立派!稀勢の里の優勝
新横綱稀勢の里が2度目の優勝を果たした。帰宅してテレビをつけたら丁度照の富士との一戦が始まるところであった。稀勢の里が日馬富士との相撲で左肩にけがをし、それまで12勝していたのに次の日の鶴竜戦も負けてしまった。それでも千秋楽に出場し照の富士と戦ったのであった。
評論家の北の富士さんも稀勢の里の状態では変化をする以外には戦いようがないと言っていた。その通り待ったの後も少し変化をした。そして突き落としで本割に勝ち決定戦に持ち込んだ。これだけでもよくやったと思った。おそらく誰もがそう思ったに違いない。
優勝決定戦は、もう変化はできないとコメンテーターは言っていた。その通りで稀勢の里は変化をしなかったが二本さされてしまった。しかし、土俵際で投げを打って勝った。
新横綱でしかも20年ぶりの日本人横綱とあって期待が大きく、それだけでも初日から大変だと思ったが、見事に連勝を重ねた。しかし、荒れる大阪場所のジンクス通り、13日目に怪我をしたのであった。そのときはもうこれで終わりと誰もが思ったであろう。それでも稀勢の里は出場した。
稀勢の里の優勝は本当に見事で精神力の賜物としか言いようがない。22年前に新横綱で貴乃花が優勝したとき、貴乃花は怪我にもかかわらず優勝をしたのであった。そのとき小泉首相が自分の手で天皇賜杯を渡した。そして「感動した」と言った。
今回もその点では状況が似ている。やはり小泉首相ばりに「感動した」というべき優勝であった。
横綱4人のうち3人がモンゴル人で、この20年ほどはまるでモンゴルの国技という感があった。先場所の稀勢の里の優勝と横綱昇進は溜飲をさげるものであった。そして12連勝の快進撃であった。しかし、好事魔多し、怪我を負ったのであった。
表彰式の君が代斉唱のとき、稀勢の里は涙ぐんでいた。後で今回は泣かないつもりであったと話したが、やはり感極まったのであろう。
稀勢の里と同部屋の高安も善戦をした。来場所までに怪我を治して二人で頑張って欲しいと思う。大相撲の国際化とはいえやはり日本の国技を守る気概がほしい。
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