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2016年8月 8日 (月)

坪畑で凄い収穫をする人

 近所に新築の家を建て引っ越してきた人がいる。その家には2畳半、つまり1坪半程度の庭があり、そこに野菜を育てている。ナス、きゅうり、ミニトマト、小玉西瓜が植えてある。

 私は毎朝ウオーキングの行き帰りにその坪畑を見ている。金網の垣根に3mぐらい西瓜の蔓をはわしてあって、小玉西瓜が4つ赤いネットの袋を被ってなっている。きゅうりは大きな実が一杯なり、まだ花もつけている。ナスもみごとな30cmぐらいの長ナスがぶら下がっている。もう一つすごいのは、ミニトマトである。大きな実が数珠なりになっているのだ。

 この家には男の老人が家族と住んでいるようで、畑の世話をしているのはその老人である。

 5日の朝、ウオーキングの帰りにトマトを見たら、たわわに実をつけていた。余りに見事なので写真に撮ろうと思ってスマホを出して構えたら、奥に老人が立っていた。それで写真を撮ったもよいかと尋ねたらよいと言った。

 写真を撮ってそれがきっかけで少し話をした。まず知りたかったのはどうしてこんな狭いところで何種類もの野菜を見事に育てられるのかであった。

 その人の話では、有機肥料を使っているからだということであった。その肥料は家で出る生ごみをたい肥にして使っていると言った。多分コンポストのような家庭用たい肥製造器具なのだろう。

 肥料がよいので土の力が強く、野菜がしっかりと育つのだと言っていた。ミニトマトの幹の丈は、延ばすと3mぐらいにはなるだろうと言った。それでは収穫が大変なのでぐるぐると引き回して高さを低くしてあるのだそうが。

 小玉西瓜はなっているのが4個だと思っていたら9個だと言った。指さすところを数えたら確かに9個なっていたので驚いた。スイカは受粉をさせたのだそうだ。それでないとできないという。980円ぐらいに育ったのが4個、その他にまだ小さいのが5個もある。

 ナスもたくさん獲りましたよ言った。あまりにも素晴らしいのでただただ感心するだけであった。私はミニトマトを鉢に2鉢植えたが、ホームセンターで買ってきた肥料入りの土に植えただけである。小さな実が10個ほどなっただけで、葉っぱはちりじりになってしまった。この差は何であろう。我ながら惨めである。

 野菜を育てるのも教育と同じだと痛感した。まずしっかりとした畑を作り、適当な肥料と水をやり、野菜自身が持っている育つ力を引き出してやらなくてはいけないのだ。来年はミニトマトをうまく育てようと思った。

Img_1711
                       見事なミニトマト

                    赤いネットには2個のスイカ

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