タダ同然の国有地払下げと安倍晋三記念小学校
先だって取り上げた安倍首相夫人が名誉校長としてこの4月に開校する森友学園は、「安倍晋三記念小学校」という校名が考えられていて、寄付金もその名前で集められたという。
「森友学園の理事長である籠池泰典氏が昨日発売の「週刊文春」(文藝春秋)の取材に応じ、「安倍晋三記念小学校」という校名にすることを安倍首相本人に内諾を得ていた、と答えた」。というのだ。あの「文春」の取材だから本当だろう。
これについて17日の国会で追及され、安倍首相は知らないと白を切った。ウルトラ右翼の教育をする小学校に、フルネームで名前を付けようというのだから、思想的には完全にこの学校の教育方針と一致していることが分かる。
それも問題ではあるが、森友学園の敷地を、国有地から約1/10の価格で払い下げてもらったと言う方がさらにひどい問題である。約14億円のものを1億3000万円で買ったと言われている。
<売却されたのは、豊中市野田町の約8770平方メートルの国有地。近畿財務局が2013年6~9月に売却先を公募し、昨年6月に大阪市内で幼稚園を営む学校法人「森友学園」に売った。契約方法は、公益目的で購入を希望する自治体や学校法人、社会福祉法人などを優先する「公共随意契約」がとられた。
この契約について、地元の豊中市議が昨年9月に情報公開請求したところ、財務局は売却額などを非公表とした。朝日新聞も同年12月に公開請求したが、今年1月に同じく非公表とされた。国有地の売却結果は透明性と公正性を図る観点から、1999年の旧大蔵省理財局長通達で原則として公表するとされている。だが、財務局は取材に「学園側から非公表を強く申し入れられた。公表によって学校運営に悪影響が出るおそれがある」と説明した。>(LITERA記事から)
さらに、森友学園は昨年4月6日に国(大阪航空局)から、
どうして一介の学園がタダ同然の値段で手に入れることができたのであろうか。安倍首相は「売却に私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と大見得を切ったそうだが、そんなことに誤魔化されず徹底的に追及してもらいたい。
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