2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« スシロー名古屋熱田店の再開を巡って | トップページ | 増谷文雄「仏教入門」―⑲― »

2016年4月16日 (土)

胡桃割り奮闘記

 1か月余り前に、Kさんから長野の山で採れたという胡桃を4袋もらった。胡桃といえば、昨年夏に白川郷に行ったとき、立ち寄ったある店で、胡桃を使った餅や菓子を売っていた。その店の女将さんから胡桃を処理する話を聞いたが、大変に手間がかかるということであった。

  さて、今回胡桃を大量にもらったことはよいが、どうやって殻を割って、中の実を出したらよいものか思案した。胡桃の殻は実に堅いので簡単には割れないのだ。普段胡桃を手にすることはないから、胡桃割りの道具などあるはずもない。

  バレーの名曲に「胡桃割り人形」というのがあるが、ロシアではどんな人形の道具を使っているのだろうと思った。想像もつかない。

  結局ネットで調べたらよいだろうと思い、「胡桃の割り方」と記入して検索をかけた。するといくつか出て来た。よさそうなのを2,3読んでみた。分かったことは、胡桃の割り方はいろいろあるが、一晩水に漬けて翌朝取り出し、割れ目があれば割ってもよいが、フライパンで10分ぐらい炒ると割れ目ができて、そこにナイフなどを刺して割るとよいということが分かった。

  そこで一晩水に漬けておいてフライパンで炒った。高熱で8分ぐらい炒ると割れ目ができた。その割れ目に古い包丁を刺し、堅いところでコンコンをやると二つに割れた。中には割れ目に刃が入らないのもあって苦労したが。

  胡桃は鬼胡桃というらしい。割るのが大変だとネットには書いてあった。割ったら実はほんの僅かしかなく、菓子やパンに入っている胡桃はどうやって割ったのだろうと思った。

  その時は割って中身を取り出すことができた。ところが先日残っていた胡桃を一晩水に漬け、フライパンで炒ったのだが、割れ目ができたのはほんの数個であった。

  どうしたものかと考えて、もう一度水に漬けてみたり、強い火力で炒ってみたりしたが割れ目はできなかった。

  更にもう一度一晩水に漬けて、強い火力で炒れば割れ目ができるかもしれないと思い、やってみたがやはりダメであった。金槌を持ってきて叩いてもびくともしなかった。ペンチで挟んでも手が痛くなるだけであった。

ネットには胡桃割り器を使うと簡単に割ることができると書いてあったが、今更買っても無駄なので買うことはできない。

 コンクリートブロックで割ってみようかと思ったら、妻が玄関に置いてある石を使ったら・・・と言った。その石は若い頃七里御浜に行ったとき拾ってきたものであった。

 そこで玄関の三和土に広告の紙を重ねて敷いて、胡桃を一つ置いて石で叩いた。さすがは重い石である、胡桃は割れた。胡桃を割るには殻のとじ目の所を叩けるように置かなければならない。うまくおけるかと思ったが、意外にも容易に置くことが出来た。

 そうやって何十個もある胡桃を割ったが、重い石を持ったので疲れてしまった。年には勝てないと思ったことである。

 割った胡桃は、中から僅かな実を穿り出さなければならない。胡桃を食べられるようにするのは大変なことだと思った。今回うまく割れなかったのは、きっと胡桃が採取してから2か月ぐらい経ったので、硬くなったのではないかと想像した。

 ここまで書いてから思い立って胡桃割り人形について調べた。

 くるみ割り人形はドイツの伝統工芸品で、テューリンゲン州ゾンネンベルク、エルツ山地のザイフェン村など、山間部の地域の特産品として作られている。木製の直立した人形で、顎を開閉させて胡桃を噛ませ、背中のレバーを押しさげることで割る仕組みになっている。意匠は王様や兵士を模したものが多く、そのほか警官やサンタクロースの姿をしたものものある。現在でも煙出し人形ドイツ語版と並んでドイツにおけるクリスマスの代表的な装飾品である(ドイツにはクリスマスツリーに金紙を包んだ胡桃を飾る習慣がある[2]

« スシロー名古屋熱田店の再開を巡って | トップページ | 増谷文雄「仏教入門」―⑲― »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 胡桃割り奮闘記:

« スシロー名古屋熱田店の再開を巡って | トップページ | 増谷文雄「仏教入門」―⑲― »