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2016年11月

2016年11月30日 (水)

公明党は自民党と合併すべき

  公明党は自民党と連立を組んで以来、自民党と同じことをしてきた。口では平和の党だとか、貧しいものの味方などと言いながら、やって来たことは戦争の党であり、貧乏人いじめの党である。

 自民党と一緒になって、集団的自衛権を閣議決定して立憲主義を破壊し、安保法制を強行採決して成立させ、南スーダンへ派遣した自衛隊に駆けつけ警護の任務を与えた。平和の党ならやるべきでないことをやったのだ。

 先日も年金改革法を衆議院委員会で強行採決した。この法案は維新の党以外の野党は年金カット法だと言っている。ただでさえ少ない年金をさらに底なしにカットを可能にするものである。

 公明党の支持母体の創価学会には低所得層がたくさんいるはずである。その人たちにどう説明をしているのであろうか。

 またTPP関連法も衆議院で強行採決した。そしていまTPP法と年金カット法を自然成立させるため会期の延長を与党で決めた。

 TPPについては次期米国大統領のトランプ氏が、大統領になったらすぐに脱退すると明言をした。だからTPPは無駄な努力を重ねただけで続ける意味はなくなったのだ。経済誌でもそう指摘しているのがある。

 公明党は「踏まれてもついて行きいます。下駄の雪」と言われているように、自民党から離れられないのだ。また自民党も創価学会の支援により選挙で当選させるために捨てられないのだ。

 これまでやって来たことは全く自民党の言いなりであり、ブレーキ役になると言いながら、その役割を果たしたことはなかった。

 第2次安倍政権になって、国民の生活はますますひどくなり、アルバイトや派遣社員等の、不安定で収入の少ない働き口しかない層が増加し続けている。生活保護も増加した。貧困女子、貧困子ども、貧困老人などが増えている。アベノミクスは完全に失敗したと内外から指摘されている。

 一方で大企業などに税制の優遇をし、内部留保を積みかさねさせている。そうして所得の格差がどんどん拡大しているのだ。

 その国民不在の政策を推進してきたのが自民党と公明党である。両党の間には政策の違いは見られない。だから公明党は自民党と合併した方がよいと思う。現状では公明党が与党にあることで、国民にちょっとソフトな印象を与えている。つまり隠れ蓑になっているのだ。しかし、実態は全く自民党とは変わらないのだ。

 

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2016年11月29日 (火)

今も続く国会前原発反対抗議行動―③

★★元首相、民進党の菅直人衆院議員がスピーチ・・・今日はポーランドの仲間も、ここに来ている。今のところ、原発はなんとか止まっている。韓国の原発・四号機は使わないと決めた。日本も次のステップへ、「もんじゅ」の廃止は早ければ、年内に決定となる。河野太郎衆院議員(元行革担当相)は青森で、処理工場はやめると言った。小泉元首相も原発はもういい加減にやめるようにと言っている。

  東京電力の経営問題、解体費用を賄うことができない、東電はこれ以上もたない。悪くすれば、原発をもっと稼働させて費用を賄うと、最悪のシナリオだ。

  反原連のミサオさんから、「民進党はしっかりせよ」と・・・・2012年に民主党は、「2030年代には原発ゼロ」を決めて、この五年間、原発の電気ゼロでチャンと賄われ、原発ゼロは証明されている。超党派議員連盟、「原発ゼロの会」の阿部知子議員と一緒に引き続き活動をしている。

  映画 「太陽の蓋」(3・11~危うい真実をあなたは目撃する)が11月26日(火)、昼の部、13時から、夜の部17時から、憲政記念館で上映される。俳優三田村邦彦さんが私の役を演じ、菅直人が映画に出てくる。

 東京全部が避難せねばならないという設定、ぜひ見て欲しい。(註、チラシによれば、原発事故が起きた3月11日から五日間、原発事故に迫る新聞記者、当時、菅直人政権であった官邸内、さらに福島や東京で暮らす市井の人の姿を対比させ描く作品)

 ★★自由党、野田哲男氏のスピーチ・・・初めての登壇、小沢一郎率いる自由党、東京一区出と言う。未来の党で、小泉元首相、米山新知事、脱原発で・・・9月23日から、10月16日に向けて・・・二階幹事長の初陣。安倍政権に大打撃。6万票の大差で勝利した。柏崎刈羽原発は、今止まっている。再稼働に反対。ここ一年、立地自治体の首長選挙は三連敗である。衆院選には脱原発一本でいこうと、自由党、小沢一郎の考えである。

 ★★共産党、笠井亮衆院議員がスピーチ・・・日印首脳が署名した。ベトナムは原発建設を白紙にするのに、トンデモナイ。福一は収束せず、10万人の被災者を切り捨て、世界貢献と嘯いて、新しい安全神話を作り出す。インドは核保有国、核開発に日本が手を貸す、なんということだ。

 東京新聞の今朝の俳句に・・・カラスなく、とあったが、まだ遅くない、反対の手を挙げよう。「原発時代終了、このままとめよう」 国民は、「原発・ノー」、福井、新潟・・・「原発・ノー」の審判が出ている。原発なしでやっていける。(そうだぁ、そうだぁと会場からの声)。再稼働は行き詰まり、処理に困りぬく、愚の骨頂、今すぐやめろ!

 昨日、国会はTPPを強行採決、トランプ新大統領はTPP脱退を表明している。なりふり構わず安倍首相・・・「おごれるものは久しからず」である。市民の力と野党の共闘で安倍政権をノックダウンさせよう!惨敗か?頑張り続け原発ゼロの世界を作ろう。

 ★★笠井議員と一緒に共産党、吉良よし子・参院議員と、岩渕友・参院議員(福島)とが登壇、吉良議員が、事故は終わらせたと再稼働はさせない、川内原発を止め、伊方原発も止めさせよう!いつもの元気なコールが続いた。

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2016年11月28日 (月)

今も続く国会前原発反対抗議行動―②

★反原連のスタッフがキックオフコール。そして言った。福島原発事故から五年八カ月、国会前の抗議行動は2012年3月に始まり、今日は221回目の集会。デモ(国会前抗議行動)は意味がないと言う人もいるが、私たちは微力ではあるが、無力ではない。今日の場も、無数の声を挙げていきたい。

★★小説家、中沢けい・法政大学教授がスピーチ・・・・この5年間、自然再生エネルギーコストは少しずつ下がり、小さな努力が結実している。ベンナムは原発建設をやめる、一方、日本は今日インドと原子力協力協定を結んだ。時代は時々狂う。水前寺清子の歌に♪三歩進んで二歩下がる♪ 時間は前に進む、つまらぬことを言うと、廃炉は10万年保管が必要、それで、10万年前は?人類が生まれ・・・原発を早く止め、技術研究に取り組み、管理可能にしなくては・・・時代は戻るが、なにせ時間は後戻りしない。以前、この場で常磐線に乗りに行くと言ったが、まだ行けていない。原発反対集会か、何か機会を見つけて、またこの場で報告したい。

★★主催者、反原連代表のミサオ・レッドウルフさんが挨拶・・・雨がパラツキ、皆さん、無理のないように。米山新潟県知事、その前に三反園鹿児島県知事、原発立地県から風が吹いて来る。原発に見向きもしない東京は恥ずかしい。

トランプショック、大きい情勢変化があるのかもしれない。頑張る、具体的には、衆院選、安倍に対抗する野党共闘を私たち市民が後押しする。来年1月選挙説、民進党はもっと主張をクリアにせよ!優しく、2013年の主張*をよく計算し、もっと具体的に打ち出すよう、私はここで訴える。(註、当時、民主党は2030年代に原発ゼロにすると言った)。そしてコール、「再稼働反対、安倍首相は原発止めろ、「安倍首相は原発売るな・・・今日は日印コーナーもあると。

★★社民党党首、吉田忠智参院議員がスピーチ・・・脱原発、原発ゼロ、再稼働反対を叫び続けている中で、11月11日、日印原子力協定が調印された、あってはならぬことだ。今も8万人以上の人たちが故郷を離れ、毎日7千人以上の人が被爆しながら収束作業を、来年3月で福島避難者の住宅支援を打ち切る、断じて容認できない。「子ども被曝支援法」を成立させたが、施策されていない。強く、強く求めていく。原発費用をどうするか、三つの有識者専門会議が開かれ、福一の収束対策費用、廃炉を含め30兆円にも達する、あと16兆円は電気料金と税金で賄うと、この動きは絶対許せない。

台湾は2025年原発ゼロを市民のあと押しで決議した。勇気と元気の賜物だ。原発反対の米山・新潟県知事が誕生し泉田路線を継承、大きな成果だ。民進党も最終段階になって四党に入り、野党共闘が奏功した。三反園知事はちょっと心配だ。みんなで後押しをして衆院選に繋ぐ。トランプ新大統領が誕生。安倍首相は来年1月冒頭にも、解散選挙をしたい。私たちは一昨日、四党幹事長会談を持ち、選挙に向けて一本化、協力協議を加速化することを決めた。野党共闘を前面に掲げ、運動を確実に進め、社民党も各党も、みなさんも頑張ろう、野党をよろしく。

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2016年11月27日 (日)

民放化するNHKにがっかり、どたばたにうんざり

 明石家さんまが久し振りにNHKに出演ということで、騒がれていた。24日に「第1回明石家紅白」と銘打って、電撃的登場のピコ太郎、欅坂46、いきものがかり、桐谷健太など、紅白出場者の一部も出演した。

  いつもはこの手の番組は見ないのだが、鳴り物入りで明石家さんまが出るというので、いったいどんな番組か見てやろうと思った。

  司会のさんまは、例によって、さんま振りを爆発させて、大きな口を開けて笑ったり、大声でしゃべったり、手や足を派手にうごかしたり、床に転げまわったり・・・・何とも騒々しいものであった。 他の出演者は椅子に座って行儀よくしていたが、1人さんまだけがド派手に動き回っていた。

  さんまのそういうやり方に、出演者若い子たちは面白そうに笑っていたが、いきものがかりの男性や八代亜紀はにこにこしているだけであった。

 結局最後まで見てしまったが、さんまのトークの何処が面白いのだろうと冷めたままで見ていた。全国放送される番組の中で、さんま1人がはしゃぎ回って、笑いを取ろうとしているのを見て、よくもあそこまでやれるものだと変に感心した。大竹しのぶはさんまと結婚したことがあるが、どこがよかったのだろうと思った。

  NHKは、籾井会長になって、原発問題とか安保とか憲法問題には制限をかけているが、一方で「明石家紅白」のように、民放で人気が出たタレントを出演させて、NHK番組の民放化が起きていると感じる。

  「ブラタモリ」にしても、タモリの知名度に乗っかっているだけで、別にタモリでなくても成立する番組である。それぞれの土地の専門家が案内をするので誰だっていいのだ。所ジョージの番組もある。タモリは羽目を外す訳ではないからまだよしとしよう。たまにバラエティ番組を覗くと、お笑い芸人などが民放と同じように自分たちだけが騒いで楽しんでいる。クイズ番組でも「20の扉」などは知性があったが、今のクイズ番組は自分たちだけが楽しんでいる。

