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2015年11月26日 (木)

「安保関連法に反対するママの会」の活動

 友人が「全国革新墾ニュース」のコピーを送ってくれた。そこに「安保関連法に反対するママの会」発起人の西郷南海子さんへのインタビューが載っていた。

  ママの会についてはSEALDsと共に今度の憲法無視の集団的自衛権行使容認の安保法制反対の動きの中でマスコミに載ったので名前は知っていた。でも活動を始めたいきさつは知らなかった。この記事を読んでそれがよく分かったし、内容が素晴らしいので取り上げた。(下の記事は革新墾の了解をとってある)

  「普遍のメッセージ 誰の子どもも殺させない」

  9月17日のその時は、保育園に子どもを迎えにいっていました。家に帰ったら、テレビが”午後4時半ごろ安保法案採決”という参院特別委員会のもようを報じているじゃないですか。なんだこれは。「採決」と言わないでほしい!今日は「クーデターが起きた」と記録される日だ、と思いました。

  「安保関連法案に反対するママの会」をつくるきっかけは、6月にママ友とでご飯を食べている時の会話でした。「安保法案、強行採決されるね」「何かしようよ」。フェイスブックで「ママの会」のページを7月4日に立ち上げました。

  3.11大震災の半年前の9.11に生まれた娘に背中を押された気もします。彼女なりに安保法案に敏感に反応していたのでしょう。5月頃から、寝る前に「ママ、戦争にならない?」とよく聞いてきたのです。

  私には、「ならないから大丈夫」と言い切る自信はありません。フェイスブックで賛同人がふえたので、「これだけの人が集まって戦争に反対しているんだよ」と娘にいうと、問い返してきました。「どこに集まっているの?なんだ、フェイスブックかぁ」って。

  これじゃだめだ、じゃあネット空間を出て、日本一大きい交差点のある渋谷に集まろう。というわけで開いたのが、全国から2000人が参加した7月26日の「ママの渋谷ジャック」です。

  すでに学生も学者もがんばっていました。ママは学生や学者よりずっと数が多いぞ、私たちが立ち上がると大きな力になるぞ。そんな思いもありましたね。

  いま、ママたちは自分の生活で手いっぱいです。忙しい。子育てはしんどい。私も、一生懸命つくった食事をひっくり返されたりして・・・。でも、子どもを放り出しません。何よりも大切な存在ですから。

  なのに、戦争する国をつくりたがる権力者や武器を売ってもうけたい財界は、子どもたちを自分のコマとしか考えていないのではないでしょうか。私たちは、こんなにがんばって育てている子どもの命が誰かの利益のために消費させられる、「戦争する国」を拒否します。

  中国とたたかう?でも、たたかう若者本人にとっては、なんの利害関係もない争いでしょう。それは中国の若者にとっても同じでしょう。

  ママの会の合言葉「だれの子どもも、ころさせない」はフェイスブックのやりとりから、あるママの提案で生まれました。

  日本の若者も、アメリカの若者も、中国の若者も、殺させない。戦争の本質をつき、国境を超えてママたちがつながりあえる、普遍的なメッセージだと思っています。

 トルコの浜辺に遺体で流れ着いたシリア難民の子どもの後ろ姿が、私の2歳の息子にそっくりなんです。なぜ、こんな不条理なことが起きるのか。アメリカのイラク戦争で中東が混乱してしまったからです。日本もアメリカのイラク戦争を支持し、加担したではなにですか。

  これ以上過ちを繰り返して葉なりません。アメリカの武器を輸送するだけならいいのでしょうか。自衛隊が運ぶ武器で、若者や子どもが殺されます。自衛隊員も相手から敵とみなされ、命がねらわれます。これが戦争です。

  安保法案は成立させられましたが、「安保関連法案に反対するママの会」は、「案」の字を取ってこれまで以上に活動を続けます。

  「戦争する国」への一つひとつの表れに、「違う」と言い続けたいですね。そして、共産党も戦争法を廃止する政府をつくろうと野党や幅広い人々によびかけましたが、力を合わせて本当に廃止させましょう。

