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2015年5月26日 (火)

理解に苦しむ「イルカ追い込み漁法」を否定するWAZA

 日本動物園・水族館協会(JAZA)が世界動物園・水族館協会(WAZA)に残留するために、追い込み漁によって捕獲されたイルカの購入を禁止にした。

  この決定は協会に属する会員の投票で決定された。イルカを飼育している水族館は30余りだが、購入禁止反対は43票もあったそうだ。

  WAZAは10年以上前から、イルカの群れを入り江に追い込んで捕獲する追い込み漁を批判してきたという。

  WAZAの会員は欧米が主流である。それで欧米の論理がまかり通るのであろう。ヨーロッパではイルカを飼育している水族館はほとんどないようだ。米国では繁殖させたイルカと浜に打ち上げられたイルカを保護しているのだという。

  和歌山県の太地町で追い込み漁で捕獲したイルカは、日本とアジアの水族館で飼育されている。欧米が問題視しているのは、追い込み漁がいけないということであるが、追い込み漁は漁船で入り江にイルカを追いこんで、浅瀬に入ったイルカを両手で大事に捕獲するのである。しかも輸送にあたってもイルカを大切に扱っているのだ。

  日本動物園・水族館協会では丁寧に説明したが、理解してもらえなかったのだそうだ。欧米の動物愛護の感覚の方が理解に苦しむ。

  彼らは水族館でイルカの芸を見せるのも、イルカの虐待だと言っているそうだ。私たちから見ると、イルカの素晴らしい才能を引き出して見せているだけなのだから、虐待には当たらないと思うのだが。

  その欧米では、牛や羊を大量に飼育して殺して食している。あの捕鯨に猛反対のオーストラリアではカンガルーの肉がスーパーで売られている。

  羊に至っては、ラムといって子羊の肉が珍重されているし、牛も子牛の肉(Veal)が柔らかいので喜んで食べている。

  私の感覚では、欧米人の殺して食べるために大量飼育している方がよほど残酷だと思うのだ。イルカやクジラは体が大きくて哺乳類だから捕獲は虐待だというのであろうか。水族館で養殖したイルカは問題ないというのも理解できない。

Photo
                この屠殺に反対するのは理解できるが

http://www.abc.net.au/news/2015-05-19/australian-cattle-killed-with-sledgehammers-in-vietnam/6482106

 

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コメント

 活き造りやおどり食いは確かに残酷です。民族、宗教によって違いがあるのは確かですが、イルカの追い込み捕獲が残酷というのは残念でなりません。

投稿: らら | 2015年5月26日 (火) 08時30分

何が残酷あるいは虐待であると考えるかは歴史、宗教、価値観が異なる国々で判断が大きく分かれるのが通例である。日本人が好むお魚の生き造りやエビの踊り食いは「動物に対する残虐行為」としてオーストラリアでは処罰の対象になるそうだ。またユダヤ教やイスラム教では、生きたままの動物を食べることは禁じられている。しかしスペインの闘牛などでは最後には牛が闘牛士に殺されるシーンを多くの観客が拍手喝采を送るのである。これを残酷だとは言わないのだろうか。話し合って分かりあうことは殆ど不可能に思える。歴史、宗教、民族が異なる国家間でコンセンサスを得ることが如何に難しいかの典型的な例のように思える。

投稿: toshi | 2015年5月26日 (火) 08時01分

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