« 隠されている「集団的自衛権行使」の目的 | トップページ |  日本では見られないフランス紙の記事―参考になる―② »

2015年7月29日 (水)

 日本では見られないフランス紙の記事―参考になる―① -

 友人から送られてきた次の記事は日本では見られないもので大変参考になる。

≪フランスの週刊誌 L‘Obs が組んだ(アベシンゾーの隠された顔)という特集は、日本のマスコミをはるかに超える 内容だ。 欧米世界で 日本が「どう見られているか」を知る手掛かりとなる。≫ L220015年7月24日                   2015年' 

 欧米の新聞の『G7』の記事に使われている写真に「安倍総理」が写っていないと 面白おかしく書いてあるツイートがあるが、 偶然そうなったのなら それはそれで「面白い」で済むわけだが、 意図的に行われているとなると、日本国民に知らされている 「G7」のニュースは根底から覆ってしまう。 安倍総理の「指導力発揮の大活躍のニュース」は 砂上の楼閣と言えよう。
 

 意図的であるか否か  前にも書いた イギリス 「エコノミスト誌」の記事だけでは 判断しづらいが、 フランスの週刊誌L'Obs ( Le Nouvel Observateur)には、 もっと大きく 「日本会議」と「安倍首相」の関係が 取り上げられている。 旭日旗のようなデザインとともに・・・ (下の写真)日本人の知らない間に 「安倍首相」は 世界に最も知られた首相となるだろう。 それがどういう意味を持つかを 国民は考える必要がある。
--
 日本語訳は PAGES D'ECRITURE さんから引用 --

 

Photo


       
                             
 Japon  LA FACE CACHÉE DE SHINZO ABE (アベシンゾーの隠された顔)

 それは国際政治で、大幅に無視されているとはいえ、主要な事実だ。世界第三の経済大国である日本は、数か月前から、(総理大臣、安倍晋三も含めて)閣僚の4分の3が、歴史修正主義で権威主義の極右団体、「日本会議」と呼ばれる、目立たないが影響力のある団体に属していることだ。

 2012年12月に政権に復帰したとき、安倍晋三が、新自由主義的であると同時に戦前に郷愁を抱く強硬な右翼出身の政治家であることを知らない者はなかった。プーチンやインドの国粋的指導者モーディを称賛していることも知られていた。 祖父の岸信介が1932年に大日本帝国によって併合された満州のナンバー2であり、1945年の敗戦の後、A級戦犯として投獄されていたことも、誰もが知っていた。

  しかし明らかに、反動的で反民主主義的なイデオロギーへの安倍晋三の政治的根強さは過小評価されていた。「数か月前まで、安倍の最終目的は有名なアベノミクスによって日本経済を立て直すことだと多くの人が考えていた」、と上智大学国際教養学部)教授の中野晃一は分析する。

 「今日、平和的で自由で民主的な憲法の根本的な改変を日本人により容易に売り込むという目的のためだけに 経済的成功を追及しているのではないかと疑問視されている。 そうして、彼が1997年の創設時から加入している団体、日本会議に特有の、帝国主義に憧れを持つ、古い秩序への回帰を押しつける目的でも。」

 「逆説的だがこの非常に重要な団体は 日本では未だに真価を認められていない」、「その出発から、日本会議はレーダーに現れないようにあらゆる注意を払ってきた。広告も出さないし、テレビにも出ない。戸別訪問的な活動をしながら、視線の及ばないところで前進していた。その集会はメディアに開かれていない。そして、会員たちには会談の間も、写真を撮る権利もない。」 

 この信じられない「ステルス性」にはもう一つの理由がある。 「日本会議は、より反動的な、地方で発展してきた」と、日本の右翼運動の専門家である法政大学の政治学者、山口二郎は説明する。 「2012年12月の安倍内閣の指名と、さらに昨年秋の内閣改造後、日本会議所属の閣僚の数がさらに増えて、その強大さに面食らうまでは 大手メディアは、元々ローカルだったこの団体を見下していた。」

|

« 隠されている「集団的自衛権行使」の目的 | トップページ |  日本では見られないフランス紙の記事―参考になる―② »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

鋭い、有意義な補足を有難うございます。安保法制は廃案にすべきです。安倍首相が対案を出せと言いましたが、それに乗ったら相手を認めたことになります。

投稿: らら | 2015年7月29日 (水) 15時12分

少し補足します。日本最大の右翼組織日本会議(約35000人)に属する国会議員は約280名で全国会議員の約4割、現閣僚19人中15名です。もちろん安倍総理もです。以前麻生副総理がドイツのナチスに学べばよいと発言しましたね。ヒトラーの大衆扇動術①大衆は愚か者である。愚か者の感情に訴えよ。②同じウソは繰り返し何度も伝えよ。ウソ何度も繰り返せば本当になる。③共通の敵を作り(中国、北朝鮮)、大衆を団結させよ。④敵の悪を拡大させ、大衆を怒らせよ。⑤人は小さなウソよりも大きなウソにだまされる。⑤都合の悪い情報(デモ行進など)は一切与えるな。都合の良い情報は大きく伝えよ。⑥考える時間を与えるな。(その前に強行採決)  また宣伝大臣のゲーリックも、国民を戦争に参加させるのは簡単。①国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外、何もする必要がないと。これらの言葉が安倍政権のやり方とすべてにおいて当てはまるのは決して偶然であるとは思えませんね。

投稿: danny | 2015年7月29日 (水) 13時49分

憲法違反の戦争法案には隠された目的が3つあると思います。ひとつは日本会議が目指す戦前の日本に戻すこと。国民の権利を大きく制限して天皇中心の大日本帝国憲法に近い憲法に改憲して、デモや集会など表現の自由を国民に与えないで、世界中で戦争ができる国にすること。二番目は経済界からの強い要請で武器輸出を解禁して、軍需産業を発展させること。1機100億円の戦闘機や700億円以上もする戦艦を作って、関連企業もボロ儲けさせること。3番目はアメリカの戦費負担を軽くして、日本の税金で世界中で戦争をすること。こんな恐ろしい憲法違反の法律を閣議決定や強行採決で決めて、大事な憲法9条を空文化させることが目的です。隣国を脅威を理由にして、NHKやマスコミに圧力をかけて、都合の悪い情報は与えないというやり方はドイツナチスと同じです。立憲主義や民主主義を否定する法案は即時廃案しかありません。

投稿: danny | 2015年7月29日 (水) 13時38分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です:  日本では見られないフランス紙の記事―参考になる―① -:

« 隠されている「集団的自衛権行使」の目的 | トップページ |  日本では見られないフランス紙の記事―参考になる―② »