へびいちご
ヘビイチゴの花
亀戸天神の藤
亀戸天神本殿
東京タワーと増上寺
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