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2015年6月28日 (日)

5年前に出ていた糖尿病治療の驚きの本―①―

 本屋に行って書棚を見ていたら、「インシュリンも薬もやめられた! 凄い糖尿病治療」(荒木裕・荒木里著 現代書林)という本を見つけた。手に取ってブラウズしてみると「断糖」によって糖尿病が治せるという内容であった。

  この本を買うと、糖尿病関係で4冊目になる。どうしようか迷ったが読みやすそうで、内容が気になるので買うことにした。

  これまでの3冊と違って、一番厳格な糖質制限のやり方だと分かった。一冊目の「いつものパンがあなたを殺す」はとても厳格だと思って読んだのだが、葉野菜を食べてはいけないとは書いてない。

 ところがこの本は「断糖」と謳っているだけあって、徹底した糖質制限である。野菜もいけないのだ。著者の病院では2週間の入院でどんなに酷い糖尿病でも治すのだ。その実例が4例紹介されている。

 これまでの3冊もこの本も、共通点は「糖質制限」である。糖質とは炭水化物や糖分である。またタンパク質と脂質を大事だとしている点でも同じ出ある。ただココナツオイルやオリーブオイルについては触れていない。不飽和脂肪酸はよくないと言っている程度である。

 魚についてはどの本も共通して勧めているし、脂身以外の肉についても同様である。またカロリー制限の従来の糖尿病食についても否定しているのも共通点だ。

 驚いたのはこの本が出版されたのが、2010年1月だということである。「炭水化物が人類を滅ぼす」が2013年10月で、「いつものパンがあなたを殺す」が2015年1月、「ココナツオイルが糖尿病に効く」が2015年5月である。何と5年も前に同じような趣旨の本が出版されていたのだ。

 この本のプロローグは、「インスリンも薬もやめられた!断糖食だけで、重症の患者さんも自然に血糖値が下がって行きます」である。

 「糖尿病は、血液中の糖が多すぎる(血糖値が高すぎる)ために、余った糖が血管や神経などの組織をボロボロにしてしまう病気です。これを治すには、インスリンも薬も必要ありません。カロリー制限も必要ありません。

 食事中に含まれるすべての糖を絶つ。ただ、それだけです。

 それだけでとうにょ病は必ず治ります。」

 と、明快に断言している。「糖尿病と診断された患者さんのすべてが、食事から糖を絶つだけで、血糖値は『必ず』正常に戻って行きます。人の体はそうなっているからです」

 どんなに重い患者でも断糖によって治ると言い、それは人体の仕組みなのだと言っている。この理屈は小学生にでも分かることだとも言っている。

 上記の3冊も糖質さえ絶てば治せると言っている。同じ理屈であるが、著者はこんなことが医者や栄養士には分かっていないと嘆いている。

 私も書棚に並ぶ栄養関係の人が書いた糖尿病の本を覗いたが、いずれも3大栄養素の炭水化物は大事だとして、カロリー制限を推奨している。

 先日紹介したように糖質制限で1か月で薬が不要になった人もいるのだ。重症の場合はもっと徹底した断糖をやらなければならないかもしれないが、その場合でも2週間で改善すると言っている。

 私は糖尿病は糖質制限で治せるという説に大賛成である。

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コメント

ココナツミルクと言いなれているのでついそう書いてしまいました。でもよかった。ココナツオイルを探してみます。

Ninjaさんへ。ココナツミルクではなくて、ココナツオイルです。

ありがとう。ココナツミルクを飲んでみます。

葉野菜は食べてもいいということですが、荒木医師は、キャベツや白菜は糖分が多いから食べないようにと言っています。他の医師はそこまでは言っていません。
 血液検査を年に1回以上やっていれば分かると思います。タイはココナツオイルがあるので1日大匙2~3杯がおすすめです。認知症にもよいと言われています。

貴兄の健康に関する記事はいつも参考にさせてもらっています。
糖尿病の知識は何もありませんが、面白そうな本ですね。続きを楽しみにしています。
「葉野菜は食べてはいけない」とは「書いてはない」という事は、「食べてもいい」ということでしょうか、「不明」という事でしょうか。ほかの本にも「いけないとは書いてないこと」がいろいろあるのではないでしょうか。
「書いてないことはいい」と解釈するのか、書いてなくても警戒するのとでは食べる物が変わってくるのではないかと思います。
私は無警戒に何でも食べていますが、糖尿病になるのでしょうか。

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