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2016年8月 5日 (金)

山崎川、土手の夏草を刈る必要があるのか?

 8月4日の朝、いつものように山崎川沿いの下流に向かって右側の道を歩いていた。萩山橋を過ぎると土手の草がきれいに刈られていた。昨日見たササユリは・と思って注意して歩いて行ったが、そこここで花を咲かせ始めていたササユリはきれいに刈り取られていた。

  ササユリが咲いてるのを見つけたのは、7月の終わりであった。下の最初の写真がそれである。始め私は時期外れの狂い咲きだと思っていた。だが、それからところどころでササユリのつぼみや咲き始めを見るようになった。

  この炎天の夏に白いラッパ状の花を凛として咲かせているササユリを私は愛でている。山崎川の土手にはところどころササユリが咲くのだが、球根のササユリだどうして離れたところで咲くのか不思議に思っている。

  花の命は短いというが、ササユリは1週間ぐらいは咲いていると思う。つぼみからだともっと長いかもしれない。暑い夏にけなげに咲き私たちの目を楽しませてくれる。

  ササユリが1本残らず切られてしまったので歩きながら考えた。ササユリを残しておくことができなかったのか。だが、ササユリだけがきれいだから大事なのではないと気付いた。生い茂って邪魔者にされている他のさまざまな雑草だって命ある生き物であり、自然を形作っているのだ。

  そうした雑草の叢には昆虫などのさまざまな生き物が生活している筈である。秋になるとコオロギの声を聞くが、なぜか夏のキリギリスは聞かない。でもバッタやクモやいろいろな生き物が住んでいるはずだ。

  それを人間は身勝手なもので、夏草が茂るのは見た目によくないからと機械できれいに刈ってしまって喜んでいる。確かに見た目にはサッパリした感じになるがそこには多様な生物が息をしている自然が消えてしまっている。人間の目のために自然を破壊し、命を奪ってよいものであろうか。

  ササユリだけを残して、他の草は狩り取ってしまえばよいというものではないと思うのだ。土木事務所に電話したが、1年に1回刈り取っているという返事であった。

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                  最初に咲いた花昨日もさいていた。
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                   きれいに刈り取られた土手

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                  まだ刈り取られていない側の土手

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                   茂っている手前の土手ときれいに

                   された向う側の土手  

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環境問題」カテゴリの記事

コメント

私はササユリだと思っていましたが、台湾由来の高砂ユリなのですね。高砂は台湾の地名や先住民族の名にもあります。外来種でもきれいで凛としていていいユリです。繁殖力が強いそうで増える理由が分かりました。有難うございました。

投稿: らら | 2016年8月 5日 (金) 12時07分

写真を拝見するとササユリではなく、高砂ユリのように見えます。タカサゴユリは別名台湾ユリ、細葉鉄砲百合とも言われて、とても生育旺盛な外来植物です。3種類もの生き残る手段を持っています。球根が分球して増え、葉の付け根にできるたくさんのムカゴが落ちて増え、花後には花粉を飛散させて増えるので、また来年も咲くだろうと思います。一方のササユリは淡いピンクでうつむき加減に咲くとても上品なユリですが、経験上とても栽培が難しくて、よほど栽培環境が良くないと翌年も開花させるのが難しいと思います。ササユリは高砂ユリほど生育旺盛ではないので今は里山などでひっそりと咲く絶滅危惧種になってしまいましたが、私の大好きなユリです。野生の植物はできるだけ自然の環境のままでマニアや業者も根こそぎ取って売り飛ばさずに、必ず株分けや根伏せをして、自生地に残すことが大切だと思います。

投稿: danny | 2016年8月 5日 (金) 08時12分

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