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2016年2月 2日 (火)

「糖質制限の真実」という本から

 1月26日の朝日新聞朝刊に「糖質制限の真実」山田悟著(幻冬舎新書)という本の広告が載っていた。書名に惹かれて本屋に行った。ページをめくって内容を確かめ買ってもよさそうだと判断して買った。

  「いつものパンがあなたを殺す」という本を新聞広告で見つけて買って読んだのが「糖質制限」と「糖尿病」などとの関係を知った最初であった。アメリカ人医師が書いたので分厚い本であったが読んだ後blogで紹介をした。

 この本を読んで炭水化物を摂らなければ糖尿病は治せると思った。さらに確かめるために「炭水化物が人類を滅ぼす」という日本人医師が書いた本を読んだ。

  さらに「インシュリンもいらないすごい糖尿病治療」「ココナツオイルが糖尿病に効く」という本も買って読んだ。

  糖尿病のSさんにやり方を説明し、実行してもらったらなんと1か月でよくなった。以上のことについてはこのblogで書いてきた。

  今回屋上屋を重ねるように「糖質制限の真実」という本を買ったのはこれまでの本とどう違うかを知りたかったからだ。

  結論からいうと、一番厳しいのは「いつものパン・・・」で、次が「炭水化物が・・・」で、今度買った本は一番ゆるいやり方である。

  それは「ロカボ」という耳慣れない言葉に表されている。「ロカボ」は山田医師たちの造語である。「低糖質」を英訳した「ローカーボハイドレート」を縮めたものである。この語に2つの意味を込めているそうだ。一つは普通の「糖質制限」で、もう一つは”緩やかな”糖質制限である。(P.116)

  糖質を1食20g~40g、それとは別に間食で1日10g。糖質摂取量を1日トータルで70g~130gまでにしようというものである。

  日本人は平均的に1食で90g~100g、1日で270g~300g食べているそうで、それを半分程度に抑えようというのだ。

  炭水化物はダメということになると、ご飯、パン、麺、芋、菓子などすべてダメになる。そうではなくて量を少しにして何でも食べられるようにし、しかも「糖質制限」の効果が出るようにするというものである。

  アメリカの糖尿病学会のガイドラインは、最近では2006年、2008年、2013年に改訂されているという。2006年版までは糖質制限をやってはいけないとされていたのが、2008年版では肥満治療の選択肢の一つだと変わり、2013年版では糖質制限が糖尿病治療の第Ⅰ選択肢の一つだとされたのである。

  ロカボの食事は主食の量を減らすことである。ご飯は70gほどにするというのだ。ご飯茶碗半分ぐらいなのだが茶碗の大きさによって変わってくるので、実際に計ることを勧めている。私も計ったみたがほんの僅かである。パンは6枚きり食パン1枚、うどんは半玉までだそうだ。

  おかずはいくら食べてもよいが、お勧めは肉、魚、豆腐などの大豆食品、野菜、ナッツなどである。気をつけるのは芋類、カボチャ、豆類で糖質(デンプン)を多く含むからだ。

  また果物も果糖が多いので気を付ける必要があるそうだ。

 最近ベジタブルファーストということが言われ、アメリカでも広まっているが、山田医師はご飯を最後にして少し食べればよいという考え方である。

 「糖質」とは「炭水化物」から「食物繊維」を省いた部分、つまり糖類,3糖類以上の多糖類、糖アルコールその他だとだと説明している。

 炭水化物であるデンプンは糖に変わるのだがそれについての説明はどこにもないのが不思議である。「いつものパン・・・」ではその辺が詳しく説明されているのだが。

 私の理解ではこれまでの上記の本の考え方からするとかなり緩いようにみえるが、ご飯、パン、麺類、芋、果物などを相当制限していること、脂肪については有用としていること、カロリー制限は効果なしとしていることなどからこの方式でもよいのではないかと感じている。

 

 

 

 

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コメント

糖質を制限した食品が増えてきたことはよい傾向だと思います。日本人は痩せていても糖尿病の人が50%もいるそうで、子どもの糖尿病も増えていますから糖質には気を付けるのがよいと思います。

私は最近、淡麗、糖質70%オフの発泡酒を毎晩飲んでいる。食品業界にも糖質制限の風潮が確実に広がっているようである。以前は塩分制限が喧しく言われ、それは今も続いている。塩分控え目、糖質控え目、次は何か。脂肪はどうなのか。不飽和脂肪酸はよいが、飽和脂肪酸の取りすぎはだめらしい。こうなると、もう何だっていいわ。という気にもなる。要は腹八分目、バランスよく、よく噛んでゆっくり食べれば大きく間違うことはないと思っている。このことを継続することは意外にむつかしいのである。

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