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2017年1月20日 (金)

よかった「この世界の片隅に」

 「君の名は」というアニメ映画は騒がれているので知っていて見に行った。でも、大きく騒がれる理由が分からなかった。そのことをblogに書いたら、Tさんからメールが来て、Tさんの友人も「『君の名は』は面白くなかった。『この世界の片隅に』の方がよかったと言っていた」と書いてあった。それで「この世界の片隅に」というアニメ映画があることを知った。

  どんなアニメか観に行こうと思っていると、先日Yahoo newsで「この世界の片隅に」がキネマ旬報の昨年度第一位映画に選ばれたことを知った。それならなおのこと観に行かずばなるまいと思った。

  16日に丁度午後の予定がなかったので出かけた。朝は雪が凍り付いていた道路が溶けていたのでよかった。

  ミリオン座に着くと14時からの部の券を買った。52番であった。いい座席取れるかなと思いながら待っていた。番号順に呼ばれて入場すると、まだいっぱい席が空いていたので、6列目中央に座ることが出来た。

  ミリオン座は予告編が早く始まるのか「この世界の片隅に」は定刻14時に始まった。最初に画面に片淵監督が出てきて、「この映画は1944年と45年の普通の家庭に起きたことをを描いています」というようなことを言った。これまでにない演出であった。

  映画は1933年、主人公の「すず」が子どもの頃のエピソードから始まった。すずは広島に住んでいた。すずは大変絵が上手な子どもで、絵が苦手な同級生水原哲に宿題の絵を描いてあげるのだ。

  すずが18歳になったとき、縁談があり、どんな相手かも知らぬまま結婚式を挙げる。相手は北条周作という真面目そうな青年で、周作は海軍で事務をやっていた。すずは呉市の軍港が見える山の斜面に住むことになる。

  最初周作とはうまくやっていけるのだろうかと思って観ていたが、物語が進むと周作はすずを大変愛していることが分かった。周作にはしっかり者の姉の経子がいて、里帰りをしてきてすすにきつく当たる。しかし、離縁して娘の晴美を連れて実家に戻り、すずたちを暮らすことになる。周作の両親は優しい人ですずを大事にしてくれる。

  すずの家に近くからは軍港がよく見えて戦艦大和や武蔵なども見えるのだ。すずはそれを写生していて憲兵に見つかる。

  戦争が進むにつれて、物資は配給になり、食べ物も少なくなっていく。すずは道端に生えているたんぽぽなど食べられる草をつんで食べるのだ。生活が厳しくなる様子や米軍機が飛んで来て爆弾を落とす様子などが描かれる。

  呉は軍港の町だから容赦なく米軍の攻撃を受ける。すずが晴美を連れて義父の見舞に行った帰り、時限爆弾によって晴美は死に、すずも大事な右の手首を失うのだ。

  すずの家にも焼夷弾が落ちるが、不自由な手で何とか消し止める。呉の街は焼夷弾と爆弾で焼き払われてしまう。

  そして運命の8月6日。その日はすずは広島の実家に戻っているはずであったが、病院の診察日の関係で家にいた。そこでキノコ雲を見ることになるのだ。

  物語は20年の暮れまでが描かれる。終戦の20年を挟んで「世界の片隅に」起こったさまざまな出来事を詳しく描いているアニメである。映画のどこにも戦争反対とか平和とかの文言は出てこないが映画全体を通して訴えているのだ。

  私は映画を観ていて、戦時中の生活が思い出され、そうだそうだと思いながら観た。そういう意味では「君の名は」とは違い、高齢者には分かりやすいアニメ映画ではある。

  すずの声を「のん」が吹き込んでいるが、ぴったりの声である。片淵監督が「他には考えられない」と絶賛したそうだが、実にはまっている。

  風景の絵は「君の名は」ほどではないが細かくよく描けている。すずについては子どもの頃とあまり変わらないので成長が感じられなかった。

  興行収入的には「君の名は」が圧倒しているが、「この世界の片隅に」は温かく優しい心を持った人々が描かれていて、戦争について考えさせるものになっているのでよいアニメである。

 

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コメント

私は「君の名は」も「この世界の片隅で」も観てないので論評する資格は無いが多分、ららさんとまったく同じ感想を持つのではと思う。以前、宮崎駿監督の空前のヒットアニメ「千と千尋の神隠し」を観た時も私はまったく面白いと思わなかった。多くの人々は私のような感想は芸術作品?に対する感性が欠如していると考えて付和雷同しているように思えるが私の邪推であろうか。それと興行側も素晴らしい作品であることを印象付けるためにあらゆる手を打つようにも思える。出版などで、すでに10万部突破などと書き、購入を煽るのも同じ手法である。へそ曲がりの見方だろうか。

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