  NHKは視聴料を取ってやっている公共放送だから、他の民放とは一線を画して、格調の高い制作姿勢を貫いてほしい。昔の番組には言葉遣いや態度に節度があった。明石家さんまのようなのはご法度であった。NHKにはNHKとしての矜持を持って欲しい。また、政権に阿ることなく公正を守ってほしい。

 

 

 

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2016年11月26日 (土)

今も続く原発反対国会前抗議行動―①

 福島第一原発事故から早くも5年8か月も過ぎた。国会前での原発反対抗議行動は11月11日で221回目であったそうだ。その抗議行動の詳細を綴った文書(筆者は竹山氏)を友人が送ってくれた。マスメディアが安倍政権の下で委縮し、こういう抗議行動について報道しなくなったので、私も含めて一般の国民は誰も知らない。だからこのblogで取り上げることにした。

 

★11月11日(金)は原発反対抗議行動の日、冷たい雨が時々パラパラと降って寒い。国会前はいつもの数倍、たくさんの市民が集まった。主催者発表、3000人。外国人の姿も目についた。

 前日、TPP協定に反対のトランプが米大統領に当選したというのに、安倍政権は、「決めたことだから」と、まともな議論もせずに強行採択した。 この日の夜には、日本とインドの原子力協定に安倍首相とモディ首相が官邸で署名し、インドへの原発輸出を可能にした。国民の声をいっさい聞かず、安倍政権の独善によって、日本は180度方向転換をさせられようとしている。議会が機能しない議会、独裁政治へとまっしぐらの感がある。

 

★抗議行動は第221回目になるが、今回は拡大版、集会はいつもより30分早く18時から20時まで行われた。主催者の反原連は呼びかける、≪福島原発事故から5年8カ月を迎える。原発事故は収束の兆しすら見えず、事故原因も究明されていない。未だにレベル7の原子力緊急事態宣言は解除されず、避難者は現在でも9万人を数える。安倍政権は、原発依存からの脱却を望む世論を顧みず、川内原発に続いて、伊方原発が再稼働され、さらに他の原発の再稼働を目論んでいる≫

 

≪脱原発社会の実現を可視化するため、首相官邸前抗議と国会前大集会へ!≫ “原発時代終了、このまま止めろ”・・・今回のスローガンである。

 

★反原連のスタッフがキックオフコール。そして言った。福島原発事故から五年八カ月、国会前の抗議行動は2012年3月に始まり、今日は221回目の集会。デモ(国会前抗議行動)は意味がないと言う人もいるが、私たちは微力ではあるが、無力ではない。今日の場も、無数の声を挙げていきたい。

 

 

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2016年11月25日 (金)

通販生活の姿勢を知り見直した

 「通販生活」というカタログショッピングの存在は新聞広告で知っていた。有名人にも利用者がいるらしく、商品は信用がおけそうだとも思っていたが、一度も利用したことがない。

  先日、知人が送ってくれたLITERAのコピーに、興味深いことが書いてあったので、最初の部分を下に載せた。

 「左翼雑誌」と攻撃を受けても怯まなかった「通販生活」に感動!  その反骨の歴史を改めて振り返る

〈戦争、まっぴら御免。
 原発、まっぴら御免。
 言論圧力、まっぴら御免。
 沖縄差別、まっぴら御免。〉
 〈こんな「まっぴら」を左翼だとおっしゃるのなら、左翼でけっこうです。〉

 こんな文字が踊ったのは、11月15日発売の通販販売カタログ「通販生活」(カタログハウス)2016年冬号だ。これは読者に向けた強烈なメッセージだった。

 これには少し説明が必要だろう。
 その前号(2016年夏号)では同誌は直前に控えた参院選の特集を組み、安倍首相の写真と、安保法制に関する発言を掲載した上で、こう呼びかけている。

自民党支持の読者の皆さん、今回ばかりは野党に一票、考えていただけませんか。〉

 しかし、このメッセージに対し172人の読者から批判や質問が相次いだという。その内容は、かなり強烈なものもあった。

〈今回届いた貴殿誌をみて驚きました。共産党や社民党の機関紙あるいは反日でしょうか。〉
〈通販生活は良い商品を売るための雑誌であって、特定の思想をスリ込むための雑誌ではないはずですが。〉
〈今回ばかりは貴社から何も購入したくありません。不愉快です。
〈今後、通販生活の送付、お断りします。〉

 つまり、通販雑誌は政治的主張をするな、もしするなら両論併記せよ、お前は左翼雑誌か!? という読者からの批判だった。

同誌ではこれら読者の批判に答え、翌号となる冬号で一部の批判意見を掲載した上で、その答えをこう記している。

〈たとえば福島第一原発のメルトダウンがいい例ですが、日々の暮らしは政治に直接、影響を受けます。したがって、「お金儲けだけ考えて、政治の話には口をつぐむ企業」にはなりたくないと小社は考えています〉

 また、両論併記しなかった理由についても〈憲法学者の約9割が違憲としたほどの「安倍内閣の集団的自衛権の行使容認に関する決め方」は両論併記以前の問題と考えた次第です〉と明確に答えた。

 そして「通販生活」の考えとして、冒頭の“まっぴら御免”“左翼でけっこう”と啖呵をきったうえ、こう結んだのだ。

〈今後の購買を中止された方には、心からおわびいたします。永年のお買い物、本当にありがとうございました〉

 編集方針に不満なら仕方がないという読者への決別宣言ともとれる衝撃の言葉だが、第二次安倍政権発足以来、萎縮しきっているメディア界で、ここまで毅然とした態度をとった雑誌はおそらくないだろう。

 マスメディアが、安倍政権になってから政権の顔色を読むようになり、権力を批判することが無くなった。それどころか権力の広報機関と言われる大メディアもいくつかある。

  そんな状況の中で、一つの商業ビジネスが、上記の様に、堂々と信念を通して主張するということに、ある意味で驚愕するとともに、嬉しくなった。マスメディアもこの姿勢を学んで欲しいものである。 

 詳しくは下記のURLを!

  http://lite-ra.com/2016/11/post-2715.html

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2016年11月24日 (木)

「耳石」についてのNHKガッテンがよかった

 16日に放送されたNHKガッテン「NASA直伝 魅惑のアンチエイジング術」が興味深い内容であった。

  宇宙飛行士は、宇宙にいる間無重力状態に晒されるわけだが、それにより筋力の低下等の老化現象が起きる。「宇宙では地上の10倍老化が進むと言われています。宇宙に半年いると筋力は半分になり、骨密度の低下は、老人の1年分の変化がわずか1カ月間で起こってしまいます。そのほかにも認知機能の低下や脂質・糖などの代謝異常、循環機能の低下などなど・・・様々な悪影響が起こることが知られています。」それについて、NASAが宇宙飛行士の訓練など様々な角度から研究をしてきて分かったことが、耳の内耳にある「耳石」が非常に大事な役割をしているということであったというのだ。

 耳石は「重力を感知する装置」で、非常に小ささなもので、細かい毛のようなものの上に載っている。それが水平と縦の2つあるのだそうだ。それによって身体のバランスをとっているのだ。私などは運動能力がなくて、特に平衡感覚が弱く平均台や高いところがにがてである。おそらく耳石の働きがよくないのであろうと思っている。

  この耳石が、老化のスピードを左右する原因の一つであることが、最近の研究で分かってきたのだというのだ。

  番組では、宇宙と同じ無重力状態の所が、東京に2か所あると言った。その一つは雀荘で、もう一つは銭湯の番台だというのだ。それは何故か?両方とも座った座ったままの状態だからだという。つまり、椅子に腰かけていても、座布団の上に坐っていても、よくないというのである。

  なーんでか?それは耳石が動かないからだというのだ。耳石は全身の筋肉や自律神経とつながっているので、耳石が動くと筋肉や心臓の働きがよくなり血流が活発になる。それでコレステロールや糖の代謝もよくなる。逆に耳石が動かないと、宇宙での無重力状態と同じになるのだという。

  番組では大学生5人に、歩きにくくした平均台の上を歩かせたら、全員歩けたが、2時間座ったままの後同じことをしたら、全員平均台から落ちてしまった。

  また、特殊な器械で、ゲストの耳石を刺激したらよろめいて歩けないという実験もやった。

  NASAの研究によると、1時間座ったままでいると、寿命が22分間も縮むのだという。1時間で22分間とは大変なことである。私などこれまでにどれだけ命を縮めて来たか知れやしない。

  オーストリアの学校では、高さを上下できる机を使って、立ったり坐ったりして授業をしているそうだ。そういえば、以前に東京の企業でも、高さを調節できる机を使っているところがあると紹介されていたのを見たことがある。

  では、どうしたらよいのか。30分に1回立ち上がればよいのだそうだ。立ち上がってすぐ座ってもよいのだという。東京の雀荘で、マージャンの途中で30分に1回立ち上がるようにする実験をしたら、2週間やっただけで、中性脂肪が15%減り、悪性コレステロールが5%減り、善玉コレステロールが11%増えるという結果が出たそうだ。

  耳石は身体のいろいろな働きに関係をしているということが分かったのそうだ。

 ◎筋力低下  ◎骨密度低下  ◎循環機能低下

 ◎代謝異常(脂質・糖)  ◎免疫力低下

 寝たきり人や座ったままで立ち上がれない人は、介助者が頭部をうごかして耳石が動くようにするとよいそうだ。赤ん坊が揺すられるのを喜ぶのは、耳石を動かして立ち上がる準備とも考えられるという。

 日本の学校でも、45分間の授業の途中で1回立ち上がって座ることをやるとよいだろう。また会社等ではパソコンなどデスクワークの人は、30分に1回立ち上がるのがよい。

 家庭でも座ってテレビを見るのが長い場合は、30分に一度立ち上がるようにするとよい。

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2016年11月23日 (水)

癒された待降節コンサート

 20日の夕方熱田文化小劇場で創団30周年記念アヴェス・コヴェネス 「待降節コンサート」が開かれた。開場の15時半ごろに会場に行った。直ぐにホールに入ったら、私が1番であった。こんなことは生涯で初めてであった。

  右側の前列から7列目の席に座った。出演者の顔も見られてよいと思ったのだ。早くホールに入っても後ろの方の席を取る人もたくさんいた。音楽だから音を重視するのかも知れなかった。気が付いたら招待席も後ろの方にあった。

  プログラムは、

 Ⅰ.聖母の懐妊感謝の讃歌  マイフィカト

  アカペラで25人の女性のアヴェス・ユヴェネスが澄み通った歌声を響かせた。

 Ⅱイギリスの世俗曲

  3つの国の踊りを一つに

  次の ああ、ロビンと良き仲間と気晴らしは9人の男声合唱のアヴェス・アミーチェが歌った。

 Ⅲコダーイの作品より

  天使と羊飼い    アヴェス・ユヴェネスとアヴェス・アミーチェ

  イエスは御身を示される   アヴェス・ユヴェネス

  聖イシュトヴァン王朝の讃美歌  混声

  主の来たるを待ち望む    混声

 Ⅳ キャロルの祭典  全てハープ1台による伴奏(佐々木遥香)

