« クルシミマスのサンザクロース | トップページ | コラム「経済気象台」から »

2015年12月26日 (土)

「クラッシックは怖くないー1万人の第九」から

 23日午後にCBCで放映された「クラッシックは怖くないー1万人の第九」を見た。司会は阿川佐和子さんで、ピースの又吉さんと佐渡裕さんも出演し、第九やクラッシックに関わる面白いエピソードが語られ、佐渡裕さんのウイーンでの指揮者としての生活に密着した部分もあった。

  大阪城ホールで12月6日に演奏された1万人の第九は、残念ながら第4楽章のサワリが放映されただけであった。指揮者の佐渡裕が汗をかいて指揮をしていたのが興味深かった。

  「クラッシックは怖くない」の部分で語られた興味深い話をメモしておいた。

 ①京都のある茶を栽培している農家は茶畑にモーツアルトの曲を流している。そうやって栽培したお茶で見事金賞を得たという。

  酪農農家がモーツアルトの曲を牛小屋に流し、乳の出がよくなったとか、醸造家が酒を造るときモーツアルトを流して発酵をよくしおいしい酒を造ったという話は以前にテレビで見たことがある。

  モーツアルトの曲は滑らかなので周波数がちょうどよいのではないかと話していた。

 ②学校の音楽室にあるベートーベンの肖像は怒っている時の顔だそうだ。家政婦が作ったマカロニチーズが焦げてまずかったので機嫌が悪いのだという。どうしてそんな顔をかかせたのかそれも知りたかった。(下の画像)私は今日まで曲想を練っているのだとばかり思っていた。そしてベートーベンらしいと思っていた。

 ③ベートーベンの年収は、今の価値になおして、1500万円ぐらいだという研究があるそうだ。当時作曲家が1曲かいて出版社に売ると200万円、貴族に売ると500万円だそうだ。宮廷でレッスンをすると10万円だったという。

 ④ベートーベンの自筆楽譜は500万円であったが、それが先ごろ競売にかけられて3億6200万円で落札されたという。佐渡さんは古本屋でコピーを見つけて10万円で買ったと言って見せていた。ちなみにベートーベンの自筆楽譜は世界遺産に指定されているそうだ。

ベートーベンの自筆楽譜を映していたが、何が書いてあるのか分からない部分が多く、佐渡さんによると分からない部分は想像して印刷したのだろうと言っていた。 

⑤ベートーベンは何と、79回も引っ越しをしているそうだ。その理由は、盗作されるのを恐れてのことだという。当時盗作して本人より先に売るのは蔓延していたのだという。

  ベートーベンは1804年3月3日に盗作について新聞に投稿しているという。世界で初めての著作権の主張だと言われる。

  第九ゆかりの家も3軒あって、ピアノが置かれている部屋の写真が映された。私はウイーンに行ったとき、耳が聴こえなくなった頃の部屋を見たことがあり、「田園」の絵があったので写真に撮ってきた。

 ⑥ベートーベンの呪いという伝説があり、交響曲を9番まで書いた作曲家は死ぬと言われているそうだ。マーラーは8番目の曲に「大地の歌」と名前をつけたが、その後九つめの曲を書いてその後亡くなったそうだ。

 ⑦日本で第九が年末に演奏されるのは、戦後貧しい時期に、貧乏なオーケストラが金を稼ぐためにやったのが始まりなのだそうだ。楽団員が多く、大勢の人が出る合唱があり、知人が聴きに来るだろうと予想したら当たったのだという。

 ⑧1万人の第九に刺激されて、ドイツでは500人の第九が計画され、佐渡さんの指導で練習がすすんでいるそうだ。日本では400人規模の第九合唱団は普通であるが、本家ドイツにないのというのは意外であった。

 ⑨第九の「歓喜の歌」がEUの連合歌になっているのは知らなかった。「すべての人は兄弟になる」という平和の喜びがいいのだろう。

「ベートーベン 画像」の画像検索結果

|

« クルシミマスのサンザクロース | トップページ | コラム「経済気象台」から »

音楽」カテゴリの記事

コメント

 ベートーベンの交響曲の中では、「田園」が一番好きです。

投稿: らら | 2015年12月26日 (土) 18時11分

年末はクリスマスを信者でもないのに祝い、第九を聴いて年をこすというのが私の長年の過ごし方である。クリスマスソングでは
荒野のはてにと諸人こぞりてが大好きである。なぜか敬虔な気持ちになるので不思議である。ベートーヴェンの天才さについては
多くの人が語っていて私の出る幕はないのを承知でいうと、彼の曲はどのパートも華を持たせてくれ、全ての音に無駄がないのである。当たり前のようだが、これは難しいことなのだ。天才の中の天才と言えるのはバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンであろう。これだけ素晴らしい天才とその音楽を生みだした西洋社会は今、深刻な文明の危機を迎えているというのは杞憂に過ぎないだろうか。

投稿: Toshi | 2015年12月26日 (土) 12時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「クラッシックは怖くないー1万人の第九」から:

« クルシミマスのサンザクロース | トップページ | コラム「経済気象台」から »