一流の人はいいことを言う
朝日デジタルに世界最高齢のファッションモデルのダフネ・セルフさん(88歳)が来日して語った「真の美しさとは」という記事があった。それを読んでさすがに一流の人はいいことを言うと思った。
「88歳の今もなお、一流ブランドのモデルやファッション誌の表紙などで活躍しているセルフさんは、英国在住の現役モデル。夫の死後にモデル復帰をはたし、70歳を境に世界から注目されるようになった。
彼女の最大の特長は“年齢にあらがわない”スタイルで、シワやシミも『年齢を重ねた記録』『顔だけ隠しても体にたるみがあると一致しない』と語る。」
最も美しい年齢の重ね方は自然体であることだという。だからセルフさんは年齢のまま皺もたるみも隠さずに見せている。
アンチエイジングが叫ばれ、様々なサプルメントが売られ、人が若く見せたいという欲望に取り入ろうとする。ファッション誌などでは若く見せるために様々なデジタル加工がなされている。
「年を重ねて知識も増える。なぜ増えた知識を隠そうとするのかと私は思う」とセルフさん。人生で得た経験や知恵はその人自身の魅力であり、“若く見える”ことよりも大切な財産のはず。その魅力には目を向けず、「5歳若く見えること」に苦心するのは本当に美を求める行為と言えるのか…? セルフさんは、多くの女性たちに問いかける。
「セルフさんはそんな時代に”NO”を唱え、過剰な写真加工はもちろんのこと、カラダそのものにメスを入れたりヒアルロン酸などの注入を繰り返す整形についても警鐘を鳴らす。」
セルフさんは「自分らしくみせる必要があるのでやり過ぎはよくない。整形もし過ぎると表情が出なくなってしまう。きちんと笑えなくなってしまいます」と話す。
そして「人生は冒険。自分を見つめてほしい。楽しいことは必ずしもあるわけではないけれど、私の大好きなフレーズ“キープスマイリング”で最大限に楽しむことが大切」と語ったそうだ。「笑顔にはフェイスリフト効果もあるしね!」と。
私たちの合唱団では指揮者の先生からいつも「笑顔で!」と言われる。その指揮者は笑顔が素敵である。笑顔になるとフェイスアップしてよい声が出るそうなのだ。
一流のファッションモデルでありながら自然体で老いることの大事さを説くセルフさんだからこそ説得力がある。私も何も特別なアンチエイジングはしていない。自然に老いて行くのが自然の摂理に適ったことだと思っている。
彼女はまた次のようにも語っている。「年を重ねて知識も増える。なぜ増えた知識を隠そうとするのかと私は思う」と。人生で得た経験や知恵はその人自身の魅力であり、“若く見える”ことよりも大切な財産のはず。その魅力には目を向けず、「5歳若く見えること」に苦心するのは本当に美を求める行為と言えるのか…? セルフさんは、多くの女性たちに問いかけているそうだ。
なお、セシルさんは幻冬舎から「人はいくつになっても美しい」という自伝を出版したそうだ。20年ぶりの来日はそのためだそうだ。
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