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2015年6月11日 (木)

日本が沖縄基地存続を望んだとは!

 6月9日の朝日新聞朝刊一面のトップ記事のタイトルは「基地存続 臨んだ日本」となっていた。読んでみて驚いた。沖縄返還協定を結んだ時、アメリカ側は大満足であったというのだ。

  当時の国務省法律顧問チャールズ・シュミッツは、沖縄返還は「ルイジアナ購入」以来最良の取引だったと後年語ったというのだ。「なぜなら、必要なものはすべて手にしたから」だと言ったそうだ。

  それは、

  ●基地を維持して自由に使用すること。

  ●沖縄に使った資金を日本から回収し、統治コストを負わせること。

 資金回収の日本宛の請求書を書くことが、シュミッツの仕事だったという。その金額は、返還後5年間は日本が基地を追い出さないと仮定して、3億2000万ドル(当時の1152億円)と決めたというのである。

  米軍が沖縄を占領していた時の費用まで言いなり放題に払っていたとは驚いた。しかし日本は在日米軍の費用を現在も負担している。どこまで足元を見られているのだろう。

  シュミッツは「沖縄基地が永遠に居続けるとは思わなかった。控えめに見積もって5年か」と言っている。自由に使えて、しかも金も出してもらえるのだ。いつまでも使用したいだろうが、アメリカが見ても最長5年であったのだ。それがその後も基地があり、永遠使用状態である。

  沖縄県民がいくら反対をしても、基地を返せと言っても、大きな顔で居続けている。それはなぜか。

 元駐日米国大使ウォルター・モンデールが、「『彼ら』は我々を沖縄から追い出したくなかった」と、国務省の聞き取り調査で語ったという。「彼ら」とは日本の指導者で、「改善はしてほしいが撤退は望まない」と言ったというのだ。

 「沖縄少女暴行事件直後、米軍が沖縄から撤退するか、少なくとも駐留を大幅に減らすべきかという話にまで及んだ」と証言していたのだ。

 こうしたいきさつから見ても、沖縄から米軍を撤退させ、基地をなくすチャンスはあったのだ。しかし、自民党政権はそれを望まなかったし、村山政権や民主党政権でも同じであったということだ。

 私はアメリカの言いなりになって、その要望に応えて来たと思っていたが、日本の政権党の要望が強かったということだ。沖縄県民に多大の負担を掛けて、米軍の基地費用まで出してきたのだ。

 嘉手納基地を廃止すればよいのに、辺野古への移転を進めようとしている。翁長知事がアメリカまで出かけて、訴えているのも当然である。

日本には北から南まで米軍基地があるが、これは異常である。真の独立国なら他国の基地があってよいはずがない。日本はいまだにアメリカに支配されている属国なのだ。アメリカに首根っこを抑えられている限り、何も言えないで従うしかないのだ。

 

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 沖縄基地返還のチャンスがあったのに大変残念です。これからでも遅くないから基地返還を要求すべきです。

投稿: らら | 2015年6月11日 (木) 14時58分

戦争法案の審議で安倍政権をかなり追いつめてきています。この際、安倍政権のたくらみを叩き潰すと同時に、日米安保条約も廃棄させたいです。 
日本国民の意識の高揚と、運動の高まりに期待しています。

投稿: Ninja | 2015年6月11日 (木) 09時48分

沖縄返還に伴う沖縄密約事件、所謂西山事件もこの文脈を読むと大変理解しやすい。日本は核持ち込みを秘密裏に容認し、完全にアメリカの核の傘に組み込まれていたことになる。戦後、世界に誇る平和憲法を持つことになった日本はアメリカからの軍事的な要請に対してこの平和憲法を楯に抵抗したことは事実である。日本の安全保障はお金を払ってアメリカに任せ?経済発展に専心するという歴代自民党政権の政策が日本を世界第2位の経済大国に押し上げたことは否定できない。しかしながらこのアメリカによるくびきから解放?されて日本がどんな国家を目指すのか、目指さないのかはっきりしないのが今日の混乱の原因のように思えるが、、。

投稿: toshi | 2015年6月11日 (木) 08時25分

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