2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« シールズへのインタビュー―⑤― | トップページ | 友人の死に思う »

2015年9月26日 (土)

何度見ても採決とは言えない特別委員会の大混乱

 安保関連法の参議院特別委員会採決の映像は何度見てもどのようにして採決が行われたか分からない。ただ大混乱があるだけだ。

 

 新聞によると、採決の手順はあらかじめ自民党議員たちで練習がされていてその通りに行ったという。映像を見ると佐藤議員が手を挙げて起立を促している様子が見て取れる。しかし、委員会室の議員たちは全員立った状態である。ということは全員賛成ということになるのではないか。

 

 民主党蓮舫議員は鴻池委員長席を占拠したのは、特別委員ではない自民党議員たちだという。採決の場で関係のない議員が取り囲む中で採決をするということ自体常識ではあり得ないことだ。国会という政治の最高機関で、しかも日本の歴史を変えるほどの重要法案の採決があのような形で行われ成立したとされるのは全く納得がいかない。

 

 小学校や中学校の学級会とか生徒会でも、しあのような混乱の採決をしたとすると誰でもおかしいと言って成立を認めないであろう。

 

 採決をするなら、全員がきちんと座席に着いた状態で、議長の声がよく分かる中で整然と行われるべきである。そして賛成、反対、棄権の数が明確に分かるように行われるべきである。

 

 国会の採決の規則を明文化して即刻改めて、今後2度とこのような採決が行われないようにすべきである。

 

 報道ステーションでは8分間の採決の全体を放映したが、NHKは何も放映しなかった。こういうことこそNHKは視聴者に伝えるべきである。視聴料を収めている国民を愚ろうした行為である。これも安倍首相のお気に入りやお友達に支配されたNHKだからできたことである。

 ※蓮舫議員の追及

 「安保特別委員会で、委員以外の20人の自民党議員が委員長席を占拠して、委員の表決権を奪っても、瑕疵がないのですか?」民主党蓮舫議員
「特別委員会の議決に法的に瑕疵はない(成立している)」と稲田自民党政調会長
そして、ヒゲの佐藤議員の採決の策略が山本一太議員とともに明かした
9月20日報道2001(フジテレビ)での論戦。

蓮舫議員は訴えた
「憲法違反も気にしない、立憲主義も気にしない、そういう人々には、
再開宣言もしていない
法案も読んでいない
与党議員に囲まれて何をおっしゃっているのかもわからない
姿も見えない
しかも囲んでいた20人の自民党議員は全員委員外
委員外の委員に表決権を奪われてどこに瑕疵がないというのですか」

不思議だ。これを瑕疵がないというのだ。これが立憲主義を否定する自民党与党の姿だ。

 以下のアドレスをクリックして採決の実態を観てほしい。

 

http://www.dailymotion.com/video/x37bxwx

 報道ステーションの8分間は、削除されてしまったようである。不都合だと判断したのであろう。

 

« シールズへのインタビュー―⑤― | トップページ | 友人の死に思う »

戦争と平和」カテゴリの記事

コメント

山本議員のお焼香行為が問題になっているようですね。議員除名は酷すぎます。阻止しなければなりません。

ご紹介頂いた「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の続行を求める申し入れ」が30000筆を超えて今日午後山崎参議院議長と鴻池安保特別委委員長の国会事務所に申し入れ書と署名簿を提出されたようですね。合わせて「山本太郎参議院議員の除名処分請求に抗議し、山本議員への支持を表明しよう!」というキャンペーンにも賛同署名しました。独裁政治をさらに推し進めるためには、彼のような議員を除名しなければ邪魔なのでしょうね。除名処分請求を求める人数よりも、除名に反対する人がどんどんと増えています。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 何度見ても採決とは言えない特別委員会の大混乱:

« シールズへのインタビュー―⑤― | トップページ | 友人の死に思う »