  会の賛同者は2万2千人を超え、38都道府県に会ができました。フェイスブックでママたちは、「負けた気がしない」といっています。

  生活と子育てがたいへんで声を上げられなかったママたちが、声をあげ始め、声をあげることで周りを変えられる手ごたえをつかんでしまった。安倍政権がそうさせたのです。

  あるママは、「世界が前とは違ってみえる」といいます。生き方がかわったのでしょう。立ち上がったママたちは、もう引き返せません。(聞き手 卯城公啓)

 ※西郷さんは、京都大学大学院生。3児の母。

 

安保関連法に反対するママの会記者会見  各地の活動報告 西郷南海子 検索動画 29

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コメント

 気に食わないマスコミを黙らせようとあの手この手の安倍政権は怖いです。憲法の言論の自由もなくなりそうです。

『報道ステーション』で古舘氏はパリへのテロは許せない残忍なものだとした上で、有志連合やロシアによるシリアへの空爆について「一方で有志連合のアメリカのロシアの、あるいは、ヨーロッパの一部、フランスも含まれますが誤爆によって無辜の民が殺される。結婚式の車列にドローンによって無人機から爆弾が投下されて、皆殺しの目に遭う。これも、反対側から見ると、テロですよね」と発言しました。この古舘発言について自民党と右派勢力から大きな批判が巻き起こっているようです。先月末の「シリア人権監視団」の発表によれば、ロシア空爆開始から1カ月で亡くなった595人の死者のうち、3割以上にあたる185人が民間人だったそうです。(実際の民間人死者は、公表数を大きく上回るでしょう。)「自民党は党内でテレビ番組を徹底チェックするシステムを敷いています。とくに、テレビ朝日とTBSについては、ものすごく細かいところまでチェックしていて、少しでも問題だと思ったら、即、抗議、同時に、ネトサポを使ってネットに情報を拡散するんですよ」(政界関係者)今年9月末には、自民党「放送法の改正に関する小委員会」の佐藤勉委員長が、テレビの安保法制報道を問題にして、「公平・公正・中立は壊れた。放送法も改正したほうがいい」と、露骨な恫喝発言をしています。報ステとNews23などテレビ朝日とTBSを攻撃目標にして、自民党と日本会議の安倍政権への批判を許さない報道への弾圧で、今後テレビや新聞で自由にものが言えないができない時代が現実に近づいているように感じます。

 戒厳令や共謀罪・・・。恐ろしい時代が来そうです。日本も急速に戦前のような抑圧の国に向かっていますね。

 集団的自衛権行使の安保によって自衛隊も海外派遣されるでしょう。日本もISのターゲットにされました。安全神話は消滅です。

麻生太郎氏が2013年の7月末に、ワイマール憲法云々と口をすべらせた件については、ららさんも記事にされていました。
あの人お得意の、文字に起こされたものを読むと文意が不鮮明なところがあり、批判を受けると「そういう主旨ではない」とか「舌足らずだった」とかとその場をすり抜けて済ましてしまう発言。
しかし、現実はあの人の「本心」の通りに進んでいるのに違いありません。
フランスのテロを「待ってました」とばかりに、「戒厳令」だの「共謀罪」だのまがまがしい言葉が産経新聞あたりを発信源として踊り始めているようですし、NEWS23の岸井成格氏も降板に追い込まれそうですし。

3人のお子さんを育てているママだけに大変実感がこもっており説得力があります。しかしながら現実の世界特に中東地域ではテロが頻発し状況は益々混沌とし解決の兆しはありません。数年前に私は念願のフランスに旅行しましたが、今、旅行社はフランスへのツアーを中止しています。また毎年実施されていた世界一周のクルーズは安全を確保することが
難しいとの理由で今年で中止になるそうです。世界はまるでパンドラの箱を開けたような混乱に陥っています。諸悪の根源は何なのか、人間の英知はこれらを解決できるのか?そうあって欲しいと願うばかりです。

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