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2015年5月 6日 (水)

道徳の徳目としての「誠実」について

 愛知憲法会議の講演で高橋克哉教授が用意された資料の中に戦前の修身教科書と現行の道徳教材で扱っている吉田松陰の一節があった。

 吉田松陰と言えば、今NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」に出てきて先日処刑されたばかりである。松下村塾を開いて2年余り若者を教育し、塾生の中から明治の元勲が出たので名を残した。

 高橋教授によると、安倍首相が最も尊敬する人物が、郷土の先輩である吉田松陰だそうである。

 吉田松陰は、戦前の修身教科書にも採用されている。その中で「27歳の時、郷里の松本村に松下村塾を開いて、弟子たちに内外の事情を説き、一生けんめいに尊王愛国の精神を養うことにつとめました。松陰は至誠を以て人を教えれば、どんな人でも動かされない者はないと、深く信じて、『松本村は片田舎ではあるが、この塾からきっと御国の柱となるような人がでる』と言って、弟子たちを励ましました。・・・・・。」と説明してある。

 安倍首相は愛国心を育てるために道徳の教科化を目指し、とりあえず新しい教材として「わたしたちの道徳」を作った。その中に高学年では松陰を取り上げ「誠実」の徳を教えることになっている。

 「誠実に明るい心で」の項目で、

   良心と向き合おう

   こうしようと決めたとき、

   「本当に、それでいいのか。」

   と問いかける心の声が聞こえませんか。

   自分の気持ちをごまかして行動しようとしたとき、

   「それは、偽りのない気持ちか。」

   と問いかける心の声がきこえませんか。

   それが、良心の声です。

   自分の良心に、真っすぐに向き合い、

   誠実に行動できているでしょうか。

   振り返って考えてみましょう。

  この後に「『誠実である』ということ」という項目が続き、辞書の意味と松陰の言葉が出てくるのである。吉田松陰は「至誠にして動かざる者はいまだこれ有らざるなり」と言っている。

 そして「誠実」とはどういうことかをかんがえさせようとしているのだ。しかし、「誠実」という言葉は大変難しいことばである。人の考えや行動について「誠実」といっても、見方を変えると違ったとらえ方ができるからだ。例えば安倍首相や公明党の山口代表の集団的自衛権行使に対するやり方を取ってみればよく分かる。

 私は上記の文章を読んで、これをそっくり安倍首相に問いかけたいと思った。彼は彼の誠で動いていると信じているのであろうが、視点を変えてみれば、多くの国民や近隣諸国の気持ちを無視して独走しているのだ。

 

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コメント

 NHKの「花燃ゆ」は見ていますが全然面白くないです。安倍首相の尊敬する吉田松陰を出すために作ったという説。さもありなんです。

NHK大河ドラマの「花燃ゆ」が歴代ワースト3位の低視聴率に喘いでいるそうだ。関係者の間ではこんな大コケ濃厚なドラマ作成の背景に「NHKの安倍政権への阿りがある」と当初からいわれていた。安倍総理の地元・山口が大河の舞台となるよう無理に決まった作品だという“疑惑”である。私は大河ドラマを見ていないので論評する資格はないことを承知で言えば、毎回45分ものドラマを1年間に亘って見続けさせるには余程、魅力ある内容でないと飽きられてしまうと思う。変化とスピードの今日にはそぐわない。さらに今回のように色々な思惑が番組の背景にあると聞けばなおさらである。いずれNHKの
大河ドラマは絶滅危惧番組になると思うが如何。

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