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2015年11月 9日 (月)

ここまで来たか、ジュンク堂の自主規制

 11月5日の朝日新聞朝刊、「選書の中立 悩む書店」という記事を読んで驚いた。東京渋谷の丸善・ジュンク堂書店が「自由と民主主義」をテーマに開催していたブックフェアを、中止したというのだ。理由はネットで「偏っている」と批判されたからだという。

 「自由と民主主義」関係の本を並べることが「偏向」と指摘する方も異常だが、それに恐れをなして中止するというのも異常だ。

 「自由と民主主義」は人類の長い歴史の中で勝ち取ってきたものである。憲法にも保障された大事な権利である。

 安全保障関連法制の国会審議を受けて、「民主主義本」の売れ行きは好調だという。それは当然のことで安倍政権のあまりにも酷い、権力を振りかざした、民主主義を無視したやり方に、多くの国民が目を開かせられたのであった。

 改めて「憲法」「立憲主義」「安全保障」「戦争と平和」「集団的自衛権」などについて考えさせられ、それまで自分に関係がないと思っていた人たちが、若者やママさんなど幅広い層が、もっと知りたいと思うようになったのだ。

 最初は集団的自衛権行使容認や、憲法を閣議で勝手に解釈変更する危険性について、国民に訴えるためにいろいろな本が書かれたのだが、それらの本が売れたということは、国民の中に真実を知りたいという気持ちがあったからだ。

 ある大手書店の店長は、「客が求める本を並べるのが書店の役割」と言い、「偏った」という指摘に「本は著者が切り取った社会の一側面。全てが『偏っている』ともいえる。圧力に負けていては、書店はやっていけない」と語っているが、その通りである。

 「SEALDs民主主義ってこれだ!」は売れ行きナンバーワンだそうだ。また高橋源一郎「ぼくらの民主主義なんだぜ」「社会を変えるには」(小熊英二)など、日本の著者だけでなく、古典のカント、プラトンまで含まれているブックフェアである。

 おそらく「偏っている」と批判する連中は、戦争容認の安保法改悪反対の草の根の動きにイライラしてやってことに違いない。書店のブックフェアを批判して中止させれば「それ見たことか」と快哉を叫んでいるに違いない。

 しかしこうした批判に対し、自主規制をするということは、自由と民主主義の自殺行為であり、戦前の自由にものも言えなかった、あの暗黒の時代に戻る動きを助けることになるのだ。

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コメント

 自主規制で言いたいことも言えず、したいこともできなくなったら、戦前回帰ですね。

TBSテレビ(中部圏ではCBCでしょうか)で放送される『サンデーモーニング』のような、微温的な論調の番組に対してさえ「反日」「売国」「左翼」といったワンパターンのレッテル貼が、ヤフーニュースのコメント欄をはじめとして飛び交う近年の日本。
言論の自由をタテマエとしている以上、櫻井よしこ氏に代表されるような、何時代に戻れば気が済むのかと言いたくなるような言論を叫ぶのも自由でしょう。
しかし他人の原論を封殺するのを当然であるかのように叫ぶのを許していてはならないはずです。
かつては大手書店だったジュンク堂も時代の流れで経営が苦しいのでしょうが、そこまで弱気にならないでほしいものです。

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