  1)今日キリスト生れぬ

   会場の後方からアヴェス・ユヴェネスが歌いながら登場しステージに上がった。

  2)ようこそ

  3)これほどのバラはない

  4)a かの幼児が

   b 子守唄

  5)四月の露のように

  6)この小さな赤子は

  7)間奏曲  ハープ独奏

  8)凍りつく冬の夜に

  9)春のキャロル

  10)神に感謝せよ

  11)今日キリストは生れぬ  歌いながら会場に下りて退場

  アンコールは混声によるグリーンスリーブ

  もう一曲

 椙山学園OBでつくられたアヴェス・コヴェネスは高音部もきれいに出てハーモニーがよく、教会で聴いているような響きであった。熱田文化小劇場は天井が高いのに反響版なしできれいに反射することもよいのだろう。キリスト教徒ではないが、心が癒される2時間であった。男声合唱のアヴェス・アミーチェも低音がよく効いてきれいな歌声であった。

指揮は山中涼子氏  

 

 

 

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2016年11月22日 (火)

後輩に聞く教育の現場

 後輩の現職教師が送ってくれた教育現場の現状を以下に紹介する。

 「教室に軍靴の音が聞こえる」というショッキングな見出しである。刺激的なタイトルで驚かれたことでしょう。「何を大げさなことを言っているのか?安保法制が実行段階に入り、南スーダンへの駆けつけ警護が発動したとはいえ、そこまで軍国化が進んでいることはないだろう」と思われるかも知れせん。しかし、今、学校で起こっていることを冷静に考えると、学校で子どもたちや教師にかけられる指示や命令は、私には軍靴の音に聞こえてなりません。

 全国津津浦々で「学校スタンダード」というものが教育委員会を中心に進められています。私の職場のあるA市では「A市スタンダード」と言っていますが、学びスタイルとか別の呼び名で行っているところも多いようです。

 「学校スタンダード」は、「standarad」という英語が意味する「標準」とか「基準」といったものを「学習基準」や「校則」「学習スタイル」を地区・市内の全校を画一的に指導することで、大量退職を終え、年齢層の大幅な若年化を迎えた学校原画で、効率的な学校運営・g買う衆指導を進めようという意図で行われているものです。

 教育内容への明らかな行政の介入ですが、大きな権限を持つ新教育長のもと、あちことで強力に進められているのが実態です。

 「ゼロトレランス」というものもあります。これは「zero」「tolerance(寛容)」の文字通り、不寛容を是とし、細部まで罰則を定めそれに違反した場合は厳密に処分を行う方式です。広島の中学生の自死で大きな問題になった学校でも行われていました。

 こういった「ゼロトレランス」や「スタンダード」で、子どもたちに一体どんな「力が育つのでしょうか。A市スタンダード」では、授業の始まりと終わりに立って挨拶を求めています。その際、「語先後礼」といって、「お願いします」と言ってkら頭を下げることを求めています。

 「筆箱には、鉛筆5本、赤鉛筆と物差し、消しゴム1つずつ」というきまりもあります。「右手が耳につくように挙手をする」なんてものまであります。「スタンダード」をきっかけに、校則の見直しや厳選と言ったことが行われていた学校に再び「きまり」があふれかえるようになりました。

 子どもに要求されるのは、そお¥のきまりがどういう必要から生まれ、それを守ることでどんあ便利なことがあるのかという理解ではなく、訳もわからないけれど、黙ってやらされることに従う従順さです。

 日本の学校では、「子どもの権利条約」は死文と化しました。元々、政府はまともに実行するつもりはありませんでした。子どもの権利委員会から幾度、勧告を受けても放って置きました。それだけでなく、「子どもの権利」を尊重する世界の流れに逆行する「スタンダード」や「ゼロトレランス」が子どもたちに求める従順さは、元々人間が持っていた「パイオニア」の側面をも否定しています。「学習テスト体制」や「新指導要領」が描く子ども像も一部のエリートが大部分の大衆を引っ張る社会を想定しています。

 これは、かつて日本で幾多の人権を圧殺し、無辜の民を戦禍の渦に放り込んだかつての軍国主義とどこが違うのでしょう。

 教室にいる私の耳に、軍靴の音が響いて仕方がありません。

※戦時中の教育は、画一化、お上の決めたことに有無を言わさず従わせることであった。挨拶の仕方とか筆箱の中身まできまりで決めるというのは恐ろしいことである。すべて決められた通りに守らされることで創造性や批判精神が失われてしまう。お上の決めたことに従順に従う人間をつくることがまさに安倍政権が目指すところであるのだ。

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2016年11月21日 (月)

名古屋大学レクチャー2016公開講座

 名古屋大学レクチャー2016公開講座に申し込んだら聴講券のハガキが来たので楽しみにしていた。今回の公開講座は、11月19日に名古屋大学豊田講堂であった。レクチャーをするのは大阪市立大学、滋賀大学名誉教授の宮本憲一博士であった。久々にアカデミックな雰囲気を楽しむことが出来るのだ。

  演題は「持続可能な社会への道」―戦後公害の歴史的教訓から―」というものであった。会は学長の挨拶のあと、最初に帝京大学教授の寺西俊一氏の「戦後日本公害史と宮本経済学の意義」という解説があった。

  その後名古屋大学レクチャー盾の贈呈式があり、レクチャーをした栄誉を称える名古屋大学最高の賞が宮本教授に贈られた。

  講演は2時から始まった。ステージ中央に大きなスクリーンが下され、パワーポイントを使ってレクチャーが進められた。文字が画面いっぱいに書いてあり、読むのも大変だったが、メモを取っている内に画面が変わってしまうので残念であった。

  市場主義経済学では、自然破壊や公害患者の被害は社会的費用として、コストに参入せず、むしろプラスとして評価する。しかしこれは誤りである。だから「環境経済学」を創るのが生涯の仕事となったと話された。

  四大環境問題は、熊本水俣病、福島原発事故、神通川イタイイタイ病、沖縄辺野古基地だと指摘された。

  そして戦後の公害の歴史を話された。公害病の原点は熊本の水俣病にある。それが新潟の水俣病に波及し、神通川のイタイイタイ病が起き、四日市の大気汚染公害が起きた。イタイイタイ病は解決した。四日市の公害は公害対策の原点となった。その辺のことを資料を使って詳しく説明された。

  公害は生物的弱者(年少者、高齢者、病弱者)から始まる。そして社会的弱者に集中する。絶対的・不可逆的被害(死亡、不治、自然破壊・・・)である。

  No more 四日市というスローガンで、静岡県の三島。清水、沼津で公害反対の市民運動が誕生した。それが公害対策基本法制定につながった。各地に公害反対運動が広がった。

  公害解決の二つの道、それは①革新自治体の誕生、②企業城下町で公害裁判であった。パワーポイントで詳しく説明された。

  1974年には公害健康被害補償法が世界で初めて制定された。

  公害対策では女性が差別される。それは逸失利益が考慮されるからだ。

  OECDの日本への評価は、公害の防除には成功した。企業に負担をさせたのはよい。環境の質の向上はまだだ。

  70年代、80年代は日本がリードしたが、今はEUがリードしている。

  不況・新自由主義政策で公害対策が後退した。(アメリカに端を発した金融恐慌など)

  環境政策の市場化が問題であると指摘した。

  日本の環境問題は、原発事故、水俣病、アスベスト対策、沖縄辺野古基地の自然環境破壊だという。

  「持続的可能な発展とは、将来の世代が自らの欲求を充足する能力を損なうことなく、今日の世代の欲求を満たすことである」

  西欧型の近代化は終焉したがそれに代わるものを見いだせていない。

  環境と開発に関するリオ宣言(27か条)が大事だと言われた。

  「持続可能な発展から 維持可能な社会へ」このフレーズに現在の危機感が表現されているようだ。宮本氏は今重大な転換期に立っていると指摘した。世界の平和、核戦争をしないこと、環境や資源を守ること、生態系の危機、貧困問題など。こうした問題をどう解決し維持可能な社会をつくるかの岐路にあるというのだ。

 宮本名誉教授は、85歳とは思えぬはっきりとした話し方で、パワーポイントを駆使してレクチャーをされた。その極一部しかメモできなかったが、話の核心は捉えたつもりである。でも間違った受け止めがあるかもしれない。

 パリ協定がトランプ氏によって無視され、ISなどによるテロがはびこり、新自由主義経済が広がり、中国やロシアなどによる領土拡張主義が当然とされ、再生可能エネルギーより原発が利用され、21世紀は不安の世紀である。

 私たち1人ひとりが取り巻く環境や地球や世界に関心を持ち関わって行くことが大事だと思う。

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2016年11月20日 (日)

カフェVITAバス旅行で松本へ

 恒例になった感があるカフェVITAのバス旅行。今年は信州松本であった。主な目的は紅葉とフランス料理の有名店「レストラン鯛萬」でのランチであった。

  名古屋を8時過ぎに出て中央道で松本まで走った。天気は快晴で、青い空が広がっていて、沿線はどこも山々が黄・赤・茶・などの紅葉にいろどられて見事であった。とりわけ素晴らしかったのは駒ヶ岳が見える谷間の紅葉であった。錦織のような美しさで、バスを降りて写真を撮りたいぐらいであった。駒ヶ根のサービスエリアに臨時に止めてもらったが、そこからの眺めは余りよくなかった。

  塩尻までは紅葉の山々を眺めながら行った。そこから松本までは市街地が多くなった。松本のレストラン鯛萬に着いたのは11時15分ごろで予定より早く着いた。

  バスが中型でしかも休日なので店の駐車場に止めることができた。中に入ると柱や梁などがチョコレート色に塗られむき出しで高い天井の大きな部屋に案内された。

  ビールが633mlで1070円、グラスワインが1500円前後もしたので私は飲まなかったが、多くの人はワインを注文していた。やはりフランス料理はワインと一緒がよいのであろう。

  松本はあちらこちらに井戸があるそうで、食事の水は井戸水であったが、この水がとても美味しいものであった。それで他のアルコール飲料は必要なかった。

  料理は大きな皿に小さなものがのっていた。どれも手の込んだものであった。メニューがないので覚えていないが、下の写真のようなものが出された。

  蟹を使ったものから始まって、密封された大きな殻つきホタテの蓋を開けると中から野菜などをあしらったホタテの貝柱があった。そのアイディアがよかった。

  魚料理は鱸でメインは5cm四方ぐらい、厚さ3cmぐらいの子牛のステーキであった。私は料理を食べ終わったあとに「牛負けた」と言ったが誰も分からなかった。ウエーターにも分からなかった。子どもの頃よく使ったジョークで、「うま(馬)かった」と言う意味である。

  デザートはリンゴがテーマで、リンゴのかつらむきを巻いたものが3つ、アップルパイの台の上にのっていて、その上においしいアイスクリームがのっていた。デミカップのコーヒーにも、ちっちゃなフランス菓子が3つついていた。コーヒーも味はよく、お代わりできた。

  パンは赤ちゃんのコブシぐらいの小さな丸いパンで2種類あった。塩味の方は美味しいと言っていたが、我が家で焼くパンの味に似ていた。

  「鯛萬」という店の名が変わっているので尋ねたら、以前は和食の店であったそうだ。60年前に、フランス料理の店を作って2つに分けたが、和食の方は廃店になったという。レストラン鯛萬には昭和天皇時代から天皇が3回来られたというから驚いた。

  ランチの後2時間余りが自由時間で、それぞれ街歩きなどに出かけた。私はマスターと二人のSさんと散策に出かけた。店を出ると空は真っ青であった。近くの四柱神社の紅葉がきれいなので、それを見に行った。ついでマスターが行きたいという漬物店、縄手通りのリンゴを売っている八百屋に行った。

  その後松本城行ったが、中には入らずお濠に沿って周囲を一回りした。外国人の集団も見かけた。濠には鴨の大群が餌を探していた。

  松本城は濠の一角に建っている。正面から見ると格好良いが裏側はそうでもなかった。帰る途中でワサビなどの店に寄った。

  2時45分に出発した。途中「かんてんぱぱ」という寒天製品の本部に立ち寄った。かんてんゼリーとババロアが自由に試食できた。庭にあるモミジが赤・黄・オレンジなどできれいであった。

  4時半にそこを離れて帰途についた。名古屋には予定通りの7時に着いた。天気に恵まれ、風はなく、気温もよく、楽しい一日であった。

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                    蟹の前菜

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                     ホタテ貝

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                ホタテ貝の料理を開いた


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                 鱸のポアレとタマネギ

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               仔牛の肉とジャガイモのガレット

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                   リンゴ尽くし

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                    かんてんパパの庭
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                      松本城

 

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2016年11月19日 (土)

葬儀や法事でのお経はおまじないか?

