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2016年12月

2016年12月31日 (土)

今年も大晦日となった

 とうとう今年も大晦日を迎えた。熊本大地震や鳥取大地震、北海道東北の台風被害などの自然災害や糸魚川大火という人災まであった。被害を受けられた人たちはどんな気持ちで大晦日を迎えられたのだろう。察するに余りがある。

  これらの災害で、東日本大震災の被害者のことは忘れられた感がないでもないが、早くも6年近くになろうとしている。いまだに復興の途上であり、福島第一原発は廃炉の模索中である。

  この1年の政治的外交的出来事では、安倍首相は、真珠湾訪問での日米和解を第一に挙げるに違いないが、私は南スーダンへの駆けつけ警護を第一に上げたい。昨年強行成立した安保法制によって、憲法9条の戦争放棄は絵に描いた餅になってしまった。南スーダンで自衛隊は何時でも発砲できるようになった。また、米軍と共に戦うことも可能になった。

  安倍首相は真珠湾の所感演説で、日本は71年間の平和を保って来たと強調したが、その根源である憲法9条を壊してしまったのに、よくも言えたものだと思った。国民は、南スーダンで発砲や死者が出たときに気付くのであろうか。

  政治的出来事としては、年金改革法、TPP関連法、カジノ(IR)法が強行採決され、成立したことも忘れてはならない。自民・公明に維新が加わって、数の上での圧倒的多数で、国民無視のやりたい放題が罷り通った。

  東京都知事に小池百合子氏が当選したことも特筆ものではあるが、豊洲市場問題、オリンピックの巨額の費用問題など、問題提起に終わった印象である。

  世界に目を向ければ、何といっても、米国次期大統領に、大方の予想を裏切って大富豪のトランプ氏が当選したことであった。選挙中に彼が発した言葉は、人種差別、女性蔑視など、これが大統領候補の言うべきことかと心ある人たちを嘆かせるものであったが、当選した。

 トランプ氏大統領当選の影響は、EU諸国に及び、フランス、スペイン、オランダ、ドイツ、オーストリアなどで右翼ポピュリストが抬頭する要因となり、右傾化が懸念されている。

 安倍首相は、早々にトランプ氏に会いに行ったが、TPPにしろ米軍費用の負担にしろ、先行き不透明なことが多い。

 下層の人間にとっては、年金が減り、保険料や支払が上がり、介護保険料が上がり、福祉が切り詰められ、ブラック企業が横行し、非正規労働が増え・・・・生活にもろに大きな影響が出た。こうした問題は、来年以降もさらに大きくなると予想されている。

 アベノミクスは当初からうまく行かないと指摘されていた通りになったが、失敗を絶対に認めようとしない。カジノを作って儲けようととんでもない発想である。アベノミクスならぬカジノミクスである。

 

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2016年12月30日 (金)

光陰矢のごとし

 「光陰矢のごとし」という諺がある。英語では、「Time flies leike an arrow」と中学の頃習った。出典をネットで調べたが、書いてあるのはたった一つであった。それには「中国の唐時代中期に活躍した詩人李益の遊子吟にあるとされる」とあった。

  12月も押し詰まって来ると交わす言葉も「時間が経つのは速いですね。もう今年もおわり!」と言った類のことが多い。

  私のような高齢になると、特にその感が強い。昨日お屠蘇を飲み、雑煮を食べたのにもうまた正月が来るという気分である。年をとるにつれてその感じが強まるようである。

1日についても同じである。私の場合、1日2食にしており、ブランチを食べ終えると11時近くになる。トイレに行ったり歯を磨いたりしていると、時計が「青い目の人形」の音楽を流す。11時の時報なのだ。それを聞くと、「ああ、もう半日過ぎたのか」という気分になる。

 夜だって同じである。就寝時刻は9時前と決めてあるから、6時過ぎに夕食を食べて7時のNHKニュースを見て、後寝るまでの時間は1時間余りしかない。

 以前にも書いたことがあるが、勤めている頃は朝から夜までやることがいっぱいあった。出勤をするのも7時半ごろには職場に着くようにしていた。それでも休みの日には遠くまで釣りに出かけたり、ウイークデーの夜に趣味のクラブに行ったりしていた。

 退職後は全部自分の時間だと言ってよいのだが、年々時間がないと感じるようになってきた。それは時間が経つのを速く感じるのと比例している。

 時間があるはずなのにないのだ。録画したテレビ番組を観る時間がなく、増えていく。映画を観に行きたいと思ってもなかなか行けず、見逃した映画も多い。

 読みたい本もたまる一方である。読みかけで机の上に積んでおくので積読である。それに予定していなかったことが舞い込むこともよくある。そうして時間が無くなって行く。

 良寛さんのように子どもと戯れたり、托鉢に出かけたり、書を書いたりして自分の時間を楽しむ境地にまではまだいっていないということであろう。

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2016年12月29日 (木)

私の朝の時間の過ごし方―健康維持を主眼に

  私は毎朝4時から5時の間に起きることが多い。起きると、たまった小便をだして、血圧を測り、お茶をコップに1杯飲み、目薬をさし、それからまたトイレに行って大便をする。そうしないとウオーキングの途中で便をしたくなったら大変だからだ。その間新聞が来ていれば眼を通すこともあるが、来ていなければスマホでメールのチェックをしたり、ニュースを見たりする。

  ウオーキングに出かけるまでに日によって違うがおよそ40分ぐらいは時間を使う。大便をするのに10分前後は要するし、着替えをするにも5分ぐらいは直ぐ経ってしまう。

  ウオーキングは1時間前後である。毎日スマホの歩数計で測っているのだが、この頃は速い時で58分台、おそいと61分以上のこともある。若い時は54分ぐらいで歩けた道のりである。コースと距離は36年間全く同じなのにである。

  帰って来ると、ひげを剃るために顔を洗ってシャワーを浴びるか朝風呂を沸かして入る。風呂を沸かすのは簡単になったから10数分で入れるようになる。

  風呂に入るときは、洗髪と身体を洗ってから湯船に入るのだが、湯船の中でやることを決めてある。

 ①舌をべろっとだすのを20回。その間に足の親指と人差し指を交互に20回動かす。

 ②舌先を軟口蓋に上げるのを20回。その間に足の指を20回動かす。

  ③口を大きく開いて「ラレリルレロラロ」を12回ずつ、3クール行う。これは滑舌の

   ためと脳梗塞をチェックするためである。

  ④腹式呼吸で息を思い切り吸い、唇を震わせて息を吐く動作を6回行う。

  ⑤足のふくらはぎを70回もむ。1回で足首から上まで10数えてもみあげるのを7

   回する。

  ⑥下腹部をもむ。

  これだけやると、約6分である。夏場は入浴は6分以内、冬場は8分間としている。

  風呂から出ると頭髪を整え、体重を計る。体重は61キロ台が多いが、62kgでイエローカード、63キロでレッドカードと決めてある。

  その後我流のストレッチをする。これについては以前に書いたことがあると思う。メインは両手をあげて引っ張り上げることと、肩甲骨をうごかすことと、スクワットである。その他に体側をひねったり、前屈をしたりする。全部で10分余りである。

  ストレッチはテレビのニュースなどを見ながらしている。その後衛星放送で朝の連続テレビ小説を観る。終わると7時45分である。

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2016年12月28日 (水)

つまらなかった1万人の第九ー国分太一の発見ーわけありクラッシック

 12月23日に放送された、「1万人の第九―国分太一の発見―わけありクラッシック」という番組を今年も観た。関西在住の友人が毎年1万人の第九に出ていて、観て欲しいとメールが来るからだ。

  「1万人の第九」は大阪で行われるのだが、出演希望者は全国から集まる。全国の40数か所で事前の合唱指導があり、本番には大阪に集まるのだ。指揮者が佐渡裕氏なので余計に人気があり、応募しても必ず出られるとは限らないようだ。

  「1万人の第九」はどんなものか、実際は出演しないととても分からないであろう。私も出演して見たいと思ったが、大阪では宿泊をしなければならないし、出演料も旅費もかかるので諦めた。それで今年もテレビで観ることにした。

  番組は、クラッシック音楽について、多くの人に興味を持ってもらおうということで企画されたようだ。クラッシック音楽は特別なものではなく、誰でも親しむことができるという誘い水である。

  57分の大半は、2択のクイズによるもので、ピアノの祖先は何かとか、ベートーベンがコンサートを最初にやったのだとか、第九が初演されたときベートーベンは何故激怒したのかとか、ベートーベンが家政婦のどんなことに怒ったのか、とかいうことを榊原郁恵さんやハリセンボンなどに答えさせるというものであった。

  2択を出す役は渡辺直美という太ったピン芸人で、国分太一と共に番組の目玉であるようだった。佐渡裕氏もクイズの場には出ていたが、出題に関係しているようであった。

 肝心の1万人の第九の大合唱は、全部聴けるものと期待していたが、すぐに終わってしまった。それでおかしいと思い、録画を見直したら、何と放送されたのは、最初の「フロイデ」と「D」の「ダイネ ツァオベル」で始まる部分、「ヤー」で始まる部分と、「G」の「キュッセ」で始まる部分と、男声の部分と、第九のサワリの「フロイデ」で始まる部分と、最後の部分をつなぎ合わせたものであった。第九を知らない人が聴けばこれが第九の合唱だと勘違いしてしまうであろう。

 第九の合唱を全部放送しても、佐渡氏の指揮は速いので17分ぐらいであろう。トリビアな知識を売るクイズは減らして、合唱の全部を放送してほしかった。指揮者の佐渡氏は汗をぬぐいながらの棒振りで、終わった後は汗びっしょりであった。

 

 

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2016年12月27日 (火)

たけしの「みんなの家庭の医学」から―②カルシュウムの効用

 たけしの「みんなの家庭の医学」によると、カルシュウムに3つの効用があると言っていた。第1は、高血圧を下げる。第2は、イライラを防ぐ。第3は、がん発生を防ぐ。この3点であった。

  私は、カルシュウムが金属だということを知らなかった。珊瑚や貝殻を砕いて作る白い粉だと思っていた。

  厚生労働省が勧めるカルシュウムの1日の摂取量は650mgだが、日本人はそれを満たしていないのだという。欧米人はカルシュウムの摂取量が足りているが、日本人は不足しているのは、水が原因ではないかというのだ。欧米では地下水を使い硬水であるのに対し、日本は軟水なのでミネラルやカルシュウムを取れないという。

  カルシュウムを多く含む食べ物は、牛乳や小魚や大豆などがある。そうした食べ物を食べてカルシュウムが不足しないようにすることが大事だという。

  高血圧に効く実験では、2人の被験者に牛乳を1日3回の食事の前にコップ1杯飲んでもらうというものであった。それを1週間続けると血圧にどのような変化が現れるかということであった。

