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2015年7月28日 (火)

隠されている「集団的自衛権行使」の目的

 公明党の山口委員長は「自民党・公明党は安全保障法を必ず通す。それが”平和の党”公明党の使命だ」と語った。それに対して元公明党副委員長の二見氏は「安全保障法を通すなどもってのほかだ。公明党は連立離脱をすべきだ。そうでないと平和を大事にする支持者が離れる」と真っ向から批判した。元公明党には良識ある人もいたのだと感心をした。

  参議院ではいよいいよ審議が始まるが、9月14日が来れば自動的に60日ルールが適用される。それでも参議院では徹底的に議論をして問題点をできるだけ明らかにしてもらいたい。

  そもそも一つでも重要な法案を、10本も1つとして提案したのが誤魔化しの最たるものである。衆議院116時間審議したと言いながら、1本あたりはたった11時間である。そして安倍首相自身が「国民の理解は十分に得られたとは言えない」と認めた。

  26日のサンデーモーニングでは、田中秀征氏が説明をして、集団的自衛権行使の本当の目的は簡単なことであると述べた。

  「アメリカに肩代わりをする」のが目的であると指摘した。では何を肩代わりするのかというと、イラク、アフガン戦争などで嫌気がさしているアメリカに代わって、

   ①資金   ②人命   ③危険  

  これらの3つを、アメリカと軍事的に一体化することによって、肩代わりすることだという。極めて明快な指摘である。

 さらに田中秀征氏は、アメリカと一体化することによって、地理的に近い日本がテロや攻撃に晒される危険が増大したと言っていた。安倍首相は抑止力が高まるから危険は減るというが、逆になるというのは子どもでも分かることである。

 岸井氏は、安倍首相は必死になって本当のこと、つまり「アメリカと一体化し肩代わりをすること」を隠そうとしている。その為に身近なたとえ話をして説明しているがそんなことをするから国民は怪しいと感じるのだと言っていた。

 安倍首相はアメリカに行き、先にアメリカに約束をして国会での審議は事後承認の形になってしまった。アメリカが安保法制を歓迎するのは当然のことである。日本国民の安全よりアメリカ追随を優先にする安倍首相とそれを一緒になってごり押ししようという自民党・公明党なのである。

 

 

 

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コメント

 アメリカ追随の集団的自衛権行使でオーストラリアはカムフラージュです。憲法を捻じ曲げてまでやろうとするのがいけないのです。

投稿: らら | 2015年7月28日 (火) 10時42分

その通りでアーミテージ氏の要求を忠実に実行して最後の仕上げにかかっているということです。

投稿: らら | 2015年7月28日 (火) 10時14分

外交評論家の岡本行夫氏は先の衆議院特別委員会の公聴会にて自民党の推薦人として以下の発言で自らの陳述を締めくくった。「この安全法制の大きな意義は外敵の暴力から身を守り合う仲間のコミュニティに日本も参加すること( 中略 )日本がこれまで他国の善意と犠牲の上に日本人の生命と財産を守って貰える。それを良しとしてきた国のあり方を転換できるかどうか歴史的な分岐点にいる。」さすが人気の外交評論家だけに一定の説得力はあると思う。ただ、私はこの発言は集団的自衛権の行使は明らかにリスクを伴うのは当然と言っているのに等しく、これまでの安部総理、山口代表のリスクは高まらないという発言とは食い違う。
岡本行夫氏の発言に賛否は当然ある思うが、はっきりリスクは高まる言っているのは正直である。

投稿: toshi | 2015年7月28日 (火) 09時02分

Ⅰ 元公明党副委員長・二見氏の「安全保障法……支持が離れる」の発言はどこにあるのでしょうか。
大阪では創価学会員の「公明党バイバイ」「公明党決別宣言」デモが行われたといいます。国会前でも創価学会の三色旗を持った集団のデモがあったそうです。
私は、良心的な創価学会員に「一緒に戦うように呼びかけてほしい」と日本の友人に頼んでおります。
Ⅱ 2012-08-28アーミテージ・ナイ・レポートでアメリカははっきりと次のような要求をしています。
①一流国になりたいなら、専守防衛を解消して前向きに出ろ。
②中国に対して強固な日米同盟こそ大切。
③ホルムズ海峡の機雷除去に自衛隊の掃海艇を派遣せよ。
④武器輸出3原則を緩和せよ。
⑤集団的自衛権を容認せよ。
⑥国連平和維持活動で、他国のPKO部隊を守れ。
⑦使用済み核燃料の再処理をしてはいけない。
という具体的な要求がありました。その実現です。

投稿: Ninja | 2015年7月28日 (火) 07時33分

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