山陰旅行―①―松江城
7月20日、6時40分ごろ家を出て、名古屋駅に行き、7時29分の「のぞみ」に乗り岡山に向かった。博多行き「のぞみ」自由席は空いていた。岡山までは本を読んだ。
岡山駅には9時過ぎに着いた。駅には英国から来たDさんとMさんが待っている筈であった。伯備線の改札口で待ち合わせることにしていたのだが、改札が3カ所あるという。困ったと思いDさんの携帯に電話をしたが出なかった。それで改札の一つに歩いて行ったら、呼ぶ声がした。Dさんであった。ホッとした。9時前から来て待っていたという。
伯備線の「やくも7号」は10時4分なのでベンチに座って時間を過ごすことにした。ベンチの床はイ草畳で作ってあった。ああ、岡山はイ草の産地だと思いだした。そしてこのベンチがどうしてイ草を使ってあるかを二人に説明した。
特急「やくも7号」も自由席なので少し早めにプラットフォームに下りた。やくも7号は岡山始発なので少し早めに入ってきた。暑さがしのげるので助かった。倉敷までは山陽線を走り、伯備線に入る様であった。
伯備線は川に沿って走っていた。途中の分水嶺までは流れが瀬戸内海に向かった下っていた。分水嶺はトンネルの中にあるとアナウンスが入った。トンネルを出ると細い川で流れが変わった。川幅は次第に広がって行った。平野に入ると大きな川になっていた。
切符は出雲市駅まで買ってあったが、米子を通り、松江駅まで行って下りるのだ。12時41分に松江駅に着いた。3時間の長旅であった。
松江駅で出雲そばを食べた。出雲そばはこの地方の名産であることを説明した。二八そばでおいしかった。Mさんは数少ない日本語で「おいしい」と言っていた。
それからバスで先ずホテルに行った。バスの本数はたくさんあった。県民会館前で降りると、すぐ傍にホテルの「さらんぼ まつえ」があった。公立学校共済組合のホテルである。
チェックインできたので、部屋に荷物を置き、第一の目的地松江城に行った。松江城はホテルのすぐ近くにあった。このホテルにしたのは正解であった。
外国人の入場料は半額であった。私は最初松江城の入場券を買ったのだが、他の場所も通しで買うと安くなることが解り、換えてもらった。松江城、小泉八雲記念館、武家屋敷の3カ所で1000円であった。
松江城は昨年国宝に指定されたそうだ。木造の元からの城である。急な階段を上がり、展示物を見た。天守閣に登ると松江市内が一望できた。あとで聞いた話では松江城は一度も戦をしていないということであった。
Dさんは直ぐに誰かと話をする。ここではイギリスに勤務しているという会社員夫婦と出会った。英国ということで話がはずんだ。
松江城には、40年ぐらい前にも来たことがある。とてもよい城である。MさんもDさんも岡山城も見てきたが、やはり本物はよいと言って喜んでいた。
―つづく―
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