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2016年2月 6日 (土)

野田聖子氏の指摘

 アベノミクス3本の矢について、初めのものと今のものとはつくられる過程が違っていると指摘している。

  インタビューアーの質問は、

  「アベノミクス第二ステージの新三本の矢では、希望出生率1.8の実現、待機児童ゼロ、幼児教育無償化などを目指す『夢を紡ぐ子育て支援』や、介護離職ゼロなどを目指す『安心につながる社会保障』が挙げられています。しかし、今後どのように進めて行くのかが、漠然としている印象はあります。」であった。それに答えて野田氏は次のように述べている。

  「最初の三本の矢と今の三本の矢は、見かけこそ似てはいますが、過程は全く違います。最初の三本の矢は、自民党が野党時代から練りに練って考えてきた政策です。各部会の政調のエキスパートが外部の有識者や有権者から集めたたくさんの意見やアイデアを収斂させ、総務会が決定し、国民に提示したものだから、厚みがある。

  それに対し、今の三本の矢は、党内も役所も事前に何も知らされず、突然発表されました。いみじくも一億総活躍の担当大臣が、『中身は今からつくります』と言った言葉に象徴されるように、看板をかけただけ。ですから、厚みは全く違うのです。」

  今の3本の矢については党内も役所も全く知らなかったという驚くべき発言である。だいたい「中身は今から作ります」ということ自体あまりにも無責任であった。

  「(知っていたのは)ほんの一部だったと思います。総務会長でさえ知らなかったようです。『希望出生率1.8』についても、本来立案の核となるべき厚労省が、発表されてから初めて知ったと聞きましたから。」

  知っていたのは安倍首相や菅官房長官や麻生財務相などだけであったのだろう。担当の省庁も知らない目標を掲げ、後から中身を作って行くということであったのだ。

  政権を奪還して安倍首相に異を唱える者がいなくなった自民党内は一部の人の思うままに動いていることを伺わせる発言である。

  政府は緊急対策として、保育所や介護施設を拡充しようとしていることについて、女性の雇用・労働環境が整備されていないなかで「施設」を増やすというハードなことばかりが優先されるのをどう思うか。保育や介護の仕事に携わる女性たちの賃金を上げる、一方でそうしたサービスを求める女性たちがそれを受けられるよう生活支援をする、といったソフト面の対策が、まずは重要ではないかという質問に対し次のように答えた。

 「その通りです。介護や保育の従事者はほとんどが女性です。しかし、本当は働きたいけれども、給料が低く生活ができないので辞めてしまうという方も多い。ですから、働き手がいないわけではないのです。こうした労働環境を整備し、女性の就労意欲を上げることがまずは大事なのです。

 しかし、安倍内閣の『一億総活躍』はきちんと現状を認識できていないのではないかと思います。子どもの世話をしてくれる保育士や、認知症などにより、実の子どもですら面倒を見切れなくなった親のお世話をしてくれる介護士の仕事が、どれほど大変なのか。政策を考えている人たちがそれをきちんと把握できていない。いわば現場感がないのです。それが政策にも表れている気がします。」

 野田氏が認識しているように大変な労働内容に見合わない非常に低い介護関係の給料、そのために資格者がたくさんいても就職をためらい、離職者が多い現実。介護福祉関係の学校への志望者数が減少しているのもそうした労働条件を嫌ってのことである。

 これに対して政策を考えている人たちの現場感がないと指摘しているが、それを象徴する出来事があった。先の参議院予算委員会での安倍首相の答弁である。パート女性の収入について聞かれた首相は、「25万円ぐらいはある」と答えてひんしゅくをかったのだ。

 年収1億8000万円の首相にはパート女性の月収など想像もできないようだ。そういう首相が率いる政権がいくら口先ではいいことを言っても中身は伴わなうはずがないのだ。

 安保法制に賛成したのは絶対にいただけないが、昨日、今日と2回にわたり紹介した野田聖子氏の指摘はまともである。自民党内にこういう人物が増えることを願っている。

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コメント

元はと言えば民主党が政権を取ったのにがたがたと内輪でもめて自壊したのが始まりですね。ざんねんでなりません。

それにつけても今回の甘利大臣のスキャンダルに伴う辞任騒動で、安倍内閣の支持率は下がると思いきや、逆に上昇しているのだ。(毎日新聞、共同通信)評論家は安倍政権の今回のダメッジコントロールは見事であったと称賛している。これでは安倍内閣は外野が何をいおうとへでもない思うのは理の当然である。個別の政策には反対の割合が多いのに全体では支持率が高いという不思議な現象が続いている。支持する理由のトップが「他よりはましに思えるから」がこの現象を裏付けている。民主党と維新の会が仮に一つにまとまり新党を作って、万が一
政権を取ったとしても、その後は主導権争いの激化
内部分裂がかなりの確率で予想される。国民はそのことをうすうす感じとり、それよりは今の政権がまだましだという判断をしているのであろうか?

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