  結果は、実験開始時に142ぐらいあった人は130台に、130台だった人はそれより下がった。特に夜間の血圧が下がっているのがよいと言っていた。

  私も毎朝血圧を測っているが、140を超すことが多く、よいと言われることをいろいろ試して来た。例えば「日高昆布」「酢タマネギ」「酢黒豆」「70%以上のチョコレート」などである。現在は「黒豆茶」を試している。

  牛乳は2年ぐらい前から飲まなくなった。ヨーグルトも豆乳で作っている。牛乳は日本人にはよくないと言われるし、カルシュウムを摂るには他の物の方がよいという説があるからだ。

  牛乳がよいならやってみても・・・・と思ったが、1日に600ccほども飲むのは金もかかるし大変である。

  第2のイライラを防ぐのは、一人の家庭の主婦を被験者にして1週間の間毎日650mg以上のカルシュウムが摂れるようにするというやり方であった。カルシュウムを含む菓子、小魚、アミエビ・・・・いろいろ工夫をして食べるのである。被験者には知らされていないが、夫がそれとなくカルシュウムを食べさせるのであった。

  1週間やって、家族から見てイラつくことが少なくなった。本人も効果がある感じだと言っていた。

  カルシュウムがイライラや精神疾患によいということは、本で読んだことがあるような気がする。

  第3の癌の予防では、ガンを発生させる物質を腸内でカルシュウムが集めて体外に排泄すると言っていた。これについては現在研究が進行中だという。

  カルシュウムと言えば、骨粗鬆症予防に大切だというのは誰でも知っているが、高血圧、イライラ解消、ガンにもよいとなれば、650mgの基準値は満たしたいものである。

 

 

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2016年12月26日 (月)

第17回みんなで楽しくクリスマス会

 12月20日(火)に、昭和区役所講堂で第17回みんなで楽しくクリスマス会が開かれた。主催はクリスマス実行委員会であった。9時から会場準備をし、そのあとリハーサルをやるグループはリハーサルをした。

  開会は12時。挨拶のあと、プログラムに従って進行した。

プログラム

 ①リズム体操   アイアイリズム

 ②コーラス     「ジングルベル」「見上げてごらん、夜の星を」「365日の紙風

            船」「あの素晴らしい愛をもう一度」   歌いましょう会

 ③手話コーラス 「どんぐりころころ」「「翼をください」「赤鼻のトナカイ」  「どんぐ

           りころころ」の手話の仕方を説明して歌った  

                                    あじさいふれあいサロン   

④エイサー   「安里屋ユンタ」「かたみ節」「テンヨー節」「まじゃんがー」「唐船

          ドーイ」  沖縄の衣装を着て、音楽に合わせて太鼓を叩き演じ

                                      きららハウス

⑤ラーメン体操   ラーメン体操の音楽に合わせて手足を動かした

                                      ありんこ作業所

           休 憩

⑥紙芝居    「おとうさん」という外国の民話    あじさいふれあいサロン

⑦ミュージックベル  「あら野のはてに」「クリスマスメドレー」「手のひらを太陽に」

                                 グループ華

⑧コーラス  「白い色は恋人の色」「スタントコーラス(春が来た+雪)」「冬景色」

         「学生時代」                あったかカフェ

⑨マジック                          マジック研究会

⑩みんなで歌おう  あわてんぼうのサンタクロース、翼をくださいなど6曲を歌った

 参加したグループがそれぞれ演技を披露し、みんなで観て楽しんだクリスマス会であった。会場の壁沿いには書道、パソコン、絵の展示もあり、作業所で作った菓子やアクセサリーなども売られた。

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2016年12月25日 (日)

たけしのみんなの家庭医学から―記憶力改善法

 12月20日に放送された、メーテレ「たけしのみんなの家庭医学」を録画しておいた。いつもはこの番組を観ることはないのだが、内容にひかれて録画したのだ。そのうち最初に取り上げられた「記憶力をよくする法」を観たら面白かったので以下に記す。

  脳というのは20歳ぐらいまでは大きくなるが、それ以後は細胞が減るばかりだ。MRIで調べると年をとるほど脳がすきすきになってくるという。20歳の人と70歳の人の画像を比較して示した。たしかに70歳の人の脳はあちこちに隙間が増えている。若い頃よりだいたい牛乳瓶一本分(200cc)ぐらい減るのだそうだ。

  しかし、脳が小さくなっても記憶力がそれほど衰えない人がいるという。それを実際の人で確かめていた。

   番組では、脳年齢を調べるために、簡易記憶力テストをゲストがやった。私も試しにやってみた。その方法は、15の単語を覚えて、その後60秒で思い出した単語を全部書きだすというものだ。単語は、一語3秒ほど見せられる。

  単語は、ズボン、コーヒー、リンゴ、ライオン、バラ、歯、クレヨン、白、トマト、韓

       国、テレビ、スキー、クッキー、バス、バイオリン、

  判定は、10個以上      30歳未満          7個    60代

         9個        30代~40代         6個    70代

         8個        50代             5個     80代

  私は、30秒までに10個思い出せたが、それ以上はどうしても思い出せなかった。

  10人の被験者たちは、本格的なテストで受けた。その中の2人は、脳の容積が70代、80代なのに、好成績であった。

  では、なぜそうなるかというと、記憶力を司る脳の「海馬」と呼ばれる部分と関係するのである。海馬は形がタツノオトシゴに似ているので、タツノオトシゴともいうそうだ。左右1対ある。写真で見ると確かに似た形をしている。

 海馬を活性化するBDNFという物質があり、それが多いと海馬が大きくなるというのだ。だから海馬が衰えていなければ、記憶力もよいというのである。それにはBDNFを増やすのがよいということが分かって来たそうだ。

 そこで、記憶力テストで成績の悪かった2人の女性が被験者になって、BDNFを増やす取り組みをした。1週間でBDNFの値を10%増やすという目標である。

 1人は約15分の通勤の往復を自転車から歩行にした。もう一人は、歩行器械と水中歩行を15分ずつ行った。開始前に血中のBDNFを測定した。また、毎日採血をして、BDNFの数値を調べた。

 すると、2日目、3日目とBDNF数値が下がって行ったが、4日目から戻り始め、1週間後には10%以上の増加をしたのであった。歩く運動によってBDNFが増加することが確かめられたのだ。

 BDNFは身体中に存在し、筋肉や脳などで使われるのだそうだ。身体でも使われるので、脳に行くように運動で増やすことが大事なのだ。そのためには歩くのがよいというのである。

 私は毎朝5kmを1時間で歩くウオーキングを続けてきたが、生活習慣病の予防によいというのでやってきた。BDNFと海馬の働き(記憶力)の関係は、新しい知見なので知らなかった。これを知って嬉しい。

 ただ、物覚えの悪さや忘れやすいことは年と共に多くなっている。これは仕方がないことなのか。

 

 

 

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2016年12月24日 (土)

どんぶり勘定の東京オリンピック許せない

 2020年の東京オリンピックの開催費用について、大会組織委員会が、大会全体の総経費について、1兆6000億円~1兆8000億円とする試算を発表した。

  組織委員会は、自らの予算は5000億円として、残りの1兆1000億円~1兆3000億円を、東京都や競技会場のある自治体、国に負担を求めた。

  東京オリンピックに立候補したのは、2013年9月であった。立候補に当たって「世界一コンパクト」な五輪として、オリンピック選手村から半径8km以内の競技場をアッピールした。

  その時の見積もりは8000億円であった。それがその後膨張を重ねた。15年7月には、森組織委員会会長が2兆円を超すかも知れないと言った。3か月後の10月には、当時の舛添都知事が、3兆円は必要だろうと言った。

  今年9月には何と小池都知事の調査チームが3兆円を超すと言った。オリンピックを引き受けてから3年あまりの時間が流れた。そして今回の見積もり1兆6千億円~1兆8000億円となった。この見積もりもまだまだ試算の精度はあいまいで、今後さらに膨張するとも言われている。

 開催費用が3年以上たってもまだ正確な見積もりを立てられず、どんぶり勘定になっているのはどうしたことか。金なんていざとなれば「オリンピック成功のため」と言えば、どうにでもなると踏んでいるのであろう。

 小池知事が唱えた競技会場についても結局当初の通りになってしまった。何か大きな力が働いているに違いない。

 「日本死ね!」で有名になった保育園問題でも、この何分の1かの費用で解決するであろう。保育士の待遇が悪いのでなり手がない問題も含めて。

 介護関係でも同じである。介護士やヘルパーの給料があまりにも安いために人で不足に陥っている。また特別養護老人ホームもその不足が深刻である。

 オリンピックの経済効果が言われるが一方で我々の生活に直接響く大問題がなおざりにされてよいものであろうか。

 「天声人語」で「どんぶり勘定などの混乱が分かっていたら、開催決定をあれほど歓迎下であろうか」と書いているが、立候補のときの約束は嘘っぱちでは何とも情けない。

 オリンピックに絡む利権も取沙汰されている。どんぶり勘定になる所以である。金は厳正に見積もって厳正に使ってもらいたい。

 

 

 

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2016年12月23日 (金)

原発への宗教の対応

 福島第一原発の事故によって原発神話が崩れた。あれから5年余り、宗教は原発をどう考えているのか知らなかった。19日の朝日新聞に、日本カソリック教会の態度の変化が載っていた。

  それによると、2001年には代替エネルギーの開発を求めているが、原発容認であったという。しかし、福島第一原発事故により国内の全ての原発の即時廃止を呼びかけた。そして今年10月に刊行された「今こそ原発の廃止を」という300ページもの書籍で、核の歴史や問題点に論究し、脱原発の思想とキリスト教について述べているそうだ。

  その中で、「人間による核エネルギー利用は、神が与えた自然における人間の位置づけからは逸脱している」と断じているという。

  ローマ法王庁は原発反対の態度を明確にはしていず、各国の司教たちに任せているそうだ。韓国のカトリック司教協議会は「核の技術は生存権と環境権をひどく傷つけ、また、人権に反するものとして、キリスト教信仰の出発点であり完成である、神の創造の業と救いの歴史を否定するものである」と原発反対を明確にしているそうだ。

 これはカトリックの話だが、プロテスタントはどういう態度なのかは不明である。

 同じページに日本の仏教の対応が出ていた。曹洞宗は11年に、宗派として原発停止は望ましいとしながらも、雇用問題など解決すべきことが多いため、是非の判断は非常に難しいという見解を出した。しかし、宗派内では宗議会で原発に頼らない社会に向けた取り組を求める決議をしたという。

 臨済宗妙心寺派は「原子力に頼らない社会の実現」という宣言を発表した。真宗大谷派も同じような見解を出した。浄土宗本願寺派は、大谷光真前門が原発の問題点を繰り返ししているが、教団としての脱原発は表明していないという。

 創価学会は公明党が自民党と政権与党を組んでいるので、原発推進と輸出にも加担しているだろう。

 立正佼成会とか他の仏教や、神道、新興宗教はどういう対応なのか分からない。宗教はどちらかというと保守的であるから、原発推進派が多いのではないだろうか。朝日新聞は宗教全体の動向を記事にしてほしかった。

