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2016年9月11日 (日)

コピー大国中国のスーパーコピーに驚く

 9月6日の「クローズアップ現代+」を録画しておいて見た。国谷裕子さんがキャスターを務めていた頃は、19時半からだったので楽しみにして見ていたが、夜遅い時間帯に替わってからはほとんど見ない。番組そのものが圧力によって”偏向”させられたと危惧するのも見ない理由の一つである。

  6日のクロ現は「潜入!闇のマーケット中国”超偽物”の衝撃」というタイトルに惹かれて録画をした。

  中国は昔からコピー大国で有名で、ありとあらゆるものがコピーされ海賊版として出回っている。この番組でも相変わらずあらゆる商品がコピーされて売られていると、ある商店の様子を映していた。

  今回は日本のキャラクターのフィギュアの偽物を中心に取材をしていた。冒頭で聖闘士星矢のフィギュアを並べて、どちらが本物かと尋ねていた。私はアニメやキャラクターには全く興味がないのでもちろん本物も知らない。しかし、素人が見ても区別がつかないほど精巧にできていることは分かった。スーパーコピーというのだそうだ。

 中国の製造技術が向上して、かつてのような一目で偽物と分かるものではなく、本物そっくりのコピーが出来るようになったのだという。

 それを可能にしたのは、3Dプリンターだというのだ。中国人の偽物造りは何でもできるとうそぶいていた。それに塗料などもよくなったそうだ。

 一見判別がつかない偽物を半額~1/5ぐらいの値段で売られてはたまったものではない。日本の製造業者は困惑している。それに日本が進出していない国に中国の偽物が出回り、本物扱いされているというのだからたまったものではない。

 中国の製造技術が向上したので、中国のブランドを作る動きもでて来たが、困ったことに中国製品を中国の偽物造りがコーピーしているのだそうだ。

 そこで中国政府は偽物追放に乗り出したが、なかなかうまくはいっていないようだ。おそらく中国人のDNAにこびりついた、儲かりさえすれば偽物造りでも何でもやるという精神があるからだろう。

 中国人コメンテーターは、7億人に上る低所得層がある限り、偽物への需要がなくならないと言っていた。偽物でも本物と変わらなくなってきたのは凄いことで、それなら何も高い本物をを買わなくてもいいということになるのだ。

 それにしても、iphoneのようなものから、電化製品、靴、衣料、玩具、文房具・・・・あらゆるもののコピー商品が作られ売られているのは見事!というしかない。

 30年ぐらい前に中国に行った時、偽物には気を付けるようにとよく聞かされた。絵画や骨とう品などは当時からそっくりに作られていた。あの兵馬俑のコピーも売られていて、1体12万円で買わないかと言われたこともあった。

 蘇州の有名なお寺で、大金で買ってきたものが、全て偽物であったという話を本人から聞いたこともあった。

 G20de議長を務めた世界第2位の大国の中国だが、スーパーコピー技術で相変わらずコピー大国であるのはいただけない。

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