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2016年4月 3日 (日)

爆買いの背景、そこに潜む汚い買わせ方?

 中国人観光客の爆買いはすっかり有名になった。日本の関係ビジネスにとっては大変有難いことである。

 あのオリンピック招致プレゼンテーションでの、滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」以来、日本では、来日外国人への接し方の基本に、「おもてなし」のキャッチフレーズがすっかり定着した感がある。

  何かにつけて「おもてなし」というフレーズをよく耳にするので、中国人観光客にもその精神で対応しているのだと思っていた。

  ところが、3月31日のダイヤモンドオンラインを見て驚いてしまった。「パスポートを取り上げられて買い物させられる爆買い格安ツアーの実態」という記事が配信されたのだ。

  それによると、中国人格安ツアー客たちは、日本の商品に憧れて買い物を楽しみにしてくるのだが、「自由度を極端にしばられ、ひたすら買い物をさせられる」という疲弊した状態が見られるというのだ。

  それは免税店とツアー会社が手を結んで、中国人観光客を巧みに「爆買い」に導くというのである。彼らが利用しているツアーは6日間の滞在で約6万円ぐらいだそうで、旅行会社の儲けはない。

  ではどうするかというと、免税店やドラッグストアなどと交渉をし、客を送り込む代わりにキャッシュバックをしてもらうという仕組みになっているのだという。

 我々日本人もツアーで外国旅行をすると、必ず旅行会社指定の店に無理やり連れていかれる。私のように何も買いたいものがない者には時間が無駄で大変迷惑である。ツアーガイドは客の買い物額が多いほどキャッシュバックで稼げるようになっているのだ。旅行会社も同じである。

  世界共通のことだから、それが日本で外国人ツアーに対して行われても不思議ではないしかもしれない。ただそれが行きすぎていなければよいのだが、あくどいやり方だととんでもないことになる。

 記事が紹介しているのは、宿泊ホテルを商店から遠いところにし、簡単に自分たちだけで買い物に行けないようにする。またパスポートをなくすといけないからと預かって一括管理をする。つまり自由行動をしにくくするのだ。

 また旅行の組み方も、最初の数日間は、買い物から遠ざける。そうすることで客は「早く買い物を楽しみたい」と飢えた状態になるというのだ。こういう心理状態になると、余分なものまで買ってしまうことが多いと言う。

 せっかく日本に来ても、彼らが望んでいる「日本人が使っている商品」ではなく、高額な値札をつけた日本人が見たこともないような化粧品やサプリメントを買う羽目になることもあるのだそうだ。

 この記事が指摘していることがどのくらい行われているのか知らないが、日本の「おもてなし」からははずれた、かなり悪徳商法がまかり通っていることもあるようだ。大変残念なことだと思う。

 

 

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