 この頃葬儀と法事に出席する機会があった。いずれも曹洞宗であった。私は葬儀でも法事でも、僧侶の読経を聞いて、何を言っているか知ろうとするのだが、漢文のお経では摩訶般若波羅密多心経以外には全くチンプンカンプンである。先日の葬儀や法事では文語によるお経も読まれたが、99%ぐらいは分からなかった。

  法事のとき、たまたま僧が読んだメインの経の表紙を見ることが出来た。それには「神力品」と書いてあった。「神力品」とは何だろうと思いネットで調べたらあった。「じんりきぼん」と読むのだ。

  正式の名称は「妙法蓮華経如来神力品第二十一」と言うようだ。「妙法蓮華経」だから日蓮宗のお経かと思ったら、天台宗でも使われているらしい。曹洞宗開祖の道元禅師は、天台宗の延暦寺で修行したのでそこで学んだという。道元は死ぬ前日に神力品を静かに唱えていたそうだ。

  文語で書かれた神力品というお経であるが、やはり聞いていても、ところどころの単語以外サッパリ意味が分からない。

  いつも葬儀や法事の時に思うのだが、どうして誰にでも分かる現代語に翻訳した経を読まないのであろうか。おそらくそうした現代語訳の経典がないのであろう。

  中国では、インドまではるばるとシルクロードを通って行って、経典を長安まで運んできて漢訳をした。日本の経典は中国から持って来た漢語の経典をそのまま使っている。それは漢語を読めるのはごく一部の僧侶や貴族だけであったからで、僧侶は寺院で修行をしながら、ひたすら漢語の経典を読んで理解しようと努めたのだろう。

  思うに日本に伝来したその時点で、経典はごく一部の当時の知識層の独占物であったに違いない。難解な漢語の経典を読むことで、彼らに特権意識が働いたのだ。だからお経はなんだか分からないが有難い、ご利益のあるものとして、呪文のように唱えられたのだと思う。

  奈良・平安の時代は仏教は天皇や貴族のものであった。一般庶民はあずからぬところであた。国家安寧のために東大寺が建てられたり、病気の治癒を祈るとか、様々な災難を逃れるために多くの寺院が建立されたのだと思う。

  貴族たちは病気を治したり、悪霊災厄を追放するために僧を頼んでお経をあげさせた。そして極楽浄土に往生することを祈願した。

 そのお経の有難さを一般庶民にまで与えようとして念仏が作られたのだ。「南無阿弥陀仏」唱えれば極楽往生が叶うというのは、非常に単純化してしかも効果的な方法であった私は思う。鎌倉時代になって日蓮は法華経をもとに、「南無法蓮華経」を唱えることを説いた。これも浄土教と同じがり方である。

 日本で経典が日本語に訳されたのが、何時頃であったのかは知らないが、今日聞くものは文語訳で、その上漢字部分はそのまま使われているから、漢語の経典とあまり変わらない。多少読みやすくなっただけである。聞いて意味が分かることは絶無である。

 仏事でサッパリわからないお経を有難そうに聞くというのは、呪文を聞くのと同じである。意味も分からずにただ音を聞いているだけである。一種の単調な音楽である。

 葬式や法事で読むお経を何時、誰が決めたのかは知らないが、そのやり方が何百年も続いて来て今日でも行われているのが不思議である。しかし、この10年ほどで急速に葬儀のやり方が変わってきているのは、従来の葬儀への疑問が広がっているからであり、お寺離れが広がているのも軌を一にしている。

 長い間の日本仏教の怠慢が、21世紀になって指弾され始めたのだといってもよいと思う。

 

 

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2016年11月18日 (金)

トランプ氏に投票した人たちは報われるのだろうか?

 アメリカの次期大統領に選ばれた知性と品性のないトランプ氏。女性蔑視にもかかわらず白人女性の票を過半数以上獲得した。メキシコとの間に壁を築き費用はメキシコに払わせるとか、イスラム教徒は米国に入れないなど、人種差別発言とか、過激なその場でのでまかせの発言で、米国の95%のメディアから不支持を宣告された。世界中の人々は誰もトランプ氏の勝利を予想していなかったが、見事に予想を裏切って大差でクリントン氏を退けた。

  トランプ氏の勝利は、ロキード山脈を境に西側がクリントン氏が抑え、東側のほとんどをトランプ氏が抑えたとロバート・ギャラン東京大学大学院教授が言っていた。

  クリントン氏は、負けたとはいえ、得票数ではトランプ氏を上回っていた訳で、獲得票数で決めない選挙制度のマジックで決まったのだ。たった一人の大統領を選ぶのだから得票数で決めれば一番公平だと思うのだが、不思議な制度である。それについて誰も文句を言わないのであろうか。

  トランプ氏当選が決まって次の日から全米各地で「Fire TRUMP」の騒ぎが起こった。トランプ氏は分断されたアメリカの修復を呼びかけ、オバマ大統領や共和党の有力者と会談するなどし、発言もソフトになった。

  選挙中の過激な発言の数々は、選挙で注目を集める戦術だったのではないか・・・と指摘する人もいる。

  トランプ氏の当選については、いろいろと取沙汰されているが、白人労働者の怒り(反エスタブリッシュメント)のマグマが爆発したのだという説が有力である。

  オハイオ州などトランプ氏が大勝したところでは、白人労働者の生活が困難を極めており、これまで捨て置かれたという。アメリカを取り戻すという、トランプ氏のアメリカ第一主義が歓迎されたのだ。また退役軍人はトランプ氏を支持したと言われる。世界の警察官として20万人もの軍人が海外に派遣され、7000人もの戦死者を出し、何万人もの戦傷者や後遺症を出した退役軍人たちが、トランプ氏の他国は助けないという発言を支持したのだ。

  ところで、白人労働者を中心とする中間層以下の人々の要求を、トランプ氏がきちんと取り上げて対応できるのであろうか。

  トランプ氏はニューヨークに高層のトランプビルを持ち、66階と67階に居住している。移動にはTRUMPと大書したジェット機で飛び回っている。大統領になると給料は1$でいいと言っている。その辺は河村市長や小池知事みたいだが、4300万円といわれる給料など3800億円の資産があるトランプ氏にははした金なのだ。金はもらわない代わりに言いたいことを言い、やりたいようにやるということだろうか。

  いずれにせよそれほどの大金持ちが、労働者の気持ちを分かるはずがない。捨て置かれるに違いないと思う。ましてやそれより下の有色労働者層は惨めなままで放られたままであろう。

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2016年11月17日 (木)

ホームベーカリーでパンを焼いた

 親戚の葬儀に香典を出したら、香典返しのカタログが送られてきた。いつの頃からか、香典返しはカタログになった。送る方はデパートとか業者で品物を選ぶ手間と苦労が省けるので利用されるのであろう。

  カタログは分厚いもので、品物の数も選ぶのが大変なくらい多かった。品選びは妻に任せたら、ホームベーカリーを選んだ。以前にホームベーカリが出た頃、買おうと思ったことがあったが結局買わなかった。それから時間が経っているのできっとベーカリーも改良されていることだろうと思った。

  注文してから10日ほどで届いた。どこのホームベーカリーが来るかと思っていたが、聞いたことがないYAMAZENというブランドであった。

  知人のYOKOさんはホームベーカリーを頻繁に使ってパンを作って楽しんでいる。パンを焼くのはとても簡単と言っていた。自家製のパンを頂いて味わったことがあるが、とても美味しくできていた。メーカーはティファールだと言っていた。

  有名メーカーでないホームベーカリーでも、同じように同じようにパンが焼けるのかどうか楽しみであった。外見は写真のように立派である。またやれることも小麦粉の他に米粉とか残りご飯でもできると書いてある。さらに餅をつくこともできるという。

  パンを焼くのは妻の仕事だ。最初は家にあった古いイーストを使って焼いた。小麦粉とイーストと水を入れると後は器械が自動で混ぜたりこねたりするようだ。だいたい3時間ちょっとで焼けるらしい。

  最初のパンは膨らみがよくなかったが、もちっとして歯ごたえはよかった。2日目は新しいイーストを買って来て作った、前より膨らみがよかったがまだ足りないようであった。

  そして3日目。今度はガスの穴がたくさんありよくふくらんでいた。切ったパンを手で押すと、つぶれずに跳ね返ってきた。味わいもよくなったように感じた。

  少しずつ慣れて行って上手に作れるようになるだろうと期待している。YOKOさんのようにクルミパンとかレーズンパンなどを作ってほしいと思っている。いずれは米粉パンやご飯パンも食べたいと思う。

  タイマーがついているので、食べる時間に合わせて作ることができ、焼き立てが食べられるので孫が喜んでいるとYOKOさんは言っていた。

 

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                         初めてのパン
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                          3日目

 

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2016年11月16日 (水)

知人が送ってくれたTTP問題の記事―③―

米国ベッタリ日本外交の見ちゃいられないアタフタ

 安倍官邸はマサカの展開にてんやわんやだ。トランプ当確を受けて、安倍首相は大慌てで河合克行首相補佐官に渡米を指示。「速やかに新政権との信頼関係を築くべき」ともっともらしい訓示を垂れたらしいが、時すでに遅しだ。トランプのアベ嫌いは筋金入りで、散々こき下ろしてきた。

安倍はトンデモナイことをした。円の価値を徹底的に下げて、米国経済を破壊している〉

〈安倍は米国経済にとって“殺人者”だ〉


 選挙戦を通じ名指しで安倍批判を繰り返し、言いたい放題だった。よほど感情的になったのか、9月に訪米した安倍はヒラリーとだけ会談。すでに共和党候補だったにもかかわらず、トランプをスルーしていたのである。国際ジャーナリストの春名幹男氏(早大客員教授)は言う。

  「安倍政権は大混乱に陥っているでしょう。訪米中に挨拶ひとつしなかったことからも、トランプ側とのパイプは築けていない。イチから関係を構築するにしても、誰が政権入りするかも分からない。閣僚や官僚を含むスタッフは3000人ほどが入れ替わる。まさに手詰まりです。共和党からある程度は送り込むことになるでしょうから、そこのツテを探り、必死に働きかけるのが関の山。トランプ氏はアベノミクスを罵り、日本を中国同様に為替操作国と見なしています。円安誘導をしていると厳しい態度で迫られかねません」

