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2016年3月12日 (土)

「やっと見ることができた戦争放棄をスクープした「報道ステーション」

 先日書いた「戦争放棄をしたのは幣原元首相」という記事の中で、それを取り上げた「安倍総理憲法改正の原点」という報道ステーションのスクープが削除されていて見ることができなかったと記したが、その後dannyさんに何度かアドバイスを頂いてやっと見ることができた。

  dailymotionというところにアップロードされていたのだが、実はこのサイトでは「この動画は利用規約違反により削除されました。」というメッセージが出て、削除されていたのだ。ところが、教えていだだいた下記のURLをクリックすると何とか見ることができた。誰かがまたアップロードしたのであろう。

  http://www.asyura2.com/16/senkyo201/msg/858.html

  何とか観ることができたというのは、動画を再生し始めると、途中でストップし、いらないコマーシャルに替わったり,びっくりマーク(!)が現れたりするのだ。それにめげずに、初めからの再生ではなく、既に観終わったその次からの再生で見ることによって、12分程度の最後まで観ることができた。

  1957年に安倍首相の祖父の岸信介元首相のときに憲法調査会が作られそこで憲法を改正すべきだという改憲派と護憲派が議論を重ねたのであった。憲法改正を言い始めたのは、岸元首相ら公職追放から復帰した人たちであったそうだ。

  国立公文書館の資料を調べた86歳のジャーナリスト鈴木昭典氏が、段ボールの中に未整理のまま眠っていたテープを発見した。それには60時間以上に亘る議論が録音されていた。それをCDにデジタルでコピーをしてもらったのだ。鈴木氏がつぶさに聞いてその中に、幣原元首相が「戦争放棄」を提案したのだという証言を見つけたのだ。

 マッカーサーの書簡も残っており、元帥は「幣原首相が戦争禁止条項の提案をしてきたので驚いたが、心から賛成だと言ったら、幣原首相は安堵したと言ったので感動した」と書いてあった。

 これだけのしっかりした証言が残っているのに、改憲派はそれを隠して、占領下の状況の中でアメリカから与えられた憲法だから変えなえればならないと主張してきたのである。言い換えれば国民を騙してきたことになる。もし、鈴木氏がテープを発見しなければ、押し付け憲法論がまかり通ってしまうのだ。

 これほど重要な証言が発見されたにも拘わらず、マスコミが取り上げないのはどうしてか不思議でならない。報道ステーションの録画も削除されるぐらいだから安倍政権は非常に恐れているのであろう。政権の息を伺うマスコミだから取り上げることができないのだと推察する。それにしても報道ステーションは大スクープをしたものだ。古館キャスターが番組を進めているがこの3月限りで退陣させられる。最後の大ホームランであったといえよう。

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