全ての痔を経験
5月頃からときどき便に血がつくことがあった。その内治るだろうと思っていたが、東京へ行った前後から毎日血がつくようになり、東京では一度便器の水に血が散らばった。多分自動車に毎日4時間乗って座っていたからだと思う。名古屋に戻ってからも便に血がつくようになった。
私の便はそんなに固くはなく、自分では丁度良い柔らかさだと思っている。それに毎日2~3回排便をする。しかし、過去には痔で入院したことが3回ある。
1回目は、40歳ごろでいぼ痔の手術をした。2回目はこともあろうに40代半ばで痔ろうであった。3回目は55歳ごろでいぼ痔であった。
それ以後は痔にならないようにと気を付けていた。酒を飲み過ぎるとお尻が変な感じがすることがあった。でも、この歳になるまで痔にはならずに済んできた。
ところが最近の出血で心配になった。それは大腸ガンである。もし大腸ガンだと検査が大変だし・・・・と、医者に行くのをためらっていた。そして薬局で座薬を買って来て1日1回座薬を入れていた。
昨年の1月頃とか、4月頃とか、たまに便に出血しても、座薬を1~2回入れると止まっていた。でも、今回は5日ほど続けたが出血が止まらないので、とうとう医者に行く決心をした。
我が家の近くには全国的に有名な肛門科の野垣病院がある。これまで入院したのはすべてこの病院であった。診察券を探すと25年前の紙の診察券が出て来た。それを持って病院に行ったら、さすがにこれは使えませんと言われた。もちろんカルテも残ってはいなかった。
一番驚いたのは、病院の廊下や受付などが人で溢れていたことであった。こんなにもお尻の問題を抱えた人がいるのか、しかも昔より増えている!と思った。
新来の受付を済ませると、意外にも早く呼ばれた。まず問診があり、看護師から詳しい症状や病歴を尋ねられた。そのあとそれほど待たずに初診室に呼ばれた。
ベッドの上でお尻を出して横になると、直ぐに医者が肛門に指を突っ込んでグルグルと回して触診した。そして「切れ痔です」と言った。それを聞いて私は今度は切れ痔か、これですべての痔を経験することになったと思った。でも、大腸ガンではなかったのでよかった。
医者は、切れ痔は治りにくいと言った。そしてシャワートイレの使い方を気を付けるようにと言った。私は最初の入院の時、病院で経験したシャワートイレが気に入って、退院後すぐに伊奈のシャワートイレを設置した。その頃はまだ一般家庭では使われていなかった。
医者は肛門からシャワートイレの水が入っているから、水勢が強く、また使用時間が長いようだといって、使い方を書いた紙をくれた。それによると、一番弱い水勢で、10秒~20秒と書いてあった。そういえば以前「ためしてガッテン」でシャワートイレの使い方に気を付けるように取り上げていたことを思い出した。
医者はまた、便を柔らかくする薬を出すと言った。私の場合、便は柔らかいと言ったが、医者はもっと柔らかくしないと治りにくいと言った。
その他に浣腸のような柔らかい座薬を処方された。朝、晩2回使用するのだそうだ。
帰宅後、「切れ痔」について調べたが、思い当たることはほとんどなかった。ただ、パソコンの前に坐ることが多いので、肛門を圧迫することぐらいであった。
とにかく、いぼ痔から始まって、痔ろう、切れ痔とすべてを経験することになった。かねがね私は「じぬし」だと冗談を言ってきたが、「地主」ならぬ「痔主」ではどうしようもない。
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