外食産業の値下げ続くという報道
NHKお早うニッポンで、外食産業の値下げが続いていると報じていた。スカイラークやマクドナルドなど値下げをする外食チェーンが増えてきたそうだ。
カフェVitaでモーニングを食べたとき、隣の席の老婦人が、値段を安くしている店が多いと話していた。栄の食べ放題の店でもお客があまり入ってないという。
私は外食はほとんどしないが、先日は久しぶりにマイアミに行った。私の歳の高齢者は2000円で飲み放題、食べ放題で、しかも高級ビールが飲めるからだ。
また、スマホにスシローからメールが入り、3日間は一皿90円だというので行ってきた。きっと大変な人だろうと思って出かけたが、それほどでもなかった。
外食産業が値下げをしているのは、客が安値指向だからだそうだ。一時高級路線に向かった店も、客足が鈍ったので、安値路線に切り替えたと言っていた。
安倍首相は、衆議院の所信表明演説で、アベノミクスがうまくいっていると胸を張り、更にアベノミクスを推進すると述べた。しかし、アベノミクスの失敗は明らかで、正社員雇用は減少し、派遣社員などの非正規雇用が増加の一途である。これは企業側が賃金を安く抑え、利益を追求する姿勢を強めているからである。
若い人や働き盛りの人たちの雇用が不安定で、収入が少なく、生活をするのもギリギリの人たちが多く、女性の貧困、子どもの貧困、老人の貧困などがやかましく取り上げられている。
ニュースでは、さらに頼みの高齢者が支出に使える金が減ってきていると報じていた。ひとつには、年金が減らされる一方で、介護保険料などが増額されているからである。
私なども年金が退職時より50万円以上少なくなり、逆に介護保険料、国民保険料は増えているので、支出に気を配らざるを得ない。外食はほとんどできない。
衣料品などの生活用品は20年、30年来のものも使っているので、新しく買うことは余りない。食糧が主だからどうにかやっていけるのである。
安倍首相は、一億総活躍社会の実現を目指すなどと言っているが、大企業や富裕層優先の政治であるから、中流層が減少し、下流社会になっているのだ。だから外食産業も値下げをぜざるを得ないのは当然である。
デフレ脱却と言って、異次元の金融緩和までしたアベノミクスであったが、一時的に効果があっただけで、その後はどうしようもなくなっている。アメリカの有力紙(名前は忘れた)が、アベノミクスは失敗であったと断定したそうだ。
安倍首相はイギリスのEU離脱などの外部要因を挙げているが、とんでもない話である。自己原因なのだ。それを認めない限りどうしようもないであろう。
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