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2015年6月 1日 (月)

海外派遣された自衛隊員の自殺の多さ

 今国会で安全保障体制整備法案が審議されている。その中で5月27日に質問に答えて防衛省が明らかにした数字がある。それは海外派遣された自衛隊員が帰国後、自殺した数である。54名にものぼるのだ。

  イラク派遣後の陸上自衛官→21名、 航空自衛官8名、  合計29名。

  アフガン派遣の海上自衛官→25名

  この数字の一部は海外派遣が原因とされているが、特定できないものも含まれるという。それにしても大きな数である。Yahooニュースに出ていた井上伸氏の試算では、一般の15倍~17倍になるそうだ。

  戦後70年、自衛隊員の戦死はなかったと言われるが、派遣後の自殺はあった訳である。過酷な戦地へ行くと極度の緊張や生死の際を体験するので、帰国後に精神に異常をきたす兵士が多く、アメリカでは、イラク、アフガンの戦争に派遣された米兵200万人の内、50万人が帰国後精神を病んだ。(5月29日「天声人語」)

  あのベトナム戦争での米軍の戦死者は5万8000人。それに対し自殺者は約15万人もいたとう。

  イラク、アフガン戦争から帰国後の米兵自殺者数は、戦死者数6800人を上回ってきて社会問題となっているそうである。ベトナム戦争の例からすると約3倍まで行くのかもしれない。

  自衛隊員で海外派遣後PTSDなどの精神障害がどのくらい出たのか調べたが分からない。

 現国会での成立を急いでいる安保法制が可決されると、自衛隊の戦闘地域への派遣が現実のものとなり、今度からは銃で戦わなければならなくなるのだ。

 それに自衛隊員のどのくらいが耐えられられるのであろうか。5月29日の「天声人語」にあったもう一つの興味深い数字。それは第二次世界大戦で戦闘中に米軍兵士が発砲した率である。全体の15~20%に過ぎなかったそうだ。人間が人間に発砲することは如何に狩猟民族の米軍兵士でもためらいがあったことが伺える。

 その後発砲率をあげる訓練を開発して、ベトナム戦争では発砲率を90%にまで高めたそうである。

 しかしその結果は帰国後の精神疾患や戦死者の約3倍という自殺者の数に現れたのである。

 

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コメント

 岡田民主党代表が、「安倍首相は質問にまともに答えず、関係のないようなことを長々としゃべって時間稼ぎをしている」と言っていた。委員会の委員長からも簡潔にしっかりと答えるようにと言われていた。

安保法制の国会論議を聞いていると政府側の答弁は建前論の繰り返しで丁々発止の白熱したやり取りは少ない。要するにまともに答えてないのである。政府側の本音はこと細かに有事の際の規定は明らかには出来ない。安倍総理のいう総合的に判断してが答えなのである。軍事の常識としてどんな場合にどんな戦い方を事前に縛られるのは避けたいことなのである。今後の国会論議も噛み合わない論戦が延々と続きそうである。

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