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2017年2月13日 (月)

数をたのんで野党を小馬鹿にしている安倍政権

 米国のトランプ大統領が言いたい放題で、イッターと大統領令で世界に混乱を与えている。前代未聞のことである。

 同じように日本の国会でも、安倍政権は2/3以上の絶対多数をよいことに言いたい放題、やりたい放題である。

 10日の朝日新聞トップニュースは、「閣僚答弁 乱れる国会」であった。衆議院の予算委員会で9日、南スーダン派遣の陸上自衛隊の「戦闘が生起とした「日報」をもとに、民進党の後藤議員の「戦闘はあったのか、なかったのか」という質問した。稲田防衛相は「国際的な武力紛争の一環としては行われていなかったが、人を殺傷し、物を破壊する行為はあった」と従来からの政府見解を答弁。

 

 野党が「質問に答えていない」と反発、審議が再三中断するなか、同様の答弁を9回も繰り返したという。しかも、実際に戦闘があったのに武力衝突だと言って誤魔化している。

 これは「戦闘」と認めると、南スーダンPKO派遣の自衛隊を引き上げなければならないからで、苦し紛れのウソをついているわけである。こういう誤魔化しがまかり通る国会は国会とは言えない。

 また、「共謀罪」法案を巡る論戦では、金田法相はつじつまの合わない説明を繰り返し、法案の必要性を示すための事例説明で根拠をゆるがせたり、根拠として説明した判例がなかったりと、説明を二転三転させたという。

 たしか、野党の質問時間は限られているはずで、その貴重な時間を大臣がのらりくらりと質問に関係ないことを話したり、質問をかわしたりしている。民進党の山尾議員は「委員会の時間を浪費する大臣と、どうやってこれ以上議論したらいいのか。大臣失格だ」と指摘したそうだが、その通りである。

 与党がせめて参議院で野党より数が少なければ、こういうことは起こり難いだろうと思う。民主党が政権を取った時期、「決められない政府」という異名をもらったが、それは参議院では数が少なかったからだ。

 安倍政権になって「決められる政府」になったのはいいが、数をたのんでやりたい放題である。特別機密保護法、武器輸出三原則変更、集団的自衛権閣議決定、安保法制、原発の海外売り込み、辺野古基地の強行、年金カット法・・・・などなど。

 以前なら稲田防衛相、金田法相、松野文科相などのような答弁をする大臣は首を切られたが、安定多数の政権では首を切られることもない。言いたい放題やりたい放題で野党はバカにされっぱなしである。

 しかし、国会では少数とはいえその背後には野党を選んだ国民がいるのだ。自民党が多数を得ることが出来たのは小選挙区制という選挙制度のお蔭である。比例制なら過半数に及ばないのだ。

 トランプ大統領にしても得票数ではヒラリー氏に及ばなかったのだ。選挙制度のお蔭である。

 謙虚に真面目に誠意をもって対応し、国会の議論を深めてもらいたい。

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