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2015年10月21日 (水)

「生涯健康脳」を読んで―③―

 瀧教授は、平均寿命と健康寿命の差をできる限り縮める。脳の立場からいえば、平均寿命と健康寿命をイコールにし、いつまでも脳を健康に保つことが「人間として幸せに暮らす」ことだと考えていると述べている。(P.24)

  ちなみに、日本人の平均寿命と健康寿命は、

 ◎平均寿命   男性 80.2歳      女性 86.5歳

 ◎健康寿命   男性 70.4歳      女性 73.6歳

  その差はいずれも10年余りある。

  健康寿命というのは、「人の手を借りないで、ひとりで自立した生活を送ることができる期間の寿命」である。(P.23)

  健康寿命を終えて平均寿命までの10年は何らかの病気を抱えたり、介護が必要になったり、寝たきりの状態になったりしているということになる。

  私は健康寿命を日々延ばしているので有難いと思っている。できれば平均寿命を超えてさらに健康寿命を延ばせたらいいと願っている。もちろん身体に何も問題がないわけではない。ときどき腰痛を起こすとか耳鳴りがいつもしているとか緑内症という持病があるなどのことはある。

 でも自立していて自由にどこへでも出かけられるので健康寿命だと思っているのだ。この本によると、脳血管障害や認知症が高齢者の障害の40%を占めているという。私の心配することもそこにある。脳梗塞や脳溢血と認知症が一番怖い。

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コメント

 健康寿命と平均寿命の差をちじめる研究は有難いことです。自立して長生きしなければ長生きも考え物です。

私が健康寿命を超えたことは先般ブログにも書いた。この概念は理解できるが、平均寿命と10年の開きもあることについては釈然としない。私の周りには70歳以上の知人がたくさんいる。夫々持病はあるかもしれないがみんな自立し、元気で活動している。平均寿命は死が到達点なので確実に把握できるが、健康寿命の到達点はどのように把握するのだろうか?分母(母集団)は何かよくわからない。従って健康寿命の70.4歳はいかにも早い。私の実感では75歳ぐらいではないかと思える。ネットで調べたら健康寿命の算出方法はあるようだ。興味のある方は健康寿命の算出方法で検索すれば出てきます。

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