昭和区平和のつどい、伊藤真弁護士の講演から―⑨―
人は皆違うということについて、下の図を見るとそれがよく解る。
「人は皆違う」のプラスとマイナス
○人類はその多様性ゆえに進歩し、発展してきた。
○人類はその多様性ゆえに憎しみ、破壊してきた。
【特に他者への無知からくる恐れと不信感から他者を排斥してきた】
憲法13条(個人の尊重)と9条
・個人を戦争の道具にさせない
1人1人のかけがえのない個人の命を、国に戦争の道具として使わせない。
・個人の多様性尊重を国の多様性尊重へ
-個人レベルで違いを認め合うのだから、その考えを国家レベルに引き上げたのが9条
-日本の国と異なる価値観の国であっても”ならずもの国家”として武力によって排除する
ことで解決しない。
-武力行使以外の方法で共存の道を最大限に追求。
【正義と悪の二分論で他国を排斥するのではなく、対話と協力による共存をめ
ざすのが憲法9条】
戦前は臣民としての命で「鴻毛の軽さ」で扱われた。そうしたことは2度とあってはならないことだ。しかし、今自民・公明などによって、戦前的考え方に戻され始めている。
ならず者国家として米国のブッシュ大統領はイラクと北朝鮮を名指し、正義の名の下にイラクという独立国家を破壊した。その結果が現在までのISなどによる中東不安やヨーロッパやアジアの国々の不安要因になっている。
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