1000万ドルの夜景と花見バスツアー ―②―
下賀茂神社の次は南禅寺に行った。南禅寺には昔来たことがあったが、山門には登ったことがなかった。今回は山門に登れるので嬉しかった。
階段が急なのでロープが張ってありそれにつかまりながらゆっくりと登った。上に出ると京都の街が遠望でき、下を見ると周りに桜が点在していた。満開の桜を上から眺めるのは初めてであった。
この山門の上で石川五右衛門が「絶景かな。絶景かな」と叫んだという言い伝えがある。その話をMさんたちにした。ぐるっと一回りして下に下り、桜を見ながら本堂の方に歩いて行った。ご本尊は以外にも小さな仏像であった。
南禅寺には琵琶湖疏水が通っているのでそれを見に行った。どこかの老婦人が「水が何処を流れているのか見えない」と言って下りて来たので教えて上げた。狭い水路に水が流れていた。Mさんが英語ではwater dactだと言った。下から見るとローマの水路橋のようであった。
南禅寺のあと、円山公園に向かった。入口に知恩院があった。そこにバスを停めた。知恩院には昔来たことがある。鴬張りの廊下や左甚五郎の彫刻が有名だ。その隣が円山公園で人々で溢れていた。
有名な枝垂れ桜の周りに着物を着た女性たちがたくさんいて自撮り棒で写真を撮っていた。中国人だろうと思って中国語で「中国人ですか」と聞いたら、そうだと言った。「とてもきれいですよ」と中国語で言ってあげたら喜んでいた。
あちこちに着物姿があり、なかには男性もいた。レンタル料はいくらぐらいだろうと思い後で調べたら、たったの3000円程度で着付けから小物や下駄まで借りられると分かった。リーズナブルな値段である。
八坂神社まで行きお参りをした。朱塗りの神社は中国人には人気がありそうであった。そこここでピクニックをしている人たちもいた。
円山公園を14時半ごろ出て高速道路で神戸に向かった。神戸に入ると六甲山ドライブウエイを登った。名前はかっこういいが、くねくねした狭い山道であった。何も見えなかった。頂上に着くと、大きなレストランがあった。ステーキハウスというビーフステーキの専門レストらんだ。
そのレストランから遠くに大阪湾岸の夜景を見ながらデイナーを食べるのだ。大きなガラス張りなのでよく見えた。Dさんはビーフを食べないので事前に換えてもらうよう添乗員に頼んであった。それでチキンのステーキであった。Dさんは白ワイン、Mさんは赤ワイン、私はスーパードライの生ビールにした。来たワインを見ると小さなボトルに入っていたので私もワインにすればよかったと後悔した。
ステーキは6センチ四方位の小さなもので、あとはスープとサラダとライスだけでちょっと物足りなかった。
食べている間に夕闇はどんどん変わり海岸の街の明かりが輝きを増して行った。左の方が芦屋辺りで大阪は湾の向う側だという。そのはるか先は和歌山らしい。手前右辺りが神戸のようだ。
食事をすますと、とても風が強く寒かったが外に出て眺め写真を撮った。1000万ドルというだけあって素晴らしい夜景であった。土産物店で珍しい桜色の酒があったので買った。
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