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2015年10月16日 (金)

第15回 人生の達人のための音楽会を聴いて

 12日(月)に、しらかわホールで「人生の達人のための音楽会」があった。年に2回も公演をするアマチュアオーケストラだ。

  開場時刻より早めに行ったのだが、すでに多くの人が並んでいた。確かに人生の達人ばかりだと思いながら並んでいた。

  会場に入るといい場所が空いていると思って行ったら、賛助会員様お席の紙が貼ってあった。それで前に行き、ちょっと前過ぎる感じはあったがE列中央に席を取った。

  プログラムの1番はシューベルト作曲の交響曲第4番「悲劇的」ハ短調D417であった。この曲はシューベルトが19歳の時に完成させたものだという。「悲劇的」というタイトルはシューベルト自身が後に付けたものだそうだ。

 

 第一楽章に聴衆を驚かせるような大きな音が入るところがあった。まるでハイドンの「驚愕」みたいだと思った。19歳の若さでフルオーケストラの曲を作るとはすごいと感じながら聴いた。井上京(たかし)の指揮はメリハリがあって後ろから見ていて楽しかった。

  オーケストラは指揮に従ってよく鳴り、よくまとまっていて気持ちよかった。この曲を聴くのは初めてであったが約40分間心地よく聴いた。

  10分ほどの休憩の後、第2部はウイーンの音楽であった。シューベルトも生粋のウイーン子だそうだから、この日のプログラムはウイーンの夜ということだ。指揮者が解説をして進められたのでよかった。

  最初はヨハン・シュトラウスの「喜歌劇『こうもり』より序曲」で、誰の耳にもお馴染みの曲である。演奏も素晴らしかった。

  次が次男のヨーゼフ・シュトラウスのポルカマズルカ「とんぼ」で、トンボが飛ぶ様子をイメージしたものだという。今赤トンボが飛んでいる。ウイーンはどんなトンボであろうか。ポルカの心地よいリズムがよかった。

  3番目は四男のエドゥアルト・シュトラウスのポルカシュネル「テープは切られた」で、聴いたことがあるフレーズが何度か出て来た。

  ここでまた指揮者が解説をした。ウイーンに行ったつもりになって聴いてほしいと言った。ウイーンフィルよりちょっと下手な演奏をすると冗句を言った。そしてヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「オーストリアの村つばめ」が演奏された。オーストリアのつばめはどこからわたってくるのだろうか。ワルツのリズムが心地よい。

  4番目はヨハン・シュトラウスの「ペルシャ行進曲」とマーチが演奏された。この曲は多分初めて聴いたように思う。

  5番目はヨーゼフ・シュトラウスの「我が人生は愛と喜び」でこれもなじみのある曲で楽しく聴いた。

  指揮者がウインナ・ワルツについての解説をした。最後の曲の「美しき青きドナウ」のサワリの部分を普通の3拍子で演奏させ、その後ウイーンナ・ワルツの3拍子で演奏させた。聴いてみると確かに明らかな違いがあった。ウイーンナ・ワルツの3拍子はなぜ優雅に聴こえるのかその理由を初めて知った。

  ウイーンナ・ワルツの3拍子には3拍子目に遊びがあるのだそうだ。それが優雅なリズムを作りだす秘密なのだという。

  もう一つ解説で知ったことは、オーストリアの人々は成人の20歳になるとワルツを踊るのだそうだ。それで誰でも踊ることができるのだという。何とも羨ましい話である。またウイーンには400ものいろいろなワルツ場があるのだという。その為オーストリアの人は3拍子のワルツのリズムがDNAとなって染みついているのだそうだ。

  さて最後はあの有名なヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」で優雅なウインナワルツを堪能することができた。

  私がこの曲に出会ったのは、高等学校の時であった。この曲は元々は男声合唱曲として書かれたと指揮者が言っていたが、私が聴いたのは女声合唱であった。その頃放送部の部屋にあったレコードの中に「美しき青きドナウ」があり、よく聴いた。

  ウイーンに行ったとき、泊まったホテルがドナウ川のほとりに立っていて、川の流れを目の前に見ながらこの曲を思い浮かべていた。観光バスの運転手がテープで聴かせてくれたのも嬉しかった。

  アンコールは「万歳」という名のものが演奏されいい曲であった。その後お父さんのヨハン・シュトラウス1世のあの有名な「ラデツキー行進曲」を手拍子を打ちながら楽しく聴いた。

  人生の達人たちの素晴らしい演奏でウイーンの夜を味わうことができたような気がする。

 

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コメント

 私はツアーでウイーンに行ったのですが、夜はツアーから抜け出して、ウイーンの1500年代にできたというコンサートホールへ行きました。しらかわホールはそれを小さくした感じです。

投稿: らら | 2015年10月16日 (金) 08時33分

我々のまだまだ拙い演奏のご感想を大変巧みに認めていただき、恐縮しております。毎回のことですが、本番はどうなることかと
不安いっぱいで臨みますが、やはり集中力があるのか、はたまた
ホールの音響がいいせいか、練習以上の演奏ができたりします。
因みに「美しく青きドナウ」は普墺戦争に大敗した国民を慰めるためにヨハンシュトラウスが作曲したという逸話も初めてしりました。スケールは違いますが、日本ではさしずめ「リンゴの歌」とか「青い山脈」が敗戦の暗い気分を明るくした様に。それはともかく私もウィーンに是非とも行ってみたいと思いました。

投稿: Toshi | 2015年10月16日 (金) 07時47分

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