 

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2016年12月22日 (木)

米軍はやりたい放題、いいなりの日本政府

 沖縄でオスプレイが一機墜落し、基地でも別の一機が胴体着陸をした。その事故から1週間、米軍は点検をしたが機体に問題はなかったということで飛行を再開した。

 稲田防衛相は、米軍が問題ないと言っているのだから理解できると言って飛行を容認した。安保条約と日米地位協定によって、米国は日本で治外法権があると考えているのか、やりたい放題である。沖縄県民のオスプレイへの不安を逆撫でして何とも思わないのだ。

 20日のNHKクローズアップ現代+ではオスプレイを取り上げていたが、夜間飛行を10時以後はしないとか低空飛行をしないという協定を無視して、夜間飛行をやり続けているという。

 映像で、道路の上を木の高さで飛んでいくオスプレイは、まるで現代版空飛ぶ怪獣である。怪獣が2機も3機も飛んでいるのだ。

 米軍北部訓練場が1部返還されるが、それと引き換えに、近くの村に住民の反対を押し切って高江などに新しく6カ所にヘリパットが造られた。今度のオスプレイ墜落事故で住、民たちは恐怖感を募らせ反対を鮮明にしている。

 訓練場が一部返還されると言っても、ヘリパッド建設と引き換えでは返還されたとは言えない。しかも、オスプレイが日夜自由に飛び回るのだ。住民はたまったものではない。

 クローズアップ現代+に出演した森本敏元防衛大臣は、米軍の抑止力としての必要性を強調していた。「オスプレイの配備が(日米同盟の)抑止力になると語った稲田防衛相の受け売りであった。

 オスプレイの訓練飛行は日本本土でも行われており、さらに横田基地への新たな配備が決まっている。沖縄県民だけでなく、本土住民の上にも、いつ怪獣が落ちて来るか分からないのである。シンゴジラという映画が評判になったが、オスプレイは大きさこそゴジラに遠く及ばないが、まさに空飛ぶ怪獣なのだ。

 危険な怪獣を自由に日本の空に飛ばせる日本政府、安保条約で日本を守ってやるのだからと居丈高な米軍。トランプ大統領になったら、ますます勝手放題に振る舞うことであろう。

 堂々と米国にNOと言える日本になれないものか。

「オスプレイ画像」の画像検索結果

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2016年12月21日 (水)

第11回東京地方自治研究集会での渡辺名誉教授の講演

友人が送ってくれた、12月11日に開催された第11回東京地方自治研究集会での渡辺治一橋大学名誉教授の講演のまとめを転載する。この研究集会のスローガンは「憲法を守り、活かして、暮らし・福祉を充実させる東京へ」。

 渡辺名誉教授の演題は「安倍政権の新段階と対抗する運動への展望」で90分の講演であったそうだ。マスコミは報じないし、地方にいては分からないことなので紹介することにした。筆者は竹山氏。

、      講演のまとめ

★2015年は戦後70年の大きな節目になった。戦争法(安保関連法)で、日本を大きく変えることに・・・しかし、(市民の)反対運動で選挙前の発動は出来なかった。そして、今年の参院選で、改憲の策動は新段階に入った。先の参院選に二つの顔がある。

 ひとつは、改憲勢力が三分の二の多数を占めて、容易ならぬ事態が現出したという顔であり、いまひとつは、戦後初の共闘が実現し、11の選挙区で勝利した。安倍改憲を阻む力が見えたという顔である。どちらの顔が勝るか、勝負はこれから・・・、なぜ二つ目の顔ができたのか、どんな力に依拠したのか。

★安倍はなぜ勝ったか。共同と「地域」が焦点、構造改革で疲弊した東北や信越などは、国の財政出動に期待し、自民党が得票し前進した。中国、四国、北信越、九州、続いて、東北、北関東の順。自民党得票率40%以上の県は19県となり、盛り返した。

アベノミクス第二の矢で、自民党離れを食い止めた。自民の利益団体動員、組織選挙であった。財政出動では地方の衰退は復活しない~「仕方ない支持」、第三の矢は地方をさらに疲弊させる。人口の減った32の選挙区は自民の大票田、自民も伸び、野党も伸びた。

大都市圏は、アベノミクスの恩恵を受ける富裕層、大企業の管理職、正規従業員層の支持などで、東京、埼玉、神奈川の得票率が増加した。また、軍事大国化、改憲を隠し、アベノミクスの是非に争点をそらせたことも勝因である。野党は共闘出来ず、「地域」が、戦場になった。

★戦後初の共闘はなぜできたか。戦争法反対の共同が選挙共闘に繋がった。安保闘争以来、55年ぶりの共同(総がかり)が成立した。安保闘争の共闘とは異なる三つの新しい特徴がある。1)労働団体、市民団体、市民の共同、安保反対・自衛隊反対と安保賛成・自衛隊賛成とが、安倍の日本に反対するという共同であり、2)共同が市民を励まし新しい組織、運動を生んだ。地方議会の意見書、405議会の意見書(2013年3月以降)、慎重393議会など地域が立ち上がった 3)戦争法強行採決後に廃止の共同が進み、総がかり2000万人署名運動、市民連合の結成、政党への働きかけなどに繋がった。

★参院選後の安倍改憲戦略と運動の課題~「地域」から全国へ。安倍政権は戦争法発動を不退転の決意で、9条の実質破壊と改憲への地ならし。自衛隊の南スーダンPKO新任務、限定的集団的自衛権の発動訓練、早期に衆院選を行い、再び改憲勢力三分の二を確保して明文改憲へ、自民党総裁任期延長と安倍政権の下での改憲実行を目指している。

安倍改憲の本命と弱点。改憲の本命は9条、これがある限り、(戦争できる)「普通の国」、にはなれない。そこで、いろいろな術策を弄する、が、改憲実行に三つの困難がある。①改憲多数派の要である民進党が反改憲共闘に組み込まれている ②野党の選挙共闘をこのまままで衆院選をやると三分の二どころか、政権存立が危うくなる ③改憲の実行部隊、安倍の取り巻きの改憲派と改憲多数派形成の矛盾、日本会議の勢力と改憲多数派のバランスの上での安倍首相、自民党改憲草案では、改憲多数派形成はできないが・・・

安倍の改憲戦略は、共同を分断すること、改憲多数派の形成することにある・・・野党共闘の分断を画策、共産党を攻撃する。公明、維新との改憲合意。加憲の取り扱い。9条改憲案、「合意のとれそうな」改憲条項案の作成。9条以外の緊急権、新しい人権なども探る。

★改憲を阻み、安倍政権に終止符を打つ、運動の課題~今こそ、東京の出番である。憲法の実質改悪である戦争法の発動を阻止し、廃止の闘いに全力を投じる。沖縄辺野古、高江基地の建設阻止。戦争法発動阻止の闘いが盛り上がる間は、9条改憲は出せない。

改憲を阻むには、安倍政権を倒すことに尽きる、そのためには平和と暮らしを車の両輪に、平和と憲法の闘いの柱だけでは安倍政治は倒れない。国民の 「仕方ない支持」を打ち破るには、アベノミクスに代わる共同~暮らし、総がかりが必要不可欠である。

市民と野党の共同を強化し、共同の第四段階~大都市圏の出番である。参院選での受け皿を拡大する。平和と暮らしの二本柱で共同を。

衆院選で共同の持つ可能性。295の選挙区で、野党合計得票率が上回る60の意義。32の一人区での127小選挙区の意義。

憲法運動の新たな課題と役割、9条の持つ力を学び、広める。憲法の全体が、「戦争しない国」、「福祉と平等の国」を想定し作られている。安倍改憲に立ち向かう体制を強化する。九条の会は第六回全国交流討論集会で新体制~世話人体制。地域の会の新設、事務局の拡充、全世代型への展開が必要。

中国脅威論、北朝鮮脅威論を口実とする改憲論、戦争法必要論に積極的に反論する。戦争法、改憲はアジアの平和と安全を確保しない。アジアの紛争激化の火種、口実であり、辺野古や沖縄基地はアジアへの脅威の備えにならない。9条に基づく平和の構想こそ、アジアと日本の安全を確保する道。

★むすびに代えて、参院選は、戦争反対の共同が、安倍改憲を阻み、安倍政治を変える力であることが証明された。共同を豊かにし、強くする課題を示した~受け皿をもっと大きく、平和と福祉の料理を。共同をめぐってはジグザグがある。私たちが主人公であり、観客になってはならない。今度は大都市圏、東京の出番、東京を変え、日本を変える。 以上。

 

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2016年12月20日 (火)

昭和文化小劇場のこけら落とし

 名古屋市の昭和区に新しい文化小劇場が造られた。地下鉄鶴舞線川名駅からすぐのところで、川名公園の一角にあり、交通の便もよい。

 私は買い物に行くとき、いつもその前を自転車で通り、建造の様子を見ていた。昭和区には昔から鶴舞公会堂があるので、文化小劇場の建設は最後になったようだ。

 その杮落としが15日から19日の月曜日まで開催された。「はじまりをたのしもう!区民ふれあい芸術祭」というタイトルであった。

 私が所属する昭和男爵コーラスも早くから参加の申し込みをしていた。そして、16日の午後3時56分からの出演が決まった。

 昭和文化小劇場の内覧会があったのだが、都合が悪くて行けなかったので、内部を見るのは初めてで楽しみであった。

 当日は、文化小劇場では声だしができないので、昭和生涯教育センターで発声などをしてから文化小劇場に行った。

 控室が空くまで、客席でオカリナの独奏とスイートポテトの女声合唱を聴いた。ステージは天井が大変高いので意外であったが、反響板がつけてあるようであった。客席も傾斜はそれほど急ではなくいいシートであった。

 控室へは舞台裏を通って行ったので驚いた。演劇の上演ができるように広い舞台裏になっていた。ただ、控室は正式のものが一つしかないみたいで、我々は物置が控室になっていた。控室の前が廊下で、そこからすぐに舞台の上手に出られるようになっていた。

 我々の演奏は、「風」、「夏の思い出」、「いい日旅立ち」、「昴」の4曲であった。客席は空席が目立ったが、出来立てのステージで歌うのは気持ちがよかった。ピアノは河合のグランドピアノであった。

 演奏が終わると、次のホットスルーズの混声合唱を聴いた。その後、桜花学園合唱部の女声合唱で、クリスマスキャロルやよく聴く曲を歌ったが、見事なハーモニーと歌声でびっくりした。指揮者は男性の先生であった。

 そこまで聴いて、休憩になったので帰ることにした。ついでにトイレにも行ったが、入口の傍の便利なところにきれいなトイレがあった。

 昭和文化小劇場は便利なところにあるし規模も手頃なのできっと多くの利用が見込まれるであろう。

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2016年12月19日 (月)

