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2016年2月26日 (金)

増谷文雄「仏教入門」―⑥―

 三。

 

 次には神の観念に関連して、宗教に関する二、三の先入観が払しょくされることを要するであろう。

 

 その第一には、教祖の神性についてである。

 

 仏教は、キリスト教ならびにイスラム教とともに、教祖の人格を中心とする世界的宗教であるとされる。だが、おなじく教祖を中心とする宗教とはいえ、イエス・キリストがキリスト教において有する地位、マホメットがイスラム教に於いて有する地位に比して、釈尊が仏教において有する役割は、かなり注意すべき相違点を含んでいることが知られねばならない。

 

 キリスト教の宗教的理想は神による救済にある。人々はこの神による救済にあずかるためには「天地の造主、能はざる処なき父なる神」を信ずるとともに、また「その独子」たる主イエス・キリストを信じ、彼が人類のために罪を贖いしこと、やがて審判者として再臨するであろうことを信じなければならぬ。

 

 使徒信経は述べて曰く、「我はその独子、我等の主イエス・キリストを信ず。彼は聖霊によりて孕みし処女マリアより生まれ、ポンティオ・ピラトの時苦を受け、十字架につけられ、死して葬られ、三日後に死人の中より甦り、天に上り、能はざる処なき父なる神の右に坐し、彼所より生ける人と死せし人とを裁判せんがために来たりたまはんを信ず」と。

 

 イエス・キリストに対するかかる信仰告白なしにはキリスト教は成立しない。しかして、ここに於けるキリストは神と人との中保者であり、贖罪者であり、また審判者であって、永久に欠くべからざるキリスト教の中心観念が彼に付与せられるに到っておる。

 

 イスラム教於けるマホメットの地位についても、ほぼ同様のことが言われる。彼はアラーの使徒(ラスール)であり、最大にして最終なる預言者(ナビー)であって、その言行はアラーの神自らの啓示であるとされている。したがって、彼に対する絶対なる信仰なああしにはイスラム教は成立せず、「アラーの他に神なく、マホメットはその使徒なり」との信仰告白は、幾億のイスラム信者によって、日々繰り返されている。

 

 ※ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神は同じで、姉妹宗教ともいわれる。

 

  時期はユダヤ教紀元前2000年、キリスト教 紀元後1年、イスラム教紀元後700年

  ユダヤ教の旧約聖書がありそれをキリストが新しくして新約聖書とし、マホメットがそこか

  らコーランにした。

 下記のサイトにはもう少し詳しい説明がある。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1012874185

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