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2016年3月19日 (土)

NHKアサイチで「今どきのお葬式」を見て

 たまたまNHKのアサイチを見たら、「今どきのお葬式」というのを取り上げることが分かったので、興味をひかれて観てしまった。

  最初は「ドライブスルーのお焼香」というので、どこかの葬儀社がやる新しいお焼香についてであった。どうやってやるのかと興味深々で観た。まず、お香典の受付機があって、そこで名前や金額を記入し、係員に香典を渡すのだ。

  それが済むと、式場の方へ行くのだが、車の窓から手を出してボタンを押すと、祭壇の電飾の花がキラキラと動き出す。また車で拝んでいる姿がカメラで撮られて式場の大型モニターに映し出されるのだ。いくいくは式場の中までドライブスルーにすると言っていた。

  何とも簡略化した、ある意味では礼を失するような方式だが、会社の説明によると、高齢化社会の中で、歩くことに困難がある人でも焼香できるようにと考えたのだそうだ。若い人までドライブスルーで済ませてしまうと何とも味気ないが、そうでなければ一案ではある。

  その後葬儀の簡略化について取り上げていた。直葬(私のパソコンの変換ではこの語は出ない)が多くなっているそうだ。確か25%ぐらいは直葬だと言っていた。病院等から直接火葬場に行くのである。貧困化が拡大する中で増えている一面もあるようだ。

  また、一日葬というのが紹介されていた。お通夜は省いて葬儀をするというものだ。紹介された家族は、葬式の前夜は遺族が静かに亡くなった人と過せてよいと言っていた。

  私は、お通夜はなくてもよいと思う。あるいは葬式に出られない人のために、僧侶抜きで焼香だけできるようにしておけばよいであろう。僧侶はその分収入が減るであろうが、高い読経料を払わなくても済む。

  平均120万円もかかると言われる葬儀代についても、安く上げる仕組みを紹介していた。それを考えたのはIT会社で、ネットによって格安に葬儀を提供できるようにしたという。

  その会社のHPにアクセスしたら、過去2回、「おはよう日本」と「NHKスペシャル」で取り上げられたとトップページに謳ってあった。アサイチで3回目ということになる。まるでNHKが後援しているみたいなネット葬儀社である。こういうのを考えた者の勝ちというべきか。

  その葬儀社は全国3000の葬儀場と契約をしていて、葬儀の申し込みがあるとすぐに近くの葬儀場を探してくれるのだそうだ。初めて知ったのだが、葬儀場の稼働率は10%~20%と低いので簡単に見つかるのだという。稼働率が低いから高額な葬儀料を取るのであろう。

  もう一つ驚いたのは、棺桶が8000円以下でできることと、骨壺が箱ともでたったの500円以下でできることであった。祭壇についても安くできるらしいが企業秘密だと明かさなかった。

  このネット葬儀社の価格は、三種類あって、

  A.188、000円 (遺体の安置と火葬のみ、)

 B.388、000円(通夜なし葬儀のみ)

 C.488、000円(普通の葬儀)

 となっている。一切の追加料金は取らないという。 最低でも19万円は想像より高いと思った。 番組では遺体を火葬までの時間どこに置くかが問題で、需要を見込んでラブホテルの部屋を改造し死体安置の部屋として貸しているラブホテルがあるそうだ。

 葬式については、寺や僧侶に払う高額なお布施が問題になっているが、アサイチでは取り上げなかった。

 アサイチによると、最近では家族葬などの簡略な葬儀が増えているそうで、私の近辺でもそれを実感している。葬式に葬儀場や僧侶に高額な金を払わなければならない仕組みは馬鹿げている。金をとる(儲ける)ために葬儀場も次々と目新しいアイディアを出して利用者の眼をくらまそうとしている。ここは冷静に考えて、葬儀とは何かを見つめ直し、合理的な葬式にすべきであると考える。

 

 

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コメント

最近、テレビでも葬儀社のコマーシャルが入るようになった。以前には縁起でもないということでなかったことである。超高齢化社会を迎え、これからは多死者の時代が続くことになる。経済予測と違ってこの予測は外れない。香典をパソコンで受け付ければ後の処理が随分楽になると思われる。ただ単純に家族葬なら安いとは言えず、色々なからくりがあり、結構高くつくことがあるらしい。終活という言葉が定着したように、自分の最期をどう迎えるかは高齢になったら準備しておくべきであるが、それが何故か先送りになってしまうのである。

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