果実だけ食べて7年になるという人がいる―②―
フルーツと僅かな塩だけで7年間過ごしてきたというのは大変興味深い実験である。牛や馬など草食動物はそれだけで肉体を維持し、運動もしているのだから、人間も可能なのかもしれない。
糖尿病の予防に温州ミカンがよいことやフルーツを食べても血糖値は上がらないことは前回紹介した。その外によいことは、骨密度が一般の人より3割増しになっているので医者が驚いたそうだ。また腎臓の数値もよいので医者がびっくりしたという。さらに臭覚、味覚、触覚が非常に敏感になったそうだ。マスクをして出歩いているという。なんだか動物になったみたいだと笑っている。
体力もしっかりしており、山登りでも大丈夫だし、運動能力テストでも普段運動はしていないのによい成績で医者が驚いたという。
頭の働きもよくなったと自覚するという。脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖がフルーツから取り入れることが出来るからだろうと言っている。また、海外の研究ではポリフェノールが脳機能を高めるというのがいくつもあるという。リンゴやイチゴがアルツハイマーのリスクを下げたり、進行を遅らせるという研究もあるそうだ。
疲れをとるために甘いものをチョコレートやお菓子で摂るとカロリーが高すぎるが、果物ならカロリーも低いからよいという。
精力も旺盛で10代の頃と変わりなく、ギンギンだという。西瓜のシトルリンにより血中アルギニン量が10%増し精力効果があるという研究や、アメリカの研究ではオレンジやベリー類をしっかり食べるとEDに効き目があるそうだ。中野氏の知人(50代)にも毎日みかんを食べてEDが治った人がいるそうだ。男性こそフルーツですよと中野氏は笑う。
フルーツだけとはいえコストはどのくらいになるか気になるところだ。中野氏は、安い時期で1日1000円~1500円ぐらいかかると言っている。一番安くつくのは西瓜だそうだ。種以外は皮も食べるのだそうだ。
一番高くつくのは3月頃で果物の種類が少なくなるので1日2000円ぐらいになるという。でも、外食したり菓子をおやつに食べたりしないのでトータルではまあまあだという。
中野氏にとってフルーツとは「愛」だという。フルーツは実ると色づいてやわらかく甘くして食べてくれと言っている。私たちがフルーツを食べれば生産者が実になる植物をたくさん植えるようになるから、地球の緑も増え温暖化対策にもなると言っている。
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