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2016年7月14日 (木)

鳥越俊太郎氏都知事選立候補を喜ぶ

 舛添前東京都知事のぶざまな辞職によって、また50億円も費やす都知事選が行われることになった。立候補したい人が手を挙げたが、それぞれ思惑があるのかなかなか確定しなかった。

 特に自民党・公明党に対抗する側からは、誰に決まるのか注目して見ていたが、12日になって急に鳥越俊太郎氏が立候補すると表明し、結局野党4党が統一候補として応援することになった。

 参院選と同時に行われた鹿児島知事選挙でも、野党4党が推す三田園氏が現職を破ったこともあり、また、参院選で野党統一候補が11選挙区で勝ったことも、都知事選での4野党推薦につながったのだろう。

 鳥越氏は、最初は民進党から打診を受け、固辞したと言われるが、参院選で改憲勢力が2/3を超えたのを見て出馬を決意したのだという。

 私が所属しているあるクラブでも、鳥越氏の立候補が話題となったが、みな彼に期待をしていた。私たちは都民ではないので選挙権はないのだが、あれだけスキャンダルがつづいた東京都知事選ともなれば関心が高いのだ。

 前回は宇都宮氏に期待していた。90万票以上の得票をしたけれど舛添氏の圧倒的な強さに敗北した。だから、3度目の正直を狙う宇都宮氏の気持ちも理解できる。

 しかし、4野党の統一候補になった鳥越氏を推す市民グループなどと、既に立候補を表明している弁護士の宇都宮徳馬氏は支持する層が重なる部分がある。だから宇都宮氏が立候補を取り下げるといいと思っていたら、13日の夕方取りやめるというニュースが出たのでよかった。ふたりで政策を擦り合わせて、当選に全力を挙げてほしい。

  自民党の小池百合子氏は真っ先に立候補を表明したが、自民党は公式に増田元岩手県知事を推した。

 13日の週刊誌の広告を見ておもしろかった。鳥越氏の立候補があまりにも唐突であったので、気が抜けた記事をのせている。

 サンデー毎日は、「都知事選大混乱、小池・増田自民分裂に一刺し?民進”右往

            左往”」

 週刊朝日は、「大混乱の都知事選、石田純一出馬断念の腰砕け」

 週刊新潮は、「「風雲急を告げる都知事選、石田純一不出馬で小池百合子、増

          田寛也それぞれの傷跡」

 外野で見ているとそれなりに面白いものであったが、鳥越氏の立候補は「究極の後だしジャンケン」と評されている。都知事選は石原慎太郎のときから後出しジャンケンが勝つと言われてきた。今回もそのジンクスが生きているかどうか。ともあれ縁起担ぎに頼ることなく、良識ある東京都民の力で鳥越俊太郎氏を都知事にしてほしい。

 今度の選挙でまた猪瀬、舛添のような人物を選んだら都民の恥である。

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コメント

昨晩、報道ステーションで早くも、上記3人の候補が登場し、キャスターの質問を受けていた。流石、小池、増田両氏は政治家としての豊富なキャリアからまた、事前準備も十分で手堅い受け応えであった。その点、鳥越氏は急きょ出馬を決意したこともあり、
言葉に詰まる場面もあった。高齢であること、癌患者であったことで、健康面で激務が務まるか不安視する向きもある。ただ、その事実をむしろ強みに変えることもできると思う。すなわち、高齢者の立場がわかるし、また多くの癌患者への励みにもなる。何よりも彼の人柄の良さが十分感じられた会見であった。理論整然と雄弁に語る人物が必ずしも都知事に相応しくないことは都民はここ3代、痛いほど経験したではないか。

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