 安倍はトランプに贈った祝辞で「同盟」を4回も強調。〈日米同盟の絆を一層強固にする〉〈日米同盟は、国際社会が直面する課題に互いに協力して貢献していく「希望の同盟」〉とすがっていたが、トランプにはヌカにクギだ。米国追従のツケがついに回ってきた。 
 
日刊ゲンダイ 2016・11・10
 
 

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2016年11月15日 (火)

知人が送ってくれたTTP問題の記事―②―

トランプ勝利を予測できず  安倍政権と大メディア“赤っ恥”
「私は全ての国民の大統領になる」「米国を再建し、アメリカンドリームを復活させる」――。ニューヨーク市で自信マンマンの勝利宣言だった。第45代大統領の座を手中に収めた共和党候補の実業家ドナルド・トランプ(70)。政府・軍での職務経験を持たない大統領は米国史上初だ。

  それにしても赤っ恥をかいたのは、日本の大新聞・テレビだ。選挙期間中、「トランプ旋風」「トランプの悪夢」と面白おかしく報じる一方で、トランプを差別主義者の異端児として勝手に泡沫候補扱いしてきた。9日の大統領選を中継したテレビ特番でも、投開票前は「ヒラリー当確」の雰囲気だったが、開票作業が進むにつれ、スタジオ内にピリピリした緊張感が漂う様子がハッキリ分かった。要するにメディアは、米国世論を完全に見誤っていたのである。

 埼玉大名誉教授の鎌倉孝夫氏(経済学)はこう言う。

トランプ氏は国内産業の保護やメキシコとの国境の壁建設などを公約に掲げていました。これらはいわば、グローバリズムに対する反発です。グローバリズムを定義するとすれば、巨大資本による世界規模の利潤追求であり、それが米国で1%の富裕層と99%の貧困層を生み出し、格差社会を招いた。英国のEU離脱の原動力になったのは移民、難民を制限して雇用を守る――ということでしたが、トランプ旋風も根っこは同じ。格差に対する怒りが勝利に結びついたと言っていい。メディアは世界に広がる反グローバリズム、反新自由主義の世論を理解していなかったのです」

 一方、予想外の結末に慌てていたのは安倍政権も同様だ。トランプ優勢が報じられると、官邸筋の談話として「人脈づくりから始めないと」なんて声が報じられる始末。安倍首相は夜に「日米は揺るぎない同盟国」なんて祝辞を出したが、“泥縄”はアリアリだった。 

 

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2016年11月14日 (月)

知人が送ってくれたTTP問題記事―①―

 TPP脱退のトランプ相手に批准急ぐ安倍政権のアホらしさ

「米製造業の致命傷になる危険な通商協定だ。修正する術はない」

 保護主義を唱えるトランプがTPP脱退を宣言したのは6月28日。トランプは、TPPが米国の雇用を海外に流出させたNAFTA(北米自由貿易協定)の二の舞いになる――と警戒していて、新大統領に就任する来年1月20日にも「TPP脱退表明」をするとみられている。ところが、そんな状況にもかかわらず、相変わらずTPP批准にシャカリキになっているのが安倍政権だ。

 衆院議院運営委員会の佐藤勉委員長は9日の理事会で、本会議の10日開会を職権で決定。4日の特別委員会で強行採決させたTPP承認案と関連法案について、衆院通過を強行させる方針を示したのだ。

 TPP「断固阻止」を掲げる元農相の山田正彦弁護士がこう言う。

 「TPP問題に詳しいニュージーランド・オークランド大のケルシー教授は『トランプ、ヒラリー両候補ともTPP反対だが、それでもヒラリーが大統領になれば、(同じ民主党の)オバマ大統領が退任する直前に批准する可能性はある。しかし、トランプ大統領なら、その可能性はゼロに近い』と発言していました。それなのに(安倍政権が)衆院通過を強引に行おうとしている理由が全く分かりません」

 TPP特別委の集中審議で、採決を急ぐ理由を問われた安倍は、「再交渉には応じないという日本の意思を明確に示すため」なんて答弁していた。ハナからTPP反対を公言している相手に「再交渉には応じない」と強気なのだから、バカみたいな話だ。
トランプ氏が新自由主義政策であるTPPを認めるわけがない。日本が主導してどうこうできる話ではないのです。安倍政権が採決を急ぐ必要は全くありません」(鎌倉孝夫氏)

相変わらず安倍政権は、TPPをめぐる情勢を全く理解していない。

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2016年11月13日 (日)

jphoneに振り回されたがやっと解決

 Iphone6sを使っていたが、以前にも書いた様に、バッテリーがまだ50%前後残っているのにバッテリー充電マーク現れたり、バッテリーの減りの早さに悩んでいた。最近iphoneの便利な機能として拡大鏡やズーム機能があることをYahooニュースで知り、ネットで設定の仕方や使い方を調べた。

  「一般」→「アクセシビリティ」→「拡大鏡ON」「ズームON]にしたが、最初の1回現れただけで以後はどうやっても使えなかった。それでAppleサポートに相談して、iphoneをリセットして入れ直したり、リセットした状態で使ってみたり、6日間ほどいろいろ試したが駄目であった。結局どこかに不具合があるのだろうということで、修理に出すことになった。 

  私の場合、Appleケアに入っているので、修理はiphoneの交換で対処してくれると言った。クレジットカードが必要ということで申し込みのメールが届いた。長い分かり難い説明にさっと目を通してみたがサッパリわからなかった。仕方がないので電話をして説明をしてもらった。

  要するに修理に出す器具に水につけるなどの瑕疵があれば、器具代金73000円を取るという保証金で、問題がなければ無料だということであった。

  クレジット番号をメールで送ると、その日のうちにクロネコ宅配便で発送したというメールが届いた。そして次ぎの日の真夜中にはクロネコの名古屋ベースに届いていた。

  配達の日時が知りたいのでクロネコに電話をしたら、折り返しで午前10時ごろに配達するという連絡があった。

  リセットをしなければならないのでサポートで教えてもらっていた通りにやって、リセットして個人データを消した。そしてSIMカードを抜いて、保護フィルムと保護ケースを外して待っていた。新しいiphoneが入っていた箱に交換の器具を入れて宅配業者に渡した。

  SIMの取り外しは初めてであった。最初爪楊枝でやったができず、細い果物フォークでもダメで、安全ピンでやったらケースを取り出すことができた。新しく来たiphoneにはSIM取り外しの金具がついていたので簡単であった。

  ihoneのセットアップを始めたが途中で分からなくなってしまった。それで新しいiphoneにituneからバックアップしようとしたら、IOSが古いのでバージョンアップしないと駄目だとメッセージがでた。

  どうしたらよいか分からないのでサポートに電話をしたら、リモートサポートで教えてくれた。それでIOSを最新版にすることができた。

 次に復元をすると、サーバーにあるメールが2年前ぐらいのものまでどさっと下りてくる。あとでiphone上で削除をするのは一つ一つやらなければならないので厄介である。ダウンロードできないようにしなければならない。Commufaに電話をしたらリモートサポートで教えてくれたが、サポートなしではやれないぐらいややこしかった。溜まっているメールは565もあった。それを削除した。

  バックアップからの復元には2時間半以上かかる。それで復元を始めたらその間に用を足すために外出をした。3時間後に帰宅すると終了していた。

  しかし、それから使えるようにするまでも大変であった。さらに携帯のメールアドレスを使えるようにするのに試行錯誤したができず、auのサポートに電話した。後で分かったのだが、auのアドレスはサポートでやるようになっているようだ。

 LINEを元に戻すのも大変であった。ezwebメールのパスワードを要求されたのだがそれが分からないので、いろいろやった末新しく作ることにした。でも入れてみるとパスワードが違うと言うメッセージが現れた。そのうちにひょっとしてauのパスワードかもしれないと思って試してみたらうまく行った。

 この数日前のiphoneでのバックアップや復元も含めてiphoneにかかりきりであった。新しいihoneになって2日目にやっと正常に戻った。今度は拡大鏡もズームも使える。

 

 

 

 

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2016年11月12日 (土)

第7回アジア文化芸術祭を見る

 11月6日午後15時半から、愛知県芸術劇場大ホールで「第7回アジア文化芸術祭」というイベントが開かれた。

 前日にKさんから電話があり、見に行かないかと誘われた。主催はワールドリンク株式会社で、その社長のサマラクーンさんからこの催しのことを聞いていたのだ。私も一度見てみたと思っていたので出かけることにした。

 前売り券を買ってなかったので、芸文プレイガイドに電話したら、当日券を大ホール入口で14時から売ると言った。それで14時までに行って券を買うことにした。

 少し早めに着いたが、すでに並んでいる人たちが20名ぐらいいた。聞いてみると券は持っているが並んでいるのだと言った。開場1時間以上も前から並ぶので驚いた。

 14時になってもすぐに券を売らないので尋ねたら準備中だという。何とものんびりしたものだと思った。

 3時開場なのでずっと並んで待たなければならなかった。後ろにはスリランカの若い女性が6人いた。聞いたら実習生だと言った。3時になってもすぐには開場しなかった。並び疲れたので早く開けてほしいと思った。

 中に入ると正面扉から入ったがそこは2階の席であった。脇の階段で1階に降りて行くと折角待っていたのに遅れてしまった。でも舞台から7列目の通路のところの席を取ることができた。招待席のすぐ前であった。

 15時半の開演近くになって会場を見渡したが、意外にも席はがらがらであった。こんなことなら1時間以上も前に来て並ぶ必要はなかったとがっかりした。

 プログラム1番は日本の獅子舞で、岐阜県岩村の郷土芸能の「悪魔払い」というものをやった。女性の格好をしていたが男性であった。

 次はスリランカから来た舞踊団の踊りで、スリー・パーダ・ヴァンダナという釈迦に関係のある踊りであった。チャンナ・ウプリ舞踊団という男女合わせて11名の舞踊団であった。

 スリランカの舞踊はタイやヴェトナム辺りの舞踊と似たところもあり、掌、腕、動きなどに特徴がある。

 3番目は「5本の柱」という踊り。

 4番目は一宮の旭雅楽会による雅楽と踊りで、「君が代」と「舞楽・陵王」であった。君が代を雅楽で演奏すると趣が違ってすてきであった。

 5番目はスリランカ舞踊を学ぶ上で必須となっている「ヴァンナムへの招待」で、自然、歴史、伝説、宗教、芸能、神話にもとづいたヴァンナムと呼ばれる詩歌を基底に据えたものである。「5・6・8・9」「自然界で自由を謳歌」(孔雀)、「大きな牙を探して歩く(象)が演じられた。

 20分間の休憩のあと、後半は、

 9番 「デヴォルとパッティニ(二つの女神の踊り)」行く手を妨げる7つの火山を創出した女神パッティニにより、試練を課せられたデヴォルテ神が、それらの火の障害を乗り越え、スリランカに迎え入れられた様を描いた舞踊。