高齢者ドライバー事故

 高齢者ドライバーの事故について新聞やテレビでよく見掛けるようになった。私も高齢なので、妻や娘から運転をやめるようによく言われる。でも、運転免許の更新ができたし、認知症はなさそうなので、週に1度程度近場を運転をしている。余り車を動かさないものだから、先日もバッテリーが上がってしまった。

  12月16日の朝日新聞に興味深い記事が載っていた。「高齢ドライバー 統計とイメージに差」という見出しであった。

  新聞やテレビによると、高齢者ドライバーの事故が多いように感じるが、それは「アジェンダ設定機能」というものでそうなるのだというのだ。初めて聞いた言葉である。

  メディアには議題(アジェンダ)設定機能というものがあり、「今どんなことが問題か」を指し示す役割があるというのだ。それで、いったん、社会的なアジェンダになると、普段なら優先順位が低いケースでも、積極的に報じられるようになるというのである。

  最近、高齢者事故のニュースが多く取上げられるきっかけになったのは、10月末に横浜で起きた事故であろうという。この事故は、登校途中の小学生たちを87歳の男性が運転する車がはね、少学校1年の男の子が死亡、児童を含む6人が重軽傷を負った。この悲惨な事故の衝撃が非常に大きかったので、「高齢者ドライバー」というアジェンダが設定され、それに適合する報道が増えたと推測すると言っている。

  では、自動車事故による死亡者数はどうなっているかというと、過去20年間にわたって、減り続けているという。これは知らなかった。過去最多の1970年には、16000人を超す犠牲者が出たが、昨年は4117人だったという。これには驚いた。

  同じ日のNHKの朝のニュースでは、事故が減ったのは、自動ブレーキシステムが普及し始めたことが大きいと報じていた。

  ところで65歳以上の高齢者を見れば、減り方は鈍く、昨年の交通事故死亡者の54.6%と過去最高を記録したという。しかも半数は歩行中に起きた事故だという。私も気を付けてはいるが、いつ不注意で事故を招くかもしれないと自戒している。

  最近の報道では、「加害者としての高齢者」が強調される傾向が強いので、高齢ドライバーによる事故が増えていると思う人が多いかもしれない。調べてみると、年齢層別で比較すると、最も死亡事故率が高いのは、16歳から24歳の若者だそうだ。

  2015年  全世代平均      4.4件/10万人

        若者          7.6件

        高齢者(65歳以上) 5.8件

 年齢階層で見ると

        80歳~84歳     11.5件

        85歳以上       18.2件

        16歳~19歳     14.4件

 事故の実数では、40歳~44歳の世代が一番多く死亡事故を起こしているそうだ。85歳以上

 の3倍を超しているという。

 高齢者の事故が目立っているのは、高齢者の人数が増えていることも関係しているのではと言っている。確かに平均年齢も健康年齢も高くなっているから、事故を起こしたり、事故に遭ったりする人も多くなるであろう。運転免許返納も含めて考えなければならないと思う。

  以上は神里達博朝日新聞客員論説委員の論考に感想を加えたものである。

 

 

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2016年12月18日 (日)

ガッテン「ウイルス&細菌を撃退する口内フローラ新健康術」はよかった

 NHKガッテンの「口内フローラ」を扱ったのを録画しておいてやっと観た。家族が観てよかったと言っていたので、再放送を録画したのだ。

  口内には500種類、1000億もの細菌がいて口内フローラを作っているというのは初めて知った。善玉菌が9割と悪玉菌が1割の構成が健康なのだという。

  幼稚園児と高齢者を調べたら、高齢者は悪玉菌の割合が多くなっているが、加齢により免疫力が落ちるからだという。

  口内の悪玉菌は、歯周病菌(ジンジバリス菌)と虫歯菌がほとんどだという。バランスの良い口内フローラによって、インフルエンザ、 ノロウイルス、黄色ブドウ球菌、結核菌などの黴菌が口に入ってくるのを防いでいるそうだ。

  歯周病菌が血管に入ると、体中を回って病気を起こすという。脳に入ると、認知症や脳梗塞、心臓に入ると心筋梗塞、肝臓に入ると肝炎、その他ガン、動脈瘤破裂、糖尿病などさまざまな重大な病気に関係していることが分かってきた。

  歯周病は、歯茎が腫れる、歯を磨いて出血、急に口臭が起きる、口内の乾燥などによって気づくことができる。

 歯周菌(ジンジバリス菌)はどのようにして血管に入るかというと、歯茎にポケットを作りどんどん下に掘って行き、血管の所で破って中に入るのだそうだ。

 番組では、歯を1週間磨かないとどうなるかという実験をやった。1週間で推定1兆個の細菌になる、つまり通常の10倍になるということだ。血管内には歯周菌は入っていなかったが、悪玉菌の割合が4割にもなっていた。

 今回のガッテンでは、歯周病菌が様々な病気に関係していることが分かったから、血管に歯周病菌を入れないようにすることが大事であるということを強調した。た。

 そのために歯磨きを丁寧にして、歯間ブラシやデンタルフロスなどで歯垢を取ることや年に1回以上歯医者にチェックしてもらうことが大切であるということであった。

 そして、最後に口内フローラを正常に保つために、粉の緑茶で寝る前にうがいをすると効果的であると言っていた。緑茶のカテキンがいいのだそうだ。

 粉の緑茶を大匙に大盛1杯分コップに入れうがいをするとよいのだ。それを1週間も続けると口臭も取れると言っていた。

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2016年12月17日 (土)

「騙される側も悪い」という伊丹万作氏の言葉にうなずく

 Tさんが送ってくれた12月9日の日刊ゲンダイの記事「この国の民主主義は死んでいるのか。安倍内閣支持率60%の謎」の中で、政治評論家の森田実氏がつぎのように言っている。

 「国民が目先のことしか考えない、近視眼的な思考になっているのでしょう。背景には『もうかればいい』という拝金主義、新自由主義が、政財界、メディアに至るまで隅々に浸透していることがあると思います。

 例えば、刑法で禁止されたバクチであるカジノ法案が成立すればどんな悲劇を招くか――などと考えず、政府・与党が喧伝する『経済効果』ばかりに目が向いている。日本の政治や将来はどうあるべきか、という大局的視点に立って物事を見ない。だから、安倍政権が耳当たりのいいことを訴えるほど、支持してしまうのです」

 この後に次の記事が続く。端的に言うと、国民が「思考停止」状態になっているワケで、こうなるとコワイのは、戦前のように「一億火の玉」化しかねないことだ。映画監督だった故・伊丹万作氏は著書「戦争責任者の問題」で、先の大戦に至った経緯を振り返りつつ、こう書いていた。

 映画監督であった伊丹万作氏の言葉の引用である。その言葉を私は初めて知ったが、強い感銘を受けた。

 〈騙す者だけでは戦争は起こらない。騙す者と騙される者とがそろわなければ戦争は起こらない(略)騙された者の罪は、ただ単に騙されたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作もなく騙されるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切を委ねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである〉

 今の日本を見ると、メディアは安倍政権のご機嫌をうかがい、おもねて、堂々と権力批判が出来るの公器としての自負を失ってしまっている。だからTPP法も、年金カット法も、ギャンブルのカジノ法も全て成立してしまった。しかも、数をたのんでの強行採決で、あっという間にであった。

 この間、隣の韓国の大統領のスキャンダルを、これでもかといわんばかりに連日大きく報道した。大事な法案が審議中なのに国民の目をそちらにそらしてしまったのだ。

 マスメディアが批判をしないので、国民は「仕方ないか」と諦め、この国では国会で安政権が持つ圧倒的多数のやりたい放題を眺めさせられているだけだ。

 隣の韓国では連日国民が集会に繰り出し、すごいエネルギーを発揮したというのに、日本では何ともおとなしいことである。「思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従をしている」のであろうか。

 伊丹氏が指摘しているように、「国民全体の文化的無力、無自覚、無反省、無責任など」が安倍内閣を支持し、やりたいようにやらせているのであろう。

日刊ゲンダイの記事は、聖学院大の石川裕一郎教授(憲法・フランス法)の次の指摘を載せている。

 「まずは安倍政権の負の部分をきちんと噛み砕いて報じない大手メディアの報道姿勢に原因があると思います。政府広報のような報道ばかりで、マイナス情報はごくごく少ない。だから、高い支持率を保っていられるのだと思います。

 ただ、政府・与党もそれを意図的に仕向けている面もあります。例えば、賭博を合法化するという大問題のカジノ法案をはじめ、TPP法案も年金カット法案も、強行採決に踏み切ったのはすべて金曜日。おそらく、土、日の休日は報道が減って国民の目に触れる機会も少なく、そのうちに忘れるだろう――と考えているのでしょう。国民は政府・与党にナメられているのです」

 オスプレイの事故をほとんどのメディアは「墜落」とは言わなかったことは、昨日書いた。LITERAに次のような驚くべきことが書いてあった。

 本土メディアはそうして政権の意向を忖度するだけではなかったらしい。ある沖縄のメディア関係者は、本サイトにこんな驚くべき話を明かしてくれた。

 「じつは、沖縄の放送局・琉球朝日放送は当初から『墜落』との表現をすると決定していた。でも、キー局であるテレビ朝日からの圧力で『不時着』との表現をせざるを得なくなったらしい」

 やはり見えぬ力で圧力がかけられているのだ。メディアは自分の役割を見失っていることをはっきり示している。

 

 

 

 

 

 

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2016年12月16日 (金)

オスプレイの事故、米軍幹部の発言に怒りを覚える

 オスプレイが名護市沿岸で浅瀬に不時着を試みて着水し、大破した。空中給油訓練中のトラブルだったと言われる。13日のことで、事故は集落から僅か300mの所だった。「家が揺れるほどの大きな爆音がした」という。

 米国関係者は不時着だと言っているが、CRASH(墜落)と報じているものもあるそうだ。米軍の準機関紙である「星条旗新聞」や、米・FOXニュース、英・BBC、ロイターなどの海外メディアは「Crash」(墜落)と報じている。

 墜落というと機体の制御不能の問題になるので、不時着と言っているのだろう。翁長沖縄県知事は「墜落だ」と言ったが、まさにその通りだ。正常な感覚から見れば「墜落」である。

  いずれにしても、オスプレイは危険だと指摘されていたことが現実となった訳で、オスプレイを導入するに当たって、米軍や日本政府が安全だと強調してきたことがそうではないと証明されたのだ。

  沖縄県の安慶田副知事が米キャンプ地を訪れ抗議したのに対し、米軍のニコルソン四軍調整官は、怒気に染まった顔で「パイロットは住宅、住民に被害を与えなかった。感謝されるべき表彰ものだ」と言ったという。

  何という不遜な人をバカにした言いぐさであろう。この言葉を知って私は激しい怒気を覚えた。安慶田副知事は記者団に「植民地意識丸出しだ。」と言ったそうだが、米軍は沖縄を植民地もしくは占領地だと思っているので自然に態度に現れたに違いない。

