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2017年2月15日 (水)

昭恵夫人が名誉校長の小学校は偏向教育ではないのか

 昨日とりあげた塚本幼稚園は愛国幼稚園ともいわれるらしい。大阪・淀川区にある。この幼稚園では、幼稚園児に「教育勅語」や「五箇条の御誓文」を暗唱させるほか、伊勢神宮への参拝や自衛隊の記念式典で園児らが演奏したり、日の丸と旭日旗を振らせるなど、露骨なまでの“愛国教育”をおこなうことで知られている。

  右翼が賛同するのは当然で、日本のこころを大切にする党の中山斉彬や西村眞悟、田母神俊雄、竹田恒泰といった連中の推薦メッセージが園のHPに掲載されていたこともあるそうだ。

  昭恵夫人は過去に塚本幼稚園を訪問した際に「感涙にむせんだ」そうだ。籠池森友学園総裁が園児に「安倍首相ってどんな人ですか?」と問うたとき、園児が「日本を守ってくれる人」と答える姿を目にして感動したのだという(産経ニュース15年1月8日付)。

  「FRIDAY」(講談社)12月23日号によると、籠池総裁は「(昭恵夫人は)名誉校長就任を依頼した時、「

『即断でハイと言っていただきました。ありがたいお話ですね』とその事実を認めている。

  昭恵夫人は学園の広告塔の役割を果たしている。首相夫人が名誉校長ということで、どれだけ箔がつくことか。

  同幼稚園には安倍首相も講演に来ることになっていたそうで、その広告には、次のような部分があったそうだ。

  「尖閣諸島・竹島・北方領土(樺太の半分・千島列島・歯舞・色丹・択捉・国後)は 日本固有の領土です。日本人および日本国は矜持を持って堂々と対峙せねばなりません。
しっかりとした歴史観・国家感を持ち、それに裏打ちされた方向性と実行力を持ったリーダーに委ねたい。

  その最も有力な人物こそ、第90代内閣総理大臣 安倍晋三先生です。来る9月16日 安倍晋三先生が塚本幼稚園に講演に来られます。」

  一国の総理大臣がわざわざ幼稚園の要請に応じて講演に来るというのは生半可なことではない。普通あり得ないことである。つまり、安倍首相の肝いりだということだ。

  籠池総裁は瑞穂の國記念小學院のカリキュラムの特長についても「『教育勅語』」を中心に据えた『修身』や四書五経を学ぶ『儒学』、ご皇室の成り立ちや『古事記』『日本書紀』を学ぶ『国際日本学』などをとおして、日本人としての魂をしっかり育ててまいります」と言っているという。(致知2015年4月号)

 教育勅語は書き出しが次のようである。

朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ德ヲ樹ツルコト深厚ナリ
我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此
レ我カ國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民

 神代の時代から連綿と続くと謳い、我が国体の精華と述べ、汝臣民と説くのである。まさに天皇主権であり、国民は臣としてひれ伏したのであった。教育勅語は現行憲法の国民主権とは真逆である。それなのに教育勅語を暗誦させるというのは憲法違反も甚だしい。いくら私立小学校とはいえ許されることではない。

 しかし、安倍夫妻はそれを当然だと認めているのである。安倍政権が目指す改憲の方向を先取りしていると考えているのであろう。

 自民党は昨年、教員の偏向教育の調査をした。平和とか戦争反対などを唱える教員を知らせるようにということであった。現行憲法に明記する「平和」「戦争放棄」を順守することがなぜ偏向になるのであろうか。教員の大半は公務員であり、憲法に従うことを宣誓しているのだ。首相以下憲法を守る義務があるのだ。

 一方、私立小学校や幼稚園とはいえ、上に挙げたような戦前の教育をしてよいものであろうか。それこそが憲法違反の偏向教育ではないか。こういうことが首相の応援のもとに推奨されていることは由々しきことである。

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