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2015年7月 2日 (木)

5年前に出ていた糖尿病治療の驚きの本―②―

 「糖」とは何か。砂糖だけではない。ご飯やパンや麺類やイモ類などは炭水化物で、野菜にもたくさんの炭水化物が含まれている。植物性食品の主な栄養素は、炭水化物と考えてよい。(P.27)

 私たちが食べた炭水化物は、身体の中で簡単に「糖」に分解され、そのすべてが吸収される。茶碗一杯(100g)のご飯に含まれる「糖」は、約32g(角砂糖8個)で、食パン一切れ(100g)には何と48g(角砂糖12個)もの「糖」が含まれているのだ。ショートケーキ1個と同じだという。

 炭水化物はいったん口に入れると、体内で糖に分解され、血液に吸収される。余った糖は肝臓に送られて中性脂肪に換えられ、「体脂肪」行きとなる。血糖値が高いのは中性脂肪が多いということである。

 果物の糖は、口の粘膜からももの凄いスピードで吸収され、血糖値を上げるから、果物はとてもおそろしい食べ物だという。(P.28~P.29)

 「糖」は、なぜいけないのか?ヒトの体には「毒」であり、「麻薬」だからである。この麻薬という表現は言い得て妙があると私(blog筆者)は感じた。甘い、美味しい「糖」は私たちを魅惑してやまないからだ。

 満腹になった食後でもデザートとしてケーキや果物が食べられるのは、糖が習慣性のある麻薬だからだ。

 この「糖」は、エネルギー源意外に活用できないのだそうだ。また、血液中に余っても、塩分のように汗や尿として捨ててコントロールできないのだ。

 エネルギーとして使われずに余った糖が、いつまでも血液中にあると、糖は赤血球や他のタンパク質とくっついて、心臓病、腎臓病、網膜症といった糖尿病の合併症を引き起こすのである。

 そこで膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンが血糖値を上げないようにしているのだ。しかし、糖をたっぷり摂っていると、血液中にインスリンが増え、やがて効かなくなる。それが糖尿病の始まりである。(P.29~30)

 

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