  翁長沖縄県知事は、政府にオスプレイの撤去を求めるというが当然のことである。米軍ヘリパッドが2か所完成し、さらに4カ所が建設中である。高江では全国から機動隊を集めて住民たちの反対運動を抑え込んでいる。「土人」発言はそんな中で起きた。

  米軍横田基地や佐賀空港にもオスプレイが配備される予定である。そして国内を訓練で飛ぶルートがいくつか決まっている。危惧されるのはオスプレイがまた墜落等の事故を起こし、どこかで住民や建物に被害を与えることである。また、オスプレイ飛行のさいの騒音被害も大変なものである。

 安倍政権は米国の顔色ばかりを窺い、沖縄県民の苦しみを全く理解しょうとはしない。今度の事故の原因の究明を求めるだけでなく、日本側も調査に加わることを主張すべきである。政府は、あくまでも県民(国民)の生活を守り、安全を第一に対処すべきである。

※Tさんからのデータ  各報道機関が使った用語

沖縄タイムス、琉球日報 オスプレイ墜落

・TBS 墜落

・中日新聞 不時着、重大事故
・スポニチ 不時着、重大事故
・日テレ 不時着
・毎日 不時着
・日経 不時着
・産経 不時着
・NHK 不時着
・時事 不時着
・東洋経済 不時着
・西日本新聞 不時着
・ニコニコニュース 不時着
・朝日 不時着水
・読売 着水

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2016年12月15日 (木)

面白かった「古館伊知郎のトーキング・ヒストリー 忠臣蔵」

 新聞のテレビ欄で「古館伊知郎のトーキングヒストリー内蔵助」が面白いと、観ることを勧めてあったので、録画をしておいて観た。

  テレビ朝日と東映が協力して、太秦の撮影所に吉良邸のセットを作り、赤穂浪士の討ち入りを、事実に基づき詳しく検証するドラマを制作した。その事実というのは、中央義士会が、100年にわたり研究を続けてきたものをもとにしているのだという。そのドラマと解説のコーナーで構成されていた。

  解説のコーナーには、歴史学者の磯田道史氏、聞き手に伊集院光、名取裕子、乃木坂46の秋元真夏が参加し、古舘キャスターがMCを務めた。また、古舘キャスターはドラマの実況放送も担当した。ドラマに入り込んで、現地中継で実況放送をするという手法が面白かった。古館キャスターの滑舌を活かしたやり方であった。

 新忠臣蔵は、ポイントの場面ごとに、旧来の忠臣蔵はどう描かれていたかを示した後、その部分を再現した。

 さらに、忠臣蔵の大事な観点として、

①どうやって集結したのか。

②大石内蔵助の討ち入り作戦はどのようなものであったのか。

③吉良邸の全貌はどうなっていたのか。

をあげていた。

 また、四十七士は一人も死んでいないのに、150人いたと言われる吉良側は58人もの死傷者を出しているのは何故かも興味深かった。

 ①集結については、内蔵助たちは2年間にわたり、さまざまな職業をしながら、準備をしていったのだが、忍者と同じレベルの調査能力でいろいろ調べたのだという。

 集結場所として、吉良邸の近くの米屋に集まったのだが、その米屋も仲間の一人が経営をしていたのであった。何と吉良邸にまで米を売っていたという。

 集結は、町人の姿をした浪士たちが、バラバラに米屋に集まった。そこで着替えをして、蓄えてあった刀や槍などで武装した。ドラマにあるような名前を大きく書くことはせず、袖口に小さく名前を書いたのだ。

 大事なことは、槍は室内で使いやすいよう短くし、衣の下には鉄の網の物を上下につけて、切られても大丈夫なようにした。その重さは10kgにもなったという。

 討ち入りは、12月15日であったが、磯田教授はこの日しかなかったと指摘した。それは浪士たちにはもう金がなくなっていたのだという。

 また、15日は満月の夜で、運がよく晴れていたそうだ。だから月明かりで行動できたのだ。行動を開始したのは3時50分ごろであった。夜が明けるまでには事をすませなければならない。

 定番のドラマでは、討ち入りには、二人が塀を越え、門の閂を開けて全員が門から中にはいる。そして、吉良邸で内蔵助が陣太鼓を鳴らしたことになっている。しかし、実際は、門の前で二手に分かれ、主税が率いるグループは裏門を固めに行った。内蔵助たちの表門グループは全員が梯子を上って静かに中に入ったのだという。

 中に入った連中は、内蔵助たち数人を残して長屋に向かった。長屋には足軽や荷物運びなどの連中を含めて150人寝ていた。その連中を閉じ込めるために金づちでかすがいを打ち付けて出口の戸を全部塞いでしまった。

 そして大勢の人数が外にいるかのように、あちこちで声をあげた。それで足軽たちは戦意を喪失して出て来ず、士分の者だけが戦うことになったという。吉良側の戦力はそがれてしまったのだ。

 吉良の侍たち1人に対して、浪士たちは3人で対するという戦法をとった。周到な準備と戦法によって、浪士側の死者はゼロであったのだ。

 ところで、吉良邸は3000坪以上の広大なものであった。だから吉良上野介を探し出すのは容易ではなかった。上野介は台所の物置に護衛2人と隠れていた。

 その場面も従来のドラマでは、炭小屋に隠れていたのを見つけ出され、内蔵助に殺されることになっているが、実際は間次郎が戸の外から槍でついている内に槍がささったのだという。

 こうして、2時間かかって夜が明けるまでに本懐を遂げ、浪士たちは主君の墓がある泉岳寺に向かったのだが、それも当初の計画にはなかったのだそうだ。近くの寺に断られて、10kmも歩いて泉岳寺に向かったのだという。だから着いたときは、みな疲労困憊していたという。また、この行軍を見るために多くの人々が集まったという。

 忠臣蔵の討ち入りの場面に特化して、実況放送を入れてのドラマは、大変面白かった。また、事実の方が、実に巧妙に、周到に準備をされていたことが分かり、成功した理由もよく分かった。

 江戸時代には仇討は「ご法度」であったが、明治になって息を吹き返し、「忠」ということを強調する教材となったことを指摘した。忠臣蔵も殺し合いの争いだと断じ、「復讐の連鎖はこういうことから起きる」とういう争いはいけないことだと言ったのがよかった。

 主君の無念を晴らすということは、江戸時代の人には自然の心情として受け入れられたという。しかし、300人いたと言われる浅野の家臣たちだが、脱落をする者が多く、やっと残ったのが47士であったという。忠義の美談として捉えられ、日本人に人気がある忠臣蔵も、所詮は武力による報復の物語であったと考えれば、現代のイラク戦争とかISとかの争いに通じる教訓として捉え直すことができよう。

 今年も討ち入りの日の朝は大変きれいな満月であった。それを眺めながらウオーキングをした。

 

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2016年12月14日 (水)

M1グランプリを見て思ったこと

 M1グランプリを録画で見た。民放はコマーシャルが多いが、この番組も長いコマーシャルが頻繁にはさまれているので、録画で見てよかった。ただ、録画の場合は、優勝者が誰か分かってしまうのが欠点ではある。

  今年度の場合「銀シャリ」が王者となった。実は「銀シャリ」の出演までは、生で観ていたのだが、そのときは優勝するとは思っていなかった。5人の審査員の得点は、みな95点前後で、1位で決勝に進出した。

  3組で行われた決勝戦は、甲乙つけがたく、どの審査員も頭を悩ませていたようだ。結局、3人の審査員が「銀シャリ」に入れたので、1000万円の賞金といろいろな副賞を獲得した。

  聞くところでは、M1グランプリに優勝すると、その後の芸能生活に大きなメリットがあるそうだ。所謂「箔」がつくのであろう。

  M1グランプリを観ていて、出場者が関西系が多く、審査員は、紅一点の上沼恵美子以外はオール巨人、中川家礼二、博多大吉、松本人志など吉本関係で、吉本興業の主催かと思って、調べてみたらやはりそうであった。

  M1グランプリはもともと島田伸助が企画して吉本が始めたものだという。道理で最初の頃は伸助が関わっていた。出場者を吉本と限らず全国的に募集し、アマチュアも出場できるという。実際過去にはアマチュアの決勝進出もあった。

  吉本という一興行会社が主催するということに違和感を覚えるが、若手漫才師を発掘することに一定の貢献していることは認める。

  これまでの決勝進出者は優勝者を見ると、圧倒的に吉本関係の漫才師ばかりである。審査員も吉本、出場者も吉本では身内のコンクールである。これがNHKの新人落語コンクールのように、中立の立場の主催であるとよいと思うのだが、どこかの民放の主催ではやれないのであろうか。

  吉本の漫才師養成は他を圧倒しているからそれは評価する。東京の漫才師はどうなっているのであろうか。昔は東京漫才に面白い芸人がたくさんいたのだが。審査員に東京漫才界からは誰も入っていないのでおかしいという声が出ているという。関西以外の優勝は無理とも言われている。

 私も吉本への偏りに強い疑問を感じたひとりである。吉本興業が傘下の漫才師を売り込むためにM1をやっているのだと思われても弁解の余地がないであろう。

  テレビで漫才を見て感じるのは、話している言葉が聞き取れないことがあることだ。最近の漫才は、テンポが速いし、ドタドタしたものが多く、若者は笑って見ているようだが、高齢者にはついていけない部分がある。いったい何が面白いのだろう?と思うもこともよくある。昔の様に誰でも楽しめる漫才を作る才能が出てほしい。

 

 

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2016年12月13日 (火)

小便の不思議

 寒くなるにつれて小便でトイレに行くことが多くなった。でも、私の場合、夏でも日中はよくトイレに行く。

 家にいるときは、いつでもトイレに行くことができるからよいのだが、外出しているときは、気をつけてトイレがあるところで行っておかないと、大変なことになるような気がしてならない。

 特に旅行中はいつもトイレのことを気にしている。一番心配なのは外国旅行のときである。日本ならどこに行けトイレがあるか、ほぼ見当がつくからまだよいのだが、外国ではそうはいかない。その上外国では有料であることが多い。小銭をもっていないとトイレにも行けない。

 その点日本では、たいていどこに行ってもトイレがあるし、最悪でもコンビニのトイレを借りて、ガム1個でも買えばそれでいい。

 ところで小便の話に戻して、不思議に思うのは、お茶など水分を摂ると、必ず小便をしたときに、飲んだ水分量よりはるか多くの量の小便が出ることである。だから、以前はなるべく水分をとらないようにしていたが、年を取ると水分補給が大切だと言われるので、お茶などを飲むことにしている。

 でも、1日に推奨されている2リットルも飲むことはなく、せいぜい200mか300ml程度である。それでも日中小便に行くと時には300ml以上出ることがあり驚く。

 それと、年を取ったら小便の我慢ができないことである。急にしたくなり、トイレに駆け込む。そういうこともあって、外出したときには、必ず念のためにトイレに行くのだ。コンサートでは、始まる前と途中の休憩時には必ずトイレに行く。映画館では、始まる前に必ず行き、終わるとまた行くという具合である。