 10番 「ターラ」 キャンディ地方に伝承される、農耕の女神へ豊作を祈願する儀式に基づく踊り。

 11番 「安珍・清姫 恋の緋鹿の子」 日本舞踊の西川長秀とジャズダンサー麻生ユカたちのコラボという珍しい踊り

 12番 「カンノドゥ」 「眼を用いる」を意味するタミール語。目の動きで即興的に言葉を交わすことで愛を探求する試みを描写する。

 13番 「フェニックスの飛翔」  オーストリアのホップす歌手コンチータ・ヴェルストが歌った「フェニックスの様に立ち上がれ」を舞踊にした。内戦や津波などで蒙った挫折を克服すべく、スリランカの人たちの間に強い共感を呼んだ。

 13番 「Circuration~循環~」  フラメンコダンサー加藤おりはとギタリストとパーカッショニストのコラボ

 14番 「太鼓乱打」  ゲタ・ペラヤ(結び目のある太鼓)という、右の皮は猿かトカゲ、左は牛皮を用いた太鼓。聴衆も手を鳴らして楽しんだ。

 15番 最後は 「砂漠の薔薇」 英国のアーティスト、スティングがアルジェリアのアラブ民族音楽歌手シェブ・マミとデュエットしたものに振付けた。

 この文化芸術祭はスリランカの舞踊がメインで、それに日本の演者が友情出演した形であった。ヴァラエティに富んでいて3時間の演技も飽きさせなかった。

 スリランカはギリシャ、インド、アラブ、エジプト、ペルシャなどいろんな文化の影響があるように見受けられた。宗教は仏教徒が多いが、イスラムやヒンズーもいる。踊りの最後に両手を合わせるのは仏教のものであろう。

 腕を広げたり、掌を巧みに動かしたり、膝を曲げて立ったり、飛び跳ねたり、顔の動きも独特のものがある。音楽もリズムがはっきりしていて踊りはリズムに乗っているように感じた。

 どこかでタイ、インドネシア、ヴェトナム、カンボジア、スリランカ、ミャンマー、インド、マレーシア、ラオスなどの踊りを一堂で見せてくれるといいのにと思った。

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                       雅楽 陵王
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                        ゲタ・ペラヤ

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2016年11月11日 (金)

膨大な廃炉へのコストを国民が負担、NHKスペシャル「廃炉への道」

 NHKスペシャル「廃炉への道」を録画しておいて見た。福島第一原発の炉心溶融した3基の原発を廃炉にするコストについて、それに要する費用がどこまで増え続けるか青天井であるというものであった。

  福島第一原発では、使用済み核燃料や溶融によってできたデブリを取り出し、廃炉にするために、毎日7000人もの人が働いていると言う。危険手当は1日2万円だそうだ。またロボットなどの開発費も大変な金を要する。

  コストは現在総額13.3兆円まで膨らんでいるという。賠償に6.4兆円、除染は4.8兆円、廃炉は当初2兆円と見積もっていたのがその数倍になっているという。

  賠償は金額が大きいものは営業損害、財物価値喪失損害、精神的損害など10項目以上うもあるが、新しく加わったものとして住居確保損害の金が大きいという。

  廃炉について、放射能汚染水を溜めるタンクを建設したが、水漏れや老化が起こり、新しいものに換えていかなくてはならない。その費用も大変だという。

  除染では耕作放棄地に自然に生い茂った木を除去するのもコストがかかるし、5年経って、刈り取って汚染の草などを入れてある袋が破れるなどその補充も大変だそうだ。

 福島第一原発の事故だけで、当初想定できなかった様々な問題が現れて、コストも想定外に膨らんだ。そして40年と想定されている廃炉についても、今後その通りに行くかどうか不明であるし、コストもどこまで膨らむかは予想できないというのだ。

 しかし、そんなことは我々素人にでも、関心がある者には想像できることである。私もblogで原発事故で要するコストについて何度も取り上げて来た。除染、廃炉が未知の世界のことであり、除染については今積み重ねてある廃棄物をどこかに移転しなければならないし、廃炉に到ってはこれから研究をしながら道を探って行かなければならないのだ。

 原発安全神話は完全に崩壊した。それなのに安倍政権はインドに原発を輸出する協定を結んだし、これからも原発を進めようとしている。もし、もう1カ所原発が大地震で事故を起こしたら、オリンピックどころではない。その事後処理に労力と金と時間をどれだけとられることになるか、素人でも分かることである。

 週刊現代今週号は、2020年オリンピックの年に南海トラフの大地震が起きるという記事を載せた。もしそうなったら日本沈没が現実のものとなるであろう。

 東京電力は、とても一社では福島原発事故の費用を負担できないと国に泣きつき、財界は国が負担すべきだといい、結局国民がその7割以上を負担することになったという。それは電力料金として払わされるようだ。しかもそれが孫、子の代まで続くやも知れぬと言うのだ。何とも恐ろしいことである。

 NHKは、原発事故が一度起きると、それに対処する費用が膨大なものになることを知らせてくれた。小泉元首相のような原発廃止の政治家が増えることを願って止まない。

※福島在住の元NHK職員の方のコメント

  原発報道で地元の意地を遺憾なく発揮した昨夜のNHKスペシャル・廃炉への道「調査報告 膨らむコスト~誰がどう負担していくのか」

 キャスターはNHK福島放送局の大崎要一郎 記者。タイトルには東京電力福島第一原発事故後の福島をカメラに収めてきたフォトジャーナリストの大石芳野さんの写真が使用されていました。

 この番組のキーワードは「カネ」。遠慮がちな表現を使うことの多い福島や東北の地から、あえて「カネ」という言葉を何度も使ったところに、番組スタッフの意地と心意気を感じました。

 NHK会長・籾井勝人氏の下で、原発報道はETV特集などに限定されている状況下で、ジャーナリスト・スピリットを持ち続けているスタッフが一大奮起したのがこの番組!と感じました。NHK政治部・経済部などの介入を一切感じさせない番組でした。NHKはまだ生きています。

  再放送は11月12日(土)午前0時10分~1時05分(55分) *11日(金)の深夜です。まだ見ていない方には再放送をぜひ見ていただきたいです。

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2016年11月10日 (木)

トランプ大統領で日本は、世界はどうなるのか?

 米国次期大統領にトランプ氏が決まった。想定外の出来事であった。接戦とはいえ、クリントン氏が僅差で勝つと期待していたが、大差の負けで驚き桃の木である。

  米国の多くのメディアはトランプ氏反対の立場をとり、共和党内でもトランプ不支持を表明する有力者がいた。それなのにである。

 メキシコとの間の国境に障壁を築かせるとか、イスラムの入国をさせないとか、女性を蔑視するなど、決して大統領にはふさわしくない人物だと思う。あれだけ言いたいことを言って、大統領になったのだが、アメリカ国民の知性を疑いたい。

 クリントン氏が惨敗したのは、根に女性大統領の出現を嫌う潮流があるのではないかと思う。世界では女性の指導者が増えているので米国にも・・・と期待していたのだが。

 フィリピンのドテルテ大統領と言い、トランプ氏と言い、日本やユーロでの右翼の進出といい、ISと言い、世界的に過激な連中が支持を集めるのはどういうことであろうか。現状に対する不満を抱く人が増えているということなのだろうか。

 トランプ氏のTPP反対はいいとして、日米安保では日本に厳しい負担を要求してくるであろう。安倍政権は、TPPと安保についてどう立ち向かうのであろうか。

 クリントン氏が勝ったのなら、ある程度将来を予測できたであろうが、言いたい放題の、出まかせのトランプ氏では予測も全くつかないであろう。

 9日の日経平均は一時1025円前後をつけたあと900円前後に戻って919円で引けた。ドル円は101円とっや円高である。これからどうなるのか。週刊現代が書いた様に、年末にかけて大暴落をするのだろうか。

 いずれにしても、世界が非常に不安定な時代に入ったことは間違いがない。トランプ氏は白人労働者の支持をあつめたようだが、一方の黒人やヒスパニックなどの下層労働者は見捨てられるのではないか。所詮、彼は不動産王の大金持ちなのだ。金はあるし、恐れる者はないだろうからやりたい放題にやるであろう。

 また人種や宗教による偏見と差別が広がるのではないかと憂える。トランプ氏のイスラムやヒスパニック敵視はかつてのヒトラーを彷彿とさせる非常に危険なものを感じる。とにかく世界が歴史的転換を始めたことは間違いがない。人々にとって良い方に向かうことを願いたいが、どうにもならないであろう。

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2016年11月 9日 (水)

三笠宮のお考えに感動

 三笠宮が逝去されて新聞やテレビで戦時中や終戦後の三笠宮のことが記事になった。それを読んで初めて宮様がすぐれた感性とお考えを持っておられる方であることを知った。

 

  特に日中戦争の頃中国に軍の参謀として行かれて見聞きされたことを元に当時の軍のあり方を批判されたことに感動した。それで改めてこのblogにも記録しておきたいと思った。ネットで探して次のLIVEDOORニュースが一番良いと思うので一部をコピペした。

  三笠宮は陸軍士官学校に進み、軍人となり、日中戦争時の1943年1月から1年間、「若杉参謀」の名で参謀として中国・南京に派遣された。このとき崇仁親王は「支那派遣軍総司令部」で「支那事変に対する日本人としての内省」という文書を書き、日本の侵略主義を批判したのだが、その文書が発見された1994年には、月刊誌のインタビューで"南京大虐殺はなかった"という論についてどう思うか聞かれ、このように述べている。

  「最近の新聞などで議論されているのを見ますと、なんだか人数のことが問題になっているような気がします。辞典には、虐殺とはむごたらしく殺すことと書いてあります。つまり、人数は関係ありません。私が戦地で強いショックを受けたのは、ある青年将校から『新兵教育には、生きている捕虜を目標にして銃剣術の練習をするのがいちばんよい。それで根性ができる』という話を聞いた時でした。それ以来、陸軍士官学校で受けた教育とは一体なんだったのかという疑義に駆られました」(読売新聞社「This is 読売」94年8月号)

  この記事が読売新聞社の雑誌に掲載されたというのが皮肉である。今の読売なら無視したであろうと思われるからだ。

 このインタビューが収録された当時は、羽田内閣の永野茂門法相が毎日新聞のインタビューで「南京大虐殺はでっち上げだと思う」「太平洋戦争を侵略戦争というのは間違っている」などと発言するなど、戦中日本の戦争犯罪を公然と否定する流れが、すでに一部の右派だけでなくかなりの勢いを持ち始めていた時期である。

 とくに、日中戦争初期の1937年12月の首都・南京陥落以降に日本軍が行った捕虜や民間人の殺害行為については、論者・研究者によってその人数に20万人から数百人、そして「そもそも虐殺は存在しなかった」といういわゆる"マボロシ論"まで論じられていた。その"数字"をとりたてる流れは現在も続き、現日本政府もまた「被害者の具体的な人数については諸説あり、政府としてどれが正しい数かを認定することは困難である」としている。

 だが、崇仁親王はこうした"数字"の論に対して"むごたらしく殺せば人数は関係ありません"と、はっきりと批判したのだ。さらに同インタビューでは、自身の南京での従軍経験としてこうも述べている。

「また、南京の総司令部では、満州にいた日本の部隊の実写映画を見ました。それには、広い野原に中国人の捕虜が、たぶん杭にくくりつけられており、そこに毒ガスが放射されたり、毒ガス弾が発射されたりしていました。ほんとうに目を覆いたくなる場面でした。これこそ虐殺以外の何ものでもないでしょう」

