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2015年8月 3日 (月)

安倍首相の断定発言を誰が信じるであろうか

 7月31日の朝日新聞朝刊によると、安倍首相は参議院特別委員会で断定調の発言を繰り返しているという。

●世界の警察であるアメリカに言われたら断れないのではないか。

▲戦争に巻き込まれることは絶対にないということは断言したい

●徴兵制になるという心配をするお母さんがいるが。

▲徴兵制の導入は全くあり得ない。今後も合意になる余地は全くない。徴兵制が

 敷かれることは断じてない

▲海外派兵は一般に憲法で禁じられているという考え方は変わらない。だからア

 フガン戦争やイラク戦争、あるいはベトナム戦争のような戦闘に参加することは

 ない

 現憲法下で約70年続けてきた個別的自衛権のみという解釈を変えて、集団的自衛権行使容認の閣議決定をし、「限定的集団的自衛権行使」と称して自衛隊の海外派遣ができるようにしようとしている。

 朝令暮改ということばがあるが、いとも簡単に憲法の解釈変更をしてしまった。そういう安倍政権のいうことを誰が信用できるであろうか。

 ホルムズ海峡への機雷封鎖はイランがそんなことはやらないと言った。それはそうだ。もし機雷封鎖をすればイラン自身が石油の輸出ができなくなるのだ。

 それでかどうか、安倍首相は今度は南シナ海での機雷掃海を言い出した。先月の衆議院審議では、「南シナ海には迂回路がある。なかなか想定し得ない」と言っていたのに、コロッと態度を変えたのだ。「新3要件に当てはまれば対応していく」と集団的自衛権を使って機雷掃海をする可能性に言及したのだ。

 とにかく首相は言うことをころころと変えて平気である。断言をしていても自分は総理大臣で責任者だから決定権は自分にあるという態度なのだ。非常に危険である。安倍政権の説明をハイそうですかと信じる訳にはいかない。

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憲法問題」カテゴリの記事

コメント

 本当に政治の劣化が激しすぎます。テレビのコメンテーターはウソばっかり言っているから黙らせろという議員まで出てきましたね。

安倍首相がいう「総合的判断」という宝刀でどのようにでもできるのだから怖いです。

歴史をねじ曲げて戦争を美化し侵略や南京虐殺など都合の悪いことはすべてなかったことにするという歴史修正主義の育鵬社の歴史教科書が全国で採択が広がっています。これも国会議員289人、閣僚の8割が所属する日本会議が主導しています。戦争反対と叫ぶ若者が出てこないように、これからはデモや集会、表現の自由もより一層制限してくるでしょう。現にNHKでは若者のデモの様子も1昨日のNHK包囲デモもニュースにも新聞にも取り上げられず、政府に完全制御されています。マスコミも度重なる安倍首相との会食で委縮して、自己規制が大きくなっています。憲法を守らず違憲法案を閣議決定や強行採決を平気で繰り返す政権が、法的不安定は大事と言っても、誰も信じる人はいませんね。政府に反対する新聞社はつぶせとか、法案に反対するマスコミに広告料を出すなとかは、失言と言うよりも仲間内では盛り上がる発言が表に出てしまっただけですね。全員右へならえで保身のために異論を挟む者もいない政治家の劣化が激しすぎますね。

今日は礒崎総理補佐官の問題発言について本人が国会に招致される日である。誤解を解くために本人が真意を丁寧に説明するという趣旨である。しかしながら、これは単なる失言ではなく、真意そのものであるので、誤解ではなくそのまま受け取って貰えば結構ですと、真意に沿わない釈明をせずに開き直れば立派なものである。以前、超法規的措置といってテロリストの要求を飲んだ総理がいた。また、造船疑獄で指揮権を発動した法務大臣もいた。
即ち時の政権の判断(最終的には総理大臣の判断)が憲法、法律を超えて全てに優先することもありえる。特に軍事的な問題については、。安倍総理はそのように考えているように思えてならない。

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