飛騨路の旅―⑤―
予定を変更したのでゆっくりと朝食をすませて9時2分のバスでロープウエイ駅まで行った。山はガスがかかっていて、モニターで見てもガスに包まれていた。それでアルプスを見に行くことを諦めて駅の辺りを次の高山行きのバスまで散策することにした。
直ぐ近くに谷川が流れていて橋が架かっていた。橋の上から見ると本来ならアルプスがちょっと見える辺りも雲に覆われていた。流れは白く岩をかんで流れていた。橋を渡ってDさんが花が好きなので珍しい花を探した。
9時55分のバスで大鍾乳洞を見に行くことにした。洞窟の中なら雨は関係がないし、珍しいからだ。鍾乳洞口には11時過ぎに着いた。バス停からシャトルバスがあり、インターホンで呼ぶと直ぐに来た。
鍾乳洞入場料はフリーバスチケットを見せて200円割引の800円になった。鍾乳洞に入るまえに飛騨ミュージーアムというのがあり、大橋という人の集めた内外の物品が展示してあった。中には珍しい物もいくつかあった。
鍾乳洞の中は寒くないと思っていたら入口に温度が書いてあり、夏でも11度ぐらいで寒いことが分かった。入口を入ると急にひやっとした。
私は秋芳洞を始め国内や外国の鍾乳洞をいくつか見たことがあるが、この鍾乳洞の内部は独特のものがありよかった。全長8000mもあり1時間以上かかった。
説明によると、「岐阜県高山市丹生川町の「飛騨大鍾乳洞」は日本全国に約80ヶ所あるという観光鍾乳洞の中でも、日本一の標高900mに位置し、1965年に大橋外吉により発見されました。このあたりは2億5千万年前には海だったため、海の中のサンゴなどから石灰石ができ長い年月の間に雨水に溶け、少しずつ堆積して鍾乳洞がつくられていきました。膨大な時間と大自然が作り上げた驚異の芸術鍾乳洞ををお楽しみ下さい。」とあった。
http://www.syonyudo.com/limestone.html
12時49分発の濃尾バスセンター行のバスに乗り、13時半ごろバスセンターに着いた。まず予約してあった白川郷までの北陸鉄道バスの指定席チケットを買った。その間にKさんたちは観光案内所でランチによいレストランを聞いた。2か所勧められたが駅前の中華そばの店に入った。
kさんがラーメンと中華そばはどう違うの?と言ったら店の人がうちでは中華そばと言っていますと答えた。そういえば昔は中華そばと言っていたように思うが、最近はラーメンになってしまったようだ。
この店のラーメンはスープが塩辛くて飲めなかった。Kさんは昨日の蕎麦屋のスープはみんなのめたのに・・・とぼやいていた。
天気がよくないし交通に不便なので高山見物はやめて早めに白河郷に行くことになった。指定席のチケットが買ってあるので変更できるか心配であった。バスセンターの窓口で聞くと変更できると言った。濃尾バスも北陸鉄道も共同運航だから大丈夫なのだそうだ。それで14時50分発の濃尾バスの自由席に変更した。
その間にKさんは観光案内所に行って「あんなまずいところを紹介してはいかんよ」とクレイムしたそうだ。Kさんの話しによると他にも同様のクレイムをしている客がいたそうだ。
バスにはトランクがあるので荷物はそこに収納できた。普通は白河郷までは50分ぐらいだがこのバスはあちらこちら寄るので1時間10分ぐらいかかると運転手が言った。バスは16時に白川郷に着いた。
ロープウエイ駅近くの谷川
石 錘
石 柱
石柱と石錘
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