 言うまでもなく、崇仁親王が戦争犯罪を正視し、歴史修正主義をけん制したのは、再びこの国が戦争をすることがないようにという強い思いがあったからだ。1956年の著書『帝王と墓と民衆』(光文社)に付した「わが思い出の記」のなかでも、南京に配属された当時を振り返り、こう記している。

〈わたしの信念が根底から揺りうごかされたのは、じつにこの一年間であった。いわば「聖戦」というものの実態に驚きはてたのである。罪もない中国の人民にたいして犯したいまわしい暴虐の数かずは、いまさらここにあげるまでもない。かかる事変当初の一部の将兵の残虐行為は、中国人の対日敵愾心をいやがうえにもあおりたて、およそ聖戦とはおもいつかない結果を招いてしまった〉
〈わたしがここで言いたいのは、聖戦という大義名分が、事実とはおよそかけはなれたものであったこと、そして内実が正義の戦いでなかったからこそ、いっそう表面的には聖戦を強調せざるを得なかったのではないかということである〉

 これまで右派は「赤い宮様」などと揶揄し、「左翼」と批判してきた。前述した著書の一部が新聞で紹介されたときには、"これは日本軍を傷つけるものだ"という趣旨の脅迫まがいの手紙が当時品川区にあった三笠宮邸に届いたこともあったという。

 しかし、崇仁親王はイデオロギーから発言したわけではない。崇仁親王がオリエント史などの歴史研究を愛し、大学の教壇にも立ったことはよく知られているが、その根本には、たとえそれがどれほど自分にとって正視し難い事実であったとしても、歴史には真摯に向き合わなければならないという覚悟があった。そしてなにより、崇仁親王自身が皇族という極めて特殊な立場にありながら、"権威"が大衆を惑わすこと、そして、自由な言論が封鎖されることこそ、民主主義にとって一番の障壁であると、60年以上前から指摘してきた。

 さらに1966年の「女性自身」(光文社)のインタビューでは、皇室の民主化の停滞を嘆きながら、侵略戦争の認識についてこう述べている。

「太平洋戦争が終わったときには、もうこれで地球上から悲惨な戦争はいっさいなくなったのだと思いましたが、現状をみると、まことにあさはかな考えだったことがわかります。
 どんな大義名分をつけても、しょせん戦争は殺人です。人を殺すことは最大の罪悪です。戦争放棄を明記した新憲法の精神は、いつまでも大切にしなければなりません」

 上のような素晴らしいお考えをお持ちの三笠宮が100歳までの長寿を全うされたことは日本にとっても本当にありがたいことであった。宮様の発言は貴重な歴史証言として後世に伝えられるべきものである。

 

 集団的自衛権行使容認や駆けつけ警護などをどんな思いで見ておられたのであろう。きっと日本の将来を憂えておられたのではないかと拝察する。

 

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2016年11月 8日 (火)

相変わらず野菜が高いね(値)

 今年は何度も大型台風が来たせいか、野菜不足と高値が相変わらず続いている。先月のNHKおはよう日本だったと思うが、11月20日頃になると値段が落ち着くのでは・・・と言っていた。

 先ほど白菜を買ってきたが、一把税込で430円もした。店内を見ると他の野菜もみな高い。トマトも相変わらず5個で税込530円もする。レタスも220円だ。ニンジンはひところよりちょっと安くなり、小ぶりだが5本で220円だ。

 ブロッコリーも小さいのが220円である。安い時には108円で売っていた水菜が一時は300円ほどしていたが、ようやく160円ぐらいまでになってきた。

 ピーマンやホウレン草、小松菜も安い頃の倍ぐらいの値である。それでも4倍ぐらいしていたときもあるから少しは下がってきた。

 私が行くのは他のスーパーよりも通常は安いスーパーである。上記の値段はイオンや西友では余りない。

 先日大須の八百屋に行ったら地元の大根を葉がついたまま売っていた。葉物のない時なのでこれは有難いと思って買ってきた。葉っぱの分だけおまけの感じである。

 3日朝のNHKで、どこかの中学生が、豆苗や大根やニンジンなどを再生させる運動をしていると報じていた。豆苗の根元を2cmぐらい残して切り、水につけておくと1週間ぐらいで元の様に茎がのびて来ると言っていた。うまくやれば3回ぐらいは使えるそうだ。大根やニンジンでも首のところで切って水に浸しておくと芽が伸びて来るそうだ。

 4日の朝日新聞では、豆苗やブロッコリーの水栽培を取り上げていた。こうした芽をスプラウトというそうだ。今、再利用ができるものとして静かに人気がでているのだという。

 スプラウトには芽が伸びる勢いがあるので、栄養分もたくさん含んでいるそうだ。先日豆苗を買ったときは、再利用できることを知らなかったので、根っこの部分は捨ててしまったが、これからは水に浸してもう一度芽を伸びさせて食べたいと思う。

 スプラウトのような水栽培の野菜は、工場で生産されているそうだ。だから清潔で生産も安定しているから値も一定だという。この頃のような野菜不足の時には、もっともっと栽培して売ってほしいと思う。

 ところで野菜の値段があがるということは、消費税が高くなることでもある。だから税収が増えるのではないかと思う。黒田日銀総裁は物価が上がらないと嘆いていたが、我々生活者は生鮮食品の高騰で音をあげているのだ。値があがったので音をあげているということだが、シャレにもならぬ。

 我々はやむを得ず消費税をたくさん払って貢献しているのだ。

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2016年11月 7日 (月)

文化の日、岸井成格氏の講演を聞く

 11月3日文化の日、名古屋市公会堂で開かれた、岸井成格毎日新聞特別編集委員の講演を聞きに行った。岸井氏が「憲法公布70周年憲法9条を守ろう 2016愛知県民のつどい」の講師として招かれたのであった。

演題は「安倍政権とメディアー私の決意」で、聴衆は公会堂3階までを埋め尽くし、立ち見の人もいた。

  岸井氏はまず「権力は腐敗して暴走する」と言う格言から講演を始めた。そしてメディアの役割と使命は「権力をチェックすること」であると述べた。

 ところが、安倍政権になって、政権の功妙かつ執拗な報道規制によって、メディアは政権派と政権批判派に分断され、一致して闘えなくなっているという。安倍政権により大変息苦しくなり、メディアは政権の意向を忖度して自主的に権力批判を弱めている。

  国境なき記者団の調査では、日本の報道の自由度は、前よりずっと下がって72位になってしまった。

  近々発表される国連人権委員会の調査では、日本のメディアの状況を憂慮しているが、政権による圧力については証拠がつかめないと言っている。非常に巧妙に圧力をかけているからだ。

  安倍首相が番組の中で「街の声の取り上げ方が偏っている」と言ったので、番組でのコメンテーターの選び方、街の声の取り上げ方など、公平・公正・政治的中立を考慮せよと自民党は要望書を出した。それ以後テレビでは街の声は聞かれなくなったという。放送法第4条にある公平・公正・政治的中立はもともと自主規制であった。それを逆手にとってきたのだ。

  高市総務相は、例え1番組であっても、公平・公正・政治的中立を犯せば全体の電波停止はあり得ると言ったが、とんでもないことである。その判断をするのは権力側ではないか。どのようにでもやれるのである。

  ニューヨークタイムスは社説で「安倍にひれ伏すメディア」と指摘し、ワシントンポストも政権の広報機関と述べている。

  安倍政権は着々と手を打ってきた。特定機密保護法を制定し、武器輸出を行い、産・官・学による大学の軍事研究を進める。盗聴法で共謀罪が作られた。

 また、同調圧力により、公共の施設から平和や憲法などの集会が閉めだされるところが増加している。

  日米安保ガイドラインを改定し、米国の指揮下に自衛隊が入ることを先に決め、安保法制を強行採決した。それにより米国のために地球上のどこにでも出かけて戦うことになった。

  安保法制のドンのアーミテージ氏は「9条がバリケードになっていたが、安保法制で全て取り除かれた」と大喜びであった。「米国のために自衛隊が動いてくれる。Shed the blood!それが抑止力になる」と言った。

  アーミテージ氏と言えば、湾岸戦争のときにShow the flagと言い、 イラク戦争の時にはBoot on the groundと言って、自衛隊を戦いに引っ張り出そうとした。後藤田氏が体を張って9条を盾に断固反対をしたという。

  「派遣」と「派兵」は違うことに注意しなければならない。国連PKOは派遣であり、戦場に兵士を送るのは「派兵」である。

  南スーダンに行っているのは日本、中国、モンゴル、韓国、カンボジア、ネパール、スリランカ、インド、バングラディッシュ、など、アジアの国が大半であり、アフリカがらはガーナ、ケニア、エチオピア、ルワンダである。欧米の国はないのだ。

 アメリカは自国の軍隊を危険な南スーダンには出したくないのである。日本は米国の下請けとして行っているのだ。

 安保法制は廃棄までメディアは叫び続けなければならない。しかし、政権のチェックという使命は放棄されてしまっている。

 安倍政権がやりたいことは「戦後レジーム」からの脱却である。戦後体制が日本をダメにしていると言うのだ。

 その第1は押し付け憲法である。

 第2は教育である。日教組が悪い。自虐史観がいけない。それで教育基本法を

 改定し、道徳教育を教科にし愛国心を育てる。平和教育などをする教員を密告さ

 せている。

 第3は報道規制で、上に書いた様に巧妙かつ執拗にメディアの力を弱めようとし

 ている。

 自民党総裁の任期延長は安倍首相に戦後レジームからの脱却への十分な時間を与えようということである。

 メディアの分断で頼りにならないが、声をあげてブレーキを掛けなければならない。メディアがよい記事を書いたり、よい番組を作ったら、どんどん応援のメッセージを送ってほしい。

 講演は1時間14分にわたるもので、歯切れよくわかりやすいものであった。その岸井氏の講演を元に書いたが、付け足したり順序を変えたりし、ひょっとして聞き間違えたところもあるかもしれないので、文責は筆者にある。岸井氏には責任はない。

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              アトラクション 和太鼓ユニット光のステージ

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2016年11月 6日 (日)

昭和区平和のつどい、伊藤真弁護士の講演から―⑬―

 どんな国に変わろうとしていのか

  ~私たちは何をめざすか~

〈めざしてきた日本の形〉       →   〈こんな国にしたいのか〉

自由にものが言える国        →   萎縮してしまう国

メディアが権力批判できる国    →    権力賛美しかしない国

9条を活かし、戦争が出来ない国 →    戦争をしに行く国

敵を作らない国            →    敵を作る国

外交力で信頼関係を構築する国 →    軍事的抑止力で押さえ込む国

全世界の国民を考える国      →    同盟国のことだけ考える国

独立主義国家             →    究極の対米従属国家

    法の論理            →       力の論理

法でコントロールする国             力で押し通す国

     ⇓                         ⇓

    法の支配           →     人の支配

今後の国民投票や選挙で重要なこと

●想像力(イマジネーション)

 ー改憲の必要性が本当にあるのか。

  ・憲法は魔法の杖ではない。

 -戦争の悲惨さへの想像力

  ・慎重すぎるくらいがちょうどよい。

 -自分の生活がどう変わるかへの想像力

 -10年後、20年後への想像力

 -歴史を学ぶ勇気と誇り

 

