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2016年12月23日 (金)

原発への宗教の対応

 福島第一原発の事故によって原発神話が崩れた。あれから5年余り、宗教は原発をどう考えているのか知らなかった。19日の朝日新聞に、日本カソリック教会の態度の変化が載っていた。

  それによると、2001年には代替エネルギーの開発を求めているが、原発容認であったという。しかし、福島第一原発事故により国内の全ての原発の即時廃止を呼びかけた。そして今年10月に刊行された「今こそ原発の廃止を」という300ページもの書籍で、核の歴史や問題点に論究し、脱原発の思想とキリスト教について述べているそうだ。

  その中で、「人間による核エネルギー利用は、神が与えた自然における人間の位置づけからは逸脱している」と断じているという。

  ローマ法王庁は原発反対の態度を明確にはしていず、各国の司教たちに任せているそうだ。韓国のカトリック司教協議会は「核の技術は生存権と環境権をひどく傷つけ、また、人権に反するものとして、キリスト教信仰の出発点であり完成である、神の創造の業と救いの歴史を否定するものである」と原発反対を明確にしているそうだ。

 これはカトリックの話だが、プロテスタントはどういう態度なのかは不明である。

 同じページに日本の仏教の対応が出ていた。曹洞宗は11年に、宗派として原発停止は望ましいとしながらも、雇用問題など解決すべきことが多いため、是非の判断は非常に難しいという見解を出した。しかし、宗派内では宗議会で原発に頼らない社会に向けた取り組を求める決議をしたという。

 臨済宗妙心寺派は「原子力に頼らない社会の実現」という宣言を発表した。真宗大谷派も同じような見解を出した。浄土宗本願寺派は、大谷光真前門が原発の問題点を繰り返ししているが、教団としての脱原発は表明していないという。

 創価学会は公明党が自民党と政権与党を組んでいるので、原発推進と輸出にも加担しているだろう。

 立正佼成会とか他の仏教や、神道、新興宗教はどういう対応なのか分からない。宗教はどちらかというと保守的であるから、原発推進派が多いのではないだろうか。朝日新聞は宗教全体の動向を記事にしてほしかった。

 

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