 もう一つ不思議なのは、私の場合、起きている時は頻繁にトイレに行くが、夜寝ると朝まで行かないか、せいぜい1回行くだけである。これは大変有難いことである。新聞広告で、夜何度もトイレに起きる人のために、ノコギリヤシがよいなどと宣伝しているが、私はそういうことがないのでいい。

 もう一つ不思議なことは、朝または夜中にトイレに行くと、すぐには出ないことである。きっと膀胱もぐっすり眠っているので、覚めるのに時間がかかるのではないかと推測している。しばらくすると出始めてたくさん出る。

 子どもの頃は、学校の便所で、壁にホースの水のように掛けていたものだが、年を取ると勢いがなくなったのは仕方がない。その分1回の小便の時間が長くなった。

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2016年12月12日 (月)

素人でも分かる、原発事処理費はどこまでも膨らむこと

 国が9日に示した試算によると、福島第一原発の事故処理費が、21.5兆円に膨らんだ。3年前の試算の2倍になった。

 しかし、この試算について、これ以上は増えないのか。世耕経済産業相は、閣議後の記者会見で「状況変化や予見できなかった要因で、増加することもあり得る」と説明した。そんなことは、我々素人でも容易に分かることである。

 福島原発事故では、使用済み燃料の取り出しも困難を極めている。作業員が高い放射線量に晒されて思うように作業ができないのだ。

 溶け落ちた核燃料は、原子炉を突き破って下に落ち、どう取りだしたらよいかも分からないままだ。

 除染費用や汚染土などの貯蔵にしても、費用がまだ増える可能性を否定できない。

 壊れた原子炉から出る汚染水の処理でも手こずっているではないか。

 原発は安全で、他の発電より安いし、地球温暖化にもよいと喧伝されてきたが、それが真っ赤な嘘であったことがはっきりした。原発は、一旦事故が起きると蟻地獄に落ちたようなもので、そこから抜け出すことはできないのだ。

 ベトナムに輸出することになっていた原発は、ベトナムが安全性を危惧して断って来た。再利用可能エネルギーに切り替えるのだそうだ。ベトナム政府は賢明である。

 鹿児島県知事が選挙公約を破って、川内原発が再稼働するという。福島原発事故以後原発ゼロでも電力をまかなうことができているのにである。

 週刊誌によると、南海トラフの大地震が起きるとか千葉県房総辺りで大地震が起きるとか、いろいろ言われている。東海大地震だって今にも起きると言われながら過ぎて来た。日本は地震大国で、いつどこで大地震が起きるか分からないのだ。

 原発事故がもう一度起きたら、国の財政は破綻するであろう。産業だけでなく、国民の生活もさらに厳しいものになるのは明白である。原発はやめて再生可能エネルギーの研究開発に金を使うべきである。

 政府は、福島原発事故の膨らんだ費用を、電気料金に乗せて、我々消費者に負担させることに決めた。原発を続けながら負担を強いられるのでは納得できない。

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2016年12月11日 (日)

8020運動の表彰は申告しないともらえない

 「8020運動」というのがある。長寿時代を迎えて、健康に長生きするためには、歯を大切にすることが大事だということで、日本歯科医師会が平成元年(1979年)に始めたものである。80歳になって、20本の自分の歯が残っているように努めようという努力目標である。20本あれば口から食物を摂るのに問題はないということだ。

 愛知県は、全国に率先して、平成元年から8020運動を推進してきたという。私も、退職前に8020運動のことを知り、何とかして80歳になった時、20本の歯が残っているようにしたいと思った。でも、その時ははるか遠い先のことだと思った。

  私は、退職前に歯をきちんとしようと決心をした。そして歯医者に行き、虫歯は全部治療し、歯槽膿漏も治癒することにした。虫歯の治療は簡単だが、歯槽膿漏の治療はそうはいかない。歯科医の勧めで、キパワーソルトという、高熱で焼いた特殊な塩で歯を磨くことにした。以来ずっとそれを続け、1年ほど前からは、寝る前にはキシリトール入りのペーストを使っている。

  また、歯科医の定期検診も、70歳位までは半年に1回、70歳からは年3回、78歳ごろからは年に4回歯をきれいにしてもらっている。

  PMTCというのがあるが、自由診療で高いのでそれは年2回、あと2回は保険でやっている。

  そういう歯への関心を持ち続けた結果、いつのまにか80歳になったが、喪失したのは1本だけで、後は健在である。柿やりんごも皮を剥かずに食べている。歯茎はきれいなピンクをしている。

  それで、8020運動の表彰を受けることを期待していたが、歯科医の手違いで今年はもらえなかった。

  分かったことは、8020の表彰を受けるには、希望することを、歯科医に申し出なければならないということである。私はかかりつけの歯科医が勝手に申請してくれるものだと思っていたのだ。ただ、私の場合は、申し出てあったのを、歯科医が忘れていたのであった。

  8020表彰の募集期間は、愛知県の場合6月から8月終わりまでの3か月間である。表彰は11月だ。表彰状とちょっとした記念品が貰えるらしい。

  ところで、下記の表を見てほしい。愛知県の8020被表彰者の数である。平成元年には、男性が145名、女性が96名、合計241名であったのが、平成13年には、男性402名、女性588名、合計990名となっていて、年々増えていることが分かる。しかし、増えたとはいえその数は1000名以下である。(現在は1000名以上かも知れないが)

 これは、先にも書いた様に、申請をしないと駄目だからである。歯科医が言っていたが、希望しない人が非常に多いというのだ。また歯科医も面倒がって、8020の表彰を勧めていないのであろう。

 私の知人で、8020の表彰を貰ったといって、大変喜んでいたのがいた。きっと彼の歯科医が、親切に申請してくれていたのであろう。

 80歳になって、自分の歯が20本以上残っているのなら、憶せず歯科医に申し出ることだ。人生で1回のめでたいことなのだから。

合計人数 男性 女性
平成元年 241 145 96
平成2年 243 151 92
平成3年 283 169 114
平成4年 330 176 154
平成5年 357 201 156
平成6年 426 217 209
平成7年 524 297 227
平成8年 556 288 268
平成9年 526 259 267
平成10年 595 287 308
平成11年 681 307 374
平成12年 920 435 485
平成13年 990 402 588

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2016年12月10日 (土)

日本語の語彙の多様さ

 日本語には、古代からの固有の言葉としての「和語」があり、その後中国から入ってきた「漢語」が加わった。そして時代が下がって行くにつれて、西欧の言葉が入ってきて加わり、現代では英語を始めとして大変な数の外来語が使われるようになった。

  和語→人、日、月、雨、風、海、山、川。空、道、家、木、花、草、目、口、手、足、

      上、下、

      左、右、昔、今、春、秋、もの、こと、ある、いる、する、行く、来る、思う、言

      う、ない、よい、悪い、高い、低い、美しい、長い、赤い、白い、これ、な

      に、・・・・・。

      漢字は後からあてはめたのだ。

  漢語→古代中国の言葉が古くから江戸時代ごろまでに日本に伝わったものをさ

      す。漢字表記されるのは当然である。

       比喩、表現、理論、分類、

       知らなかったが、面白いのは、旦那、和尚、瓦、鉢のようにインドの梵語

      が漢語に訳されているものがあることだ。

       寺、村は朝鮮から入って来たものだそうだ。

       また、梅、馬、銭のように、中国語の音が日本語となったとものがあると

       いわれるが、これなど和語だと思っていた。 

       欧米語を中国で漢訳されたものが日本に入ってきて使われているもの

      も多くある。

       過大、牛乳、教会、航海、作用、写真、措置、製造、西洋、責任、総括、

      電気、氷山、物件、保険、予備、例外・・・・・。

  漢字語→西洋の文化・文明が日本に入ってくるにともない日本で作られたもの。

        科学、哲学、文化、汽船、速記、野球・・・・など、医学、科学、政治、経

        済、法律等の言葉が作られた。こうした言葉は留学生によって中国に

        輸出された。

        他に、火事、大事、歌舞伎、可哀相など日本語からあてはめたものも

       ある。

  外来語→ポルトガル語の煙草(タバコ)、天麩羅(テンプラ)

       カンボジア語の煙管(キセル)、南瓜(カボチャ)

  他にも調べればいろいろありそうだ。

  それにしても、古代に文字というものを持たなかった日本人が、中国を起源と

  する漢字をあてはめて日本語を豊かに、便利にして行ったのは凄いことだと思

  う。

  以上、参考にしたのは、日本語案内(中村明著、ちくま新書) 

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2016年12月 9日 (金)

第16回全国障害者美術・文芸作品展を見た

 7日に名古屋市民ギャラリー・栄に行ったら、7階で「騒げ、感性。」というパンフレットを渡された。何のことだろうと思って尋ねたら、12月9日(金)から11日(日)まで、「第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会が開催されるというものであった。

 そして、3日から11日までは、市民ギャラリーの7階で「美術・文芸作品展をやっているということであった。偶然に知ったのであったが、見ることにした。

 知的障害、身体障害、精神障害を持った人たちの作品で、全国から来たものであった。年齢は幼児から80歳台の人まで幅広いものであった。中には生まれつきではなく、途中で障害者になった人たちも含まれていた。

 作品は、絵、デザイン、陶芸、パッチワークや編み物等、書、俳句、写真・・・などいろいろあった。どれも心に訴えるよい作品ばかりであった。障害を持ちながら作品を作る喜びに溢れていた。根気よく描きこんだり、作りこんだ作品もあり、素晴らしいと思った。

 俳画は、「わが庵に 鳴く鶯の 初音かな」

       「冬隣り 暮れゆく庵の たたずまい」

       「一人居を 楽しむ老いの 夏点前」

       「朝靄の 川面に鴨の 浮寝かな」

 写真を撮らせてもらったので下に紹介する。

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                      雨蛙がかわいい

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                      すばらしい俳画

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                    素敵な陶器のフィギュア

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                   細かい描写の抽象画
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Img_2170         

                       シーサー

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2016年12月 8日 (木)

汽車があった時代、人の荷物を持ってあげるということは普通

 朝日新聞に、原節子さんのエッセイが見つかったという記事が載っていた。原節子さんが26歳のときに、久留米市の「想苑」(1946年)という雑誌に掲載されたものだという。

  エッセイは省線電車(旧国鉄)でのエピソードを紹介したものである。その一つは、赤ん坊の激しい泣き声に、「やかましいゾッ!」などの怒声が上がったが、突然「母親の身にもなってみよ。心で泣いてるぞ!」との声で静まり返り、その声は「烈々たる気迫に充ちていた」という。

