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2016年7月20日 (水)

日本会議生みの親、村上正邦氏の話が面白い―②―

 村上正邦氏は、大日本国憲法に戻せと主張している。安倍首相も似たようなところがあるが、更に右翼のようだ。次のように語っている。

  「明治憲法に戻すんですよ。いまの日本国憲法はアメリカが占領しやすいようにつくった憲法なんだから。もともと日本には明治につくった大日本帝国憲法がある。だから、その明治憲法に復元する。そこから復元と言って古臭いなら、明治憲法を現代に合わせて調整し、問う。日本のためにつくる。伝統を大切にする。美しい日本の国を守る。」

  そんな村上氏が正鵠を得たことを語っているので面白いのだ。

  インタビューアー──安倍首相が日本会議の同士たちに方向付けされているという見方もあるようです。

  「彼は、おじいさんの岸信介(元首相)はA級戦犯ではないという思いはあるし、岸信介を誰よりも尊敬しているのでしょう、東京裁判などの間違った歴史は修正したいと考えている。けれど、考えが一貫しているわけではない。たとえて言えば、“ぬえ”的な人。現実的かもしれないが、私からすると苛立たしい。アメリカにはいいように利用されている。ただ、岸さんだって、実際はアメリカとの関係を重視して、主義主張は捨てて柔軟に適合してきた。そういう意味では、孫も似ているかもしれない。」

アメリカにいいように利用されているという見方はその通りである。

  インタビューアー──この参院選でも、3年半経ったのに「アベノミクスは道半ば」と言い続けていました。

  「問題は『道半ば』ではなく、道を突き進んだ先がどうなるのかを言わないことだ。彼は困ったときには経済を持ち込めばいいと思っている。それで3回の選挙を戦ってきた。彼はいつも『道半ば』という言葉を使って逃げ道にする。」

  安倍首相は選挙中、「この道を行く」と連呼したが、村上氏の指摘の通り、その先は言っていない。「1億総活躍」とか「GDP600兆円」など実現の手立ても示さずにホラを吹いている。経済に逃げると言うのも当たっている。 

インタビューアー──識者の中には、失敗を追及されてもそれに答えていないと不信を抱いている人もいます。

 「言葉のマジシャンなんだ。予算委員会を聞いているとわかる。饒舌に語ったにもかかわらず、何を言いたいのかわからない。何も伝えてないというのはすごい。

 結局、選挙で勝ち負けを決めていけばいいと思っているだけですよ。野党が言っているように、選挙前は経済の話をして数を得たら、特定秘密保護法や安全保障関連法案をごり押しする。引いたり押したりして、1日でも長く安倍政権を持続させる。そのため使えるものは何でも使う。

 安倍さんのミキサーにかける。ミキサーというのは、たくさんの諮問会議。役人、学者、経済人を集めて議論させる。そこで得た結論を彼の結論とするということですよ。」

 言葉のマジシャンというのはうまく誤魔化すという意味であろう。言い得て妙がある。国会で質問されても論点をはずして答弁している。その場しのぎである。安倍さんのミキサーにかけるというのも鋭い指摘である。彼は有識者会議をいくつも作りそれを盾として正しいと主張している。

 ※このインタビューを詳しく見るには、

 http://news.yahoo.co.jp/feature/256

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