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2015年12月27日 (日)

コラム「経済気象台」から

 25日の朝日新聞の「経済気象台」という小さなコラムで指摘していることにうなずくところがいくつかあった。以下に途中から引用しコメントを加える。

  「国内では、安保法制が国民の理解を深められずに成立してしまった。大規模なデモや集会が開かれ、半数を超す国民が『審議不足』と感じたにもかかわらず、その後のアベノミクス『新3本の矢』や『1億総活躍社会』のかけ声にかき消されつつある。」

  何度も書いてきたように、戦後70年の今年の最大の出来事とは、公明党を含む安倍政権による立憲主義の破壊による勝手な憲法解釈変更で集団的自衛権行使ができるようにしたことである。国会の数にたのんで国民の声を無視したものであった。

  コラム子は、「新三本の矢」や「1億総活躍社会」のかけ声にかき消されつつあると言っているが、私はかき消されつつあるとは思わない。今でも安保法制を廃止させようという声をあげ続けている人たちがいる。

  大事なことは誤魔化されないことだ。コラムでは、次のように指摘している。

 「安保法制による失点を経済政策でリカバーするかのような安倍政権の動きは、何の解決策にもならない。しかも、アベノミクスで恩恵を受けているのは、経団連に加盟する大企業だけで、全体の7割を占める第3次産業で働く人や、2千万人を超える非正社員たちは置き去りにされたままである。」

  何度も書いたように、安倍政権がやることは、法人税の減税など大企業優先である。来年の選挙目当てで診療報酬アップもある。非正規社員が2043万人になったのは2013年である。その後も増えているに違いない。

 「日銀の生活意識に関するアンケートでも、1年前と比べて「ゆとりがでて来た」とする家計はわずか5.6%で、半数近くが「ゆとりがなくなってきた」と答えている」

 私のような年金生活者は年金だけが頼りなのだが、その年金が年々減らされ、今年はガクンと減らされた。この20年間で40万円以上の減額である。一方介護保険料や健康保険料などは増額している。

 私は野菜や果物などの買い物をしているので、食料品の値段が高くなったことを強く感じている。食糧は必需品だから買わないで置くという訳にはいかない。だから量や種類を減らしている。

 衣類はこれまでのものがあるから新しく買わなくても何とかなっている。古いズボンは25年ぐらい前のものもまだはいているし、ジャケットはもっと古いものだ。

 安倍政権の「新3本の矢」や「1億総活躍」の美句に騙されてはならない。「1億総下流」への下り坂が用意されていると知るべきである。

 

 

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コメント

景気の重要指標である日経平均は昨年末に確か19000円台を超え、東証大納会には安倍総理も出席し盛大に手じまいを終え、2015年の大発会には麻生財務大臣が出席し、華々しくスタートを切った。ところが1年を過ぎた現在、日経平均は19000円を切った状況で明日には19000台を超えるか微妙な状況である。私は経済の動きに関心を持つ意味で少し株の売買をしているが、今年の株式相場は全く意味不明の動きが多く、識者はヘッジファンドに翻弄された1年であったと総括している。私は現在の株式市場は
大変不健全で一般国民が近づくと火傷をするのがおちであると心底思う。村上ファンドで名を馳せた村上氏が逮捕されたことでも明らかである。こんな博打場ともいえる証券取引所に時の総理、財務大臣がでかけ投資を呼び掛けるのはもってのほかである。発言するならば「今の株式市場は素人が相手にするには複雑怪奇で危険です。決して近づかないでください。」というべきである。

投稿: toshi | 2015年12月27日 (日) 08時44分

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