飛騨路の旅―③―
名古屋駅を8時43分に出発したワイドビューひだ3号は、岐阜駅で方向転換をして高山線に入った。その後美濃太田、下呂に停車するだけで、高山に着き、そこで車両を切り離し3両の富山行になった。
最初の目的地の飛騨古川には5分遅れて11時18分に着いた。飛騨古川は初めてで知っているのはNHKのドラマで見たことぐらいである。
改札を出ると観光案内所があった。そこで地図をもらい、古川の歩き方を聞いた。荷物は案内所で預かってもらえるというので助かった。値切ったら係りの女性はOKしてくれた。
駅前の道をまっすぐに歩いて行った。両側にレストランなどが少しあった。地図にある目印の橋は溝のような細い流れでそこに掛かっていた。流れはきれいな水だった。その流れに沿って右へ歩いて行くと「飛騨古川まつり会館」があるのだ。
手前には円光寺という大きな寺があった。お寺に関心があるDさんは境内に入って写真を撮っていた。
その向こうに出ると、祭り広場があり、祭りに使う大太鼓の格納庫があった。太鼓は100円で叩くことができたので、MさんとDさんはやぐらに上って打ち鳴らした。
隣に飛騨古川祭り会館があるのでそこに入ることにした。飛騨路フリーチケットを見せると1割引きになった。
中に入ると、係りがまず3Dの動画を見ることを勧めてくれた。動画は古川祭りの準備から祭りまでで12分であった。3Dなので臨場感があった。
その後会館にある3台の山車を見た。からくり人形の実物模型があってコンピュータ仕掛けで動いていた。また、実際に手で動かしてみることができるものも2つあった。係りに説明してもらって動かした。
山車は豪華なものであった。このようだ山車が12台出る古川祭りを見てみたいものだと思った。他には金襴の神輿も展示してあった。
昼時だったので係りの人にどこかよいところはないか尋ねたら2軒教えてくれた。私たちは飛騨の匠会館の前にある「手打ちそば」の店に入った。
900円のかけ蕎麦と300円のてんぷらなどの好みの具を組み合わせて1200円だった。蕎麦が短く切れていたのが残念であったが、汁はおいしかったので全部飲んでしまった。
女将にどうして蕎麦が切れているのかと尋ねたら、「もりそば用に作ってあるのでかけそばにすると切れてしまうのです」と言っていた。
蕎麦を食べたあと、古い町並みを歩いていった。つくり酒屋の白い蔵がいくつかあった。散策しながら三嶋和ろうそく店まで行った。
店では店主が実演をしていた。とても気さくな方で和ろうそくの説明を聞いた。驚いたのは蝋燭が直ぐに固まることであった。この店はNHKテレビ小説の舞台になったので中を見せてもらった。ドラマではそっくりなセットをスタジオに作ったのだと話していた。Kさんは紅白の和ろうそくを2セット買った。
古川での時間は3時間であったので、散策はそれまでにして観光案内所に戻った。荷物をもらって14時19分発のワイドビューひだ14号に乗った。プラットフォームは降りたところと同じだったので駅員に尋ねたら、お客さんの便宜を図ってそうしていますと言った。
車掌は、何と行の人と同じ人であった。富山まで行って戻って来たにしては早すぎると思ったら、途中で交代をする駅があるのだと言った。高山には14時32分に着いた。
太鼓を担ぐ
技術保存のために作った山車
神輿
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