  二つ目は、座席の若い女性が、乳児を抱いて立つ母親にだっこさせてください」と手をさしのべたが、ある紳士が「抱いてあげる親切があったら、席を譲り給え」と怒鳴る光景に、原さんは「紳士は『善』を知っているといえよう。けれども『善』を行えないたぐいであろう」と皮肉っているという。

  これを読んだとき、私が高校生の頃でも、大学に入ってからでも、電車や汽車など乗り物で座っている人が、自分の前に荷物を持っている人が立っていたら「荷物をお持ちしましょう」と言って膝の上にのせる光景をよく見たことを思い出した。

  人に席を譲ったり、荷物を持ってあげたり、席を詰めて座れるようにしたり・・・ということは、当たり前のことであった。汽車では座席が向かい合いであったから、遠くに行くとき、前の人と話をしたり、食べ物を貰ったり、上げたりしたことが普通に見られた。私は大人になったら何かを上げたいと思い、それを楽しみにしていたものであった。

  また、見知らぬ人の振舞に注意をする大人もよく見かけたものであった。今では注意をしようものなら何をされるか分からないという恐怖感があって、見て見ぬふりをしている自分である。

  このブログで以前に「道を尋ねること」について書いたが、それに対し、「人の気持ちも考えずに道を聞くな!」というコメントを何度も繰り返されたことがあった。以来、道を尋ねることについてトラウマになってしまった。

  日本人が育んできたよい習慣はどこにいってしまったのであろうか。汽車がなくなったことと時期的におなじくしているような気がしないでもない。汽車はスピードが遅く、揺れや音が大きく、煤をまき散らすから快適ではなかったが、乗客をのんびりさせるものであったように思う。だから客席が社交の場にもなったのだろう。

 電車になって、スピードが速くなり、人を目的地に早く着きたいという気持ちにさせる。新幹線ものぞみになってさらに所要時間が短縮された。今や目的地に速く運ぶ手段となってしまった。かつての汽車の時代の様に人々をつなげ、思いやりあう側面がなくなってしまった。

 物事には必ず表裏があるから、よいように思われることでも、別の見方をすればよくない面が見えるものだ。席を詰めて上げる、譲ってあげる、物を持ってあげる・・・などのあった時代が懐かしい。

 

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2016年12月 7日 (水)

年金支給で”悪魔の仕組み”発動という記事

  Yahooニュースを見ていたら、次のようなタイトルの記事を見つけた。「ついに”悪魔の仕組み”が発動『年金70歳支給開始を覚悟せよ』というものだ。プレジデントの記事である。

 これまで政府は、受給開始年齢の引き上げなど「今後もらう世代」の受給額を減らしてきた。だが、ついに「すでにもらっている世代」の年金減額にも踏み切った。これが2015年にはじめて適用された「マクロ経済スライド」という仕組みの意味だ。

 社会保険労務士で「年金博士」とも呼ばれる北村庄吾氏は「これは悪魔の仕組みです」と話す。

 「年金の支給額は、物価や賃金の上下の動きと連動する『物価スライド』によって改定されてきました。物価が2.0%上昇すれば、年金額も2.0%伸びる。しかし2015年から年金を受け取るすべての人を対象に、『マクロ経済スライド』が発動されました。平均寿命の延びや現役世代の減少に合わせて、一定の調整率を自動的に差し引き、物価や賃金の上昇率に対して年金額の伸びは抑えられます」

 「マクロ経済スライド」の仕組みをおさえながら、2015年4月の年金額を計算してみよう。

 まず賃金上昇率に合わせて2.3%のプラスがある。これまでは年金額もそのまま増えたが、2015年はマイナス要素が2つあった。

 1つは「特例水準の解消」だ。2000年度から02年度にかけて物価が下落したにもかかわらず、特例法で年金額を据え置いたため、いまの年金支給額は本来より2.5%高い「特例水準」だとされる。13年度から15年度までの3年間で段階的に特例水準の解消が実施されており、2015年は最後の年で0.5%のマイナスだ。

 もう1つが、「マクロ経済スライド」。スライド調整率はマイナス0.9%である。数値の根拠について、政府は「社会情勢に合わせて自動的に調整する」としているが、「複雑すぎて誰にもわからない」(北村氏)。

 とにかく2.3%から1.4%が減らされ、年金額の上昇率は「プラス0.9%」となる。このため2015年4月分の国民年金支給額(満額、1人分)は、前年よりも月額608円増えた。

 注意すべき点は、年金の名目額は増えているが、実質的な価値は下がっていることだ。

 「賃金の上昇率が2.3%なのに対して、年金の伸び率はわずか0.9%。名目額は上がっても、実質価値は1.4%下がっていることになります。アベノミクスは物価上昇率2.0%が目標です。それが毎年続けば、10年後に物価は20%以上も上がる。しかしマクロ経済スライドによって、年金額が毎年1.1%しか上がらなければ、10年後には年金の実質価値が1割以上も目減りすることになる。いまの年金額を前提にすると、間違いなく老後破綻します」

 みずほ総合研究所の試算によると、40年間働く会社員の夫と専業主婦の妻のケースで、現在50歳で年収500万円の世帯では、65歳時点の年金月額は政府の「標準シナリオ」で22.7万円、「低成長シナリオ」では20.9万円だ。年齢を重ねるごとに年金額が引き下げられると試算されている。

 北村氏は「現役世代が高齢者を支えるという現在の年金制度はすでに破綻している」と話す。

 「これから現役世代の負担は年々重くなります。1970年時点では高齢者1人あたりの現役世代は9.8人でした。ところが2010年時点では2.8人。2050年には1.3人になります。すでに年金の支給開始年齢は67歳への引き上げが検討されていますが、近い将来、70歳にまで引き上げられるのは間違いないでしょう」

 年々年金が減らされて来ているが、年金はどうなっていくのであろうか。今国会で年金改革法が審議されているが、野党側のネーミングは「年金カット法」である。安倍政権はこの法律の成立を目指して、またもや衆議院委員会で強行採決をした。参議院での自然成立は間違いない。私も含めて、貧困老人がますます増えるであろう。

※参考 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161130-00020667-president-bus_all

 

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2016年12月 6日 (火)

NHK籾井会長再任困難という記事

 12月2日の朝日新聞朝刊トップ記事は、「NHK籾井会長再任困難」というものであった。来年1月に任期が切れる籾井会長の再任が、極めて困難だということであった。

  任命権を持つ経営委員会の複数の委員が籾井氏の続投に否定的で、経営委員12人中9人以上の同意が得られない状況だというのだ。

  籾井会長は、安倍首相のお友だちで、NHKを思うようにコントロールするために、政権が送り込んだ人物であった。その意を体して、籾井氏は、3年前の就任当初から、「政府が右というものを左というわけにいかない」とのべるなど、公共放送のトップとしての言動がたびたび問題視されてきた。経営委員会も3度にわたって注意をしたというが、改めた様子は見られない。

  籾井会長以後NHKの番組は大きく変わり、クローズアップ現代の名キャスターの国谷裕子氏が解任され、番組自体も10時に移動した。また、夜9時のニュースのキャスターの大越氏がはずされたのも、原発問題などで言動が原因だと言われている。

  安保法制問題でも、立憲主義問題でも、選挙の報道でも、国民の声を報道することはなく、政権側のニュースのみを垂れ流して来た。こうした傾向は籾井会長の意向に沿って行われたものと考えられる。

  籾井会長の公共放送トップとしての資質に強い疑問を抱く人たちが、NHK出身者も含めてしばしばNHKに抗議行動をしてきた。「籾井会長罷免」の働きかけは全国に広がり、2000名を超す賛同者を集めたと言われる。

  そして、NHK退職者有志が、NHKに次期会長推薦者委員会を作り、12月2日にNHK会長候補の推薦名簿を提出したことを知った。

  こうした動きはマスメディアでは報道されていないのが残念である。NHKが伝えないのはまだ分かるとしても、他のメディアが無視しているのが今の実態である。

  今日開かれる会長指名の会議では、次期NHK会長には、籾井氏の再任をさせないだけでなく、公正にメディアの役割を果たす、時には権力にも批判するNHKにできる人物を選任してもらいたい。視聴料を払っている者として当然の要求である。

 

 

 

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2016年12月 5日 (月)

面白かった「オケ老人」

 「オケ老人」という映画が人気が出ているとニュースで読んだのでミリオン座へ観にいった。

  映画はオーケストラのステージの終わりの画面から始まる。主演の杏が扮する高校数学教師の小山千鶴が、梅が岡フィルの素晴らしい演奏に感動する場面だ。千鶴は家に帰って、自分もオーケストラに入りたいと思う。千鶴は学生時代にバイオリンでオーケストラに参加していた経験があり、人生を豊かにするためにもう一度やりたいと思ったのだ。ネットで調べて電話をすると梅が岡交響楽団の指揮者の野々村(笹野高史)が直ぐに採用すると言う。

  千鶴がオーケストラの練習会場に行くと、10名ほどの老人ばかりの団員たちが「威風堂々」を練習していた。しかし、その演奏はてんでバラバラで、とんでもないものであった。指揮者を見ないし、一日に1ページほどしか進まないのだ。

  千鶴はがっかりする。千鶴が感動し、入りたかったのは、梅が岡フィルハーモニーであったのだ。梅フィルは、梅が岡交響楽団から若い優秀な団員たちが抜けて作ったものだということが、映画の中で分かる場面がある。残ったのは老人たちばかりであった。

  梅響で指揮者の野々村が病となり、千鶴が指揮を任される。でも、千鶴は何度か抜けようとする。梅フィルの募集で一旦は梅フィルい入ることができるが、結局ついて行けず、首を言い渡される。

  千鶴は考えを改め、梅が岡交響楽団をまとめようと努力するようになる。その過程で後輩の若い教師坂下君(坂口健太郎)に恋愛感情を抱く。その恋の指導を生徒の野々村指揮者の孫和音(黒島結奈)がしたりする。その和音は天敵の梅フィルのコンマス大沢義郎(光石研)の息子 コーイチ(萩原利久)と恋愛関係である。電気製品の修理の店を持つ野々村は大沢とは商売でも敵対関係にある。

  そんな中でフランスから、世界的指揮者のフィリップ・ローマン(フィリップ・エマール)が梅フィルにやってくる。それで、千鶴はローマンの指揮する演奏で出たいと練習に励んだのだが叶わなかったのだ。

  そのローマンが壊れたラジカセを持って野々村の店に現れ、野々村はそれを直した。それでローマンと梅響の関係ができるのだ。

 映画の1/3ほどまでは、退屈で面白くないが、次第に話が展開し面白くなった。千鶴の変化やオーケストラの老人たちとの関わり、二つの恋愛を織り込んで物語は広がる。学生時代にオケの経験があったとはいえ、指揮の経験のない千鶴が指導をし、ハチャメチャだった老人オケを見事に成長させるとか、団員が若い人も含め大幅に増えるとか、そんなことアリ・と思うようなところもあるが、それは物語だからと割り切るよりない。

