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2015年12月19日 (土)

映画「杉原千畝」を観に行った

 この前にも書いたように、今年は映画を観る暇がなかなか見つからなかったが、12月に入って何とか時間を作って3本目を観に行った。

  映画のタイトルは「杉原千畝」で、あの命のビザをユダヤ人に発給した外交官を描いたものである。9時からの第1回目の上映にを観たのだが、この時間では希望する席を取ることができた。

  15分の広告や予告編のあと始まったが、最初は旧満州国でのことで何のことか分からなかった。唐沢寿明演じる杉原が、ソ連から北満州鉄道を買うに当たってソ連のずるいやり方を見破ったのはよかったが、希望したソ連モスクワへの赴任はソ連によって認められなかった。それでリトアニアの領事として領事館の新設をするのである。

  満州時代にイレーネというロシア人の恋人ができるのだが、彼女を通じてソ連の情報を探っていたのだ。映画の後の方で分かるのだが、杉原は有能な諜報外交官であったのだ。

  イレーネとモスクワに行こうとしたが彼女は行かないと言って別れる。しかし彼女はその後も杉原をかかわりをもつことになる。

  杉原は日本に帰って友人の妹に見染められて結婚をする。その女性を演じるのは小雪である。

  領事とはいってもリトアニアでは諜報活動が仕事であった。ナチスを迫害を逃れてきたペシュというポーランド人が接触してきたのをきっかけに運転手として雇う。情報を得るのに役立つと考えたようだ。

  そのうちにナチスの迫害からのがれようとユダヤ人たちがヴィザの発給を求めてくる。最初は様子を見ていたが、ソ連がリトアニアを併合することになり、領事館が閉鎖されるまで2週間となったことと、妻のことばもあってヴィザ発給を決心する。

  あの当時は手書きでヴィザを発給していたので大変であったが、ペッシュが判を作ってくれたのでサインだけになり容易になった。

  領事館が閉鎖された後もホテルや駅でヴィザを発給した。日本政府の許可はなかったが外交官としての判断でやったのだ。

  発給したヴィザは2千数百枚と言われるが、家族は1枚でまとめたので救った人数は6000人、子孫を含めると4万人と言われる。

  杉原が諜報活動に優れ、また先の見通しも的確であったようだ。独ソ戦争を予想し、日本は米国と戦争をしてはいけないと上官に進言していたのだ。また日本が太平洋戦争を起こしてからは日本の敗北も予想していたのである。非常に優れた情報判断力を持っていたようだ。

  ルーマニアにいるとき、日本は戦争に負ける。日本に帰る直前に英文の手紙を受け取る。あのイレーネからであった。彼女もユダヤ人を助ける仕事をしていたのである。杉原がしたこをに深い感謝の念を記してあった。また、杉原のような生き方をしたいとも書いてあった。

  映画の冒頭は外務省で「スギハラセンポ」を探す男が、センポという外交官はいないと言われがっかりするところから始まる。「スギハラ」という名で調べれば分かるはずなのにつれないのは杉原が外務省を追われた人間だからであろう。この男はニシェルと言い、後に杉原が商社に勤めてモスクワに行ったとき偶然に会うのだ。ニシェルは20年も探していたと言って喜ぶ。

  杉原はドイツ語、フランス語、ロシア語などに堪能であったそうだ。彼が名誉を回復したのは2000年であった。それ以前に86歳で亡くなったのは残念であるが、イスラエルからは1985年に栄誉章を受けている。

 この映画は東宝映画なのにほとんどが英語で話している。ロシア人やリトアニア人やポーランド人などが子どもも含めて英語でしゃべるので違和感がある。おそらく外国で上映されることを意識してのことであろう。話している英語が日本語のサブタイトルでは意訳されているところがあり面白かった。

 映画の中でナチスが無抵抗のユダヤ人を銃殺する場面があるが、実に惨いものである。裸でガス室に入れて殺したのはよく知られているが、子供もいるのに銃殺するその仕方があまりにも残酷過ぎる。ナチスは狂気であったことが分かるが、いくら命令とはいえ殺す方もよくも殺せたものだ。おそらく後で気が狂ったに違いない。

 あの場面で幼い女の子と祖父が奇跡的に助かって、ヴィザをもらい逃れて行くのだが、女の子はどうなったのかとても気になった。

 この映画は杉原という外交官の人道的行為を描くと共に戦争の残酷さや人種差別への告発ともなっている。

映画の最後に杉原と夫人の写真がたくさん出てくる。それを観ると唐沢と小雪の配役はそぐわない感じを受けた。小雪は華やか甘く唐沢は線が細い印象だ。

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