最後に 皆さんへの期待

 1.明日の日本は今日の私たちが創る。

  →今を変えれば未来を変えられる。

  憲法の理想に現実を近づけることこそ必要

 2.今を生きる者としての責任を果たす。

  →憲法を知ってしまった者として今できることを。

   市民として主体的に行動する。

 3.Festina Lente (ゆっくりいそげ)

            慌てず、焦らず、諦めず、一歩一歩が大切。

 メディアがよい記事を書いたり、よい番組を作ったときはどんどん褒める声を送るとメディアはよくなると言っていた。

  以上で終わり。伊藤氏のレジメを了解のもとに記録して来た。また、閣議決定で南スーダン派遣自衛隊へ「駆けつけ警護」が賦与されることになった。憲法がどんどんなしくずしに壊されて行くのを黙って見ていてはいけない。一人ひとりが憲法について学び、考えて声をあげていくことが肝要である。

 

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2016年11月 5日 (土)

昭和区平和のつどい、伊藤真弁護士の講演から―⑫―

 災害対策と緊急権

・災害対策の基本は「事前に準備していないことはできない」であり、憲法の緊急権条項で救済されるわけではない。

・現場自治体の裁量が重要であり、内閣の権限強化などはかえって弊害が大きい。

・災害対策で必要な内容はすでに法律レベルで整備されている。

・必要なことは、政府の体制強化、関係省庁間の連携強化、地方自治体との連携強化、人材育成、研修・訓練の充実などであり、中央に権力を集中させる憲法の緊急条項ではない。

 国家緊急権の目的の再確認

・定義の確認

 -内乱・強行・大規模な自然災害など、平時の統治機構をもっては対処できない非常事態において、国家の存立を維持するために、国家権力が、立憲的な憲法秩序を一時停止して非常措置をとる権限。

・軍隊が国家を守るものであり、国民を守るものではないことが軍事の常識であるのと同じく、国家緊急権は、国家を守るものであり、国民を守るものではない。←国民を守るのは警察である。

・国家緊急権を、災害時などに国民を守るためのものと誤解してはならない。

 自民党や公明党は「大規模災害時」のために必要だとして、憲法に緊急事態条項を入れることを第一にやろうとしている。それに誤魔化されてはならないのだ。彼らの目的は麻生氏が語った、ヒトラーに学んで、国家緊急事態によって憲法を停止し、一気に憲法を変えてしまうことなのだ。

 今、私たちに必要なこと

・この国をどんな国にしたいのか、私たち自身が覚悟を決めること。

 ー国は与えられるものではなく、私たちが創りあげるもの。

・憲法を知り、自立した市民として、それぞれに主体的に行動すること。

・おかしなことには、おかしいと声をあげること。

 マルチン・ニーメラー牧師の告白を聞け

 はじめにやつら(ナチス)は共産主義者に襲いかかったが、私は共産主義者ではなかったから声をあげなかった。

 そして、やつらは社会主義者と労働組合員に襲いかかったが、私はそのどちらでもなかったから声をあげなかった。

 つぎにやつらはユダヤ人に襲いかかったが、私はユダヤ人ではなかったから声をあげなかった。

 そして、やつらが私に襲いかかったとき、私のために声をあげてくれる人はもう誰もいなかった。

 伊藤氏は、「気づいた者から声をあげよ。皆が言い始めたときは手遅れだ」と言う。 自分とは関係ないと無関心でいることがいけないと警告している。自分にふりかかって気づいたのでは遅いのだ。

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2016年11月 4日 (金)

昭和区平和のつどい、伊藤真弁護士の講演から―⑪―

 憲法改正に向けた自民党の考え(2012年Q&Aによる)

 「日本らしい日本の姿を示し、世界に貢献できる新憲法の制定を目指す」(平成22年「綱領」)

  「日本にふさわしい憲法草案とするために、まず、天賦人権説に基づく規定振りを全面的に

  見直した」→日本古来の歴史・伝統・文化・徳性を踏まえた憲法を制定する。

  「独立国家が、・・・・軍隊を保有することは、現代の世界では常識です」

  →国防軍を創設

 

 自由民主党改憲草案の目的

 ◎憲法改正に向けた自民党の考え

 ①日本古来の伝統を踏まえた自主憲法を制定したい。

 ②集団的自衛権を容認して国防軍を創設することにより日米同盟を強化し、米国

  の期待に応えたい。また、軍事力による国際貢献をしたい。

  【個人の尊重よりも、軍事的経済的に「強い国」づくり=戦前回帰・富国強兵】

 

 「戦争ができる国」(自民改憲案)へ

・第2章「戦争の放棄」から「安全保障」へ

・国民の国防義務(前文3項)、領土・資源確保義務(9条の3)

・平和的生存権と交戦権否認条項削除

・国防軍の創設(9条の2)

・集団的自衛権の容認(9条2項)

・国防軍の活動として、国際協力、治安維持活動の明記(9条の2第3項)

・軍事機密保持、軍事審判所設置(4項、5項)

・緊急事態条項の創設(93条以下)

  自民党の改憲草案は、まさに戦前回帰である。今一番やりたいことは「緊急事態条項」で、これこそが、麻生副総理が言った「ドイツのワイマール憲法もいつのまにかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかったあの手口に学んだらどうかね」誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」という独裁国家への近道なのだ。安倍首相がいう積極的平和主義は軍事力を以て平和に貢献するという危険な発想である。

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2016年11月 3日 (木)

昭和区平和のつどい、伊藤眞弁護士の講演から―⑩―

 「平和主義」とは何か

  日本国憲法の恒久平和主義

 徹底した恒久平和主義(第九条)

  1項・・「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」

  これは世界標準である

  2項・・「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」

  この2項こそ特に重要である

 平和的生存権(前文第2項)

  「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

 全世界の国民がみな共通にという高邁な規定となっている。

  これまでの政府解釈

 ◎自衛戦争を含めたあらゆる戦争の放棄(9条)

   ・戦力の不保持(9条2項前段) 

   ・交戦権の否認(9条2項後段)

   →海外での武力行使はできない。

   →集団的自衛権は行使できない。

  つまり自衛の名目での海外での武力行使を否定する。

 自衛権はあるので、日本が攻撃されたときに国民を守るために必要最小限の実力行使(個別的自衛権)は認められる(政府見解)。

 《個別的自衛権と”自衛”の名目の武力行使を区別》 

  交戦権

 ・戦を交える権利という意味でなく、交戦国が国際法上有する種々の券臨お総

 称を意味するも の(政府答弁書1980.12.5)

 ・相手国兵力の殺傷及び破壊、船舶の臨検及び拿捕、占領地行政等にかんする

 う権利

  【自衛隊には交戦権がなく、海外で敵の殺傷ができない部隊であり、法的には通常の軍隊とは言えない】

   平和の作り方(平和構築法)

 軍事力(武力)によらない平和(憲法体系)

  ー平和的生存権による信頼関係構築(敵をつくらない)

  -軍事力以外の国際貢献(人を殺さない国)

 軍事力(武力)による平和(安保法体系)

  -日米同盟強化による抑止力向上(敵の存在を前提)

  -軍事力による国際貢献(平和のために人を”殺す”国)

 ◎戦後日本の平和の歴史はこの2つの体系のせめぎ合いであった。自衛隊と安

 保条約の存在はあったが、それでも憲法体系を無視できず、一定の歯止めをか

 けてきた。

  集団的自衛権とは

  ◎時刻と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されて

   い いにもかかわらず、実力をもって阻止する権利(1981年5月29日、政府

   答弁)

 ◎(2015.7.1閣議決定による解釈変更)他国に対する武力攻撃が発生し、これに

 よ り我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底 

 から覆される明白あ危険があること。

  ※明白な危険は、ときの政府が総合的に判断する

     ↓

  《自衛の措置として海外での武力行使容認

 

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2016年11月 2日 (水)

昭和区平和のつどい、伊藤真弁護士の講演から―⑨―

 人は皆違うということについて、下の図を見るとそれがよく解る。

 Img_2041


人は皆違う」のプラスとマイナス

 ○人類はその多様性ゆえに進歩し、発展してきた。

 ○人類はその多様性ゆえに憎しみ、破壊してきた。

  【特に他者への無知からくる恐れと不信感から他者を排斥してきた

 憲法13条(個人の尊重)と9条

・個人を戦争の道具にさせない 

 1人1人のかけがえのない個人の命を、国に戦争の道具として使わせない。

・個人の多様性尊重を国の多様性尊重へ

 -個人レベルで違いを認め合うのだから、その考えを国家レベルに引き上げたのが9条

 -日本の国と異なる価値観の国であっても”ならずもの国家”として武力によって排除する

   ことで解決しない。

 -武力行使以外の方法で共存の道を最大限に追求。

 【正義と悪の二分論で他国を排斥するのではなく、対話と協力による共存をめ

  ざすのが憲法9条

 戦前は臣民としての命で「鴻毛の軽さ」で扱われた。そうしたことは2度とあってはならないことだ。しかし、今自民・公明などによって、戦前的考え方に戻され始めている。

 ならず者国家として米国のブッシュ大統領はイラクと北朝鮮を名指し、正義の名の下にイラクという独立国家を破壊した。その結果が現在までのISなどによる中東不安やヨーロッパやアジアの国々の不安要因になっている。

 

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2016年11月 1日 (火)

昭和区平和のつどい、伊藤真弁護士の講演から―⑧―

 個人の尊重とは?ということで次の様に話された。

  日本国憲法の根本価値(立憲主義の根本目的)

 ◎憲法13条前段(個人の尊重)には、「すべて国民は個人として尊重される」と書いてある。

  一人ひとりの自由を保障し、誰もがにんげんとしての尊厳を持って個として尊重されて、生きることができるようにすることをめざす。つまり、分かりやすく言えば、一人ひとりを大切にするということである。

  個人の尊重と幸福追求権(憲法13条)

 ◎すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

  →誰にも価値があり、幸せになる権利を持つ。

  →自分の幸せは自分で決める(自己決定権)

  ・自己決定権の政治への現れが民主主義であり、選挙権、憲法制定権・改正権(96条)、そして地方自治

  自分が幸せになれる国づくりのために選挙に行く。

  選挙に行っても行かなくても変わらないという考えは間違い。選挙に行かなければジリジリ悪くなる。

  個人としての尊重(個人の尊厳)

 ◎人は皆同じ(人としての尊重)→包摂性

  →人間として生きる価値がある点では皆同じ

        ↑

  1人1人の個人の幸せのために国があるのであり、国のために個人があるのではない。

 ◎人は皆違う(個として尊重)→多様性

  →人と違うことはすばらしい

        ↓

  多様性を受け入れて共生できる社会をめざす

 自民党改憲案では、第13条

  全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。

  憲法学者の小林節氏は、「個人」が消えてしまっているのが一番問題だと指摘し、樋口陽一氏も驚愕したと述べている。樋口氏は、「日本国憲法で一番肝心な条文を一つだけ言えと言われたら、13条だろう」。全ての国民が「個人」として尊重されるということが憲法の要なのですと語っている。(憲法改正の真実、集英社新書、P.67,68)

 

 

 

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