 俳優たちが楽器の演奏をどのようにやるのか興味深く見ていたが、上手に扱っていた。音はそれぞれに多くの演奏者が作ってアテレコをしたのだ。

 

 最後に劇的に盛り上がることと千鶴の恋の意外な終局などがあって楽しめる映画になっている。世の中には、老人だけの合唱団とかオーケストラがあるが、老人がいつまでも輝て生きていくことの大切さを描いたよい映画だと思う。

 原作は、荒木源氏の「オケ老人」で、監督は、細川徹。杏に音楽の素養があるのかどうか知らないが、初主演で好演であった。笹野高史も存在感があったし、坂口健太郎もはまっていた。

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2016年12月 4日 (日)

カジノ法案成立をなぜ急ぐのか

 カジノを含む統合型リゾートの整備を促す議員立法「カジノ解禁法案」が、2日に衆議院内閣委員会でまたも強行採決により可決された。自民党と維新の会が賛成し、公明党は党内で異論がある中、結局採決に同調することになった。ここでもまた公明党の不様さを見せつけた形となった。

 2日に委員会の採決をしたのは、6日の衆議院本会議で通過させて、会期末の14日までに、参議院で可決して成立させたいからだという。これまでも廃案になったことがあるカジノ解禁法案が、なぜここに来て異例のスピードで成立させようとするのだろうか。

 推進するのは、国際観光産業振興議員連盟(細田博之会長)だという。安倍首相も議員連盟の最高顧問だったそうで、2年前にシンガポールポールでカジノを視察して「日本の成長戦略の目玉になる」と語ったというから、アベノミクス失敗の今、アベノミクスの目玉にしたいのであろう。だから大急ぎでやろうとしているのだ。

 ラスベガスやマカオまで行かなくても、日本でやれるとなれば、きっと多くの一般人ギャンブラーも出かけるに違いない。そして勝つのはごく一部の人で、大半は金をなくして青くなるに決まっている。カジノをやって儲かるのはごく一部の企業だけではないか思う。

 私はラスベガスにも、マカオにも行ったことがなく、カジノについては映画で見ただけである。でも、競馬やパチンコと違い、もっと射幸心を煽るものだと思う。

 有名なのは、大王製紙の井川意高元会長の例がある。カジノで106億円もの大金を使ったのであった。どこにそんな大金があったのか不思議だが、7つの子会社に資金を送らせて、カジノに注ぎこんだそうだ。いくら会長の依頼とは言っても、送る方も送る方であった。

 井川氏は、「現世にポッカリ口を開けた無間地獄」と表現したという。井川氏ほどの賭け金をする人は稀であろうが、パチンコや競馬や競艇よりも儲かるかもしれないという誘惑に抗せない人たちは溺れて、なけなしの金を失い、金融会社から借金する羽目になりかねない。

 だいたい人間の弱みを利用して、「日本の成長戦略の目玉にしたい」などという、首相の浅はかな了見が情けない。そんな安倍内閣が高い支持率をキープしているのは、国民も判断力がにぶっているのだろう。

 民進党は、さすがに50時間以上の審議時間を要求し、法案そのものにも反対する構えだというが、公明党や維新の会は、自民党と一緒に、ろくろく審議もしないで一気呵成に成立を図ろうというのは数の驕りである。

 

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2016年12月 3日 (土)

悪いニュースばかり、野党は国民の側に立て!

 このところ、我々の生活に関係する悪いニュースが多い。年金改革法(年金カット法)は衆議院本会議で可決され、参議院に送られたので自然成立をする。TPP批准も自然成立をするように会期延長がされる。

 一昨日は、後期高齢者の保険金が増額されると新聞に出ていた。先日は介護保険料が値上がりすると出ていた。

 私のような少額年金生活者には負担が増えるばかりである。いいことは少しもなく、早くこんな日本からおさらばしたいと思うことさえある。

 それなのに、安倍政権の支持率は、共同通信社が26日、27日に行った世論調査では、安倍内閣の支持率は、10月に比べて7ポイント伸びて6割台になったという。そして衆議院解散がやりやすくなったという声がでているという。

 安倍首相は、強行採決をした25日の委員会では、「私が述べたことを全くご理解いただいていないようであれば、何時間やっても同じ」と民進党議員を批判したそうだ。野党は将来の賃金上昇を前提とせずに、年金支給額への影響を試算するように求めたが、政府は聞き入れなかった。

 野党は塩崎厚生労働相の不信任決議案や、丹羽委員長の解任決議案などで抵抗したが、所詮は多勢に無勢、蟷螂の斧にしかすぎず、自民党に「野党の抵抗に迫力がない」とバカにされる始末である。

 安倍政権は、数をたのんでやりたい放題である。それなのに内閣支持率が高いのはどういうことなのだろう。野党が分断されて、所詮は負け犬の遠吠えとしか、国民に捉えられていないからであろう。

 鹿児島知事選、新潟知事選の教訓を生かして、自民党・公明党との対立軸をはっきりさせ、国民の側に立った、一致できる政策で対抗することが大事だ。週刊朝日によると、自由党の小澤一郎氏もそのような趣旨のことを語っている。小異を捨て、先ずは大同につくべきである。

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2016年12月 2日 (金)

日本語は短縮語をつくり省エネをする?

 スマホ、ガラ携、パソコンなど最近の日本語には、やたら短縮形の単語が目につき、耳に入ってくる。名古屋の夏の名物になった「ドマツリ」もそうだ。「日本ど真ん中祭り」が元の言葉である。

  どうして短縮形が多いのか不思議に思っていたら、それを説明している本に出会った。「日本語のしくみ」という白水社から出た本である。たまたま図書館で見つけたのだ。この本は分かりやすくて面白い本である。その26ページ、27ページに「エアコンからK.Yまで」という見出しで書いてある。

  air conditionerという英語を日本語で表記すると、エアーコンディショナーとなる。英語では5音節だが、日本語では9拍となる。日本語と英語では、音の単位の取り方が違うため長くなってしまうのだという。そのため、このような言語的欠点を、短縮語を用いることで回避することがある。

  では、どのように短縮するか。一般には2拍ずつとって、言葉を作る方法であるという。先のものは、「エアコン」となる。「ファミリーコンピューター」は「ファミコン」、「マザーコンプレックス」は「マザコン」となる。

  外来語だけでなく、日本語も「就職活動」が「しゅうかつ」となる。また、「結婚活動」が「婚活」、「自動販売機」が「自販機」のように、語中から様々な組み合わせで4拍とすることもある。

  さらに、漢字を1文字ずつ組み合わせるのも、日本語に古来からある造語法だという。「美濃」と「尾張」で「濃尾」、「東京」と「名古屋」で「東名」となる。この場合、拍の数よりも漢字の単位が優先されている。「入学試験」が「入試」も同じである。

  漢字の意味か、言いやすい4拍という音か、どちらを使うかは、語ごとに決まるという。木村拓也→「キムタク」を漢字からにすると「木拓」だが「モクタクかキタクか」分からない。

  大正時代の「モガ」は「モダンガール」だが、このような作り方は、今は「ベア」→「ベースアップ」ぐらいだという。

  ローマ字を使う言語では頭文字を取るのが一般的である。「by the way」が「BTW」のように。このやり方を日本語に取りいれたのに、JK(女子高生)やKY(空気読めない)がある。

  若い人たちの間では省略語がいろいろ使われているようだが、知らない者にはチンプンカンプンである。分かっている人には便利だが、わからないひとには疎外感を与える。

 「キモい」「自己中」「オケる(カラオケする)」「イミフ(意味不明)」「とりま(とりあえずまあ)」など・・・・。

  短縮語は元々は省エネ目的であったようだが、ネット時代になってメールなどで使う短縮形や省略形が多くなったようである。

 

 

 

 

 

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2016年12月 1日 (木)

役に立たなかった110番

 29日はいつもより早く目覚めたので、4時半過ぎに家を出て、いつものウオーキングに出かけた。寒くなったし、早い時刻なので、歩いている人はいないだろうと思っていたら、いつも会う高齢者の人が歩いていた。山崎川の反対側の道には朝早く見かける高齢の女性が歩いていた。

 朝早くても歩いている人がいるんだと思いながら、いつもの通り、パロマ瑞穂競技場前の橋を渡って折り返した。休日診療所の前を通り越し、次の橋の近くに来ると、大きな怒鳴り声が聞こえてきた。喧嘩でもしているのかと思いながら橋まで来ると、白い服をきた、割合背が高い男が、大声で通りかかった人に食って掛かっていた。その人は無視をしていた。

 私は危ないと思ってそこを避けて歩いた。男は何か分からないことを怒鳴りながら橋の方へ行ったが、戻ってきた。これはヤバイと思って速足で歩いた。私の前を3人の男性が歩いていた。男は怒鳴りながら後ろからついてきた。

 私は咄嗟に110番しようと思い、スマホを出した。でも、そういう使い方をしたことがないので、手間取った。何とか110番すると、男の警官が応答して、場所や男の風体を聞いた。スマホからかけたので、位置情報で私が歩いているところを捉えたことが分かった。男がどんなことを怒鳴っているか聞かれたが、訳が分からないことを怒鳴っているので、言いようがなかった。すぐ来てくれるようにと言ったら、手配をして向かっていると答えた。そしてどこか隠れるところを探すか、脇道に行くように言った。

 男は私の後ろ20mぐらいの所をわめきながら歩いてくる。鼎小橋のところで渡ろうと思ったが、やめて様子を伺いながら歩いていると、男は鼎小橋を渡って行った。見ていると脇道を通って大通りの方に行った。

 石川大橋のところで見ていると、男が出てきて、道路わきに停車していた車に何か言っているようであった。そして大殿町の方に歩いていった。

 私は警察はどうなっているのだろうと思って、再び110番へ掛けたら、今度は女の警官が出た。瑞穂警察がすぐ近くなのに、警官が来ないがどうなっているのかと尋ねたら、担当の交番から現場に向かっている、直ぐ着くはずだと言った。直ぐと言っても最初の電話から15分近くたっているではないか。私は、男は名古屋女子大の辺りまで行っていると思うと言った。

 電話を切って様子を見ていたが、警官はどこにも見当たらなかった。ふだんは担当の警官が5時半ごろ、山崎川を自転車でパトロールしているのをよく見かける。時計を見たら5時23分であった。

 この時間は日の出までにまだ1時間30分もあり真っ暗である。そんな時間に男が怒鳴りながら歩いていたのだ。直ぐに現場に来てくれなければ物騒である。幸い誰にも被害がなかったからよかったが、もし怪我でもさせられたら・・・・と思うと怖くなった。

 私は110番したことは今回で2度目であった。110番すれば警官が直ぐに現場に駆けつけてくれるものだと思っていたのだが今度も全くの期待はずれであった。

 それと、スマホから110に掛けたので、GPSで私の移動状況がつぶさに追跡されただろうと思う。スマホから110に掛けるのはもっと慎重にすべきであったと反省している。

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